レンタルチームID:0000 0001 406T MK
はじめに
初めまして、のっとん(@notonoto_mby)といいます。
リバティノートさんに構築記事を寄稿させていただくのは今回が初めてとなります。
去年の王者決定戦で準優勝をした際、運営を務めていらっしゃるシャンディさんに構築記事を書いていただきたいとお誘いをもらい、喜んで受け入れたものの、なんとすっぽかしたのがこの男。
色々忙しかったとはいえさすがに申し訳ないと思い、冠環境で上位に入って汚名返上の構築記事を書こうと挑んだのがシーズン14となります。
今回はそのシーズン14で勝率を8割程度で無事最終1位を獲得したので、今回の記事を書かせていただくことにしました。よろしくお願いします。
構築経緯
まだシーズン13だった頃、パーティ構築を迷走していた時にいとうさん(@Gardevoir_Dawn)と対戦してボコボコにされました。その時いとうさんが使っていた構築が壁張りオーロンゲ+あくびニンフィアでした。
対戦してかなり強いと感じたので自分なりに作った構築が
でした。
以上のパーティを使っていくつか出た課題が
②壁を張ってもボルトロスとウーラオスの耐久が低く、壁が機能しない
そこでいとうさんが入れていたレイスポスをこのパーティにも組み込むことにしました。レイスポスは素早さ実数値200でねこだましを受けず、ちょうはつでトリックルームを阻止したり、おにびやバークアウトで相手の火力を削いだりと、サポート面がかなり器用です。
さらにヒードランをメタグロスに、ボルトロスをガラルファイヤーに変更して完成したのが今回のパーティです。壁がかなり機能する構築となりました。
構成
オーロンゲ
いたずらごころ | |
ひかりのねんど | |
わんぱく | |
202(252)-140-128(252)-*-96(4)-80 | |
でんじは/リフレクター ひかりのかべ/ソウルクラッシュ |
H:ぶっぱ
B:ぶっぱ
D:余り
壁張り要員。選出率はほぼ100%です。
壁を張れるポケモンは他にもレジエレキ等がいますが、いたずらごころでかつ耐久もある程度あるのでオーロンゲを採用しました。
また、専用技のソウルクラッシュも、相手の特攻を1段階下げる効果があり、壁構築と相性が良いです。
でんじははS操作の役割があり、壁を張った後も役割を持てるように採用しました。運が良ければ麻痺バグで相手が動けないこともあるので、最後までワンチャンを残せる最強の技です。
持ち物は壁ターンを延長するひかりのねんどを持たせました。
メタグロス
クリアボディ | |
とつげきチョッキ | |
いじっぱり | |
187(252)-200(212)-151(4)-*-111(4)-95(36) | |
コメットパンチ/いわなだれ バレットパンチ/じだんだ |
H:ぶっぱ
S:まひ状態の最速エースバーン抜き
A、B:努力値余り
控えめCぶっぱヒートロトムの珠ダイバーン:ひかりのかべ込みで39.0〜45.9%
Aぶっぱブリザポスのダイアース:リフレクター込みで24.8〜29.6%
AぶっぱブリザポスのA2段階上昇ダイアース:リフレクター+B1段階上昇で33.4〜39.5%
このパーティのメインアタッカーで僕の推しポケです。
調整の欄にも書いてますが、壁を組み合わせたら化け物です。特に壁+チョッキの耐久力は凄まじく、控えめCぶっぱヒートロトムの珠ダイバーンを、ひかりのかべ込みで39.0〜45.9%という計算結果を見たときは数値の入れ間違えかアプリのバグを疑いました….。
さらに主力技のダイスチル、サブウェポンのダイアースで自身と味方の耐久も上がるため、急所でもない限り弱点を突かれても落ちない超耐久盤面が出来上がります。
とつげきチョッキを持たせる都合上、まもるを搭載することはできないので、先制技のバレットパンチを仕込みました。読まれることが少なく、ダイアース耐え調整をしているダイマックスレジエレキがダイマックスを終了した後に上から処理できるようになっているため、対レジエレキはかなり余裕がありました。
ヒードランと違って4倍弱点が無く、能力変化もクリアボディでカットされるため、ダイマックスを切った時は確実に役割を遂行してくれたので、ヒードランから変更して良かったとずっと思ってます。
カプ・レヒレ
ミストメイカー | |
たべのこし | |
ひかえめ | |
177(252)-*-135-152(188)-150-114(68) | |
だくりゅう/ムーンフォース めいそう/まもる |
H:ぶっぱ
S:準速バンギラス抜き
C:余り
隣でメタグロスでダイスチル、ダイアースを撃たせてレヒレを育てるのがこのパーティの主軸となる立ち回りです。
頑丈にするということで、たべのこし持ちのよくある技構成になりました。
Sのラインは準速バンギラスに上からいわなだれで怯まされることが嫌だったので準速バンギラス抜き調整。それ以上Sを上げるのは耐久と火力を削ぐことになりそうだったため、やりませんでした。
ニンフィア
フェアリースキン | |
リリバのみ | |
ずぶとい | |
202(252)-*-128(252)-130-150-81(4) | |
ハイパーボイス/マジカルフレイム あくび/まもる |
H:ぶっぱ
B:ぶっぱ
S:無振りオーロンゲ+1
珠エースバーンのキョダイカキュウ:75.7〜90.5%
手助け込み珠エースバーンのキョダイカキュウ:リフレクター込みで76.2〜90.0%
Cぶっぱテッカグヤの特殊ダイスチル:ひかりのかべ+リリバのみで28.2〜33.6%
いとうさんと対戦して魅力に取り憑かれたポケモンです。いとう様に感謝!
オーロンゲニンフィアという並びは一見、嘘泣き+ダイフェアリーというアタッカー型を警戒させられますが、実はあくびを搭載した耐久型というオチです。僕も見事に嵌められた戦法です。
Bに厚く振ると意外と物理方面も硬くなるんだな、と気づきを得られた使い方です。
調整の欄に書いてありますが、素で珠キョダイカキュウを耐える耐久力、壁を張るとさらに硬くなり、ダイマックスポケモン相手に確実にあくびを入れてくれて、信頼度はかなり高かったです。
特殊アタッカーにはあくびだけでなく、マジカルフレイムでCを下げることもできるので、オーロンゲのソウルクラッシュと組み合わせて特殊アタッカーを腐らせることもできます。
壁構築を考えてる方にぜひオススメしたいポケモンです。
ガラルファイヤー
ぎゃくじょう | |
じゃくてんほけん | |
ひかえめ | |
197(252)-*-110-149(124)-150-127(132) | |
もえあがるいかり/エアスラッシュ わるだくみ/まもる |
H:ぶっぱ
S:S1段階上昇で最速エースバーン+2
このパーティの準エース。メタグロスの通りが悪い時に選出します。
ガラルファイヤーの元々の耐久が高い上に壁補正も加わり、特性ぎゃくじょうによって火力がさらに上がる、ダイジェットで素早さを上げて上から制圧する。以上のことを踏まえると、メタグロスよりじゃくてんほけんの相性は良いと考えました。
わるだくみ+じゃくてんほけん+ぎゃくじょうの全てが発動すると特攻は5段階上昇となり、さらにダイジェットを積むともう誰にも止められません。
壁のおかげで強引にわるだくみを積めるのも評価が高いです。
また、特殊アタッカーが苦手とするガオガエンやレイスポスのバークアウトや、オーロンゲのソウルクラッシュも、わるだくみで追いつくので起点にできるのも強かったです。
メタグロスの受け身のスタンスと違って火力を上げて制圧する立ち回りで勝ちをもぎ取ります。
レイスポス
くろのいななき | |
きあいのタスキ | |
おくびょう | |
175-*-81(4)-197(252)-100-200(252) | |
シャドーボール/おにび バークアウト/ちょうはつ |
H:16n−1
CSぶっぱ
相手のパーティにニンフィアのあくびが通らないカプ・レヒレや、トリル要員として採用されやすいポリゴン2やサマヨールを妨害したかったので採用しました。
このゆびとまれさえされなければちょうはつでトリックルームを発動させず、その間に壁を張ったりと盤面を整えていきます。
また、相手の物理アタッカーに対しておにびを、特殊アタッカーに対してバークアウトを入れることができるので、相手の火力を削いでイージーウィンできることもあります。
ゴーストタイプであるため、ガオガエンのねこだましで妨害されることもなく、素早さも高いため確実に仕事をしてくれました。
選出と立ち回り
選出①
後発:+or
対ポリ2ブリザポス+コータスフシギバナを含め、大半のパーティに対してはこの選出で良いと思います。
オーロンゲで壁を張り、ニンフィアで相手のエースにあくびを入れて場をコントロールしていきます。
オーロンゲかニンフィアが倒された後、死に出しでメタグロスを出してダイスチルやダイアースで相手を削りながら自身の耐久を上げます。
最終的にメタグロス+カプ・レヒレの並びを作り、ダイスチルやダイアースでカプ・レヒレを育てるのが理想です。
ガラルファイヤーを選出している場合は、強引にわるだくみを積む動きを考えます。ガラルファイヤーを出すまでに相手の火力を削いで起点にしましょう。
選出②
後発:+or
相手のパーティがカプ・レヒレが入ってるトリルパだったり、逆にレヒレやフシギバナが存在しないポリ2orサマヨールブリザポスのパーティ、メタグロスミラー、レジエレキがダイマックスしてきそうな時にレイスポスを選出しました。
基本的なコンセプトは選出①と変わりません。ニンフィアかレイスポスのどちらを選出するかは相手のダイマックスポケモン、あくびの通りを考えて選びます。
選出③
後発:+
対レジギガス+マタドガスの構築に選出します。マタドガスのかがくへんかガスはオーロンゲのいたずらごころがかき消され、先制で壁を張れないためです。
とはいえ、レジギガスにおにびorあくびを入れることができれば勝ちは濃厚だと思います。
苦手な相手
セキタンザンをチラつかせながらアシレーヌのほろびのうたで勝ちを狙ってくるパーティは、壁がほぼ機能しないので苦手です。
仮にほろびのうたを防ぐためにレイスポスを選出するとアシレーヌのアクアジェットとセキタンザンのじょうききかんのコンボが炸裂してしまうので負けに直結する恐れがあります。
先発はオーロンゲとニンフィアを出し、セキタンザン方向にあくびしながらオーロンゲはソウルクラッシュをアシレーヌ方向か、ひかりのかべをするのが丸いと思います。
ほろびのうたでオーロンゲとニンフィアは落とされてしまいますが、それまでにアシレーヌを削っておけば、裏の本命であるメタグロス+アシレーヌで処理していけると思います。
さいごに
今回の構築記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。勝率8割で最終1位に登り詰めたことは、大きな自信に繋がりました。
今はシリーズ8環境が熱いですが、構築作成時のヒントになれば幸いです。
僕もシリーズ8も上位を目指して頑張ります!
それでは、またどこかでお会いしましょう。ありがとうございました!
レンタルチームID:0000 0001 406T MK
パーティ作成者
のっとん