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はじめに
こんにちは、がはく(@pgohkqe)です。
剣盾ランクバトルで満足する結果を残せたので記事を書こうと思います。半分くらい構築経緯なので、読み物として読んでもらえると嬉しいです。
表題通り限界晴れパーティの構築です。
構築経緯
今シーズン、中盤に遊んでいて個人的に魅力があると思った並びがいくつかありました。
脱出ボタン日本晴れエルフーン&リザードン
初手ダイマックスを切ってくる相手が多いので脱出ボタンが刺さりやすい。
晴れキョダイゴクエンが高耐久トリックルーム(ポリゴン2、クレセリア、サマヨール)に刺さっている。これらのポケモンは、ウーラオスが存在するため物理耐久に厚めに育てることが多くなっていたので、1発で倒せる可能性がかなり高かった。
先発スリップダメージダイマックス+後発ゴリランダーウーラオス
具体的にはこちらの構築です。中盤では追い風構築が多くなく、ドラパルトセキタンザンも刺さっていた印象です。
HIT #1 WITH REGIGIGAS AFTER 7 HOURS OF STREAMING TODAY LETS GOOOOOOO pic.twitter.com/F6xEnlph2M
— Fevzi (@fevzioe) November 15, 2020
ポリ2バナコータスウーラオス
こちらは説明不要かと思いますが、以下のような構築です。
#ポケモン剣盾 #NintendoSwitch
初日から使ってて16日まで1位(2003)だった構築です
そもそも環境メタとしてつくったのにメタられ側にまわったり嘘泣きへの回答が一切無かったりして終盤勝てませんでした.. pic.twitter.com/anhaVo5IdR— やなぎ (@yanagiT_poke) December 1, 2020
はてなブログに投稿しました #はてなブログ
【s12 剣盾ダブル】2ROM2000達成 バナコーポリ2 – トゲデマルはツヨイ。https://t.co/GLfastGTUz— cobalt (@cobalt_poke1234) November 30, 2020
魅力があると思った並びをもとに、こんな感じの構築で遊んでいました。
これらの構築は、どちらもそこそこでしたが、だんだん強くは無くなっていきました(100位前後をうろうろする程度)。特にエルフーンリザードンに限れば、以下のような弱点を抱えています。
リザードンが落とされた後、エルフーンと並べて弱いポケモンが多い。
使用率の高いランドロスが重すぎる。
というわけで、これらの構築はお蔵入りにしてスタンのレンタルで遊んでいました。月末にランクバトルを遊んでいると、リザードンエルフーンの構築に当たりました。(この時当たった人、誰か忘れましたがありがとうございます笑)
自分はやられて嫌なことを理解していたつもりだったので、ランドロスを出して勝ちかと思っていたら、エルフーンにあまえるをされてうまくリザードンを通され負けてしまいました。
これは自分にはなかった発想で、ランドロスやガブリアス等にある程度抵抗できるようになる技でした。また、技スペースを作るためにすりかえだっしゅつボタンをやめ、きあいのタスキを使用するタイプに変更すれば、当たり前ですが行動保証が得られます。これにより出し負けた後の被害を最小限にできることにも気付けました。
しかし、きあいのタスキを2個使うことはできませんでした。ここで初めて、ウーラオスの枠を疑います。
話が戻りますが、「リザードンが落とされた後、エルフーンと並べて弱いポケモンが多い」というのは追い風選出時に4体の選出を強くまとめることができないということも意味していました。コータスを選出する場合(リザードン、エルフーン、コータス、フシギバナorウーラオス)であればコータスが弱いです。コータスを選出しない場合(リザードン、エルフーン、フシギバナ、ウーラオス)であればエルフーンで日本晴れをしたいため、エルフーンの負担が重すぎました。
この問題を解決するため、やりすぎかなと思ったのですがウーラオスをキュウコンに変更することを考えました。リザードン、エルフーン、キュウコン、フシギバナであればまとまりの良い選出になります。また、追い風後のアタッカーとして優秀な全体技ねっぷうを持っています。後発でスイーパー兼天候変化役として出すだけではなく、先発でエルフーン+キュウコンで追い風熱風をしても強いため、新たな選択肢を得ることもできました。
ウーラオスが抜けたことによってドラパルトやヒートロトムなど、新たに重いポケモンが出てきてしまいましたが、相手のウーラオスと同速対決をしなくても良くなり、最終日付近に流行ったオーロンゲには逆に強くなったこともあり、全体的な勝率は改善されました。
せっかく限界晴れにしたので、つきのひかりを覚えたクレセリアを入れることにして、並びが決定しました。
細かく変更された技や持ち物もあるので、個体詳細で説明します。
構成
リザードン
特性 | サンパワー | |
持ち物 | いのちのたま | |
性格 | おくびょう | |
実数値(努力値) | 154(4)-*-98-161(252)-105-167(252) | |
技 | ブラストバーン/ぼうふう ねっさのだいち/まもる |
普通のリザードンです。熱風が欲しい場面も多いですが、晴れキョダイゴクエンでポリゴン2、クレセリア、サマヨールを倒したいのでブラストバーンにしています。
エルフーン
特性 | いたずらごころ | |
持ち物 | きあいのタスキ | |
性格 | おくびょう | |
実数値(努力値) | 136(4)-*-106(4)-128(244)-96(4)-184(252) | |
技 | おいかぜ/マジカルシャイン うそなき/あまえる |
マジカルシャインはダメージ効率がよく、スリップダメージを持つ構築との相性がいいと思います。ウーラオスへの打点としても十分です。
うそなきはこの構築のすべてのポケモンの相性がいい技となったので入れましたが、非常に強い技でした。クレセリアなど高耐久ポケモンに使用して並みの耐久にする、構築全体で重いヒートロトムに入れて強引に突破する、瞑想カプレヒレやダイアースなどで粘ってくる相手に刺すなど強い場面が多いです。日本晴れキョダイゴクエンの代用ともなっています。
耐久努力値に関してですが、リザードンエルフーンと並べたときにポリゴン2のダウンロードでこうげきが上がるよう調整してもいいかもしれません。
キュウコン
特性 | ひでり | |
持ち物 | こだわりメガネ | |
性格 | おくびょう | |
実数値(努力値) | 149(4)-*-96(4)-132(244)-121(4)-167(252) | |
技 | オーバーヒート/おにび ソーラービーム/ねっぷう |
まず自分のリザードンとの素早さ関係ですが、どちらが先に動いてもうれしい場面があると考え調整しないことにしました。例えばサイドチェンジをケアするために先に熱風を打ちたいケースがあります。逆に、リザードンが先に動いて1体倒してからシングルダメージの熱風を入れたいなどもあり得ます。明確なメリットがあるわけではなく、素早さを調整する(下げる)デメリットが目立つため、最速にしました。ウーラオスよりも速い点が偉いです。
基本的にはねっぷうで押していくだけなので、こだわりメガネを使用しました。うそなきと合わせたオーバーヒートでクレセリアも倒せます。ランドロスに上からおにびをつかえるので採用してみましたが、さいみんじゅつやうそなきも候補かと思います。
5箇所振りが好きなのでそうなっていますが、特に調整意図はないのでC252振りもいいと思います。
(追記)陽気ウーラオスのあんこくきょうだの乱数が変わるのでこのままのほうがよさそうです。
クレセリア
特性 | ふゆう | |
持ち物 | メンタルハーブ | |
性格 | ずぶとい | |
実数値(努力値) | 227(252)-*-189(252)-95-151(4)-105 | |
技 | つきのひかり/ムーンフォース サイドチェンジ/トリックルーム |
普通のクレセリアだと思います。晴れつきのひかりでHPが2/3回復します。
ウーラオスを考えて防御に振り切っています。ムーンフォースはウーラオス意識ですが、炎タイプに打点のあるエスパー技でもいいかもしれません。
ちょうはつ対策のメンタルハーブもいい感じでした。
フシギバナ
特性 | ようりょくそ | |
持ち物 | バコウのみ | |
性格 | ひかえめ | |
実数値(努力値) | 187(252)-*-104(4)-166(244)-121(4)-101(4) | |
技 | まもる/だいちのちから ヘドロばくだん/リーフストーム |
ポリ2バナコータスに入ってくる、ほぼ普通のフシギバナだと思いますが、1点だけ。ハードプラントではなくリーフストームを採用しています。この構築ではポリ2バナコータスとして選出する場合と、追い風選出に出す場合の2パターンがあります。前者の場合はハードプラントが強いと思いますが、後者の場合はダイマックスしないことも多いので、最低限連打できる高火力のリーフストームを採用しています。
5箇所振りが好きなのでそうなっていますが、特に調整意図はないのでC252振りもいいと思います。素早さを伸ばしてドラパルト抜きにしていた時もありましたが、抜いても何もできないのでHCベースにしました。
コータス
特性 | ひでり | |
持ち物 | オボンのみ | |
性格 | れいせい | |
実数値(努力値) | 177(252)-*-160-150(252)-91(4)-22 ※S個体値0 | |
技 | まもる/ねっぷう ふんか/ソーラービーム |
ポリ2バナコータスに入ってくる、ほぼ普通のコータスだと思いますが、こちらも1点だけ。もくたんではなくオボンのみを持たせています。これも選出パターンを考えて採用しています。相手がスイッチトリルのような構築の場合、コータスをエルフーンと同時に選出することがあります。この時、相手がトリックルームを使ってくれればもくたんコータスが活躍できるのですが、そうでない場合は天候を変えることができるサポートポケモンとしての立ち回りをすることが多くなります。どちらの役割になってもある程度活躍できるよう、汎用性の高いオボンの実を持たせることにしました。
努力値は構築的に天候ダメージを受けることが少ないのでHP16n-1調整はせず振り切っています。
選出と立ち回り
当たり前ですが相手のポケモンを見て選出を決めます。この時、こちらの構築のタイプが極端に偏っているため、普通の構築よりも相手の選出ポケモンを絞ることができます。
具体的には、カミツルギ、テッカグヤ、ゴリランダーなどといったポケモンはまず選出されません。相手が出してくるポケモンの候補が5体(以下)になるメリットはかなり大きいんじゃないかと思います。
具体的な選出パターンに関してですが、あまり体系化できていないので軽めの説明にします。
基本選出1
先発:+
後発:+
先発エルフーンキュウコン、先発リザードンフシギバナなどもいいと思います。
基本選出2
先発:+
後発:+
相手がスイッチトリルパーティのときやフシギバナが不要な時
先発:+
後発:+
炎タイプ3体で殴るだけですが割といけます。
これが意外と強いため、ひでり2体構築にも抵抗がなくなりました。
先発エルフーンキュウコンでもいいと思います。
相手がスイッチトリルパーティでコータス、フシギバナが必要な時
先発:+
後発;+
苦手な相手への立ち回り
バンギラス/レジロック
岩タイプが重いことに加え、あまえるやうそなきを入れることができない 。フシギバナを温存して立ち回ってダイマックスで打ち合えるようにしたい。
ヒートロトム
炎タイプ、フシギバナどちらも有効打がない上、手を出していかないとわるだくみですぐに負けてしまう。うそなきで強引に突破する。キュウコンなど非ダイマポケモンで削ってからダイマックス技で倒しきる展開になると良い。
ドラパルト
炎タイプ、フシギバナどちらも有効打がなく、あまえるやうそなきを入れることができない。隣にサポートのピッピやトゲキッスを出されるとさらに難しくなる。いまいち倒し方がわかっていません。。。
対戦動画
最終日の最後のほうの試合を録画していたのでおまけとして載せておきます。
最終的にかなり高いランクになった人とも対戦出来ているので、参考にはなるんじゃないかなと思います。いい動きができた試合を切り取っているわけではないので、批判的な目で見てもらえると助かります。
12月2日のシャロン杯でポイントをもらえたのでこちらの対戦動画もアップしました。
さいごに
楽しく読んでいただき、参考になった部分があると思っていただけたのであれば幸いです。
質問・感想があればお気軽に@pgohkqのDMまできてください!
レンタルチームID:0000 0001 TGV5 3N
パーティ作成者
がはく
TNがはく SW-7204-3759-6598 剣盾からvgcやってます! ダブルバトルの情報収集がメインです
元記事:【剣盾ダブル S12 最終2000】冠の雪原限界晴れパーティ