【PJCS2021ライブ大会TOP8】壁展開デスバーンメタグロス

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はじめに

こんにちは、コウ(@kou_111111)です。

今回は先日行われたPJCS2021にてベスト8になれたのでその時に使用したパーティについて解説していきます。
最後まで読んで頂けると幸いです。

構築経緯

メタグロス

PJCS2021本戦(オンライン)にて20位以内に入ることが出来たのでライブ大会に向けて色々パーティを模索していたところ、べテさん(@colonel_vete)がPJCS2021本戦で使用していた先発壁展開+こだわりアタッカー・後発トリックルーム+じゃくてんほけんメタグロスという展開がBo1、Bo3共に強そうだと思ったのでそこから考えることに。

 

レジエレキカプ・レヒレ

当初は壁起動役にレジエレキを採用し、こだわりメガネを持たせたカプ・レヒレを先発として水浸し+ダイマックスを相手に警戒させつつ出す展開を基本としていたが、ニョロトノ+キングドラのすいすいアタッカーやエルフーン+アタッカーによる追い風展開を相手にするとレジエレキが仕事を何も出来ずに瀕死になり安定して壁を展開出来ないということもあり、壁起動役をレジエレキ→オーロンゲに変更。

レジエレキ -> オーロンゲ

後発のトリックルーム起動役について個人的にはてっぺき+ボディプレスを使用するポケモンに優位を取れるポケモンにしたいと考えていた為、ボディプレスを無効化出来るゴーストタイプを中心に考えました。当時候補と上がったのがミミッキュ、サマヨールの2体であり2体とも影うちで弱点保険を発動させることが出来るのでメタグロスとの相性も良さそう。サマヨールのほうがミミッキュに比べて耐久力があり、いたみわけを採用すればダイスチルダイアースでの恩恵も大きそうなのでサマヨールを選択しました。

サマヨール

その後の5体目はレイスポス構築がきついのとゴーストタイプとあくタイプの一貫性があったこともあり壁構築とも相性のいいガラルファイヤーを採用。
残り1体はどのポケモンもリザードンやフシギバナといった晴れパーティに対応出来るポケモンがいなかったのでオーロンゲと合わせて対応力が高くなりそうなエンテイを採用しました。

ガラルファイヤーエンテイ

デスバーンの採用について

上記の6体だと壁による耐久補強があるとはいえ電気の一貫性があり、環境の多く存在するレジエレキを始めとした電気タイプのポケモンがとてもキツく、特にレジエレキにダイマックスをされるとほぼほぼ勝てないような展開になるのが気になり始めました。

6体のうちのどこかで電気の一貫性を切るために色々ポケモンを変えて試したところ、デスバーンというポケモンにたどり着きました。
デスバーンの採用理由について簡潔に書くと

  • トリックルームの起動役となりじしんでメタグロスの弱点保険起動役になる。
  • じめんゴーストという独特なタイプのおかげでレジエレキ、レジスチル等のポケモンに有利が取れ、てっぺきボディプレスを採用することによってダイスチルやダイアースでの能力上昇の恩恵を受けやすく、多く物理アタッカーを詰ませることも出来る。
  • デスバーン自体現環境のランクマッチでほぼ存在せず、トリックルームをしてくるという以外技の推測がされにくくBo1方式である予選段階で優位を取れる。

以上で今回PJCSで使用した6体が決定しました。

メタグロスオーロンゲカプ・レヒレガラルファイヤーエンテイ

個別解説

オーロンゲ

特性いたずらごころオーロンゲ
持ち物ひかりのねんど
性格しんちょう
実数値(努力値)202(252)-141(4)-99(116)-*-122(124)-83(12)
ソウルクラッシュ/ふいうち
ひかりのかべ/リフレクター

役割は先発に出して壁を展開して後発のポケモンに繋げていく。

技はソウルクラッシュリフレクターひかりのかべを採用し4枠目には相手ポケモンの少し残った体力を削り切るのとメタグロスの弱点保険発動に使えるふいうちを選択。

場面によっては壁を展開した後にオーロンゲメタグロスの並びで臨機応変に弱点保険展開を狙えるのは強かったと思います。

カプ・レヒレ

特性ミストメイカーカプ・レヒレ
持ち物こだわりメガネ
性格ひかえめ
実数値(努力値)177(252)-*-136(4)-139(92)-170(156)-106(4)
マジカルシャイン/だくりゅう
ムーンフォース/トリック
調整
D:ひかりのかべ込みでC167レジエレキの10まんボルト耐え

オーロンゲと一緒に前に出して序盤の削り役+状態異常をケアするミストフィールド展開役。

基本的にはオーロンゲで壁展開しながらこだわりメガネ込みの火力で相手のポケモンを削っていって展開を作っていきます。

技構成はマジカルシャインだくりゅうムーンフォースまでを確定して残り1枠は補助技を中心としたポケモンに対して有効そうなトリックを選択しました。

(数値に関してはおだやかのほうがC142まで伸ばせるのでひかえめにしたのはミスです。)

メタグロス

特性クリアボディメタグロス
持ち物じゃくてんほけん
性格いじっぱり
実数値(努力値)187(252)-187(116)-150-*-128(140)-79 ※S個体値8~9
アイアンヘッド/じだんだ
しねんのずつき/まもる
調整
S:無振り60族をトリル下で抜けるように素早さを調整

今回の壁下でのメインアタッカー。オーロンゲのふいうちかデスバーンの地震で味方弱点保険させることを目標に立ち回ります。

アイアンヘッドじだんだまでが確定で相手のダイマックスを凌いだり、弱点保険発動時にヘイトを溜めやすいのでその辺の対処に必要なまもる、水ロトムと炎ロトムなどといったスチルアースが通らなそうな相手に対して技を打てるようにしたいのでしねんのずつきを選択。

最遅にすると最速レジエレキのエレキボールの火力が150になってしまうのでそうならないよう素早さを調整しました。

デスバーン

特性さまようたましい
持ち物たべのこし
性格のんき
実数値(努力値)165(252)-115-216(252)-*-126(4)-31 ※S個体値0
ボディプレス/てっぺき
じしん/トリックルーム
調整
B:A182ウーラオス(いちげきのかた)の急所込みあんこくきょうだで128~152ダメージ(77.6~92.1%)

電気の一貫性を切るトリックルーム要員として採用。技構成はトリックルーム、弱点保険を発動させるじしんまで確定として、残りは弱点保険を起動した後にも役割が腐らないようにと隣のダイスチルダイアースに意味を持たせられるようにてっぺきボディプレスを採用。持ち物は長く居座るのに相性のいいたべのこしを採用。

相手のパーティがデスバーンで詰ませられそうならメタグロスを選出しなくて選出する場合もあります。また、じしんを媒体にしたダイアースは自身のDを上げることも出来るので詰ませる際にデスバーンでダイマックスさせることもあります。

ガラルファイヤー

特性ぎゃくじょうガラルファイヤー
持ち物くろいメガネ
性格ひかえめ
実数値(努力値)175(76)-*-110-165(236)-145-135(196)
もえあがるいかり/エアスラッシュ
わるだくみ/まもる
調整
S:ダイジェット1回で最速レイスポス+2抜き

レイスポス軸などのメタグロスと相性が悪そうなパーティに対して出すために採用。技構成はもえあがるいかりわるだくみ、まもるまでを確定として飛行技に非ダイマ下でも打てるエアスラッシュを選択。

持ち物は非ダイマ時に一番打つことになるもえあがるいかりの火力強化の意味をこめてくろいメガネを持たせた。

エンテイ

特性せいしんりょくエンテイ
持ち物とつげきチョッキ
性格ようき
実数値(努力値)191(4)-167(252)-105-99-95-167(252)
せいなるほのお/しんそく
バークアウト/ストーンエッジ

ここまでフシギバナコータスを中心とした晴れパーティに対してきついかなと思ったので採用。出し方は基本的にオーロンゲと並べて先発で出すのが基本的な動きとした。

技はせいなるほのおバークアウトしんそくまでを採用し、晴れパにいそうなリザードンを見るのと岩タイプの攻撃の一貫性が高そうなのでストーンエッジを採用。壁もトリックルームも展開せずにメタグロスと並べて弱点保険を狙う機会はなさそうなのでじならしの採用はなしとしました。

持ち物は晴れパーティには特殊アタッカーが多くなる印象なのでとつげきチョッキを採用。

選出と立ち回り

選出1

先発:オーロンゲカプ・レヒレ
後発:メタグロス

初手はカプ・レヒレとオーロンゲで盤面を作って後発のメタグロスとデスバーンで場を制圧することを目指す。

相手のパーティにウーラオス(いちげきのかた)がいる場合はウーラオスを倒すまではレヒレかオーロンゲのどちらかを残すようなプレイングを心がけます。パーティによっては先発のカプ・レヒレをエンテイに差し替えて選出する場合もあります。

選出2

先発:オーロンゲカプ・レヒレorエンテイ
後発:ガラルファイヤー+メタグロスor

レイスポス軸のパーティ等メタグロスデスバーンを並べにくい時に選出するパターン。
先発はオーロンゲとカプ・レヒレかエンテイの選択になるがエンテイのほうが多くなる。
ファイヤーでのダイマックスを目指すのが基本的な試合の動きになります。

対晴れパーティキョダイマックスフシギバナコータス

先発:オーロンゲエンテイ
後発:ガラルファイヤーメタグロスの中から2匹

フシギバナコータス等の晴れパーティの場合に多い選出パターン。
晴れパーティの取り巻きによって残り2匹の選出を変えていきます。
先発ロンゲエンテイで場を作ってメタグロスかファイヤーでのダイマックスを目指すのが基本的な試合の動きとなります。

さいごに

トリックルーム要員がデスバーンになっていてポリゴン2などといった高耐久のトリックルーム要員と違って盤面の成立は少し難しいですが、トリックルーム下でデスバーンとメタグロスを並べて攻撃出来る体制を作れれば爽快感は中々なものです!

来シーズンからルールが変わってしまい今シーズンも残りは少ないですが、今回の記事でもし興味を持って頂けたなら是非この構築を使ってみて下さい!
(レンタルチームではカプ・レヒレの性格、実数値を変えています。)

ここまで読んで頂きありがとうございました!

レンタルチームID: 0000 0000 31TB MM

パーティ作成者

コウ

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主にポケモン、WCSルールを主体に対戦してます/ぽちゃオフスタッフ/全国大会17,18,19,20,21出場/WCS2017ゲーム部門Day1出場/PJCS2021ベスト8/WCS2022 Day2出場権獲得

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