スアレスさんの構築記事

【PJCS予選2025第1回 最終69位】対面重視パオカイザシアン

スアレスさんのパーティ

チームID:1TFDG0

はじめに

皆様はじめまして、スアレス(@tEEb5LRT9X30988)と申します。

この度PJCS2025予選第1回にて最終69位で初の予選抜けを出来たため構築記事を書いて見ようと思いました。
至らぬ点もあると思いますがご指摘頂けると幸いです。

構築経緯

レギュレーションGにおいてまず一番に選ぶことになることの多い伝説のポケモンですが、PJCS予選では様々な伝説のポケモンを利用した構築が存在すると考えほぼ全ての伝説ポケモンに対して不利を取り辛いと感じたザシアンを使うことにしました。

ザシアン

ザシアンを使うにあたってキヌガワさんが使った昨年のランクマッチS19のザシアン構築を参考にパオジアンカイリューを採用することにしました。

パオジアンカイリュー

これらのポケモンではガオガエンを素早く処理するルートがないため連撃ウーラオスを採用しました。

ウーラオス

またこれらのポケモンでは少し厳しい伝説のポケモンに対して強く見え、相性のいいエンテイガラルファイヤーを採用し構築の完成としました。

エンテイガラルファイヤー

ザシアンパオジアンカイリューウーラオスエンテイガラルファイヤー

個別解説

ザシアン

特性ふとうのけんザシアン
持ち物くちたけん
テラスタイプみず
性格ようき
実数値(努力値)H180(100)-A202(252)-B135-C×-D135-S206(156)
きょじゅうざん/じゃれつく
テラバースト/まもる
調整
A:特化
S:最速135族+1
H:残り

環境に多い白馬バドレックス、ミライドンに強く圧をかけられる伝説ポケモンです。
テラスタイプは炎に耐性を持ちつつミラーや連撃ウーラオスに強い水テラスを採用しました。
技構成はタイプ一致技であるきょじゅうざんとじゃれつく、汎用技であるまもるを入れて、ラスト一枠は炎タイプや鋼タイプへの等倍打点となるテラバーストにしました。

パオジアン

特性わざわいのつるぎパオジアン
持ち物きあいのタスキ
テラスタイプゴースト
性格ようき
実数値(努力値)H155-A172(252)-B100-C×-D86(4)-S205(252)
アイススピナー/ふいうち
くろいきり/まもる
調整
特になしAS特化

黒バドレックス、ミライドンに強い一般枠です。
持ち物は安定のきあいのタスキです。
テラスタイプはねこだまし対策のゴーストを採用しました。
技構成は氷技はつららおとしとの選択になると思いますがフィールド破壊と命中安定をとって今回はアイススピナー、悪技は最強クラス先制技かつタイプ一致技のふいうち、構築全体で重めなザマゼンタや寿司構築に強く出れるくろいきり、汎用技のまもるとしました。

カイリュー

特性せいしんりょくカイリュー
持ち物こだわりハチマキ
テラスタイプノーマル
性格いじっぱり
実数値(努力値)H198(252)-A204(252)-B115-C×-D121(4)-S100
しんそく/ドラゴンクロー
じだんだ/つばめがえし
調整
基本しんそくしか打たないためHA特化

Hからある程度Dに回すと一部禁止伝説の確定数変わるため多分変えたほうがいいと思います。
パオジアンと相性がよく高火力しんそくで一部の構築にかなりささる一般枠です。

特性はねこだまし+威嚇で止まらないためのせいしんりょく、持ち物はしんそくの火力増強のためこだわりハチマキ、テラスタイプはしんそくの火力増強+黒馬バドレックス対策のノーマルです。

技構成はメイン技のしんそく、ドラゴン技で最も安定感のあるドラゴンクロー、ガオガエンや鋼タイプに気持ち強く出れるじだんだ、タイプ一致飛行打点のつばめがえしにしました。

ウーラオス(連撃)

特性ふかしのこぶしウーラオス
持ち物とつげきチョッキ
テラスタイプどく
性格いじっぱり
実数値(努力値)H201(204)-A200(252)-B121(4)-C×-D86(44)-S118(4)
すいりゅうれんだ/ドレンパンチ
どくづき/アクアジェット
調整
HDチョッキ込で1.3倍控えめタケルライコのじんらい確定耐え+ダブルダメ臆病黒馬のアストラルビット2耐え
A特化
その他余り

第2の伝説ポケモンです。
耐久に大きく振りとつげきチョッキを持たせることによって特殊相手にもかなり強く出れるようにしました。
結果としてカイオーガや黒馬等の本来だし辛い伝説の軸にも積極的に選出出来て良かったように思いました。

エンテイ

特性せいしんりょくエンテイ
持ち物いのちのたま
テラスタイプノーマル
性格いじっぱり
実数値(努力値)H191(4)-A183(252)-B137(252)-C×-D95-S120
せいなるほのお/しんそく
ねごと/まもる
調整
一応ザマゼンタ+白馬担当のためAB特化

カイリューがだし辛い相手へのしんそく担当です。

メイン技のしんそくと火傷で物理ポケモンを破壊出来るせいなるほのおを採用し、ウーラオスとカイリューがまもる不採用のため
いのちのたまを持たせて守れるようにしています。ラスト一枠は特に打ちたい技がなかったのでパーティー全体で重めのモロバレルの胞子対策でねごとにしました。

予選では殆ど選出する機会がなくねごとが刺さった試合ではせいなるほのおを外したりもしたので一番改善できそうなポケモンです。

ガラルファイヤー

特性ぎゃくじょうガラルファイヤー
持ち物たべのこし
テラスタイプあく
性格ひかえめ
実数値(努力値)H195(240)-A×-B111(4)-C167(252)-D145-S112(12)
もえあがるいかり/エアスラッシュ
おいかぜ/まもる
調整
S:おいかぜ時最速黒馬バドレックス抜き
C:特化
残りHB

おいかぜが使えて黒馬バドレックスに対して有利なポケモンを探してたので採用しました。
黒馬バドレックス軸に対しては初手から出してかなり圧力をかけることができます。
構築唯一の特殊枠なため寿司構築のヘイラッシャを崩すのにもかなり貢献してくれました

選出と立ち回り

基本選出

相手構築に先制技無効枠無しの時

先発:パオジアンカイリュー
後発:ザシアン@1

基本的には対面的に動かしていくため相手によって選出がかなり変わります。
構築としてはパオジアン+カイリューでの素早さを無視した先制技での圧力をかけていく動きを意識したいです。
パオジアン+カイリューでの先制技が通せる相手に対しては基本的にこの選出で先制技を使っていれば勝てます。

対白馬スタン(ガエンゴリラ)

先発:ザシアンウーラオス
後発:カイリューエンテイorパオジアン

構築相性的には不利よりです。
基本的には白馬がブリザードランスを打ち辛い状況を作りつつ、トリル下の中で戦うことを想定して対面のポケモンを上手く処理してました。

対白馬キャリー(この指andガチトリル)

先発:ザシアンガラルファイヤー
後発:ウーラオスパオジアンorエンテイ

初動の動きを考えると若干有利よりです。
初動じゃれつくorきょじゅうざん+悪テラスもえあがるいかりでサポート役を潰しながら確実に白馬バドレックスを削ります。
このときもえあがるいかりで怯みを引いた場合はほぼ勝ち試合になると思います。
トリルが貼られた際はまもるを利用して上手くいなしていきます。

対黒馬スタン

先発:パオジアンカイリュー
後発:ザシアンガラルファイヤーorウーラオス

相性は体感5分位です
ガオガエン入りの場合は殆どの確率でガオガエン+黒馬バドレックスのため、ねこだまし無効+テラスでアストラルビット無効のカイリューとふいうちの圧があるパオジアンから入ります。
構築的にはガオガエンか黒馬バドレックスのどちらかを倒せてしまえばかなり楽に試合が進む形になります。

対黒馬寿司

先発:パオジアンザシアン
後発:カイリューガラルファイヤー

相性は超有利です。
構築が物理に偏ってる影響で全試合初手黒馬+ヘイラッシャの初動黒馬引きシャリタツだったので、パオジアンのくろいきりを押しつつガラルファイヤーに引いて後は上手くパオジアンの体力を残しながらおいかぜターンを残してヘイラッシャを調整しながら倒せば後はもえあがるいかりと先制技連打で勝てます。

対ミライドン

先発:パオジアンカイリュー
後発:ザシアンウーラオス

相性は微有利位です。
初手にほぼ確実にミライドンがでてくるので、リキキリン入り以外にはふいうちしんそくをミライドンにリキキリン入りにはアイススピナーをミライドンに打てばかなり楽に試合が進みます。

対カイオーガ

先発:ウーラオスカイリュー
後発:ザシアンパオジアン

相性は有利です。
カイオーガは先制技を2回当てれば倒せるかつザシアンのテラス込で全員が一撃は耐えれるためそこを意識しながら立ち回れば勝てます。

対テラパゴス

先発:ザシアンカイリュー
後発:パオジアンウーラオス

相性は微有利です。
基本的には対面の相手に通る技で攻撃し続ければダメージレース上では勝てます。大きな不利をとる場合があるようなリスクのある択を避けて慎重に立ち回れば勝てます。

対ザマゼンタ

先発:ウーラオスエンテイ
後発:ザシアンパオジアン

相性は不利です。
どのように選出してもザマゼンタがきついため、上手くせいなるほのおかくろいきりでお茶を濁しながら立ち回れば勝てなくはないです。

対コライドンorグラードン

先発:ザシアンパオジアン
後発:カイリューウーラオスorエンテイ

相性は微有利です。
ザシアンの水テラステラバーストを誰も警戒しないためグラードンもコライドンも炎テラスをきってくれます。そこにテラバーストを合わせればかなり楽に試合が進みます。

最後に

今回は第一回PJCS予選で使った構築の紹介でした。
正直な話予選では、ほぼ確実に初見殺しが決まる寿司構築や晴れ構築、練習含め勝率が100%に限りなく近いカイオーガ軸に合計で10試合以上あたったかつ唯一の不利より構築のザマゼンタ構築と1試合しかあたらなかったためマッチング運もかなりよかったと思います。
そのため構築の穴や致命的な点もいくつかあるとは思いますがザシアンに興味のある方がいましたら是非使って見てくださると嬉しいです。
本戦への出場は今回が初めてなので今後とも結果を残していけるよう精進していきたいと思います。
長くなりましたがここまで読んで頂きありがとうございました。

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