レンタルチームID: 0000 0000 DDJN P9
はじめに
はじめまして、アンセナ(@iruto_ansena)といいます。
第6回てるチャレでベスト8に入れ、リバティノートさんから寄稿の話をいただいたので寄稿させてもらうことにしました。
まさかデデンネでリバティノートデビューするとは思いませんでした。
構築経緯
上位禁止ルールになりダイマデデンネが強いかもしれないと思ったので考察を開始。
デデンネの特性プラスでCを上げ珠を持たせることでH振りウインディをダイサンダーで一撃で持っていくほどの火力を誇る。
攻撃範囲も優秀でウーラオス、リザードン、パッチラゴン、アシレーヌ、ラプラスといったメジャーなアタッカーに有利を取れる。
プラス発動の相方としてタイプが被らないギギギアルを選択。
トリックルームを覚えるので相手からしたらデデンネでサポートしてトリル張るように見えるかもしれない。
ギギギアルを活かすため第二のプランでトリルをすることになったのでトリルエースとしてバンバドロ。
最初はドラミドロだったが、ダイアシッドしないと突破力が足りなすぎた。バンバドロの方が攻撃範囲も環境に合っていてダイアースのDアップも強い。
デデンネやバンバドロが暴れた後の詰めに使いやすい早いポケモンが欲しかったのと、たたきパやセキタンザンのギミック対策ができるスカーフ連撃ウーラオス。
ナットレイ等を楽にする炎技が欲しかったのと全体の耐久補助としてウインディ。
尖った構築だがウインディがいることで立ち回りの幅が広がり、特にBo3では強かった。
最後にウーラオスやバンバドロとの攻撃範囲の相性が良く、アシレーヌに打点があるユキノオー。
タスキを盾に吹雪やエナボと強い技を打てるので押し切る力が上がった。
構成
デデンネ
特性 | プラス | |
持ち物 | いのちのたま | |
性格 | おくびょう | |
実数値(努力値) | 143(4)-*-77-133(252)-87-168(252) | |
技 | ライジングボルト/マジカルシャイン ボルトチェンジ/サイドチェンジ |
プラスマイナス乗ったときの火力は相当なもので、使用感は電気ZとフェアリーZ打てるカプ・コケコ。Sもこのルールでは結構高くて動きやすい。
どうせサポート型だろうとか、ピカチュウのパチモンだとか思ってなめている相手を1撃で粉砕できて楽しい。
プラスマイナスが乗っていないとお可愛い火力になってしまいがちだが、エレキフィールド展開することでダイサンダーの火力は維持できる。
それより問題なのがH4振りだけだとダイマックスしても柔らかく、大体2発食らうと落とされるところ。
非ダイマックス状態でウインディのハチマキ神速でワンパンされたときは悲しくなった。デデンネェ…
とはいえキョダイピカチュウを使っていた経験からすればダイマすれば1発は耐えてくれる安心感はある(感覚麻痺)。ピカチュウは1発耐えるかどうかすら怪しい。
技はタイプ一致のライジングボルトとマジカルシャイン。
ダイマックスが切れた後もフィールドが残り威力が落ちないライジングボルトを打てるが、そこまで生き残ることはほぼないだろう。
ボルトチェンジも削りつつデデンネを温存できるので便利。
草結びは打ちたい相手がほぼいないので不採用。
ラストはダイウォールになれば何でもいいので、最初はなみだめ(AとC1段階ダウン、守る貫通)を使ってみた。結果、動けるなら殴った方がいい、また技エフェクトが微妙で涙目になっているデデンネを見れなかったので却下。
動けない場面で最も強い技としてサイドチェンジを採用した。
(数値低いな…)
ギギギアル
特性 | マイナス | |
持ち物 | ふうせん | |
性格 | いじっぱり | |
実数値(努力値) | 167(252)-149(124)-136(4)-*-119(108)-113(20) | |
技 | ギアソーサー/サイドチェンジ トリックルーム/まもる |
ギアソーサーでH252ニンフィア確1
準速60族抜き
陽気ファイアローのフレドラ耐え
強化アイテムのないアシレーヌのハイドロカノン耐え
プラスマイナス発動させながらトリルやサイチェンで試合展開を決める、まさに構築の歯車的存在。
ふうせんを持たせることで一貫している地面技を透かせるのでサイチェンを強く使ったり、スカーフや追い風地震におびえなくてよくなる。
技構成はこれで完結していると思う。サイチェン、トリル、守るどれか切ると立ち回りの幅がかなり狭まる。
問題があるとすればギアソーサー。本当に当たらない。攻撃技がこれしかないので確実な削りができなくて負けた試合がちょっと多すぎる。アイアンヘッド覚えてくれ。とはいえ2回攻撃や火力の強みもあるし、アイデンティティでもあるので変えてはいない。
バンバドロ
特性 | せいしんりょく | |
持ち物 | じゃくてんほけん | |
性格 | ゆうかん | |
実数値(努力値) | 207(252)-192(236)-120-*-108(20)-36 | |
技 | 10まんばりき/いわなだれ ヘビーボンバー/まもる |
トリルエース枠。
ダイアースの通りとDアップどちらも強く、トリル下であれば安定して3回動ける。
特性はトリルできなかったときは持久力の方が便利だが、威嚇を入れられて1回耐えられるのがトリパとして痛いのでせいしんりょくにした。
持ち物はダイアース、ダイスチルで硬くなるので発動が狙えるじゃくてんほけん。一応ユキノオーのこおりのつぶてでも発動できる。
ダイマアシレーヌに対してもトリル下ならダイアースでDアップして水技を耐える、次ターン保険発動ダイアースで倒せるという流れで殴り勝てる。
必要な技は馬力と岩雪崩であとは自由といった感じ。
追加効果目当てでダイスチル(元技はフェアリーに打ちやすいボンバー)、トリル切れた後欲しい場面が多い守る。
ユキノオー
特性 | ゆきふらし | |
持ち物 | きあいのタスキ | |
性格 | おっとり | |
実数値(努力値) | 183(140)-112-85-158(252)-105-95(116) | |
技 | ふぶき/こおりのつぶて エナジーボール/まもる |
配分に関しては、Cはぶっぱ、Sはトリルしてないときにアシレーヌ抜きたいので振り、残りH。
Sぶっぱにすると同速が頻発したりトリルした時に抜きたくない相手まで抜いてしまいそうなのでやめた。
きあいのタスキだがHに振ることでちょっと削れたときやダイマックスしたときに攻撃を耐えてくれる可能性が高くなる。フレドラの反動ダメージもちょっと増える。
性格はこおりのつぶての火力を落としたくない、耐性的に耐えてほしい攻撃が特殊に寄っているためBに下降補正をかけた。欲張りすぎてよく分からない配分になったが、要するに吹雪を打てれば強いのでなんでもいい。
タイプ一致技として吹雪とエナボ。1番打ちたいアシレーヌに対してウッドハンマーの方が入るが、タスキで耐えたあと死んで欲しくないので却下。
狙われやすいので守るも確定。
あと1枠は大地の力で範囲を広げるよりも、死に際やちょっと残った削りに使えるこおりのつぶてを選択。
ウーラオス(れんげきのかた)
特性 | ふかしのこぶし | |
持ち物 | こだわりスカーフ | |
性格 | いじっぱり | |
実数値(努力値) | 186(84)-188(164)-121(4)-*-81(4)-149(252) | |
技 | すいりゅうれんだ/インファイト いわなだれ/どくづき |
後発に置いて詰めに使う。守る貫通で読みの負担を減らせる。
ギミック耐性も取れており、ニューラ等を動く前にタスキ貫通して倒せるのはとても偉い。
基本ダイマしないがファイアローのブレバを耐えないといけないときにはダイマする。
すいりゅうれんだ、インファイトは確定。
いわなだれもリザードンやウルガモスに打て、怯みも狙える全体技ということで確定でいい。
ラストはアシレーヌに触りたいのでどくづきにしたが、あまり打たないしウインディがいることで少しはサイクル回せるのでとんぼがえりでいいかも(特にBo3では)。
ウインディ
特性 | いかく | |
持ち物 | とつげきチョッキ | |
性格 | ひかえめ | |
実数値(努力値) | 197(252)-117-101(4)-143(76)-120(156)-118(20) | |
技 | もえつきる/ねっぷう バークアウト/しんそく |
バクア入れてアシレーヌの珠ハイドロカノン耐え
準速ペリッパー抜き
全体の耐久を底上げできるポケモン。デデンネ以外そこそこの硬さはあるので恩恵は大きい。
入れることで特にナットレイやファイアロー、特殊アタッカー全般が少し楽になる。
持ち物はバークアウトを入れたい相手に確実に動きやすくするとつげきチョッキ。
このルールだとSはほぼ最速まで振るかほとんど振らないかでいいと思う。今回はほとんど振らずに使ってみた。困ったのは最速ラプラスに抜かれたくらい。
ナットレイに強くするのとバークアウトを連打する想定なので特殊型。
もえつきるは交代前の高打点としてや弱点をなくせて便利。
ねっぷうはもえつきるを打ちたくないときの炎打点で、全体技のほうがいいだろうということで採用。
A下降補正かけているもののしんそくは入れ得。
選出と立ち回り
基本選出
先発: +
後発:oror
先発は8割以上デデンネとギギギアル、“通称デデギギギ”を出す(声に出して読みにくい並びナンバー1)
相手の出し方を見てデデンネダイマックスから攻めていくか、トリルを張りに行くか選ぶ。
後発もトリルせずに殴った方が強そうならユキノオー、ウーラオス。トリルしたい可能性が高そうならバンバドロは入れるみたいな感じで決める。
この並びで鍵となる技はサイドチェンジ。
デデンネをダイマさせた場合デデギギギで並んでいないと特性が発動しないため交換せずに縛りを解除できる方法がこれしかない。
ギギギアルに風船を持たせていることもあり、それなりに相性補完が良いのでサイドチェンジがそれなりに強い。
しかも両方が使えるので動かしたい方を動かせるようになっている。
スイッチひとつでプラス極マイナス極が変わる回線のように、Ally Switchひとつでプラスマイナスの位置が入れ替わるのだ。
だがひとつ大きな問題がある。相手がどっちを狙ってくるのか分からないのだ。
プラスマイナスを知っていればデデンネを警戒した行動をとるかもしれないし、知らなければデデンネで何かしらしながらトリル通したいように見えるだろう。
似たような対面ができても相手によって取ってくる行動がかなり違う。
デデンネがパッチラゴンだったらかなり行動が読みやすくなるだろうが、アタッカーだと認識されているかどうか分からないデデンネでは行動が噛み合わないことが多い。デデンネを守るつもりでサイチェンしたらデデンネ方向に集中が飛んでくるとかも起こった。嫌な事件だったね。
デデンネが一番出しにくくなる相手はひらいしん入り。ダイサンダー打てないとさすがに弱い。
トゲデマルとかライチュウいるだけで一気にきつくなる。マスコット枠争いが激化している。
無理にデデンネ立てるよりトリル通す方が無難。幸いバンバドロはひらいしんポケモンに対しては無視できるくらい強い。
ちなみに全く警戒していなかったひらいしんバチンウニまで引いて負けた。
Bo3では1戦目はデデギギギが多いがそれ以降は結構崩した選出をした。
意外と対応力がある構築なので柔軟な選出や立ち回りもできる。実際てるチャレではギギギアル以外のすべてのポケモンにダイマ切った。
さいごに
デデンネはずっと好きなポケモンだったものの、真面目にデデンネいけるのでは?と思ったルールは今回が初めてで、ちゃんと活躍させることができて嬉しい。
デデンネがダイマックスした時の土煙を立てながら「デデヂデー」と鳴く姿を見たい人はぜひ使ってみてください。
レンタルチームID: 0000 0000 DDJN P9
パーティ作成者
アンセナ
bioにデデンネ系トレーナーと書いたものの、それが何なのか本人も分かっていない。