レンタルチームID:0000 0000 6L99 M1
はじめに
今回が2度目の寄稿となりますジキル(@jekyll335)と申します。
今回はてるチャレチーム戦で使用した構築を紹介していきたいと思います。結果は決勝トナメを合わせて個人6-2で内訳13-5、チームとしてはBEST16まで行くことができました。
構築経緯
このルールの構築の組み方がわからなすぎてシーズン15が悲報すぎる結果に終わってしまい、その後も色々試していたものの全く勝てるようにならなかったので、当時ランクマでも某サイトでもいい成績を残していた同じチームの大将であるペニーワイズさん(@kyudo1999)が使っていた構築を見せてもらい、並びを丸パクリしました。(型は自分なりに考えたものを使いました。)
その時の並びがザシアン、オーロンゲ、コータス、リザードン、フシギバナ、レジエレキというものでした。
レジエレキはあまり選出しなかったものの他の5体のパワーの高さがとても気に入ったので、レジエレキを別のポケモンに変えて色々回していました。
するとランドロスが凄くマッチしているように感じたので、ここで6体の並びが完成しました。
構成
ザシアン
ふとうのけん | |
くちたけん | |
いじっぱり | |
199(252)-212(20)-136(4)-*-153(140)-180(92) | |
きょじゅうざん/せいなるつるぎ みがわり/まもる |
H-D:C167珠レジエレキの140ダイサンダー耐え
H-B:不一致イカサマを身代わりが確定耐え
S:最速ボルトロス抜き
脅威の耐久を誇るHDザシアンです。
元々はとり。さん(@cantfly_ss)の配分を真似て使っていたのですが、某サイトで珠ダイマエレキのダイサンダーでザシアンをワンパンしてイージーウィンしようとする不届き者が多く見受けられたのでそれを耐えるようにDに振りました。(物理エレキは2戦目以降ランド投げてしばきましょう。)その結果、エレキのダイサンダーだけでなく色々な抜群技を耐えられるようになり、不利対面でも強気な突っ張りがしやすくなりました。
技構成に関しては、きょじゅうざんとまもるは確定として、格闘技は撃っても耐久が下がらず、相手のダイスチルの影響を受けずにメタグロスなどを削ることができるせいなるつるぎを採用し、最後の1枠はトリルターンを稼げたり相手の補助技を防いでドヤ顔したり色々な使い方が出来るみがわりを選択しました。
壁下のこのザシアンの特殊耐久は暴力的であり、控えめ眼鏡カプ・テテフのムーンフォースを身代わりが耐えます。耐久も火力も耐性も何から何まで優秀で、使ってて本当に強いポケモンだと思いました。
リザードン
サンパワー | |
ソクノのみ | |
おくびょう | |
153-*-99(4)-161(252)-105-167(252) | |
ブラストバーン/ぼうふう げんしのちから/まもる |
この構築のダイマエースその1です。
技構成はダイマックス技の火力を上げるためにブラストバーンとぼうふうを選択し、最後はリザミラーに強くなるげんしのちからを採用しました。
持ち物に関しては、火力にはそんなに困らないと思ったので珠ではなくレジエレキ、サンダーなどの前で強引に突っ張ることが出来るようになるソクノのみを持たせました。
タイプ一致のキョダイゴクエン、ダイジェットが優秀であり、最早晴れなしでも十分戦えるのでコータスを選出せずリザードン単体で出すこともかなり多かったです。今回定数ダメージを与えるキョダイマックス技を使えるキョダイマックスポケモンを初めて使ったのですが、ザシアンが削ったポケモンがキョダイゴクエン、キョダイベンタツのダメージだけで倒れていくのが本当に強いと思いました。
フシギバナ
ようりょくそ | |
いのちのたま | |
ひかえめ | |
169(108)-*-104(4)-167(252)-121(4)-118(140) | |
ハードプラント/だいちのちから ウェザーボール/まもる |
H:10n-1
S:ようりょくそ発動時にS1段階上昇最速ランドロス抜き
この構築のダイマエースその2であり、今回の構築のMVPポケモンだと思います。
珠ハードプラントベンタツの火力が尋常ではなく、技範囲も広く、耐久も耐性も優秀なので壁を貼れば場に残りやすい非の打ち所がないポケモンだと思いました。なんならベンタツの定数ダメが強すぎるのでダイマ中に1ターンしか行動できなくても良かったりします。4つ目の技に関してはねむりごなかまもるで選択になると思いますが、僕はやさしいのでまもるを採用しました 実際ダイマが強すぎてねむりごなに頼りたくなる場面がなかった上、まもるがないと負けてた場面が結構あったのでこれで良かったと思います。
コータス
ひでり | |
オボンのみ | |
ずぶとい | |
175(236)-*-211(252)-105-93(20)-40 | |
しっとのほのお/ボディプレス あくび/まもる |
H:16n-1
フシギバナとリザードンを強化するためのポケモンかと思いきや優秀な物理耐久、耐性のおかげでボルトロス、ザシアンを始めとした色々な物理アタッカーに滅法強く、コータス後投げしてあくびとかしっとのほのおをチンパン連打してたら試合終わってたみたいな状況が結構多かったのでめちゃくちゃ強かったです。
終盤の詰めを容易にするあくび、命中安定でそこそこの火力があるため削り技として優秀であり、ダイジェットやダイナックルを撃ちにくくさせることが出来るしっとのほのお、ザシアンを通す際に障害となるポケモンの代表格であるガオガエンを5割ほど削ることができるボディプレスが強すぎてかなり選出率が高いポケモンでした。
また、この構築で雨パと戦う際にはほぼ必須のポケモンでもあります。
オーロンゲ
いたずらごころ | |
ひかりのねんど | |
しんちょう | |
202(252)-141(4)-97(92)-*-125(148)-82(12) | |
ソウルクラッシュ/リフレクター ひかりのかべ/ちょうはつ |
バグポケモン。
耐性の優秀さで一生場に残るので仕事を遂行しやすく、挑発で相手の補助技を止めたりできます。今回壁貼り型のオーロンゲを使って、壁の強いところは強引な立ち回りをしやすく出来るところだと思いました。
挑発のところは電磁波、怖い顔などと選択になると思うのですが、挑発で相手のランドロス、グラードン、ロトムなどの積み技を防いだおかげで勝てた試合が多かったので僕は挑発を推します。ただ、セキタンザン絡みの構築への立ち回りが楽になるので電磁波も違った強さがあると思います。
ソウルクラッシュはこの構築で重めなパルキアをいじめるために必須です。
霊獣ランドロス
いかく | |
とつげきチョッキ | |
いじっぱり | |
191(212)-207(188)-115(36)-*-101(4)-120(68) | |
じしん/そらをとぶ とんぼがえり/がんせきふうじ |
H:16n-1
B:A182鉢巻ウーラオスのあんこくきょうだ確定耐え
S:S1段階上昇時に最速ボルトロス抜き
最後に入ってきたポケモンです。
この枠にはレジエレキ、ランドロス、ヒートロトムなどにある程度強いポケモンを入れたいと思っていました。そこでトリトドン、水ロトムなどを試していたのですが、水ロトムはレジエレキに強いとは言えず、トリトドンはガオガエンに上からすてゼリフで弱体化させられたり、そもそもこのポケモンを誰も知らないため普通に先発にエレキランドを出されたり全員トリトドンにしばかれる選出をしてくる人がいたり選出誘導にならず混乱するのでやめました。そして最終的に結局使い慣れているポケモンであるランドロスになりました。僕はこのポケモンから逃れられないようです。
この選択は正解で、とんぼがえりで威嚇が入っていないザシアンを場に降臨させたり、威嚇で相手のザシアンを弱体化させることができたり強い要素しかありませんでした。岩技に関してはがんせきふうじを使ってみたかったのでとりあえず入れてみたら相手のダイジェットでのSの上昇を抑制できたり、リザードンやザシアンが上から殴れる状況を無理やり作ることができたりかなり優秀な技だと思いました。実際決勝トナメ1回戦の2試合目はこの技のおかげでかなり立ち回りが楽になりました。チョッキランドロスははじめて使ったのですが、ありえん強かったのでこれから擦っていこうと思いました。
配分に関してはザシアンをこのポケモンで倒す必要がないと思ったのでSはそんなに振らず、耐久と攻撃に回しました。個人的にチョッキランドロスの一番強い技はとんぼがえりだと思ったので、とんぼがえりを相手のランドロスの後に撃て、耐久に振ったおかげで相手の攻撃をいい感じに耐えてとんぼがえりで複数回サイクルを回すことを可能にしたこの配分は結構強かったです。
選出と立ち回り
基本選出
選出1
先発:+
後発:or+or
選出2
先発:+or
後発:or+
壁を貼りつつロンゲの横のポケモンで殴っていき、相手のポケモンを消耗させます。そして裏のアタッカーで全員しばくのが主な勝ち方でした。
リザードン、フシギバナを先発に出した際は壁を貼れば大体耐えるので不利対面でも結構ダイマしてました。レジエレキ、ランドロス入りのパーティには大体ランドロスを選出してました。
対負けん気ボルトロス関連
①霊獣ランドロスがいない時
先発:+
後発:+or
②霊獣ランドロスがいる時
先発:+or
後発:+
相手にランドロスがいない場合は大体先発ロンゲザシアンで投げ、相手が先発からボルト+物理アタッカーみたいな投げ方をしてきた場合はロンゲ方向からコータスを後出しし、しっとのほのおやあくびでダイマターンを枯らせば結構簡単に勝てることが多いです。
問題はランドロスなどコータスとザシアンの両方に強いポケモンがいる場合です。
※ランドロス以外のコータスとザシアンの両方に強めなポケモンは、特殊型でダイナックルによるバフが乗らないため壁で無理矢理ダイマターンを枯らすことができたり、ザシアンのきょじゅうざんでワンパンできるポケモンだったり、そもそも火力がないのでザシアンの処理に時間がかかるポケモンであることが多いのでここではランドロスを中心に考えていきます。
ボルトロス+ランドロスの選出をされると、地面技が一貫しているので先発ロンゲザシアンからコータス後投げといった立ち回りは流石にし辛く、かといってランドロスも負けん気を考慮すると投げにくいため、先発にフシギバナかリザードンを投げ(大体フシギバナ)、ランドロスを倒すかランドロスを交代させてダイマ技のバフが乗らないようにすることが多いです。バフが乗ってないランドロスならザシアンで大体勝てます。
対カイリュータンザンザシアン
先発:+
後発:+
初手の択で全てが決まると言っていいほど初手が重要です(つまり結構しんどい)。大体先発ロンゲバナ、後発ザシアンコータスで投げます(コータスはバナのSを上げてバナの行動回数を増やすことができたりセキタンザンを倒した後のザシアン+カイリューの並びにかなり強いため)。
相手の初手の行動は大体カイリューでアクジェ+セキタンザンでバナ方向にダイバーンか、2ターン目にバナを確実に倒すためにセキタンザンダイウォール+カイリューのダブルウイングor冷凍パンチをバナ方向に撃ってバナを削る2パターンだと思います。カイリューダイジェット+セキタンザンの熱風は本当にキツいので耐久か火力を削って+1タンザン抜きまでバナのSラインを上げるのもアリな気がします。
1戦目はおそらく前者の立ち回りをされることが多いと思うので、光の壁を貼ってダイアースをセキタンザン方向に撃ちます。2ターン目はリフレクターを貼ってバナはダイウォールします。これはセキタンザンの壁込み+2ダイバーン+しんそくでフシギバナが高乱数で落とされるためです。2ターン目のカイリューの隣はザシアンであることが多いと思うのでザシアンの場合を考えていきます。
この時ザシアンの行動は身代わりかオーロンゲ方向にきょじゅうざんだと思います。身代わりが一番厄介で逆にそれ以外は大体勝てるので身代わりをされた場合を考えます。3ターン目はオーロンゲをコータスに引き、フシギバナはザシアン方向にキョダイベンタツを撃ちます。守られて身代わりを残されたとしてもこれで4ターン目にザシアンのきょじゅうざんで身代わりを割り、コータスのしっとのほのお+キョダイベンタツの定数ダメージで大体ザシアンは落ちます(この時カイリューはやることがないことが多い)。
問題は2戦目です。相手はおそらく後者の立ち回りをしてくるようになります(前者の立ち回りをされてもおかしくないのが悲しいですが)。そこで、カイリューにバナのダイアタック(ウェザーボールベース)+ソウルクラッシュを撃ちます。これでカイリューはほぼ倒れ、相手の場にはダイアースで縛られるセキタンザンとダイマできないポケモンが並ぶのでほぼ勝ちです。
今回のてるチャレではカイリュータンザンと2回マッチングし、2回ともこの戦い方でスト勝ち出来たのですが、戦法がバレている状況であれば更に難しくなると思います
重いポケモン、構築
ヒートロトム
壁構築に入っていることが多く、まともな打点がランドロスのがんせきふうじ、リザードンのダイロック、ザシアンのせいなるつるぎぐらいしかないため隙を見せやすいです。なるべく挑発で変化技を防ぎたいです。
雨ザシアン
先発グドラザシアンから出されるとバナロンゲでの鬼のような択ゲー連打が始まるのでめちゃくちゃキツいです。ゴチルゼルがいなければ割となんとかなることもありますが、ゴチルゼルが入っているとコータスが使いづらくなるので尚更しんどいです。
最後に
このルールは構築相性に勝敗が左右されやすいと感じたので、なるべく多くの構築に相性を気にせず戦えるように工夫して構築を作りました。S14以来他人の構築でしか勝てていないのでそろそろ自分で強い構築を作れるようになりたいと思いました。BO3初経験の僕を決勝トナメまで運んでくださったチームメイトのcobaltさん(@cobalt_poke1234)、ペニーワイズさんには本当に感謝しています。
あとツイッターのフォロワー50000000人めざしてるので記事読んだ人フォローしてくださいフォローかえします。
レンタルチームID:0000 0000 6L99 M1
パーティ作成者
ジキル
6世代復帰ダブル勢 S13最終24位 てるチャレチーム戦#2 BEST16