チームID: B3HXW1(ぼうじんゴーグルガオガエン)
チームID: 4B5M8L(オボンのみガオガエン)
はじめに
どうも皆さまこんにちは!初めましての方は初めまして!
てとら(@Tetra_poke2)と申します。
S19お疲れ様でした。
今回は自身の目標であったダブルでのR2000↑、リバティ圏内を達成することができたので記事を書くことに決めました!
良ければ最後までお付き合い頂けると幸いです。
構築経緯
自分は追い風+最低限のサイクル構築が好きなので、自分の好きな動きができる構築がないかなと考えてTLを漁っていたら、マスターさん(@Sleepy_poke697)の構築が目に入り使用してみて、とても使用感が良かったのでこれをベースに構築を考えることにした。
↑掲載許可を頂きました。神記事なのでこちらも絶対見ましょう。
使っていくにあたって以下の問題が発生した。
①黒バドレックス
・みがわり守る黒バドレックスはかなり強かったが、公開されているのもあり、当然型一点読みで集中砲火を食らう場面が少なくなかった。
・珠を持っていてもゴースト、エスパーだけの範囲だけでは崩しがかなり難しいように感じた。(これに関しては自分が下手なのもあるが…)
・ザマゼンタと組まれているチョッキバークアウトタケルライコがかなりきつかった。
②トルネロス
・出オチを防ぐための襷であるが、テラスした水流などで追い風だけ貼って倒れていくのが嫌に感じた。
・コジョンド+黒バドなど、コジョンド入りに対して猫騙しを含めた完全解答を考えると、ゴーストテラスを切ることが強要されているのが好きになれなかった。
③水ウーラオス
・耐久振り雫で絶妙に耐えたり、雫水流でB4振りパオジアンを落とせるのは良かったが、Sにあまり割いてない為、テラパゴスに上取られて負けてしまうことがかなりあった。
④ガオガエン
・水テラスしてもオーガを止めれない。
・雷が弱点になる。
以上の事からこのような変更点を加えた。
①コジョンドの猫騙しの怯みや、水ウーラオスの水流連打で出オチするの防ぎたいという考えから、HBベースの隠密マントトルネロスに変更。
②追い風枠を使うなら、どうせなら高火力をぶっぱしたいという気持ちから珠バドレックスから眼鏡黒バドレックスに変更。
③最低限テラパゴスよりも早く、行動保証を盾に不利対面突っ込むことができる水ウーラオスが使いたいと思い、襷水ウーラオスに変更
④ドラゴン技でも火力を出したい+追い風下で火力を出したいと考え、磁石から命の珠タケルライコに変更。
⑤ミライドンに対してフィールドの主導権を常に握ることが大事と考えている+寿司構築やイエアルマに対して、フィールドを書き換えながら対面操作をできる要素が欲しいと考えたのでゴリランダーの10万馬力を蜻蛉返りに変更。
⑥ザマゼンタ構築には、黒バドレックスの他にゴーストタイプを入れないとボディプレスでクッション枠が崩壊してしまう+眼鏡黒バドレックスに変更したことで以下のような問題が発生した。
1.パオジアン+カイリューのような先制技を主軸に攻めてくる並びに抗える手段がなくなった。
2.ゴリランダー以外で胞子の一貫を切りたかった。
3.白バドレックス+モロバレルの怒りの粉への耐性を持ちたかった。
これらの条件を満たすものを考えたところ、ゴーストテラスの防塵ゴーグルガオガエンが思いつき採用したところ、構築に上手くはまり完成とした。
・追い風下で高火力で攻めて相手を受からない状態にさせ、制圧する。
・ゴリラガエンの二重猫だましを利用しながら、サイクルをしてちまちま削り、黒バドレックス圏内に押し込む。
個別解説
化身トルネロス
いたずらごころ | |
おんみつマント | |
ドラゴン | |
おくびょう | |
H183(228)-A×↓-B111(164)-C146(4)-D106(44)-S154↑(68) | |
こがらしあらし/おいかぜ あまごい/まもる |
HB:特化水ウーラオスの水テラスすいりゅうれんだを99.76%の確率で耐える。
HD:補正なしこだわりメガネ黒バドレックスのアストラルビットを93.75%の確率で耐える。(ダブルダメージ)
S:準速101族抜き、追い風下で+1最速ハバタクカミ抜き
高火力を活かすなら、それをサポートできるポケモンがいないと話にならないので必須級ポケモン。
最初は鋼テラスで使っていたが、活きる場面が少なかったのと、カイオーガ軸に対して2回動いてほしいという理由から、ドラゴンテラスへ変更した。隣にタケルライコを並べることにより、カイオーガは草テラスをするか引くかの選択に迫らせることができるので、こがらしあらしが結果的に通るようになるのも良かった。
また、隠密マントにしたことによりトルネロスの隣によく置きがちな黒バドレックスや水ウーラオスにゴーストテラスを切ることで、コジョンド+黒バドレックスに対して猫騙しを気にせずにゲームプランを立てやすくなった為、ストレスフリーに戦うことができた。
黒馬バドレックス
じんばいったい | |
こだわりメガネ | |
ゴースト | |
おくびょう | |
H181(44)-A×↓-B111(84)-C201(124)-D121(4)-S222↑(252) | |
アストラルビット/サイコキネシス シャドーボール/かふんだんご |
HB:特化水ウーラオスの水テラスすいりゅうれんだを98.88%の確率で耐える。
HD:特化ハバタクカミのシャドーボールをテラス時93.75%の確率で耐える。
S:ミラー意識最速
一貫を作れば誰にも止めることができない最強ポケモン。
最初はノーマルテラスや悪テラスで使っていたが、黒バドレックスミラーでしか活きず、仮にテラスしたところで、相手もノーマルテラスや壁を使った瞑想黒バドレックスだと負ける展開が多かった。このことから、ノーマルや悪にするのは意味がないと判断し、火力を増強させ縛れる範囲を広げられるゴーストテラスで使うことにした。
実際、その判断はかなり有効に働きゴースト眼鏡アストラルビットを打つだけで沈んでく試合もかなりあった。
ただ追い風黒バドミラーになった時は、同速お祈りするしかなかったのが反省点である。。。
CSではなく耐久に振ってる理由は、スカーフ水テラス水流連打に対してゴリランダーやタケルライコに必ずしも引く動きが取れる保証がない為、出オチを防げるよう最低限の耐久振りとした。
かふんだんごはリキキリンに対してイージーwinを取るだけでなく、味方のゴリランダーやガオガエンのクッション枠に打ち回復させることで、クッションとしての役割を長持ちさせることができた。
水ウーラオス
ふかしのこぶし | |
きあいのタスキ | |
ゴースト | |
いじっぱり | |
H175-A200↑(252)–B121(4)-C×↓-D80-S149(252) | |
すいりゅうれんだ/インファイト アクアジェット/まもる |
黒バドレックスが誘うノーマルテラスや、悪テラスにかなり強く動けるポケモン。同様にウーラオスが誘うテラスには、黒バドレックスが強く出れるなどいい方向に働く相関関係がある。
ただ不一致テラスだったり火力アイテムがなかったりと、火力不足感が否めなかったが、ゴーストテラスで猫騙しを透かしながらガオガエンやドーブルに攻撃してトリルを止めることができ、火力不足のデメリットを完全にかき消せるくらいリターンがかなり大きく働いた為、この変更は大正解だった。
タケルライコ
こだいかっせい | |
いのちのたま | |
でんき | |
ひかえめ | |
H203(20)-A×↓-B111-C207↑(252)-D109-S125(236) | |
10まんボルト/じんらい りゅうせいぐん/まもる |
S:最速バンギラス抜き
選出率は低いが、対カイオーガ軸やコライドン軸に投げるポケモンである。磁石の竜の波動も居座り性能が高く良いところはあったが、せっかくの追い風を活かすなら高火力を押し付けたいのと、構築単位で重めなチョッキライコをワンパンできる確率を上げたいと考え、命の珠に変更した。磁石から命の珠にしたことで、黒バドレックスに対して特化アクアジェット+特化テラス迅雷で乱数6.25%から59.37%まで落とせる確率を上げることができる為、少しだけ黒バドレックスミラーに対して強くなることができた。
ゴリランダー
グラスメイカー | |
とつげきチョッキ | |
みず | |
いじっぱり | |
H197(172)-A180↑(148)-B111(4)-C×↓-D94(28)-S125(156) | |
ウッドハンマー/グラススライダー とんぼがえり/ねこだまし |
HB:特化悪ウーラオスのこだわりハチマキあんこくきょうだを81.2%の確率で耐える
A:-1グラスフィールド下ウッドハンマーでB4振り水ウーラオスを確定1発
HD:特化イーユイのねっぷうのダメージ乱数がかなりズレ動くライン
S:最速ガオガエン+2
追い風構築に必ずと言っていいほど入れたくなるポケモン。特に対ミライドンに後投げし、フィールドを塗り替えて猫騙し+蜻蛉返りするだけで火力を削ぎ落とせるのが本当に良かった。こいつがいないとポケモンができないくらいビジネスパートナーになりつつある。
Sラインは最初実数値115(76振り)で使っていたが、最速ガオガエンに結構な頻度で当たり、上から猫騙しされる展開が本当に嫌だったので、大幅にSラインを上げる形を取った。副産物として、オーロンゲの上も取れるので良い方向に働いた。
ガオガエン
いかく | |
ぼうじんゴーグル | |
ゴースト | |
しんちょう | |
H202(252)-A137(12)-B123(100)-C×↓-D138↑(124)-S83(20) | |
はたきおとす/おにび すてゼリフ/ねこだまし |
HB:補正なし-1弱点テラスツタこんぼうを確定耐え
A:B4リキキリンに対しての叩き落とすの乱数が動く
HD:テラスフォルム状態の+1テラパゴスのメテオビームを確定耐え
S:ガオガエンミラー意識のS振り
対黒バドレックス、白バドレックスに対してゴリランダーと合わせて寿司構築に対してのクッション枠として機能した。
ゴリランダーと合わせることで真価を発揮する。二重ねこだましでトリルターンを枯らすなど、相手の様子見を可能とした。
パオジアン+カイリュー意識でゴーストテラスにしたが、副産物としてザマゼンタのボディプレスも透かしながらサイクルを回せるようになった為、この変更は大正解だった。
元々混乱実やオボンのみを試していたが、白バドレックスの隣に置かれるモロバレルの怒りの粉のせいで、白バドレックスに鬼火を入れることができなくて負ける試合がかなり多かったので、ぼうじんゴーグルに変更した。
ただモロバレルがいない構築には、実質持ち物なしになってしまうのでそこが難しいところであった。
選出と立ち回り
基本選出
対面選出
後発:+
二重ねこだましサイクル選出
後発:+or
対コライドン軸
後発:+
あまごいでコライドンの火力を下げたり、ハバタクカミの古代活性を解除したりして、黒バドレックスで攻撃することを心がける。
先発で出されなくても、コライドン後投げでハバタクカミの古代活性を発動させる人も当然いるので、コライドン引きを常に考えてゲームメイクをしなければならない。
ゴリランダー+ガオガエンによるサイクル選出も試したが、裏のハバタクカミやタケルライコのことまで考えると受からないし、サイクルが回らないことに気づいたので没にした。
対ミライドン軸
後発:+@1
エレキフィールド下で攻撃されることを絶対阻止しましょう。
リキキリンと組まれてることがほとんどなので、リキキリンをいち早く花粉団子+蜻蛉返りで倒すことを心掛ける。通れば勝てるが、守るで様子見しつつミライドンで攻撃されたらほぼ勝てないし、これに関しては相手による。
対ザシアン軸
後発:+
ザシアンの不撓の剣のA上昇をガオガエンの威嚇でなくす。理想はザシアンに向かってガオガエンで猫騙しをしながら、隣の黒バドレックスはゴリランダーに引いて、二重猫騙しを絡めて威嚇サイクルを回しながら黒バドレックス圏内に押し込むことを意識しましょう。
大体ガオガエンか黒バドレックスにテラスを切ることが多めである。
対ザマゼンタ軸
後発:+
ボディプレスを透かすこととワイドガードされることを意識する。初手でいきなりガオガエンでゴーストテラスを切りながら、よくザマゼンタと組まれがちであるチョッキタケルライコの持ち物を叩いておくことが大事である。そのターンは隣の黒バドレックスはゴリランダーに引いて、10万ボルトとバークアウトの両ケアをしつつ二重猫騙しを絡めましょう。
余裕があれば、ザマゼンタに鬼火を入れて機能停止に追い込みましょう。
対カイオーガ軸
後発:+
カイオーガが予定通りきたら、トルネロスでドラゴンテラスを切りながら追い風をして、タケルライコはカイオーガに迅雷か10万ボルトを押す。できれば、迅雷を押したいが引きに対してかなりのディスアドバンテージになってしまう為、正直自分でも正解がよくわかっていない。
とりあえず先発を雑に扱い、黒バドレックス圏内に押し込むことを意識。
対グラードン軸
後発:+@1
対コライドン同様ハバタクカミと組まれてる事が多い為古代活性ケアのプレイングをしつつ、的確に詰めていくことが大事。
体感クリアチャーム炎テラスが多かった。
対テラパゴス軸(アーニャパ)
後発:+or
相手の先発は、ハバタクカミ+テラパゴスがかなり多かったパターンである。人によってテラパゴスからモロバレルに引いたり引かなかったりで、二極化していた印象を受けた。故に中間択として1ターン目は、木枯らし嵐+守るで様子見→その後にガオガエンに引いたり、そのまま水ウーラオスで突っ込む選択肢を取ったり臨機応変に対応していた。
1番避けなければいけないパターンは、ゴツメバレルに触れて且つハバタクカミのムーンフォースで水ウーラオスが倒されることである。
対黒バドレックス軸
対面選出
後発:+
二重猫騙しサイクル選出
後発:+@1
相手の黒バドレックスのテラス考えたら、ガオガエンでも止められないし、相手も追い風だと同速お祈りしないといけないし、これが本構築の最大の欠陥である。
同速勝負に勝てれば勝つし、負けたらほぼ負けます。タケルライコをスカーフイーユイに変えれば多少はマシになるかもしれないが、カイオーガがヤバくなってしまうので難しいところである。
対白バドレックス軸(ドーブル入り)
後発:+
アストラルビット+ゴーストテラス水流連打を白バドレックスに集中砲火して倒しに行く。成功すればイージーウィン、失敗すればゴリランダー+ガオガエンの二重猫騙しを絡めて無理やりトリルターンを枯らしましょう。
※ドーブルなし白バドレックス軸は相手のテラスタルや持ち物など、多様化しすぎて正解がありません。
上記の黒バドレックス+ウーラオス選出でもいいですし、初手にガオガエン+黒バドレックスを置いて、テラスを強要させながらゴリランダーと合わせてサイクルを回す選出も試しましたが、どれも正解を導き出せませんでした。
一つ言えることとすれば、初手にガオガエンを投げた際、威嚇が入らなければ即クリアチャームを叩き落とし、捨て台詞サイクルで誤魔化すことを推奨します。
威嚇が入った場合は、弱点保険の可能性もあるので鬼火から入り、炎テラスしてきた場合は水ウーラオスで倒すことを心掛けましょう。
後発:+
ドーブルなし白バド軸に選出困ったらこれでやりましょう。
対ルナアーラ軸
後発:+@1
予定通りルナアーラが来たら、ワイドガードとテラスケアでルナアーラにシャドーボールと猫騙しを重ねて試合をスタートするように心掛けましょう。
壁オーロンゲまでいると若干不利寄り…
対ギラティナ軸
後発:+@1
※黒バドレックスを選出するのは確定
ギラティナに鬼火を入れて捨て台詞+蜻蛉で疲弊させる。
黒バドレックスでギラティナのテラスを強要させることが大事である。ギラティナは影撃ちを覚えるのでそこだけ要注意。
対パオジアン+カイリュー
後発:自由
初ターン水ウーラオスで守り、ガオガエンはゴテラ鬼火をカイリューに当て機能停止に追い込みましょう。その後に上手いこと捨て台詞やタイプ受けなど、上手く駆使して通していくことが大事である。
パオジアン+カイリューと投げられれば上手くいくが、投げられなかったら終わる。
マジで選出ジャンケン
対イエッサン入り
後発ゴリランダー確定
他は雰囲気で刺さってそうなポケモンを選んだ。
キツかった相手
・ガラルファイヤー入りのザマゼンタ構築
ガオガエンでテラスを切ると悪技が弱点になり、切らないとボディプレスが弱点で板挟みになる為、かなり勝つのが厳しい。
当たったら負けとほぼ割り切ってた。
・パオジアンカイリュー入りのゴーストテラスカイオーガ
ざっと統計を取った結果、この構築はかなりパオジアン+カイリューが20回中17回出されるくらい通ってるように見えるので、水ウーラオス+ガオガエンを投げて対応するが、選出がずらされてトルネロス+カイオーガと投げられて猫騙しが通らなかった瞬間、世界が崩壊する。
・追い風スカーフ黒バドレックス
ガオガエンでスカーフを叩ければ良いが、全員上手いのでそんなの当たり前のようにケアされる。
なのでほぼ勝てません。
さいごに
ずっと目標にしてきたリバティ圏内&R2000を取ることができて本当に嬉しいです。
今年のPJCS予選すら抜けることができなくて悔しかったので、海外大会のアーカイブを見たり、職場の休憩時間中に調整を必死に考えたりしました。
ここで慢心せずに、来年のPJCSに向けて様々な構築を使えるように練習し経験を積んで行きたいなと思っています。
チームID: B3HXW1(ぼうじんゴーグルガオガエン)
チームID: 4B5M8L(オボンのみガオガエン)
パーティ作成者
てとら
東方が好きです SVシングルS13最終72位 /ダブルS19最終26位 /てるチャレ#17予選抜け