
レンタルチームID:0000 0008 C19F 46
はじめに
こんにちは!やきいも(@yakiimo_poke)です。
今回は、インターネット大会「アルティメットファイナル」において最終28位(レート1769)を達成できたので記念に記事を寄稿させていただきたいと思います。
構築経緯
今大会は普段のランクバトルなどと異なり「6vs6」という形式で行われるため、なるべくダメージレースで有利を取るために強い全体技を使えるポケモンを主軸に使おうと考えました。
まず思い浮かんだのが、こだわりスカーフを持ったカイオーガです。
高いすばやさから雨とタイプ一致で威力が上がったしおふきを打てるという単純ながら強い性能が魅力的に感じたためこのポケモンを使うことに決めました。
こごえるかぜによってすばやさ操作ができるのも強いです。
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次に、スカーフカイオーガのこごえるかぜと組み合わせて相手を崩すダイマエースになれる、トリックルームによってスカーフカイオーガの苦手なおいかぜ展開にカウンターができるという点からパルキアを採用しました。
似たような仕事ができるディアルガとどちらを使うか迷いましたが、使用率が高いであろうカイオーガの水技を4分の1で受けられる点、性格補正をかけなくてもこごえるかぜ込みで黒馬バドレックスを抜ける点を評価してディアルガではなくパルキアを選択しました。
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トリル下でのアタッカーとしては、伝説2体環境でパルキアの相方として猛威を奮っていた白馬バドレックスを採用しました。
強力な全体技を打てる点やトリックルームを自ら展開できる点がコンセプトに合っています。
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また、特殊アタッカーとしてトリル下で強力な全体技を振り回せるポケモンを考えたところ、そもそもこの大会は「同じポケモンが使用可能である」ということに気づいたので2体目のカイオーガを採用することにしました。
今大会ならではの並びになるのが個人的にお気に入りです。
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また、トリックルーム始動のサポート要員としてはモロバレルを採用しました。
この環境でぼうじんゴーグルやラムのみを持たせる人はあまり多くないと予想し、いかりのこなでのサポートやキノコのほうしによる催眠が通りやすいのではないかと考えました。
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最後に、ダイマックスを使わなくても強いアタッカーとしてザシアンを採用しました。
相手のダイマックスの有無に問わずダメージを与えられるきょじゅうざんの性能はやはり破格です。
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以上の6匹で、構築を完成としました。
個別解説
ザシアン
| ふとうのけん | ![]() |
| くちたけん | |
| ようき | |
| 357(128)-439(252)-267(4)-*-269(12)-396(112) ※Lv100の数値 | |
| きょじゅうざん/じゃれつく せいなるつるぎ/まもる | |
A:極振り
S:準速ザシアン抜き
HBD:余り振り分け
先発で投げたときに出オチしにくい適度な耐久、スイーパーとしての十分な火力、耐久振りザシアンの上を取れるすばやさを兼ね備えた欲張り配分です。
カイオーガが苦手なゼクロムやディアルガへの打点としてじゃれつくとせいなるつるぎを採用しました。
バドレックス(はくばじょうのすがた)
| じんばいったい | ![]() |
| リリバのみ | |
| ゆうかん | |
| 404(252)-471(252)-336-*-297(4)-95 ※Lv100の数値 | |
| ブリザードランス/タネばくだん 10まんばりき/トリックルーム | |
HA極振り
最遅50族+1(S個体値1)
最強のトリルエース。ザシアンやディアルガ相手でも強気に動かせるように持ち物はリリバのみ、タネばくだんと10まんばりきはそれぞれカイオーガとザシアン等の鋼ポケモンへの打点として採用しました。
この構築のトリックルーム始動要員は主にパルキアですが、後述するモロバレルのサポートやダイアースによる耐久上昇によって2回目のトリル展開が狙えるようにトリックルームを持たせました。
今大会のMVP。
カイオーガ
| あめふらし | ![]() |
| とつげきチョッキ | |
| ひかえめ | |
| 379(152)-*-242(104)-427(212)-317(4)-225(36) ※Lv100の数値 | |
| しおふき/こんげんのはどう かみなり/こごえるかぜ | |
HB:A特化ザシアンの+1きょじゅうざん2耐え
C:雨ダイストリーム(しおふき媒体)でH252ザシアンを確定1発
DS:余り振り分け
トリル下で殴る方のカイオーガ。
バドレックスと並べて全体技を打っているだけで相手が崩壊します。
こごえるかぜはトリル最終ターンに打って裏のポケモンでスイープしやすくしたり相手のダイジェットを相殺するために採用しました。
カイオーガ
| あめふらし | ![]() |
| こだわりスカーフ | |
| おくびょう | |
| 341-*-217(4)-399(252)-316-306(252) ※Lv100の数値 | |
| しおふき/こんげんのはどう かみなり/こごえるかぜ | |
CS極振り
速い方のカイオーガ。
上からしおふきを押し付けたりこごえるかぜで横のダイマエースのサポートをしたりします。
先発でグラードンと対面して天候を取られても横にカイオーガを投げながらしおふきを打ったり、こごえるかぜを打ちながら横のカイオーガでしおふきを打ったりとこのルールならではの攻め方もできたりします。
パルキア
| プレッシャー | ![]() |
| いのちのたま | |
| ひかえめ | |
| 328(28)-*-236-438(252)-276-293(228) ※Lv100の数値 | |
| あくうせつだん/かみなり だいちのちから/トリックルーム | |
C:特化
S:S-1の最速黒馬バドレックス抜き
H:余り
ダイマエース兼トリル始動要員。
相手に合わせてダイマックスさせるかダイマックスさせずにトリックルームを使ってバドレックスをメインに攻めるかを選べるのが非常に強力だと感じました。
エルフーンに対する打点が欲しい場面が何度かあったのでかみなりではなくかえんほうしゃを採用すべきだったかもしれません。
モロバレル
| さいせいりょく | ![]() |
| ひかりのこな | |
| なまいき | |
| 432(252)-*-213(148)-206-245(108)-58 ※Lv100の数値 | |
| かふんだんご/キノコのほうし みがわり/いかりのこな | |
HB:A特化ザシアンの+1きょじゅうざん耐え
D:余り
最強のトリルサポート。
このゆびとまれと違いいかりのこなだとエルフーン等の草ポケモンからの妨害を防げないのが難点ですが、それ以上にトリル下で相手の動きを止めることができるキノコのほうしは強力でした。
持ち物は引き寄せた技を避ける可能性のあるひかりのこなを持たせましたが、何度か有効に働いた場面があったので採用して良かったと思います(大犯罪)。
選出と立ち回り
選出1
相手にカイオーガより早くおいかぜが打てるポケモンがいないときの初手。
こごえるかぜ+ダイマックスわざで上から畳み掛けて相手の残数を削り、疲弊した相手をトリル下のバドレックスやカイオーガ、ザシアンで仕留め切ります。
ダイマックス2ターン目以降にカイオーガをモロバレルに下げると、トリックルーム終了後のスイーパーとしてカイオーガを残しつつ、ダイマックス終了後にいかりのこな+トリックルームを決めやすくなります。
選出2
相手にカイオーガより早くおいかぜを打てるポケモンがいる時の初手。
いかりのこな+トリックルームからスタートしてなるべく早くバドレックスを着地させ、トリックルームが切れるまでになるべく相手の盤面を荒らします。
1回目のトリックルーム終了後は、もう一度トリックルームを貼ったりトリックルームを貼らずにダイマックスを使って攻めたり臨機応変に詰めていきます。
どちらの選出も、トリックルームとふういんを持った黒馬バドレックスやちょうはつエルフーン、黒馬バドレックス+イエッサンといった並びが少し厳しいので、なるべく被ダメを抑えながら倒してトリックルームを通すことを狙いたいです。
また、地面が一貫しているのでグラードンもキツく見えますが、上からカイオーガやバドレックスでゴリ押せば割となんとかなったのでめちゃくちゃキツイというわけでもありませんでした。
さいごに
剣盾最後のインターネット大会で以前から目標としていた最終30位以内に入ることができとても嬉しいです。また、構築も今大会ならではの要素を活かして組むことができ満足しています。
SVでもこれまで通りインターネット大会とVGCをメインに頑張っていきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!

レンタルチームID:0000 0008 C19F 46
パーティ作成者
やきいも

VGC:JCS2019,PJNO2020,JCS2022,WCS2022権利/ネッ大:最終2桁複数(oras~swsh)