Bellさんの構築記事

【S2ダブル最終20位】岩超妖範囲技ビートダウン

Bellさんのパーティ

チームID:1K6W1Y

はじめに

はじめまして。Bell(@Bell29916308)と申します。

この度シーズン2のランクマッチで最終20位を達成したのでリバティノートさんに構築記事を寄稿させていただきます。来期からパラドックス環境になるので消費期限切れの構築ですが、読み物として読んでいただけたり来期以降の構築の参考にしていただけたりすれば嬉しいです。

構築経緯

ワイドフォースをパルデア地方で使えるのがグレンアルマしかいなかったため、これを強く使える構築を組もうと思いました。120*1.3と破格の火力を命中安定で出せる範囲技は魅力的です。サイコフィールドの展開役はイエッサン。ガラル地方の頃から愛用しています。あのザシアンのきょじゅうざんを受けられるポケモンが、地方ダブルで弱いわけがありません。なぜかトリックルームを覚えられるようになったので今後一層の活躍が期待できます。

そしてグレンアルマが苦手とする相手(主にワイドフォースが半減以下される超、鋼、悪タイプ)に対してトリックルーム下のバンギラスが強く出られると気付いたため、この3体を構築の軸に決めました。

グレンアルマイエッサンメスバンギラス

次にバンギラスの相方として、ルガルガンを採用しました。バンギラス+ルガルガンの選出誘導圧力はすごいので、選出画面で砂選出とサイコフィールド選出の強力な択を押し付けることができます。

ルガルガン

ここまででポケモンのタイプが偏っていることに気付いたので、受けの相性補完が優秀でトリックルームエースとして非常に強力なニンフィアを採用しました。

ニンフィア

グレンアルマと並べたときの攻めの相性補完も優秀です。鋼タイプ以外にはハイパーボイスかワイドフォースのどちらかが通るため、高火力の範囲技を押し付けているだけでいつの間にか相手は崩壊しています。鋼タイプはグレンアルマで処理できるので隙がありません。
パルデア地方において、複数タイプの範囲技を重ねることで受けのテラスタルを成立させなくするというのは回答の1つのように感じました。今後トリックルームやおいかぜを通す構築を組む際、ターン制限を克服するために重要な考え方になるのではないかと思いました。

最後の1枠には寿司に強そうで、トリックルーム展開前後での削り役として活躍できそうなマスカーニャを採用しました。

マスカーニャ

この構築では砂ダメージを受ける機会が多いためきあいのタスキでなくこだわりハチマキを持たせたのですが、これが構築にマッチしていて八面六臂の大活躍をしてくれました。
構築にまもるを覚えたポケモンがほとんどいない気がしますが、範囲技を連打するだけで相手を縛ることができるため、あまり困ることはありませんでした。

これは狙っていたわけではないのですが、グレンアルマ+マスカーニャ+ニンフィアが並ぶことで味方殴りによるグレンアルマのくだけるよろいの発動を狙っていそうな見た目の構築になりました。
これによって相手は砂選出、サイコフィールド選出、くだけるよろい選出の3パターンをケアするよう迫られるため、初見の相手にはミスを誘うことができます。

バンギラスルガルガングレンアルマイエッサンメスニンフィアマスカーニャ

個別解説

バンギラス

特性すなおこしバンギラス
持ち物クリアチャーム
テラスタイプあく
性格いじっぱり
実数値(努力値)H175-A204(252)-B130-C×-D121(4)-S113(252)
いわなだれ/ダメおし
けたぐり/まもる

構築草案ではHAベースでしたが、後述のルガルガンのじならし+ダメおしが非常に強かったのでAS振りになりました。そのためトリックルーム選出に組み込むことは減りましたが、強かったのでヨシとします。

技構成について
いわなだれ:タイプ一致範囲打点。3割で追加ターンがもらえます。過信すると外します。
ダメおし:ルガルガンのじならしと合わせるとガブリアス以下のSのポケモンに大ダメージを与えられます。ガブリアスは落とせないため過信は禁物。
けたぐり:ドドゲザンと相手のバンギラスの処理のために採用。バンギラス+ルガルガンが並んでいると受けテラスタル(特にひこう)を切られにくいため、たくさん蹴り飛ばせました。
まもる:バンギラスへの集中攻撃が予想できる盤面が多かったため採用しました。初手で守って次のターンに落とせるように隣で削りを入れることが多いです。

ガブリアスを重く見る場合はれいとうパンチを採用してもいいと思います。しかしガブリアスはクリアチャームを持った個体が一定数いてじならしによるS操作が安定しないことと、この構築においてはガブリアスの処理にあまり苦労しないことから今回の技構成にしました。

テラスタイプについて
じならしルガルガンの隣のバンギラスは、ひこうテラスタルかクリアチャームで自身のS下降を回避する必要があります。一長一短くらいに思っているのでそれぞれについて述べていきます。

・ひこうテラスタル
〇バンギラスの弱点を克服できる
〇バンギラスの苦手な相手にひこうテラバーストの通りが良い
〇特にモロバレルへの有効打になる
〇持ち物枠が自由
△バンギラス+ルガルガンのミラーに強くない(いわなだれをされる可能性もあるため)
△砂ダメージが痛い
×テラスタルを切る必要がある
・クリアチャーム
〇テラスタルを温存できる
〇いかくを無効化できる
△火力不足を感じる
△(テラスタルを切らないと)じならしがまあまあ痛い

今回の構築ではウインディ(特にバークアウト持ち)が重かったことと、寿司を突破する際にニンフィアにみずテラスタルを切りたいことを主に重視してクリアチャーム型にしました。またじならし+ダメおしでサーフゴーを(みずテラスタルであっても)確実に処理できるようにテラスタイプをあくにしました。

ルガルガン(まひるのすがた)

特性すなかきルガルガン
持ち物きあいのタスキ
テラスタイプいわ
性格ようき
実数値(努力値)H151(4)-A167(252)-B85-C×-D85-S180(252)
いわなだれ/インファイト
じならし/がむしゃら

技構成について
いわなだれ:タイプ一致範囲打点。3割で追加ターンがもらえます。過信すると外します。
じならし:S操作兼バンギラスの火力補助となる
インファイト:いわタイプとの補完に優れる
がむしゃら:きあいのタスキ発動後は砂ダメージと合わせて実質一撃必殺技になります。ヘイラッシャに叩き込めたら大体勝てますが、上手な人は大体ケアしてきます。

いわなだれが等倍以上で入る相手に無類の強さを発揮します。しかし脳死でいわなだれをしても、自分も相手も幸せになれないので雑に振り回してはいけません。

バンギルガンミラー対面で不利を取りたくないので最速にしました。テラスタルは一度も切ったことがないですが、しんそくやねこだましを透かせるゴーストの方が良いと思います。私はテラピースゴーストが足りなかったので変えていません。

グレンアルマ

特性もらいびグレンアルマ
持ち物おんみつマント
テラスタイプくさ
性格れいせい
実数値(努力値)H189(228)-A×-B120-C194(252)-D104(28)-S72 ※S個体値0
ワイドフォース/アーマーキャノン
ワイドガード/トリックルーム

構築最初期にいのちのたまを持たせていた名残でHP実数値が10n-1になっています。Dを少しHPに回して実数値191(16n-1)にした方がいいと思いますが、誤差程度なので気になりませんでした。

技構成について
ワイドフォース:120*1.3と破格の火力を命中安定で出せる範囲技。サイコフィールドがないと弱いので、アイススピナーを覚えていることが多いカイリューや雨構築が見えた場合にはイエッサンを大事にする必要があります。
アーマーキャノン:威力120の単体炎技として採用しました。B, D下降のデメリットはあるものの、ワイドガードで防がれず、テラスタルを切られなければドドゲザンやサーフゴーをほぼ確実に処理できることがねっぷうと比較したときの利点です。
トリックルーム:環境にいるグレンアルマが大体くだけるよろい型なので非常に通りが良かったです。初手からヤミカラスやボーマンダがおいかぜをしてくることもしばしばありました。
ワイドガード:この構築に対して初手で呼ぶガブリアスやサーフゴーの範囲技やバークアウト、トリックルーム下での相手のニンフィアとのハイパーボイスの撃ち合い等で1ターン優位に立てるため使用機会は多かったです。多分まもるよりこの構築には合っていると思います。

持ち物は、トリックルームをするターンにバークアウトやいわなだれをされて困ることが多かったためおんみつマントを持たせました。しおづけ状態を回避できるのも偉いです。火力不足を感じることもありましたが、いわなだれをされるたびに神に祈るのが嫌だったためこれでよかったと思います。ランクバトルでは重要な要素です。

テラスタイプはくさにしました。トリックルームをするターンの受けや、モロバレルのきのこのほうしを回避するときによく使います。かふんだんごが弱点となるため使うタイミングに注意。

イエッサン♀

特性サイコメイカーイエッサンメス
持ち物ゴツゴツメット
テラスタイプゴースト
性格ずぶとい
実数値(努力値)H177(252)-A×-B128(252)-C×-D126(4)-S101 ※S個体値22
いやしのはどう/てだすけ
このゆびとまれ/トリックルーム

サイコフィールドを展開してアタッカーをサポートします。

HBに振り切ると、ドドゲザンのドゲザンを87.5%で耐え、ようきマスカーニャのはたきおとすを確定で耐えることができます。

やたらと硬いので、ゴツゴツメットを持たせて物理接触アタッカーへの打点が出るようにしました。カイリューのマルチスケイルをはがしたり、きあいのタスキで耐えたポケモンにとどめを刺したり活躍する場面は多かったです。主な対象はカイリュー、マスカーニャ、ドドゲザン、イッカネズミ、コノヨザル、ヤミカラスです。

技構成について
トリックルーム:ガラル地方で切望されていた技をついに覚えられるようになりました。グレンアルマやニンフィアを通すためにも使いますし、相手がコータス等を主軸にしたすごくSの低そうなトリックルーム構築の場合はトリックルームを返すために使うこともあります。
てだすけ:ニンフィアのハイパーボイスやマスカーニャのトリックフラワーに合わせると、相手のポケモンが蒸発しています。
このゆびとまれ:味方のアタッカー達の行動回数を増やせます。イエッサンが倒れている間に相手にはポケモン1.5体分くらいのダメージが入っています。
いやしのはどう:トリックルーム下で相手のまもるに合わせてアタッカーを回復します。トリックルームが切れるタイミングでニンフィアの体力が満タンになると大体勝てます。

このイエッサンは攻撃技を覚えていませんが、現環境ではちょうはつをされることがあまりなかったこと、エスパー打点はグレンアルマだけで十分なこと、エスパー以外の技は火力が低すぎてきあいのタスキがつぶれた相手を倒すだけならゴツゴツメットでいいなと思ったことから、さほど問題には感じませんでした。

テラスタイプはゴーストです。使用頻度は多くありませんが主にコノヨザル+イッカネズミに使って攻撃技を1ターンかわし、さらに次のターンはドレインパンチで回復されることを防げます。

自前レイド産個体なのでA, Sは高めです。A, Sを下げられるなら両方とも低い方がいいと思います。AS0個体やA0SVの個体を使いたいので、交換してくれる人を募集しています。

ニンフィア

特性フェアリースキンニンフィア
持ち物こだわりメガネ
テラスタイプみず
性格ひかえめ
実数値(努力値)H191(164)-A×-B97(92) -C178(252)-D150-S75 ※S個体値20
ハイパーボイス/テラバースト
はかいこうせん/サイコキネシス

努力値はCに振り切ってHは砂ダメージを減らすため実数値16n-1調整、残りをBに回しました。もっとBに厚くしても良いと思います。

こだわりメガネを持たせることで相手の受けテラスも気にせずゴリゴリ削れます。最遅にする必要性をあまり感じなかったため、無振りニンフィア抜かれのためにS個体値が少し低い個体を使いました。ドドゲザンより速くて良かったことも、遅くて良かったこともあるので育成方針は最適解ではないと思いますが、強かったのでヨシとします。

技構成について
ハイパーボイス:すごい火力の範囲技。トリックルーム下でこれを連打しているだけで大体勝てます。
テラバースト:ワイドガードされそうなときにテラスタルせずに単体フェアリー打点としてでも、テラスタルをしてみず打点としてでもどちらでも強いすごい技です。
はかいこうせん:任意のポケモンを1体破壊できます。主にトリックルーム最終ターンでマスカーニャが攻撃されると困る場面や、キョジオーンを破壊したいときに使います。ニンフィアがテラスタルをしているときに水半減ワイドガードポケモンを突破したいにも使います。具体的にはペリッパーとトロピウスを破壊します。
サイコキネシス:モロバレルへの打点にと思って採用しました。サイコフィールドの補正が乗るのでそこそこの火力になります。使用機会がほとんどなかったのでムーンフォースでもいいと思います。

テラスタイプはみずにしました。みず耐性はヘイラッシャや雨構築に、ほのお耐性はコータスに、はがね耐性はサーフゴーやドドゲザンを相手にしたときにそれぞれ重宝します。またみずタイプのテラバーストでほのおテラスコノヨザルを倒すときや、相手の雨にタダ乗りして雨構築を倒す時に強力です。

マスカーニャ

特性へんげんじざいマスカーニャ
持ち物こだわりハチマキ
テラスタイプくさ
性格いじっぱり
実数値(努力値)H152(4)-A178(252)-B90-C×-D90-S175(252)
トリックフラワー/はたきおとす
けたぐり/とんぼがえり

寿司に強く、トリックルーム展開前後での削り役として強そうなポケモンとしてマスカーニャが採用されました。ルガルガンにきあいのタスキをとられていたためこだわりハチマキを持たせたのですが、これが構築にマッチしていて結果的に大正解でした。

技構成について
トリックフラワー:確定急所で寿司にテラスタルを強要できます。壁やビルドアップを積んだコノヨザルにもびっくりするくらい入ります。なぜか必中なのでシャリタツのだくりゅうにも屈せずストレスフリーに倒せます。
はたきおとす:通りの良くて高火力で追加効果も優秀な技です。
けたぐり:ドドゲザンが重めなので採用しました。あまり警戒されなかったので強かったです。
とんぼがえり:とんぼがえり+トリックルームの動きが強力です。トリックルーム下の範囲技で縛れるくらいに削れると展開が楽になります。Hに振ったサザンドラを大体吹き飛ばせるくらいの火力が出ます。

選出と立ち回り

トリックルーム選出

先発:マスカーニャグレンアルマ
後発:イエッサンメスニンフィア

基本選出です。

マスカーニャでトリックルーム展開の障害となりそうな相手を削って範囲技を通します。相手の選出を見てトリックルーム始動ターンを調整して、トリックルームができたらイエッサンかニンフィアに引いて範囲技で一掃します。トリックルームをしのがれても後ろから出てくるマスカーニャが削り残した相手を倒してくれます。

砂選出

先発:バンギラスルガルガン
後発:マスカーニャイエッサンメスニンフィアから2体

岩タイプへの打点が乏しそうなときに主に出しますが、実際に岩に薄い構築はあまりないので選出頻度は少なかったです。いわなだれを雑に連打するのではなく、じならし+ダメ押しで残数有利を狙うことが重要です。

対寿司

先発:バンギラスルガルガン
後発:マスカーニャニンフィア

or

先発:マスカーニャグレンアルマ
後発:イエッサンメスニンフィア

寿司の取り巻きはカイリュー、ウルガモス、サーフゴー、マスカーニャ等がメジャーであり、そこに対して砂選出が有利を取りやすいため上の選出をすることが多かったです。
パーモット等砂選出が通りにくいポケモンがいる場合は下のトリックルーム選出をします。いずれの場合でも、対寿司の鍵は表選出を有利対面で突破し、ニンフィアにテラスタルを切って裏の寿司を突破することです。基本的には苦しいマッチですが、最終日付近ではドラゴンテラスタルヘイラッシャが増えていたのでどうにかなりました。

おわりに

ここまで読んでいただきありがとうございました。
パラドックス環境になってこの構築はすでに消費期限切れですが、後続へのヒントとなれば嬉しいです。意見や疑問点があればツイッターでコメントをください。
今回はたまたま環境に刺さった構築が組めたので気を良くしていますが、世界プレイヤーの面々にマッチングしたときにはしっかりとボコボコにされたので己の未熟さも痛感しています。もっと強くなりたいです。

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