チームID:9W7QG2
はじめに
たからっく(@mawaruyoworld)と申します。
このたびシーズン26ダブルバトルで最終6位となりましたので、構築をご紹介します。
最終日開始時点の約400位から最終6位まで順位を引き上げた強力な構築です。
構築経緯
数か月ぶりにポケモンを遊んだため、勝ち筋の明確な伝説ポケモンを使いたいと考えました。
「勝ち筋が明確である」ということは、ずばり「火力が高い」ということです。
そこで、「しおふき」によって圧倒的な範囲火力を持つカイオーガを軸にすることに決めました。
カイオーガを通して勝つ構築を目指す以上、カイオーガの火力は高いに越したことはありません。
よって、カイオーガにはこだわりメガネとみずテラスを採用することにしました。
このふたつを組み合わせると火力は2.0倍となり、非常に強力です。
当然、相手はカイオーガの最大打点である「しおふき」を通さないためにさまざまな対策を講じてきます。
カイオーガ対策として最も一般的なものは、カイオーガより先に攻撃してHPを減らすことでしょう。
とくにゴリランダーの「グラススライダー」やタケルライコの「じんらい」は、先制技でありながら高い火力でカイオーガの弱点を突いてきます。
これらの攻撃を防ぐために、「相手の先制技を無効化する特性」と「このゆびとまれ」は用意したいです。
また、単純にすばやさで負けないために「おいかぜ」も欲しいところです。
この3つの枠には以下のポケモンを採用しました。
1.相手の先制技を無効化する特性:ハギギシリ
ハギギシリは、同系統の特性を持つアマージョやリキキリンと比べてすばやさが高く、カイオーガより先に行動することができます。
そして「いかりのまえば」で相手を削ったり、「サイコファング」で相手の壁を破壊したり、「ちょうはつ」で倒しづらいモロバレルを対策できたりと、カイオーガのサポートに向いた性能をしています。
ハギギシリは低耐久で攻撃性能も並みですが、それゆえ軽視されやすく、きあいのタスキさえあれば思った以上に倒されません。
ハギギシリの弱点を突いてくる技の多くが先制技に偏っている点もその生存能力に拍車をかけています。
また、タイプ的に「すいりゅうれんだ」や「つららばり」に強いため、連続攻撃によってきあいのタスキが無駄になることが少なく、総合すると数値の割に場持ちの良いポケモンであると言えるでしょう。
2.このゆびとまれ:イエッサン♀
イエッサン♀は一般的にサイコメイカーで採用されることが多いですが、今回はシンクロで採用しました。
シンクロは特別強い特性ではありませんが、サイコメイカーと比べた際の優位性はあります。
味方の先制技を阻害せず、イエッサン♀自身も「ねこだまし」が使えるという点です。
この性質が今回必要であったこと(ハッサムやハギギシリの先制技との兼ね合い)に加え、技構成と耐性がイエッサン♀にしか任せられないものであったため、最終的に採用に至りました。
カイオーガは1ターン動くだけで盤面をめちゃめちゃにできるポケモンなので、イエッサン♀による「ねこだまし」と「このゆびとまれ」のサポートが非常に強力です。
さらに、イエッサン♀は「いやしのはどう」によるカイオーガのHP回復や「てだすけ」によるカイオーガの火力の補助も可能です。
最終的には採用しませんでしたが、味方のカイオーガに対して「スキルスワップ」を使うことであめふらしを再発動することも可能です。
総合すると優秀なサポート型のポケモンであると言えるでしょう。
3.おいかぜ:トドロクツキ
トドロクツキは「おいかぜ」役でありながら、強力な技「はたきおとす」と「アクロバット」を使うことができます。
「はたきおとす」は相手のとつげきチョッキを無効化できるという点でカイオーガと相性がよく、「アクロバット」はカイオーガが苦手とするくさタイプに強いという点で優れています。
また、攻撃性能が高いため、相手からは狙われやすく倒されやすいです。
「おいかぜ」を使用した直後に倒されれば、その分早くカイオーガを出せますので、これも利点になりえます。
ここまでの4体に加え、最終的に化身ランドロスとハッサムを採用しました。
化身ランドロスはカイオーガが苦手とするミライドン、タケルライコ、テツノカイナ、ゴリランダーに対して強力な打点を有しています。
ハッサムはトドロクツキが苦手とするハバタクカミを先制技で縛れるほか、カイオーガが苦手とするゴリランダーに非常に強いです。
この2体は基本的に後発に置いて、カイオーガが倒しきれなかった相手に打ち勝つ、または詰ませることを目指します。
相手にハバタクカミがいる場合には、ハッサムを先発に出してハバタクカミのワンパンを狙いに行くのもいいでしょう。
以上の6体で構築が完成しました。
迷走して使用率圏外のポケモンが大量に入っていた時期もありましたが(先発クワガノン+カビゴンなど)、最終的には割と普通の見た目になったと思います。
まあハギギシリは採用率圏外で、特性がシンクロのイエッサンはプレイヤー全体の0.1%らしいですけど……。
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個別解説
カイオーガ
あめふらし | ![]() |
こだわりメガネ | |
みず | |
ひかえめ | |
H176(4)-A×↓-B110-C222↑(252)-D160-S142(252) | |
しおふき/ハイドロポンプ こんげんのはどう/かみなり |
準速CS(おいかぜ時最速Sブーストトドロクツキ抜き)
HD:特化眼鏡黒馬バドレックスのテラスアストラルビット15/16耐え
構築の軸であり、攻撃の要です。
役割は相手のポケモンを2体以上倒すことです。
味方のトドロクツキのすばやさ実数値が282であるため、カイオーガのすばやさがその半分の141以上であれば、トドロクツキが「おいかぜ」をした直後に確実に動くことができるようになります。
また、最速タケルライコはS実数値が139であるため、最低限これは抜いておきたいです。
都合がよいことにカイオーガの準速は実数値142であるため、ちょうどいいと思ってこれを採用しました。
耐久面に関しては、マタドガス+黒馬バドレックスに対応する際に黒馬バドレックスの攻撃に耐える必要があるのですが、HPに4振るだけで「アストラルビット」の最大火力をほぼ耐えられるようになるので、これ以上気にする必要はないと考えています。
物理耐久に関しては、特化ウーラオスの「インファイト」や特化ゴリランダーの「グラススライダー」程度は耐えられるので、こちらも気にしなくてよいでしょう。
とくこうを抑える意味も特にないので、カイオーガの努力値はひかえめCS振り切りで問題ないです。
この構築におけるカイオーガは無傷のまま動かすのが最も強いポケモンなので、結局のところ耐久よりも相手を先んじて倒す火力が必要となってくるのです。
技構成に関しては、最大火力の「しおふき」、単体最高打点の「ハイドロポンプ」、HPが削れた時に使う「こんげんのはどう」、そしていどオーガポンやペリッパーに使える「かみなり」です。
相手を一撃で倒さなければならないポケモンなので、削りに使う技である「れいとうビーム」は採用していません。
なんなら、「かみなり」の代わりに、テラスタル時に命中の安定した単体みず打点となる「テラバースト」を採用したほうがいいかもしれません。
それくらい眼鏡カイオーガのみず技は強いのです。
トドロクツキ
こだいかっせい | ![]() |
ブーストエナジー | |
ひこう | |
ようき | |
H181(4)-A186(212)-B96(36)-C×↓-D122(4)-S188↑(252) | |
はたきおとす/アクロバット おいかぜ/まもる |
S:最速
A:Sより低く
B:余り
ブーストエナジーですばやさが上がります。
テラスタルすることで、B特化ザマゼンタの「ボディプレス」を2回耐えられます。
また、テラス「アクロバット」はH252ゴリランダーを確定1発にできます。
これらの要素のため、カイオーガの次にテラスタルを使う機会が多いです。
構築経緯で述べた通り、カイオーガと非常に相性が良いです。
先発に出す際はハギギシリと並べることが多いですが、相手にハバタクカミがいる場合はハッサムと並べるのがよいでしょう。
トドロクツキは、後発に置くこともできます。
たとえば先発をカイオーガ+イエッサン♀とする場合、イエッサン♀が倒されたところにトドロクツキを繰り出しておいかぜをする動きが強いです。
トドロクツキに限った話ではありませんが、私はポケモンの能力値を調整する際、HP以外の数値を偶数にする悪癖があります。
これは剣盾のダイマックス技を使う際に能力値の上昇効率が良いからというのが始まりだったのですが、今では無意味な美意識になっています。
みなさんがトドロクツキを調整する際は、Aの値は187でいいと思います。
技構成に関しては、カイオーガ軸においてはこの4つが強いほうから4つだと思っているので変更は考えていません。
もちものを無効化できる戦術的な技の「はたきおとす」、ゴリランダーやウーラオスに強い「アクロバット」、そして要となる「おいかぜ」と、「おいかぜ」最終ターンに使って二度目の「おいかぜ」を狙うための「まもる」です。
この技構成に強いて改善点を挙げるなら、ブーストエナジー持ちのタケルライコに有効打がないので、「ドラゴンクロー」があると嬉しいくらいでしょうか。
ひこうテラスではなくフェアリーテラスを採用するのも強いと思っていますので、その場合は「アクロバット」よりも「ドラゴンクロー」のほうがいいかもしれません。
化身ランドロス
ちからずく | ![]() |
いのちのたま | |
フェアリー | |
おくびょう | |
H164-A×↓-B110-C166(244)-D102(12)-S168↑(252) | |
だいちのちから/ヘドロばくだん あまごい/まもる |
最速CS
D:余り
ちょうど最速イーユイ抜きになるおくびょうCS振りが使いやすいです。
主な役割はタケルライコとテツノカイナを詰ませることであり、ザマゼンタ軸に対してもパオジアンを排除できれば有利です。
タケルライコと戦うことが主な役割なので、余りは気持ち程度にDに振っています。
ちからずくの特性効果が適用される際、いのちのたまのダメージがなくなるという仕様があるので、いのちのたまとの相性がいいです。
テラスタルはあまり使いませんが、ミライドンに対して使う機会はあるでしょう。
技構成に関しては、AS系のウーラオスをワンパンできるほどの火力を有する「だいちのちから」、くさタイプに撃てるサブウェポンの「ヘドロばくだん」、晴れパやテラパゴスへの対策になる「あまごい」、トリルパに出した際に時間稼ぎができる「まもる」で完結しています。
晴れパには必ずランドロスを出すので(コライドン/グラードン/タケルライコに強いため)、「あまごい」を入れる価値はあるでしょう。
もしも「ねっさのあらし」があれば、カイオーガの「かみなり」と合わせて雨の時の必中技だけでみずテラスベトベトンを挟撃できるので、ドブベトンが多い環境であれば「ねっさのあらし」を採用したほうがいいかもしれません。
そんな環境が来たらつらすぎますが……。
ハギギシリ
ビビッドボディ | ![]() |
きあいのタスキ | |
ステラ | |
いじっぱり | |
H144(4)-A172↑(252)-B90-C×↓-D90-S144(252) | |
サイコファング/いかりのまえば アクアジェット/ちょうはつ |
最速AS(すばやさはカイオーガ+2)
H:余り
この構築でもっとも器用で攻防両面に活躍するポケモンです。
「選出と立ち回り」の項でも解説いたしますが、対ザマゼンタのために「アクアジェット」「ちょうはつ」「いかりのまえば」の3つの技が必須となっています。
残りの1枠は壁に強く汎用的な攻撃技である「サイコファング」が欲しいので、「まもる」が入らなくなってしまいました。
テラスタイプはステラですが、これを使うと「サイコファング」+「アクアジェット」でHB系のハバタクカミまで倒せるようになります。
とはいえ、ほぼテラスタルを使うことはないのであんまり意味はないです。
テラスタイプをノーマルにして黒馬バドレックスに対する場持ちをよくしたほうがよかったかもしれません。
イエッサン♀
シンクロ | ![]() |
ゴツゴツメット | |
ドラゴン | |
ようき | |
H172(212)-A76(4)-B96(84)-C×↓-D126(4)-S144↑(204) | |
いやしのはどう/ねこだまし てだすけ/このゆびとまれ |
S:カイオーガ+2、最速80族に抜かれる
HD:とくせいがサイコメイカーだった時の名残で、おくびょうCSエルフーンのムーンフォース+おくびょうCSメガネミライドンのフィールドなしボルトチェンジ耐えとなっていますが、再考の余地があります
B:余り
この構築で防御の要を担うポケモンです。
Sが味方のハギギシリと同じですが、ハギギシリとの前後関係で困る局面のない技構成ですので対戦への影響はありません(そもそも攻撃性能が低い2体なので並べないことを推奨します)。
耐久調整はサイコメイカー用のものなので、改善の余地があります。
最終日にとくせいをサイコメイカーからシンクロに変更したので、下手にダメージ感覚を変えないほうがいいと思ってこのままにしています。
とはいえほとんど耐久指数最大の振り方なので、特別な意図がない限りはこのままでよいと思います。
基本的に初手で出し、カイオーガと並べてサポートをすることが多いです。
とくにドガス黒馬に対してはカイオーガと並べて出すことにしており、「アストラルビット」で減らされたカイオーガのHPを「いやしのはどう」で回復し、カイオーガの「しおふき」を叩き込む動きが強いです。
「アストラルビット」無効でカイオーガより速くいやしのはどうを使えるのはイエッサンだけです。
残りの技に関しては、カイオーガをサポートするための「ねこだまし」「このゆびとまれ」「てだすけ」で完結していますので、変更の余地は特に感じません。
この中で最も重要度が低いのは「てだすけ」ですが、低速高耐久の相手に対して使う機会があります。
たとえば白馬バドレックス+モロバレルのような初手を出された際に「てだすけ」があると、カイオーガのテラス「しおふき」に「てだすけ」して両者をワンパンすることでイージーウィンできるため、下手な攻撃技よりも強いと思います。
テラスタイプはウーラオス、タケルライコ、ゴリランダーなどカイオーガの脅威となる相手に総合的に耐性を得られるドラゴンです。
もちものがゴツゴツメットなのは、ゴツメダメージ+カイオーガの攻撃でタスキウーラオスを処理することができるためです。
これによって試合展開も早められるので、雨ターンの節約にもつながります。
ハッサム
テクニシャン | ![]() |
こだわりハチマキ | |
はがね | |
いじっぱり | |
H177(252)-A200↑(252)-B120-C×↓-D100-S86(4) | |
バレットパンチ/むしくい とんぼがえり/ダブルウイング |
A:特化
S:おいかぜ時テツノイサハ抜き
H:余り
オーロンゲ、エルフーン、ハバタクカミといったサポーターに強く、スイーパーとして高性能な先制技使いです。
ゴリランダーに対しては詰ませにもなりますので、相手にゴリランダーがいる際に選出枠に迷ったら入れておくと損はしません。
「おいかぜ」状態のときに最速テツノイサハを抜ける1ポイントをSに振っていますが、もう少しSを高くしてもいいかもしれません(ここは好みですね)。
技構成に関しては、強力な先制技である「バレットパンチ」、むし打点として強力な「むしくい」、交代技として破格の性能である「とんぼがえり」、タスキウーラオスをワンパンできる「ダブルウイング」を採用しています。
このほか、「インファイト」や「はたきおとす」も候補になるでしょう。
テラスタイプは「バレットパンチ」の火力を増強するはがねとしています。
雨と合わせるとほのお技を耐えるための耐性テラスにもなるため便利でした。
ほかのテラスタイプを検討するならひこうタイプが第一候補でしょう。
テラス「ダブルウイング」が超火力になり、いしずえオーガポンに確定1発が取れるほか、みずテラスしたタスキ連撃ウーラオスすら高乱数で落とせるようになります。
この場合はS実数値を90まで上げて、「おいかぜ」で最速いしずえオーガポンを抜けるようにしておくのがよいでしょう。
S実数値90にすると「おいかぜ」状態のときにトルネロスも抜けるようになるので、初手に「おいかぜ」をしてこない甘えたトルネロスを「バレットパンチ」2発で縛ることができるようになります。
選出と立ち回り
それぞれの伝説に対する基本の立ち回りを記します。
あくまで基本であり、相手の構築によっては選出を変えることが多々あります。
基本選出
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後発:
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トリル以外の相手に対する基本選出です。
ハギのツキ選出と呼んでいます。
トドロクツキとハギギシリで場を作り、カイオーガで一掃して、倒しきれなかった相手をハッサムの「バレットパンチ」で縛ります。
これがこの構築の基本的な戦術です。
先発のトドロクツキは、「おいかぜ」さえ展開できたならハギギシリより先に退場したほうが強いです(カイオーガとハギギシリの並びが強力であるため)。
トドロクツキがいつ倒されるかを見極めて、倒される直前に「おいかぜ」を使って退場しましょう。
テラスタルはカイオーガに使うのが最も強力ですが、ゴリランダーを無償で倒せそうな場合とトドロクツキが「おいかぜ」を使う前に倒されそうな場合はトドロクツキに使ってもよいです。
対ザマゼンタ
想定する相手:ザマゼンタ、パオジアン、タケルライコ、ゴリランダー、モロバレルなど
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後発:
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テラスタル使用者:トドロクツキ
構築相性は「不利」です。
実はカイオーガ軸の構築はザマゼンタに勝つことがとても難しいです。
ザマゼンタは耐久が高すぎてテラスタルされると一撃で倒すことができず、カイオーガよりも素早いため「おいかぜ」等の補助が必要であり、しかも「ワイドガード」まで備えているのです。
とはいえ、以下に記載する方法で戦うことで、最終日はザマゼンタ軸に対して7~8割の勝率を収めることができました。
カイオーガがザマゼンタのいる盤面を打破するための条件は以下の通りです。
1.カイオーガが攻撃するターンの開始時点でザマゼンタが「ちょうはつ」状態である(ワイドガードとまもるが使えない)
2.カイオーガが攻撃するターンの開始時点で味方の場が「おいかぜ」状態である
3.カイオーガが攻撃する時点でザマゼンタのHPが残り半分程度である(ザマゼンタは基本みず耐性テラスなので)
この3つの条件を満たすため、先発にトドロクツキとハギギシリを置いて相手を削りながら「おいかぜ」と「ちょうはつ」を使っていきます。
トドロクツキはザマゼンタの「ボディプレス」に耐えられないので、積極的にテラスタルしましょう。
理想的にはトドロクツキに先に倒されてもらい、カイオーガとハギギシリを並べたいところです。
条件が整ったらいつも通り「しおふき」で押していくだけで勝てるでしょう。
ただ、そんなに上手くはいかないことが多いので、場合によってはカイオーガより先に化身ランドロスを繰り出すなど、臨機応変な対応を心がけましょう。
相手が初手にパオジアンを出した場合は、トドロクツキがテラスタル前後で一貫するこおりタイプで弱点を突かれてしまうため、一見対処が難しそうです。
しかし、パオジアンに対してはトドロクツキのテラス「アクロバット」+ハギギシリの「アクアジェット」を集中することで、ちょうど確定で倒せるようになっています。
これでパオジアンを処理できれば、そのあとは通常通りに進行していけば問題なく勝てるでしょう。
ただ、この記事を公開した時点で相手のパオジアンが「まもる」択を覚えてしまうと思うので、皆さんは頑張ってほかの対処方法を考えてください。
たとえば、トドロクツキの個別解説項目にも書いたフェアリーテラスに変更してこおり技を受けることは1つの回答方針になりえると思います。
対テラパゴス
想定する相手:テラパゴス、ハバタクカミ、ゴリランダー、ガオガエン、エルフーンなど
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後発:
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テラスタル使用者:カイオーガ
構築相性は「有利」です。
ゼロフォーミングで天候を消されますが、ちょっと削れたテラパゴスなら天候なしのテラス「しおふき」で倒せます。
「めいそう」も1回使われた程度ならごり押しできることが多いです。
先発のトドロクツキはテラパゴスに「はたきおとす」を使うことを最優先にし、可能なら「おいかぜ」も展開しておきましょう。
「はたきおとす」を優先する理由は、テラパゴスがメテオビーム型、こだわりメガネ型、たべのこし型のどれであっても大幅な弱体化が狙えるからです。
あとは上を取ったカイオーガで反撃を気にせずテラスタルしてしおふきを叩き込めば、テラパゴスには打ち勝てます。
テラパゴスがカイオーガよりもすばやいことは稀です。
対白馬バドレックス
想定する相手:白馬バドレックス、モロバレル、タケルライコ、連撃ウーラオス、いしずえオーガポンなど
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後発:
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テラスタル使用者:カイオーガ
構築相性は「有利」です。
イエッサン♀でカイオーガを守りながら初手でフルパワーのテラス「しおふき」を当てましょう。
カイオーガを守るために必要ならイエッサン♀でテラスタルしても構いません(相手の場に連撃ウーラオスとタケルライコが並んでいる際の初手など)。
この初手「しおふき」の削りによるアドバンテージが大きく、カイオーガは「ブリザードランス」も半減であるため、削り合いで勝ちやすいです。
相手の初手が白馬バドレックス+モロバレルのような低速2体の場合、イエッサン♀は「てだすけ」を使ってカイオーガの火力を補助しましょう。
「てだすけ」×眼鏡×テラスタルの「しおふき」は、HD特化モロバレルが最低乱数以外1発の超火力ですので、耐えられる心配はありません。
対黒馬バドレックス
想定する相手:黒馬バドレックス、コジョンド、ゴリランダー、連撃ウーラオス、ピッピなど
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後発:
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テラスタル使用者:カイオーガ
構築相性は「有利」です。
黒馬バドレックスの処理ルートとして「おいかぜ中のしおふきで一掃」「先発トドロクツキのはたきおとす→後発ハッサムのバレットパンチ」の2つがあるのでまず負けません。
トドロクツキの役割としては、相手のバドレックスにテラスタルを使わせて「おいかぜ」もできれば問題なく、初手で倒されても意外と何とかなることが多いです。
むしろハギギシリの生存のほうが重要なことが多く、ハギギシリを失った状態でカイオーガがゴリランダーと対面すると負けにつながります。
この点には注意しましょう。
対ドガス黒馬寿司
想定する相手:黒馬バドレックス、ガラルマタドガス、ヘイラッシャ、シャリタツ
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後発:
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テラスタル使用者:カイオーガ
構築相性は「有利すぎ」です。
初手でカイオーガがテラス「しおふき」を使いながら、イエッサン♀がカイオーガに「いやしのはどう」を使います。
イエッサン♀のほうが素早いので回復後に「しおふき」が発動し、これだけでほぼ相手の盤面が一掃されます。
まず負けないと言っていいでしょう。
実はドガス黒馬寿司に関しては思うところがあって、この構築が有名になる直前のシーズンで私がこの構築を開発してしまったという経緯があります。
ランクマッチを1000戦近くやった月だったので、このパーティタイプが知れ渡ってしまって、翌月以降に流行したようなのです。
同時期にほかの方が生み出した可能性もあるので、自分のものが初出ではないかもしれませんが……。
ただ、SNSを見た感じ、ドガス黒馬寿司はあまり好まれていないようなので、ちょっと申し訳ないなとは思っています。
(シーズン19の構築 https://x.com/mawaruyoworld/status/1807657278499356774)
対ミライドン
想定する相手:ミライドン、テツノカイナ、リキキリン、連撃ウーラオス、かまどオーガポンなど
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後発:
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テラスタル使用者:カイオーガまたは化身ランドロス
構築相性は「やや不利」です。
あんまりリキキリンを出されないので、再戦でないなら初手はイエッサン♀の「ねこだまし」でミライドンを止めながらテラス「しおふき」を打ち込みましょう。
通ればCS振り系のミライドンがいい確率で吹っ飛びます。
初手でミライドンが出てこないこともありますが、その場合は局面をよく見て臨機応変な対応をお願いします。
リキキリンに「トリックルーム」をされると負けなので、その点にはご注意ください。
画一的な対応が用意できておらずすみません(このような側面からも対ミライドンは「やや不利」だと考えています)。
試合全体としては、カイオーガを雑に扱って相手を削る→相手のウーラオスを倒す→相手のテツノカイナを化身ランドロスで詰めるという流れで勝てると思います。
ミライドンがランドロスに「りゅうせいぐん」を打ってきそうな状況なら、化身ランドロスがテラスタルする選択肢もあります。
化身ランドロスをはがねテラスタルにしていた頃もありましたが、普通にミライドンの「りゅうせいぐん」を受けられなかったので、泣く泣くフェアリーテラスに変えました。
対グラードン/コライドン
想定する相手:グラードン/コライドン、ハバタクカミ、イーユイ、タケルライコ、一撃ウーラオスなど
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後発:相手によって変える(
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テラスタル使用者:トドロクツキまたはカイオーガ
構築相性はグラードンに対して「やや有利」、コライドンに対して「やや不利」です。
出し方は相手によりますが、化身ランドロスは必須でしょう。
タケルライコの突破が難しいので、最終的にタケルライコを残して化身ランドロスと対面させることを狙います。
化身ランドロスはハバタクカミに不利なので、なんとかして早めにハバタクカミを倒しておきましょう。
相手がグラードン軸の場合、こちらのカイオーガにグラードンを後出しすると大ダメージになるため、初手にカイオーガ+イエッサン♀を出して天候を取られる覚悟で晴れの中をごり押すこともあります。
相手が初手からタケルライコ+グラードンの並びを作ってくるとカイオーガは厳しいですが、「ねこだまし」で隙を作るなどして化身ランドロスを繰り出すと有利な盤面に変えられるので覚えておきましょう。
晴れパは環境にあまり数がいなかったこともあり、そこまでパターン化できていません。
いろいろと試してみるといいと思います。
対カイオーガ
想定する相手:カイオーガ、ゴリランダー、モロバレル、トドロクツキ、化身ランドロスなど
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後発:相手によって変える
テラスタル使用者:カイオーガ
構築相性は「やや有利」です。
より詳しくは、自分のカイオーガが相手のカイオーガより速ければ有利、遅ければ不利です(それはそう)。
基本的にはこちらのカイオーガのほうが速いことのほうが多かったのでやや有利としています。
相手の取り巻き次第で何を出すかが変わってくるので、一概に選出はこれという風に断言はできません。
自分のカイオーガが相手のカイオーガより速いならテラス「しおふき」で7~8割削れるので、後手からの「めいそう」では耐えきれません。
総じて「しおふき」のごり押しで戦う感じになります。
また、カイオーガ同士の対面になった際、相手が耐久にあまり振っていなければ「かみなり」でワンパンできる可能性があることは覚えておいてください。
さいごに
私はふだん作曲やTRPGなどを主にやっている趣味人ですが、こうやってポケモンに全力で取り組む機会があるといいものですね。
やっぱり自分はポケモンが好きなんだと再確認できました。
とはいえ、身体が弱く遠出があまりできないため公式大会へのモチベーションが低く、十分にダブルバトルを楽しめていないとも感じています。
これからは、うまく現実や気持ちとの折り合いをつけながら、競技としてではなく趣味のひとつとしてポケモンを楽しんでいきたいと思っています。
長い記事でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。
またいつかお会いしましょう。
チームID:9W7QG2
パーティ作成者
たからっく
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