【日本王者決定戦2020準優勝】2020版ゼルネアススタン【シニアカテゴリ】

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はじめに

こんにちは、みず(@miz_0820)です。 去年の全国大会振りに構築記事を書きます。

今回は8/22に行われた王者決定戦シニアカテゴリにて使用した構築を紹介します。 結果としては、日本一決定戦本戦を4位通過。決勝ラウンドにて準優勝でした。

構築経緯

当初の予定としては6/26〜29にて行われた日本一決定戦(予選)で使用したじゃくてんほけんエースバーンを用いたギミック構築を改良したものを使用したいと考えていたのですが、その予選にてかなりエースバーンにメタを貼った構築が上位に勝ち上がっていました。

その上鎧の孤島解禁後の環境にエースバーンがそこまで刺さっておらず使用を断念し、別の構築にシフトチェンジすることを考えていました。構築を決めるにあたってまず今何が流行っているかを理解しておかないといけないので環境上で流行っている構築を試していきました。その中で当時はフシギバナ,コータス,リザードン構築が環境トップに位置しており、実際に使用してみましたがミラーへの解答がいくら対戦を重ねても出せず、メタ側のアプローチから模索することに。そこで見つけたのがポリゴンZでした。

ポリゴンZ

その当時は既に流行りの予兆を見せていたはいえメタの対象には少し離れていたと考えていた為、明確な対策をしているプレイヤーもあまり多くはなかったと思います。構築を作る上での条件として設定していたフシギバナコータスに対しても有利を取れミラー以外でしたらどの構築にも不利を取らないのが魅力的でした。

ミラーに関してもポリゴンZは前述の通りそこまで環境に影響を及ぼしているポケモンでは無かった為、無視できる範囲と思い構築の軸を決定。最初はNils DunlopがPlayers Cupにて使用していたポリゴンZ構築を使っていたのですが、鋼タイプ(主にアーマーガア,ジュラルドン,ジバコイル)を軸とした構築にダメージレースで追いつかれてしまい負けてしまうことが多発してしまいました。ですが、この時点でポリゴンZ自体の性能にはかなり納得がいっており、後は周りのポケモンで鋼ポケモンを対策すればそれらは解決できるかなと思い考察を進めていきました。

その際PJNO(非公式のオンライン全国大会)で使用された構築を順々に見ていったのですが、そこでTop4の実績を残している天音さんが使用していたリザードン(【PJNO ベスト4】リザゴリラビートダウン)に目に着けました。

キョダイリザードン

ギミック自体もとても強くポリゴンZが苦手としている鋼タイプにも有利を取れていて、弱点保険が採用されており広範囲で対応出来る為、即採用。実際に使用してみるとありえないぐらい勝てたので対戦していく中で欠陥を埋めていき本戦に持ち込みました。

キョダイリザードンガオガエントゲキッスのアイコンウーラオスポリゴンZゴリランダー

構成

ポリゴンZ

特性てきおうりょくポリゴンZ
持ち物いのちのたま
性格おくびょう
実数値(努力値)160-*-90-187(252)-96(4)-156(252)
はかいこうせん/あくのはどう
10まんボルト/まもる
調整
S: 最速

ダイマックスの3ターンで相手に致命傷を負わせるのがコンセプトな為火力は削る意味が無いと判断しこの配分になりました。

ダイマックスが切れた後でも活躍出来るのでとても強かったです。

リザードン

特性もうか
持ち物じゃくてんほけん
性格おくびょう
実数値(努力値)166(52)-*-109(84)-145(124)-109(28)-162(220)
ねっぷう/エアスラッシュ
ねっさのだいち/まもる
調整
S: 最速95族抜き

天音さんが使用していたリザードンはブラストバーン,ぼうふうを採用していましたが、ポリゴンZとリザードンを両選出することが多々あったので柔軟性を高めるために今回は熱風,エアスラッシュを採用しました。

選出回数は低いですが選出した試合はかなり活躍してくれたので良かったかなと思います。

トゲキッス

特性きょううんトゲキッス
持ち物リリバのみ
性格おだやか
実数値(努力値)189(228)-*-121(44)-141(4)-169(148)-111(84)
マジカルシャイン/このゆびとまれ
あまえる/てだすけ
調整
HD: ポリゴンZのC187珠ダイアタック(はかいこうせん)高乱数耐え(86.7~103.1%)

全く急所に当ててくれないトゲキッス。最初はピッピだったのですが、ウーラオス,ゴリランダーがキツく、それらを払拭できるのがトゲキッスだった為に変更。

ピッピから変更する都合上、相手のポリゴンZのダイアタックを耐えて欲しかったのでHDに厚く振りました。

あまえるに関しては主にバンドリ,エースバーン構築に対して打ちます。ダイスチルで一撃で倒されては意味が無いのでリリバの実を持たせました。

ダイアタックとの相性がかなり良く、めちゃくちゃ強かったです。

ガオガエン

特性いかくガオガエンの画像
持ち物ぼうじんゴーグル
性格いじっぱり
実数値(努力値)202(252)-149(4)-117(52)-*-135(196)-81(4)
ねこだまし/うっぷんばらし
フレアドライブ/すてゼリフ
調整
HD: フシギバナの珠c167ダイアース確定耐え

フシギバナ構築に積極的に出していくポケモン。

その関係上、最低限の火力は欲しかったので攻撃に補正をかけました。技構成は割と一般的なもの。

このルールのガオガエンは最初はあまり魅力を感じませんでしたが、実際は過去ルール同様めちゃくちゃ強かったです。

ウーラオス(いちげきのかた)

特性ふかしのこぶし
持ち物きあいのタスキ
性格ようき
実数値(努力値)175-182(252)-120-*-81(4)-163(252)
あんこくきょうだ/ふいうち
インファイト/まもる
調整
S: 最速

守る貫通がとても強くポリゴンZが苦手とするバンギラス,サマヨール,ドラパルトに強く出るための駒。

基本的には後発に出しますが先発にも出すことが偶にあるので出し方の好みは分かれそうだと思ってます。

一応キョダイマックス個体ですがほぼダイマックスは切らないのであまり必要なし。

今思えばトゲキッスがパーティ単体でキツかったのでバンギラス等に変えてればなと思っています。ここのウーラオスは割と諸説です。

ゴリランダー

特性グラスメイカー
持ち物こだわりハチマキ
性格ゆうかん
実数値(努力値)206(244)-181(156)-110-*-104(108)-94 ※S個体値31
グラススライダー/ウッドハンマー
とんぼがえり/ばかぢから

ポリゴンZで相手に致命傷を与えた後、ハチマキグラススライダーで一掃します。火力がかなり高く威嚇を入れられてもそれなりのダメージが期待できるのでポリゴンZとかなり相性がいいポケモンだと思っています。

反省点としては普通に耐久に振るよりHA極振りでいいと思います。理由としては一掃するという役割を持たせている関係上倒せないポケモン等が居たら不都合な事が多く、ここは変えるべき点だと思います。

 

各選手パーティ公開後の選出と立ち回り考察

vsヤマグチ マリン 選手

王者決定戦シニア3位

準決勝の相手です。相手の選出に関しては、

先発:オーロンゲ + ウインディのアイコン
後発:トゲキッスのアイコン + ウオノラゴン

完全に予想通りでした。 オーロンゲで壁を貼りつつバークアウトでポリゴンZを腐らせる立ち回りは完全にわかっていたので先発にポリゴンZをチラつかて即交換し、ガオガエンのフレドラ+グラススライダーでオーロンゲを倒していくプランが通ると思い当日はこのような感じてプレイして行く事を決めていました。

ですが、スライダー+フレドラを耐えられ完全に誤算でした。かなり焦りましたが、振り返ってみると結局1戦目の負けは急所によるプランの崩壊だったので2戦目も同じことが通るだろうなと思い同じ行動をしました。

ちなみに2,3本目で相手が仮に選出を変えてきていたとしてもポリゴンZ+ガオガエン選出が全対応できるので、特に問題無いと思い3戦通して同じ選出をしました。

【3本目の初手ダイマックスについて】

1.2本目でゴリランダー下げを見ているのでそろそろ熱風を打ってくる頃だと思いポリゴンZを動かしました。

結果的にバークアウトを打たれたのですが相手のトゲキッス以外のポケモンを先に倒しておけばトゲキッスの驚異はそれほど無いというのは事前に知っていたのでそのプランに変更しました。 最後のエアスラッシュ急所怯みはさすがに焦りましたが勝てて良かったです。

vs ツキデ コウ選手

王者決定戦シニア3位

パーティ相性はこちら側がかなり有利だったと思います。 ポリゴンZ+トゲキッスの選出は相手からしたらかなり厳しい出し方だと思っていたので、決勝にて当たった際はこれを軸に戦って行く予定でした。

相手のトゲキッスにこのゆびとまれが無い事は事前にわかっていたのでポリゴンZが苦手なこだわりスカーフを持っているウーラオスはゴリランダーで対処できます。そのことからかなり有利なマッチアップだったなと思っています。

前日はヤマグチ マリン選手に対しどう勝つかを最優先していたので他の選手にどう立ち回るかはアドリブで決める予定でした。これもかなり反省してます。

vs イチカワ カイセイ 選手

王者決定戦シニア優勝

実際に決勝で当たった選手です。

相手の選出予想としては

先発:バンギラス +
後発: フシギバナ + コータスのアイコン

ダイマックスフシギバナで立ち回ってくると予想していたので1戦目はリザードンを選出しました。ですが予想していた選出とは全く違い、フシギバナが出てこずリザードンが腐ってしまう形になり負けてしまいました。

フシギバナが来ないのであればポリゴンZが刺さると2戦目はポリゴンZを選出しましたが、完全に相手に流れを捕まれそのまま負けました。

本当に実力不足だったなと反省しています。

基本選出

先発:ポリゴンZ + トゲキッスのアイコン
後発:ゴリランダー or ウーラオス or ガオガエン

決勝ラウンドでは1度もこの先発を出しませんでしたが、普段はこの選出で戦っていました。

ポリゴンZが通りやすい相手でしたらこの選出が一番いいと思っています。

リザードン ポリゴンZ両選出

先発:ポリゴンZ + トゲキッスのアイコン
後発:リザードンの画像 + @1

主にジバコイル構築,ジュラルドンギャラドスのような構築に出していました。

ギャラドスを完全にポリゴンZで見ていたのでギャラドスとはがねタイプが同居している構築にはこう出していました。他はかなりアドリブで選出していました。

おわりに

極端にモチベが低く、今年のルールは全くやるつもりがなく来年からポケモンを取り組むつもりでしたが、1年後の全国大会の権利を取れる機会ということで予選の1週間前にSwitchを購入しVGC2020ルールを考察しはじめました。

こまでの結果を残すことが出来るとは思ってもいなかった為、自分でもかなり驚いています。ほんとに満足です。

bo1の本戦でも同じ構築を使用したのですが、bo3でもある程度立ち回れると思っていたので決勝ラウンドでも同じ構築を使用しました。ですが、決勝にて構築を作る段階でのメタの対象としていた構築に完敗しました。本当に負けるべくして負けたと思っています。 もう少しあそこをこうしてたらな〜と思う部分もありますが、結局は自分の実力不足です。正しいbo3の構築の組み方を再認識できたのでいい機会だったと思います。

前日に声をかけたみずみさん(@mizumizming)に調整をかなり手伝ってもらったのにも関わらず優勝できなかったのが本当に心残りで悔しいです。その他応援してくれた方本当にありがとうございました!

来年リベンジしたいです。 何か不明な点,立ち回り等聞きたいことがあれば@miz_0820のDMにてお願い致します。

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パーティ作成者

みず

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VGC:PJCS2019 top32 / 日本一決定戦2020 準優勝

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