チームID:14TDFT
はじめに
こんにちは!アルベガ(@arubega_poke)です。
てるるんフェスティバルにおいて自分がTOP8でポケパラ権利を獲得。
S9において自分が最終18位、共有していたSuica(@mihonobulbul)さんとcom(@com_maipm)さんがそれぞれ1位と37位を達成した構築について紹介していこうと思います。
構築経緯
レギュレーションDが始まってすぐにガチグマ+クレセリアの並びが大きく注目を浴びていて、自分も使ってみたいと思ったところからスタート。 次に取り巻きのポケモンを決めていくのですが、ねこだましでのサポート、みかづきのいのりとの相性の良さ、トリックルーム下での性能の高さ、全てが噛み合っているテツノカイナの採用をすぐに決めました。
また、確定急所+まもる貫通によって相手のプレイに依存せず再現性の高いプレイや安定した詰めを可能とするウーラオスも絶対に構築に採用したいと考えており、水悪どちらを採用するか悩んだ結果環境的に水ウーラオスは強くメタを貼られていると感じたので通りの良さそうな悪ウーラオスを採用しました。
この4体だと、構築全体の素早さラインが遅くトリルに依存した戦い方になってしまう点やパオジアン+カイリューに対抗出来るポケモンが欲しかったのでハバタクカミを採用しました。
ラスト1枠はてるフェス時は相手のハバタクカミと水ウーラオスがキツいことを考えてモロバレルを採用していましたが、てるフェス後に数を増やしたゴリランダーやランドロスがそれ以上に厳しかったので、特性せいしんりょくでいかくとねこだましを無効にできて水ウーラオスにもタイプ相性上有利をとれるカイリューを採用して構築が完成しました。
個別解説
(アルベガが使用した個体となっており、Suica,comが使用した個体とは微妙に数値が異なっています。)
ガチグマ
こんじょう | |
かえんだま | |
ゴースト | |
ゆうかん | |
H237(252)-A188↑(84)-B133(60)-C×-D114(112)-S63↓ | |
からげんき/じしん つるぎのまい/まもる |
A:根性からげんきでH184-B121ウーラオスまで確定1発
HB:やけどダメージ+特化ガチグマの根性からげんき確定耐え
D:あまり
環境初期に比べてゴリランダーや神秘の雫ウーラオス、ランドロスの増加などによってかなり動かしにくくはなったものの、やはり圧倒的な数値と根性からげんきの火力で相手の対策を貫通するスペックを持ったポケモン。
トリル構築において構築パワーを落とすことなく自然にモロバレル対策をできる点が特に偉く、ゴリランダーやランドロスの増加を考慮して他のポケモンでの代用も考えたがガチグマ以外にこの枠は務まらないと感じた。
技構成は、からげんき、じしん、まもるまでは確定で、ラスト1枠にはミラーにおいてある方が圧倒的に強いつるぎのまいを採用。
ミラーにおいてゴーストテラスタルしながらつるぎのまいをする行動が強すぎるのでテラスタルはゴースト。
素早さラインはとても悩んだ結果、相手のガチグマやテツノカイナとの素早さ関係を明確にしたい、非トリル下でモロバレルの上は取りたいなどの理由からゆうかん(S個体値31)で使ったが、最遅or素早さに努力値を割いた個体の方が強いのかなと思っていたりもする。
クレセリア
ふゆう | |
ゴツゴツメット | |
ほのお | |
ずぶとい | |
H227(252)-A×↓-B176↑(236)-C95-D143(20)-S106 | |
ムーンフォース/てだすけ トリックルーム/みかづきのいのり |
H:ぶっぱ
B:11n
D:あまり
圧倒的な数値からの安定したトリックルーム起動、特性ふゆうによる味方のじしんの打ちやすさ、トリル後のてだすけや、みかづきのいのりによるサポートなど様々な強みがあり、レギュC以前のトリックルーム起動要員とは一線を画す強さを持っていると感じた。
サポート要員としての強さはもちろんのこと、クレセリアを放置されてしまってもゴツゴツメット+みかづきのいのりで対物理ポケモンであれば粘り勝ち出来てしまうタイマン性能の高さもある点がとても良かった。
技構成はテンプレの技構成に加えて、クローズシートの場合サイドチェンジの有無に関わらず相手視点は警戒してくれるため、5個目の技を持つ方が強いと考えていたのと、シンプルに構築との相性が良く強力だったてだすけを採用。
テラスタルは相手のハバタクカミ+イーユイ、コータス、パオジアン、ゴリランダーなどに強いほのおテラスタルで採用。
テツノカイナ
クォークチャージ | |
とつげきチョッキ | |
みず | |
いじっぱり | |
H240(84)-A202↑(188)-B129(4)-C×↓-D108(156)-S80(76) | |
ドレインパンチ/ワイルドボルト ヘビーボンバー/ねこだまし |
H:みかづきのいのりによる回復意識でなるべく高めかつ4n
A:ワイルドボルトで無振りウーラオスが乱数87.5%
D:あまりでなるべく高めに
S:同速意識でかなり高めに
ランクバトルにおいて最強のポケモン。
圧倒的数値による安定感が非常に高く、ウーラオスがどちらのタイプであっても有利をとれる点が偉すぎるため、あらゆる構築に選出していた。
調整に関しては色々欲張りすぎて全てが中途半端になってしまったのかなとも思っているのでもう少し良い調整があるかもしれない。
技構成に関してはテンプレの4つで、テラスタルは対パオウーラを強く意識してみずテラスタルを採用。
ウーラオス(いちげきのかた)
ふかしのこぶし | |
くろいメガネ | |
どく | |
いじっぱり | |
H178(20)-A200↑(252)-B121(4)-C×↓-D81(4)-S146(228) | |
あんこくきょうだ/インファイト ふいうち/みきり |
HB:カイリューのわざわいのつるぎ特化ノーマルテラスタルしんそくを最高乱数切り耐え
A特化
S:最速カイリュー抜き&相手のウーラオスを意識してなるべく高めに
水ウーラオスほどの万能な強さはないもののやはり中々にぶっ壊れポケモン。
てだすけ+あんこくきょうだでゴリランダーを中乱数1発で倒せるくらいの火力が出る。
ウーラオスのテラスタルは火力を伸ばすあくよりも行動回数を1回でも多く稼げるようにする方が強いと感じたので耐性の優秀などくテラスタルを採用。
このポケモンが3回攻撃技を打てればその試合はだいたい勝ってるくらいの感覚があり、ウーラオスの行動回数を増やすために積極的にテラスタルは切っていた。
ただ、環境初期は比較的少なめだったフェアリーテラスハバタクカミが徐々に増え始めており、こちらのどくテラスあんこくきょうだをケアしてフェアリーテラスタルを切られると苦しい展開になりがちな点がどうしても弱く、選出回数はそこまで多くなかった。
ハバタクカミ
こだいかっせい | |
きあいのタスキ | |
ゴースト | |
ひかえめ | |
H131(4)-A×↓-B75-C205↑(252)-D155-S187(252) | |
シャドーボール/マジカルシャイン ちょうはつ/まもる |
CSぶっぱ
びっくりするくらい強かった。
相手視点ブーストエナジーが発動していない→こだわりメガネを警戒するためかヘイトを集めやすく、まもるやきあいのタスキによってアドバンテージを得る場面が非常に多かった。
ハバタクカミミラーにおいてテラスタルを切らずに安定して仕事をこなせる点も強い。
また、ちょうはつが増加していたイエッサンを機能停止に追い込んだり、本構築において処理速度が遅めなモロバレルを止められたりとあまりにも偉すぎる技だった。
ひかえめ+ゴーストテラスタルのおかげで、擬似的におくびょうこだわりメガネハバタクカミレベルの火力のシャドーボールを打つことができ、クレセリアのてだすけと合わせて様々なポケモンを奇襲しワンパンできるのも強かった。
カイリュー
せいしんりょく | |
こだわりハチマキ | |
ノーマル | |
いじっぱり | |
H198(252)-A204↑(252)-B116(4)-×↓-D120-S100 | |
しんそく/つばめがえし アイアンヘッド/アクアジェット |
HAぶっぱ
構築の最後に入ってきたパーツ。
いかくサイクルやゴリランダーのねこだましに対して強く、このポケモンの採用によってゴリランダー+ランドロスのサイクルでガチグマを対策している構築への勝率を大きく高めることが出来た。
だが、モロバレルの代わりにこのポケモンを採用した関係で当然の如くハバタクカミが非常に重くなってしまったので一長一短の強さではあった。
選出
基本選出1
後発:+
ガチグマクレセリアが通せそうなときの選出。
相手にゴリランダー、ウーラオス、ハバタクカミなどがセットで入っている時には厳しい。
基本選出2
後発:+
トリックルームを使わずに対面性能の高いポケモンで殴り勝つ選出。
ウーラオスとカイリューが2匹ともハバタクカミにとても弱い関係上、後発の2体にテラスタルを温存する立ち回りを心がけたい。
対イエッサン+グレンアルマ
後発:+
基本的にトリル下のガチグマを通しにいき、コータスに対してはほのおテラスタルクレセリアで誤魔化しにいく。
対ヘイラッシャ+シャリタツ
後発:+
合体したヘイラッシャに対しては、トリックルーム下でみずテラスタルテツノカイナ+クレセリアで倒しきるか、ねこだまし+あんこくきょうだを通せる盤面を上手く作ることで対処する。
さいごに
S9のランクバトルでは、9/1のAM7時までは1位だっただけに、最終18位という結果はとてもとてもとても悔しいのですが、最後の1時間の自分のプレイを後から振り返ってみると反省すべき点が非常に多く、今回の反省点を活かしてもっとプレイングを磨き、またランクバトル最終1位やJCS、WCSで活躍することを目標に頑張っていきたいと思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました!
チームID:14TDFT
パーティ作成者
アルベガ
PJCS2019,2022,2023 出場
WCS2019 Day1
ポケモン剣盾ランクバトル最終1位×4