なみのりさんの構築記事

【PJCS予選2025第1回 140位】ノーマル単色テラパゴスパ

なみのりさんのパーティ

チームID:K93319

はじめに

こんにちは、HNなみのり( @yuk_mrkm )と申します。
社会人プレイヤーとして楽しくポケモンを遊んでいます。
第八世代からダブルバトルを本格的に始めました。実績と呼べそうなものは以下の通り。

第八世代:ランクバトル最終2桁×4、公式大会最終2桁×1
第九世代:ランクバトル最終2桁×1

剣盾はそこそこ勝てたものの、毎年挑戦していたPJCS予選は抜けられず、SVに至ってはランクバトルも勝てなくなってきた中、この度繰り上げではありますが、第1回PJCS予選を突破できました!
今回愛読していたリバティノート様に寄稿の機会をいただいたため、予選抜け構築を紹介します。
※実はチャンスは2回目(第八世代公式大会 セイムダブルビート27位)なのですが、その時は流石に特殊ルールすぎて読者の役に立たなそうだったので、今回が初寄稿です。

勝敗は23勝6敗でした。

構築経緯

構築の方向性

伝説枠という他とは一線を画す数値を持つポケモンをお互い1匹ずつ採用する、というルールでは、その伝説枠を初手から出して、できる限り長く盤面に干渉させることができれば強いのではないかと考えました。その前提で基本選出は、
伝説枠+サポーター
– 初手の伝説で負担をかけた相手を倒しきるアタッカー2匹
としたいと思いました。

伝説枠の決定

テラパゴス

先発で伝説を出して可能な限り生き残りながら相手を削って、後発の一般枠で倒しきる、というコンセプトに最も合致するのはテラパゴスでした。ステラ後のテラクラスターは

– 命中100%の全体技
– 半減以下で受けられない
– 耐性テラスタルによる対策を許さない

と、欲しい要素をたくさん持っていました。
テラパゴス構築はほぼテラスタルをテラパゴスに強要されるという弱点があるのですが、攻めのテラスタルを構築内で最も強いポケモンに切ることには抵抗はありませんでした。ただし、ノーマルタイプの耐性が変わらないことは明確に弱点で、その弱点をカバーするような構築・立ち回りが求められます。これが一般的にテラパゴス軸が「難しい」と言われる理由だと認識しています。

一般枠の試行錯誤

モロバレル

最初に、テラパゴスの隣を想定したサポーターにモロバレルを採用しました。

– 格闘技をいかりのこなで半減で引きつけられる
– テラパゴスの隣にいれば、テラスを切られにくいので、草テラスによる催眠対策を許さない

と、モロバレル側にもメリットがあり、テラパゴスのサポーターとしてベストと感じました。
また上記の理由でヘイトが高いためか1ターン目に集中されることが多く、守るを選択することでテラクラスターを1回多く打つことができます。
この動きを想定すると、テラパゴスには最初から火力を出して欲しいので、こだわりメガネを持たせました。

ウーラオスタケルライコ

テラパゴス+モロバレルは固定で、残りは一旦後発で出して強力な先制技を持って削り切るといったコンセプトに合致する、襷水ウーラオス珠タケルライコを準確定枠とし、(最終的にどっちも抜けます。)残りは一旦適当でランクバトルに潜りながら考えることとしました。

テラパゴスモロバレルウーラオスタケルライコ

テラパゴス、モロバレル、水ウーラオス、タケルライコ
↓モロバレルにテラスを切れない都合上、サポーターがモロバレルだけでは白バドレックス構築が辛いです。
また、ザシアン、ザマゼンタの鋼伝説が重かったので、炎タイプを採用したく、格闘半減を評価してウルガモスを採用しました。

テラパゴスモロバレルウーラオスタケルライコウルガモス

テラパゴス、モロバレル、水ウーラオス、タケルライコ、ウルガモス
↓この時点で構築のSラインが低く、素でテラパゴスより早い格闘伝説のザマゼンタ、コライドンを特に意識して、S操作技を採用できるポケモンが必要だと考えていました。ただし、既にサポーター的なポケモンを2枚採用している都合上、構築のパワーを保つため、S操作役にも火力を求めることになります

ハバタクカミウーラオス

この時点でテラパゴス自身は黒バドレックスに強いものの一般枠は弱く、また不意のルナアーラに勝てなかったので、ゴーストタイプで素早さ操作ができて攻撃性能も高いSブーストハバタクカミを採用し、さらに水ウーラオスを悪ウーラオスに変更することで、対黒バドレックス、ルナアーラを厚くしました。

テラパゴスモロバレルウーラオスタケルライコウルガモスハバタクカミ
テラパゴス、モロバレル、悪ウーラオス、タケルライコ、ウルガモス、ハバタクカミ
↓この時点で物理1、特殊5と特殊に偏ってしまっており、バークアウト光の壁といった対策が辛いです。タケルライコ単体はとても強かったのですが、構築の相性上泣く泣く外して、この時点で炎オーガポンが重かったこと、頑丈で行動保証があること、この指でテラパゴスとの相性もいいことから、岩オーガポンを採用しました。

テラパゴスモロバレルウーラオスオーガポン(いしずえのめん)ウルガモスハバタクカミ

個別解説

採用技の解説は判断が入ったところを採用順にコメントし、一般的だろうものは省略します。

テラパゴス

特性テラスシェルテラパゴス
持ち物こだわりメガネ
テラスタイプステラ
性格ひかえめ
実数値(努力値)テラスタル:H170-A×-B130-C172(252)-D131(4)-S137(252)
ステラ:H235-A×-B130-C200(252)-D131(4)-S137(252)
テラクラスター/はかいこうせん
トライアタック/ねごと
調整
CS:特化テラクラスターをたくさん打つというコンセプトでひかえめCS。耐久に振れず、ウーラオスのA特化インファイトを確定で耐えられないため、周りで全力でサポートする必要があります。

– トライアタックワイドガードが見えている時に選択する安定技。
– はかいこうせん:困った時の最終兵器、H振り白バドレックスも一撃で吹き飛びます。(初手からは打ちません。)練習ではちょくちょく打ちましたがPJCS予選では打ってません。
– ねごと:他の技を入れるよりは価値が高いと思い採用。予選での出番は1戦だけでしたが、その1戦が最終戦を勝利に導いてくれたので、採用は大正解でした。(ちなみに、最終戦は眼鏡テラパゴス+バレルミラーで、最終的に寝言の撃ち合いになりました、勝てて良かった…。)

相手がザマゼンタだろうが、テラクラスターかノーマル技(ステラで2倍)以外で拘る時点で負けだと感じていたため、ノーマル単色テラパゴスになりました。
コンセプトに基づいて、先発率、テラスタル率は100%(≠初手テラス率100%)でした。

ハバタクカミ

特性こだいかっせいハバタクカミ
持ち物ブーストエナジー
テラスタイプフェアリー
性格おくびょう
実数値(努力値)H135(36)-A×-B87(92)-C185(236)-D156(4)-S190(140)
ムーンフォース/シャドーボール
ちょうはつ/でんじは
調整
S:Sブースト時に追い風下準速カイオーガ抜き、大体のSブースト+耐久振りハバタクカミを抜いてるくらい。
C:できる限り高く(考え方としてはC252からどこまで自分で納得しながら削れるか。今回はH振り白バドレックスへのシャドボの乱数がC252と変わらないところまで削りました。)
残りHB。
前述の通り、ハバタクカミ採用時点でサポーターが2匹いたので、可能な限りCSに寄せました。

– シャドーボール:黒バドレックス、ルナアーラ、ついでに白バドレックスを強打するためにハバタクカミを採用したので、今回は確定。
– でんじは:S操作技は電磁波を選択。凍える風だとテラクラスターとまとめてワイドガードに巻き込まれたり、相手の凍える風に対して有利を取れないので、1匹だけとはいえ、S-2しながら、上振れれば行動不能にできる電磁波の方が強力に感じました。ただ凍える風も欲しい場面も沢山ありました。
– ちょうはつ:凍える風との選択ですが、モロバレル対策が筆頭で、トリックルームの阻止や、ドーブル系統に代表される不意のコンボパーティ対策として役立ちました。

S操作役としての採用でしたが、しっかり殴れるように調整した結果、テラパゴスの障害を殴り倒すといった選択肢も生まれ、構築のパワーを引き上げてくれました。

モロバレル

特性さいせいりょくモロバレル
持ち物ゴツゴツメット
テラスタイプみず
性格のんき
実数値(努力値)H221(252)-A×-B121(156)-C105-D113(100)-S31
かふんだんご/キノコのほうし
いかりのこな/まもる
調整
B寄りの耐久効率最大

– いかりのこな:テラパゴスを格闘技から守るため確定。
– まもる:初手守る+テラクラスターの動きが強力だったのでこの構築では確定。
– かふんだんご:味方、特にテラパゴスの体力を回復させることが強力なため採用。
– キノコのほうし:当然強力ですが、予選では自慢の催眠対策を沢山見せられて、(持ってなさそうなポケモンの挑発身代わりから、寝言ミストフィールドまで)予選を通して2回しか相手を眠らせられず、その2回も胞子じゃなくても勝ててそうだったので、実は諸説ある枠かと感じました。過去に戻るならオーロンゲ、ゴリランダー、オーガポンを強く殴るためのヘドロ爆弾に変えます。ランクバトルでは胞子でいいと思います。

一般枠としてはずっと固定で使っていたポケモン。テラパゴスとは縦の相性も横の相性も良い、まさにベストパートナーと思えるポケモンでした。

ウルガモス

特性ほのおのからだウルガモス
持ち物オボンのみ
テラスタイプみず
性格ずぶとい
実数値(努力値)H191(244)-A×-B124(220)-C156(4)-D126(4)-S125(36)
かえんほうしゃ/いかりのこな
おいかぜ/まもる
調整
S:最速60属抜き
残りHB

いかりのこな:テラパゴスを格闘技から守るため確定。
– まもる:初手守る+テラクラスターの動きが強力だったのでこの構築では確定。(ここまでモロバレルと同じ。)
– おいかぜ:元々鬼火だったのですが、胞子、電磁波と他の状態異常を先に撒いていることが多くなったので、いかりのこなを打たなくていい場面にて強い技として追い風を採用。
– かえんほうしゃ:この構築ではザマゼンタ対策枠で採用しているので、ワイドガードで防がれる熱風は不採用。登録直前まで放置されれば相手への負担がどんどん大きくなるを炎の舞でしたが、Cが上がらない場合に、H振りのザマゼンタ、白馬バドレックスを確2にできなくなる(火炎放射だとできる)ことを重く見て火炎放射を採用しました。

持ち物は伝説環境ではタイプ相性による受けだけでは耐久が足りないため、オボンのみを持たせました。
本人の採用率が執筆時点で30番以内に入ってなかったり、上記の理由で採用した火炎放射が使用率圏外だったり、なかなか研究が進んでないのかもと思います。

オーガポン(いしずえのめん)

特性がんじょうオーガポン(いしずえのめん)
持ち物いしずえのめん
テラスタイプいわ
性格ようき
実数値(努力値)H155-A172(252)-B105(4)-C×-D116-S178(252)
ツタこんぼう/パワーウィップ
このゆびとまれ/ニードルガード
調整
ようきAS

– パワーウィップ:ウッドホーンでは火力不足、ウッドハンマーは頑丈を失うため、命中不安に目をつぶって仕方なく採用。

草技の選択以外は単体では解説することのない一般的な岩オーガポンです。万が一再速炎オーガポンが来ても同速勝負に持ち込むため、最速イーユイ、最速ウーラオスに素早さで負けないため、素早さは最速です。

ウーラオス(いちげきのかた)

特性ふかしのこぶしウーラオス
持ち物きあいのタスキ
テラスタイプあく
性格いじっぱり
実数値(努力値)H175-A200(252)-B120-C×-D81(4)-S149(252)
あんこくきょうだ/ふいうち
インファイト/みきり

特に単体では解説することのない一般的なタスキ悪ウーラオスです。いじっぱりでも素早さは特に困りませんでした。

選出と立ち回り

ここの考察は一番力を入れたところで、メジャーな伝説ポケモン×最大3構築づつ、に対する選出と立ち回りのメモを事前準備で作っていました。膨大になるのでこちらは一部になります。

全体に共通する考え方として、どんな構築が相手だろうと

– 初手からテラパゴスに格闘技は打ってこない

ということを前提に立ち回っていました。相手視点で初手から打ちにくい構築になっているだろうとはいえ、相手依存の読みは危ないと言われればそうなのですが、ここは練習段階の経験則で確信して、本番でもその通りになりました。なので相手目線では強気のプレイングに見えそうな行動でプランを崩壊できたと感じられる試合も多かったです。

対白バドレックス

先発:テラパゴスハバタクカミorオーガポン(いしずえのめん)
後発:ウルガモス@1

相性:微有利
白バドレックスの強みの一つは高数値+テラスタルによる耐性変化だと思っているので、テラクラスター+一般枠がモロバレル以外弱点をつけることで、強みの一つを潰すことができています。それを持ってしてもなおやや有利止まりなのが、白バドレックス構築のパワーの高さを感じていました。

対黒バドレックス

先発:テラパゴスモロバレル
後発:ウーラオス@1

相性:有利
テラパゴスが霊無効&サイコフィールドを消せることと、相手視点から見えていない悪ウーラオスがいるため、この構築の最有利カードとなります。バレル集中を守る+テラクラスターから入って崩壊させます。

対黒バド寿司

先発:テラパゴスモロバレル
後発:ウーラオスハバタクカミ

予選ではびっくりするくらい黒バド寿司に当たったのですが、黒バド寿司には練習段階から全勝でした。
1ターン目:相手視点はアストラルビットでこだわるわけにはいかないので、モロバレルにサイコキネシス→モロバレル守る+テラクラスター。毒寿司相手に毒になっても仕方なし。
2ターン目:モロバレルを悪ウーラオスに交代+テラクラスター。黒バドレックスを倒す。
3ターン目:テラパゴスをモロバレルに交代+暗黒強打。(毒菱があればここで回収。)あとは怒りの粉だったり花粉団子で毒で減った体力を回復したりと流れで。ハバタクカミでスカーフシャリタツも安心。

対ミライドン

先発:テラパゴスオーガポン(いしずえのめん)
後発:モロバレルハバタクカミ

相性:微有利
いわゆるアルベガミライドンの亜種ばかりだったのもあり、選出も立ち回りもある程度決めていました。
相手先発がミライドン+エルフーンor炎オーガポンと出してきた場合は
1ターン目:ツタこんぼう+テラクラスターでミライドンの隣を倒す、ボルチェンでテツノカイナが出てくる。死に出しでミライドンが出てくる。
2ターン目:オーガポンがニードルガード、テラパゴスはモロバレルに交代。
3ターン目:ミライドンのこだわった技を確認して、以降、テツノカイナをモロバレルで詰ませる盤面を意識しながら、守ったり怒りの粉をしたりしながら時間を使う。→光の壁や追い風が切れたらハバタクカミで上から弱点をついていく。
と戦っていました。大体この先発で来るのでその場合は有利ですが、初手からウーラオスを出されたらかなり辛いので、その意味で微有利です。

対カイオーガ

先発:テラパゴスオーガポン(いしずえのめん)
後発:ハバタクカミ@1

相性:五分
初手はゼロフォーミングと頑丈でカイオーガが何をしてきても基本的にHPは残るので、初手から出てくるならもちろん、後発にいても、ウィップとテラクラスターで挟み撃ちすることを狙います。ハバタクカミは追い風下準速カイオーガ抜きなので、初手でうまくいかなかった時の保険になります。ただ、追い風+スカーフ水テラスカイオーガっぽい相手に練習段階で結構当たったのですが解決策が見つからずだったので、型次第という意味の五分だと思っています。

対ザマゼンタ

先発:テラパゴスハバタクカミ
後発:ウルガモス@1

相性:微不利
ボディプレス+ワイドガードと、ザマゼンタとテラパゴスの相性は最悪ですが、ウルガモスがいることもあり、微不利止まりの感覚です。ザマゼンタに電磁波を入れて上を取られないようにすることを狙います。

対テラパゴス

先発:テラパゴスハバタクカミorモロバレル
後発:ウーラオス@1

相性:五分
モロバレルがいるならハバタクカミ、そうでないならモロバレルから。テラパゴスが準速なので基本有利ですが、追い風テラパゴスがきついので、相性はトータルで五分とみなしています。

対コライドン

先発:テラパゴスハバタクカミ
後発:モロバレル@1

相性:不利
このパーティは炎を半減以下で受けられるポケモンがいないので、格闘技もあるコライドン相手は不利です。ただ絶望マッチというわけでもなく、コライドンに接触技しか無いことから、モロバレルに触れさせてテラパゴスの圏内に入れることを目指します。

対グラードン

先発:テラパゴスハバタクカミ
後発:@2

相性:五分
取り巻きはコライドンと同じ感じですが、大体テラパゴスの方がグラードンより速いので、グラードン相手はそこまでキツくなく、相手の炎枠次第です。

苦手なポケモン

ムゲンダイナムゲンダイナ
弱点をつけるポケモンがいない+テラクラスターが4回しか打てないため、ほぼ必敗マッチです。幸いPJCS予選では一度も当たりませんでした。

-イーユイイーユイ
イーユイ単体というより、入っていたら選出&立ち回りが窮屈になるポケモンです。このパーティは炎半減のポケモンがいないので、スカーフを含めイーユイに上から熱風を打たれ続けるだけで崩壊します。なのでハバタクカミの先発は必須&電磁波の最優先対象はイーユイとしていました。そうするとイーユイとよく組まれている、かつテラパゴスが苦手なザマゼンタ、コライドンに電磁波を入れられない展開になりやすいのがきついです。

-ガラルサンダーガラルサンダー
ハバタクカミ以外のポケモンが一致弱点を突かれるのがシンプルに辛いです。

さいごに

この構築が他人からどう見えるかがとても気になっていて、強そうな点・イマイチな点を、初心者から上級者まで色々聞いてみたくもあります。そのような思いもあり、記事への批評、動画・配信等での構築の紹介・レンタルの使用にあたって私に許可は不要です。楽しくエゴサできたらと思います。(私に直接悪口を言いに来るのだけはやめてくださいね。)

最後に、当日を含めたここ1ヶ月ほどの取り組み方について書き残しておきます。特に事前準備のメモと、リハを実施したことが今までの取り組みと変えたところで、初の予選抜けという結果に繋がった部分かと思います。

1月初め:レギュG開始、12月ランクバトルを頑張ってたので、ここから真剣に予選に向けて先述の考察をスタート、対戦すると考えもまとまってくるので、ランクバトルにもたくさん潜る。(最終的にメイン、サブ合わせて250戦くらい。)
1月中旬くらい:ランクバトルに潜るだけでなく、座学として、伝説ごとに3構築ほどを想定した選出、立ち回りをiPhoneのメモにまとめ始める→ランクバトルで実践して、構築、技、調整、立ち回りを適宜修正。想定構築の選定はアルカナさんのレギュG事前考察を参考にしました。(この動画は何度も何度も見直して勉強しました。)

1/20くらい:構築がほぼ完成(ここから本番までに変えたのはウルガモスの炎の舞→火炎放射のみ)、ランクバトルのレートが1800を超えたのでPJCSで戦えることを確信。メインロムでは型バレ、戦法バレを防ぐためにランクバトルには潜らないことを決意。
1/25〜28
仮想PJCSとして、サブロムで事前のメモを片手にランクバトル45戦のリハに取り組む。(本当は土日の2日でやりたかったけど忙しかったので4日かけて)。この時点では29勝16敗と散々だったけれども、一戦一戦に集中→振り返りを繰り返し、対戦メモは大幅にアップデート。
1/29
リハの反省点をもとに、ダメ計を回しながらウルガモスの技だけ変更(炎の舞→火炎放射)して余裕を持って登録。詳細は省きますが、この時に「変えない」という決断も沢山やっています。
2/1,2
2日目から予選参加。3日目夜からではとても集中力が持たないので、土曜日は1600到達or15戦、日曜日は昼と夜に分けて潜ることを事前に決めていました。順位のボーダーは前年の第一回予選と海外勢の割合が一緒と仮定して、150位くらいだろうと予測していました。

2d
○×○×○/○○○○○/××○○○/1602
3d昼
○○×○×/○○○○○/ 1682
3d夜
○○○○/ 1741 23-6→140位(日本人120人以内)で予選抜け

2日目の負けのうち2敗がアドリブでメモと違うことをして負けに繋がったと感じられたので、3日目は徹底して事前考察を信じました。
1741に到達したのは日曜21:30くらいで、そこから月曜日の朝までうまく眠れず、もう一回潜るべきか…?、と何度も何度も考えましたが、何とか我慢して結果的に正解でした。

マッチングに関しては正確には集計してないものの、感覚的には有利マッチの黒バドレックスがほぼ使用率通り最も多く、その意味ではマッチング運は良かったと思います。
また、皆さんが予選まで隠し持っていた様々な秘策(?)のうち、テラパゴスはテラスタルによる対策を許さないことから、私はあまり被害を受けず(前述の自慢の催眠対策くらい)、一戦一戦の重さは段違いでしたが、対戦内容自体はいつものランクバトルと同じ感覚で戦えました。

全国大会に向けて、一体どこでどうやってルールも発表されていないレギュレーションIの考察・練習をするかを悩んでますが、伝説2体ルールと仮定して、まずは机上論で考察して使いたい伝説をレギュG環境でランクバトル、次回以降の予選で試していこうと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

なみのりさんのパーティ

チームID:K93319

パーティ作成者

HN:なみのり

なみのりさんのプロフィール

ツイッター

第八世代:ランクバトル最終2桁×4、公式大会最終2桁×1
第九世代:ランクバトル最終2桁×1、PJCS2025本戦出場予定

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