チームID:7B8LJR
はじめに
初めまして、かなた(@d123monoris)と申します。
2022年12月17日、18日の2日日間にわたって開催されたリバティノート様主催のLCS2022(リバティノートチャンピオンシップス)でTOP8に入りましたので使用構築を紹介します。
構築経緯
出場するにあたって、パルデアダブル シーズン1で性能が高いポケモンとしてヘイラッシャ+シャリタツの組み合わせに注目しました。
特性しれいとうによる寿司コンボの強さは周知の事実ですが、
・2VS1の形で対策手段もあるためなんとかなる
等のメリットデメリットを検証したところ、環境初期であるため対策が万全にはなっていないと判断し使う側になることにしました。
敵が使ってくると想定される寿司コンボ対策は、以下の3点としました。(ほろびのうたは合体状態のシャリタツには効かずヘイラッシャしか倒せないため問題ないと判断し特別意識はしていません。)
②バフの解除(クリアスモッグ)
③バフの解除(くろいきり)
そこで、①の対策としてヘイラッシャの持ち物はラムのみに、②の対策としてテラスタルは「はがね」としました。 ③はヘイラッシャ単体では対処不能で想定した寿司コンボ潰しの中では一番厄介ですが、主な使い手と想定しているヤミカラスを残りの枠で徹底的にマークして行動させない方針を取ることにしました。
採用したのはニンフィアとパーモットで、それぞれヤミカラスの弱点をつくことができます。
残り2枠については、大会出場を決めたのが前日だったこともあり回す時間がほとんど無く悩みました。 この枠はほぼぶっつけ本番になるため、見せポケで選出誘導をかけることも考えましたが(PJCS2021ではんそで君(@hansode_shiro)たぬき君(@hoewriter) と一緒に見せポケ枠があるパーティを使っています)、
パーティの選択肢が広い方が有利なBo3でそれは不利過ぎると判断し、練習不足を解消するべく以下の2点をを考慮しました。
・選出できる相手が広く腐りにくいポケモン
私にとって上記の条件を満たすのはウインディとモロバレルでした。
この2匹は初めてオフ会に参加した2016年から使用しており、ダメージ感覚、立ち回り練度は6年分となかなか年季が入っているため、今回の準備不足を補ってくれると期待しました。というかこの2匹に縋るしかなったのが正直なところです。
個別解説
ニンフィア
フェアリースキン | |
いのちのたま | |
ほのお | |
ひかえめ | |
H189(148)-A76↓-B95(76)-C178↑(252)-D151(4)-S84(28) | |
ハイパーボイス/テラバースト まもる/でんこうせっか |
C:特化
S:こごえるかぜ2回で最速100族抜き
残りでB耐久厚くなるように調整。
フェアリー+ほのおという6~7世代GSで猛威を奮ったグラゼルネの攻撃範囲を一匹で完結している凄いポケモンです。
構築のメインであるヘイラッシャは対策が激しくいきなり出せないため、序盤のエースになります。
シャリタツ
しれいとう | |
きあいのタスキ | |
みず | |
おくびょう | |
H143-A↓×-B81(4)-C172(252)-D115-S147↑(252) | |
だくりゅう/りゅうせいぐん こごえるかぜ/まもる |
タスキで耐久を保証している為CSぶっぱ
相手の寿司コンボ対策をどかしてから中盤にヘイラッシャと共に出すため、ラス1対面に強くなるきあいのタスキを持たせています。
ヘイラッシャがマスカーニャに倒される→シャリタツVSマスカーニャの流れが多かったので、この構築ではきあいのタスキは必須でした。
ヘイラッシャ
どんかん | |
ラムのみ | |
はがね | |
いじっぱり | |
H225-A154↑(156)-B135-C↓×-D100(116)-S85(236) | |
ウェーブタックル/いっちょうあがり じしん/まもる |
A:11の倍数
S:能力上昇時最速100族抜きかつ味方ニンフィアの同速回避
残りD
パーティのメインです。私は発売から1カ月でランクマッチできるまでゲームを進めることが出来なかった為、緻密な環境読みを放棄して少しでも広く対応できる構成を探し 技構成を以下の4つにしました。
寿司コンボ対策をモロバレルに依存している構築が思ったより多く、クリアスモッグ無効→ねむり解除で2ターン無償行動して勝ち切る試合が多く、上位入賞できた1番の理由かと思います。
※とくせいをてんねんとどんかんで間違えましたが、どんかんが有利に働いた試合もあったため、構築記事はどんかんとします。
パ―モット
てつのこぶし | |
とつげきチョッキ | |
でんき | |
いじっぱり | |
H159(108)-A176↑(196)-B90-C↓×-D80-S151(204) | |
でんこうそうげき/マッハパンチ れいとうパンチ/ねこだまし |
A:11の倍数
S:最速85族抜き
残りH
正直1番の調整不足でした。相手のねこだまし持ち(オーロンゲ、ハリテヤマ)より速くニンフィアとねこだまし+ハイパーボイスを撃ちやすいのは良かったです。
でんこうそうげきは撃った後はパ―モット方向放置安定になるのがキツかったものの、でんきタイプのマークが甘い構築が多く技の一貫性はありました。
モロバレル
さいせいりょく | |
ゴツゴツメット | |
くさ | |
のんき | |
H221(252)-A×-B124↑(180)-C105-D110(76)-S34↓ ※S個体値6,7 | |
クリアスモッグ/きのこのほうし いかりのこな/まもる |
H:ぶっぱ
D:HPとDの比率調整
S:同速ミラー回避
残りB
過去の盟友枠兼寿司ミラー対策枠。1戦目は上記の4匹で対応し、出せると判断した試合では2戦目以降に選出する場合が多かったです。
自分の寿司コンボは相手のモロバレルで止まらないのに、相手の寿司コンボをモロバレルで止める気満々でいたためプランの段階で破綻しておりミラー対策には全くなっていませんでした。
寿司ミラーがそれほど発生しなかったから良かったものの、考察の余地があります。
ウインディ
いかく | |
こだわりハチマキ | |
ノーマル | |
いじっぱり | |
H165-A178↑(252)-B100-C↓×-D101(4)-S147(252) | |
フレアドライブ/インファイト しんそく/かみくだく |
少しでもしんそくの圏内に入れる為ASぶっぱ。
採用の経緯はモロバレルと一緒ですが、グレンアルマに対して選出したり、テラスタルしんそくでスイーパーになったりと活躍は多めでした。
Bo3だと、コノヨザルの特性がやるきであるのを確認した後に選出可能です。
選出と立ち回り
基本選出
後発:+
ねこだまし+ハイパーボイスで相手の場を荒らし、上手く後続の寿司コンボに繋げます。
ねこだましで相手の奇襲テラスタルを防いで、2ターン目以降に後出しでテラスタルするポケモンを選択できるのが強いです。
対グレンアルマイエッサン
後発:+
ウインディのかみくだくはグレンアルマ、イエッサンどちらにも抜群が取れ、グレンアルマがくさにテラスタルを切るとニンフィアのハイパーボイスが等倍で通ります。
対トリパ
後発:+
さいごに
記事を最後まで読んで頂いた方はお気づきかと思いますが、執筆の段階で大会からすでに2週間が経過し、この記事には残念ながら真似してすぐに勝てるような情報はあまり載っていないかと思います。
過去シリーズからプレイしている自分からすると、今の対戦会及びランクマッチ環境は熾烈を極めており、いわゆる下位ランク帯から過去の入賞者を参考にしたと思われる強力なパーティとガンガンマッチングして全体的なレベルは高くなっていると感じます。
時間を言い訳にしたくはありませんが、このハイスピードな環境下で自分のパーティを作るには、未完成な部分をなんとか形にまとめたり、 未検証部分を誤魔化すようなスキルも必要であると感じます。
今回の構築で言えば、時間をかければ、ウインディ、モロバレルの枠やパ―モットの調整を改善できたかもしれませんがその時にはパーティの強みであったほのおニンフィアとはがねヘイラッシャが通用しなくなる可能性がありました。
環境変化のスピードに加え、今回は技マシンの仕様変更やテラスタルの厳選難易度もあり育成環境もなかなか厳しいものとなっていますが、 そんな中でも何とかパーティを形にしリザルトに乗ることもできたので、私のこの結果が記事を読んでくれた誰かの参考になればと思います。
チームID:7B8LJR
パーティ作成者
かなた
近所のスーパーボール掬い大会優勝/PJCS2021全国出場/旧裏ポケカ2020準優勝(新殿堂)/そろばん3級/東北ポケモンオフ主催/みんなもポケモン、ゲットだ勢。/アイコンはゆりちゃんから/ブログ note.com/d123monoris