【てるフェス×ビエラ杯 優勝】黒バドレックス+ザマゼンタ

チームID:1FDHKD

はじめに

ゆー(@yu_yan_poke)と申します。

今回は7月19日に開催された『てるフェス×ビエラ杯』で優勝した構築を紹介します。
来月には世界大会があり、レギュレーションIはもう少し続くと思いますが、世界大会の権利を持っていないことと、この大会を目標に作った構築のため、区切りとして紹介したいと思います。

構築経緯

①黒バドレックスの型

黒馬バドレックス

黒バドレックス+ザマゼンタのバドレックスの型は、PJCSで優勝されたキヌガワさんや、NAICで準優勝のmarcofieroが使っていた「いのちのたま」で「わるだくみ」を採用した型が主流になっており、私も当然それを試しました。
その中でも特にキヌガワさんが使っていた、きあいのタスキドーブルを入れる形がかなり強力で、いのちのたま黒バドレックスの構築ではドーブル入りが結論とも感じました。
ただ、ドーブル入りミラーでどうしてもムラっけの運要素に左右されてしまうことや、ドーブルが初手で対面したときの択勝負が避けられず、練習ではそれが勝敗への影響度もかなり高くなってしまい、解決策も浮かばなかったため、いのちのたま型は諦めてきあいのタスキ黒バドレックスを使うこととしました。

②チョッキパオジアンの採用

パオジアン

ザマゼンタを強く使うにはパオジアンが必須と感じていたため、パオジアンの採用もセットで考えていました。
ただし、きあいのタスキがバドレックスに取られていることと、いのちのたまは短命すぎて相手の黒バドレックスに弱いまであると感じていたので、別の持ち物を検討しました。
その中でぎんなんさん(@icho_poke)のチョッキパオジアンの記事を拝見し『これだ!』と思い、とつげきチョッキ型で採用することしました。
具体的な理由は下記です。

1)アストラルビットを数回受けられる
2)こだわりメガネ以外のミライドンに強気に動ける
3)ゴリランダーを使うのが苦手

以上のことからとつげきチョッキ型のパオジアンを採用しました。

カタストロフィが採用できることによって、威嚇や壁などを無視して半分削れることや、唯一の先制技持ちで構築の対応力を広げてくれました。

③イーユイ、モロバレルの採用

イーユイモロバレル

きあいのタスキ黒バドレックスでは爆発力に欠けることと、ミラーの勝率を上げたかったため、こだわりスカーフイーユイを採用しました。
また、晴れパにはイーユイがいることでダメージレースに遅れを取らなくもなりました。
モロバレルは水ウーラオスに隙を見せたくなったことと、トリパ対策として採用しました。

④6体目について

この枠はいろいろ試しました。(タケルライコや化身ランドロスなど)
特殊アタッカーの場合、どうしてもウルガモスに隙をみせてしまうことが大きな課題でした。
ウルガモスに隙を見せないことを重視して、岩か炎のオーガポンを検討しました。
ウルガモスのテラスを考えると、炎オーガポンの方が対ウルガモスには安定していると感じましたが、岩オーガポンのミライドンへの打点と特性がんじょうによる汎用性の高さを評価し採用しました。
また、練習段階でバドレックスを他3体で補助する選出がかなり強く感じていたため、特性によって確実に1ターン攻撃を吸える岩オーガポンで決まりました。

黒馬バドレックスザマゼンタパオジアンイーユイモロバレルオーガポン(いしずえのめん)

個別解説

黒馬バドレックス

特性じんばいったい黒馬バドレックス
持ち物きあいのタスキ
テラスタイプゴースト
性格おくびょう
実数値(努力値)H175-A×-B101(4)-C217(252)-D120-S222(252)
アストラルビット/サイコキネシス
アンコール/まもる
調整
CSぶっぱ

スカーフ水ウーラオスを意識してB振りも試しましたが、Cを削ったことで微妙に耐えられることが多かったことと、OTSならウーラオスの型が分かるため、調整はしませんでした。
アンコールの枠は「かなしばり」や「わるだくみ」などとの検討になると思いますが、OTSではアンコールがバレていることで、安易な「まもる」や「ねこだまし」を制限できることが非常に強かったです。
テラスタイプは火力を上げられるゴーストとしました。

ザマゼンタ

特性ふくつのたてザマゼンタ
持ち物くちたたて
テラスタイプドラゴン
性格わんぱく
実数値(努力値)H195(220)-A140-B198(156)-C×-D160-S165(132)
ボディプレス/ヘビーボンバー
ワイドガード/まもる
調整
S:最速ウーラオス+2

ミラーを意識して相手のザマゼンタより早く動きたかったため、きあいのタスキウーラオスを意識してSを振りました。
耐久面はいのちのたまバドレックスを考えると、あまりHを下げたくなかったため、仕方なくBを下げました。
どっちつかずの感じもしますが、狙いどおりザマゼンタミラーはほぼ上を取れて、黒バドレックスやミライドンの攻撃をミリ耐えして勝てることもあったため、狙いは悪くなかったと思います。
テラスタイプは対カイオーガはザマゼンタが軸となるため、水の耐性が必須と考え草・水・ドラゴンで検討しました。
草は炎の一貫がきついこと、水は電気が抜群になってしまうのがきつすぎて、ドラゴンとしました。

パオジアン

特性わざわいのつるぎパオジアン
持ち物とつげきチョッキ
テラスタイプどく
性格ようき
実数値(努力値)H187(252)-A141(4)-B105(36)-C×-D96(84)-S189(132)
アイススピナー/カタストロフィ
ふいうち/こおりのつぶて
調整
S:準速135族+2

耐久はウーラオスの水テラすいりゅうれんだの乱数がいい感じになるとこまで振り、残りはDに回しました。
Sを+2したメリットは感じなかったため、抜き調整まででいいと思います。
チョッキパオジアンは黒バドレックスやスカーフミライドンにはかなり動かしやすく、火力が低めの構築には特に刺さりました。
テラスタイプは格闘とフェアリーの耐性を考え毒にしましたが、基本パオジアンで切ることがないため、OTSならミライドンを意識して地面でもおもしろいかもしれません。

イーユイ

特性わざわいのたまイーユイ
持ち物こだわりスカーフ
テラスタイプゴースト
性格ひかえめ
実数値(努力値)H131(4)-A×-B100-C205(252)-D140-S152(252)
ねっぷう/かえんほうしゃ
オーバーヒート/あくのはどう
調整
CSぶっぱ

耐久は結構振らないと耐えてほしいところは耐えないので、CSぶっぱとしました。
S補正がほしい場面もなかったため、控えめでよかったと感じています。
テラスタイプは安易にねこだましをされないようにゴーストとしました。

モロバレル

特性さいせいりょくモロバレル
持ち物ゴツゴツメット
テラスタイプみず
性格ずぶとい
実数値(努力値)H219(236)-A×-B132(236)-C105-D105(36)-S35
ヘドロばくだん/キノコのほうし
いかりのこな/まもる
調整
H:3n
B:11n

最初はDに多く振ることを考えていましたが、ハチマキウーラオスがきつくなることと、ガチグマのからげんきがBにしっかり振らないと耐えないため、耐久はほぼBに寄せました。
Sは最遅モロバレルより速く、鉄球カイオーガより遅くしたかったため、無補正逆Vとしました。これやるなら最遅ピッピ抜きがベストだと思います。
かふんだんごではなくヘドロばくだんの理由は、サイクルができない構築でかふんだんごを味方するタイミングがほぼないことと、フェアリーテラをきったルナアーラや草テラにヘドロばくだんが刺さるためです。かなり強かったです。

岩オーガポン

特性がんじょうオーガポン(いしずえのめん)
持ち物いしずえのめん
テラスタイプいわ
性格ようき
実数値(努力値)H155-A172(252)-B105(4)-C×-D116-S178(252)
ツタこんぼう/ウッドハンマー
このゆびとまれ/ニードルガード
調整
ASぶっぱ

調整は少しでも多く攻撃を吸えるよう耐久振りも考えましたが、最速だとほとんどミライドンの上を取れていることがあまりにも強かったため、耐久調整はしませんでした。
ゴーストテラスアストラルビット+ツタこんぼうでミライドンを倒せます。
草技は水テラス白バドレックスへの打点を考え、高威力のウッドハンマーとしました。ほとんど打つことはないですが、使用場面が限られているからこそ、命中安定技にしました。
特性とこのゆびとまれのおかげで腐ることがなく、オーガポンのおかげで選出に困ることがなくなりました。

選出と立ち回り

対ミライドン+ルナアーラorザマゼンタ

先発:黒馬バドレックスオーガポン(いしずえのめん)
後発:ザマゼンタモロバレル

バドレックスを他3体でサポートする選出です。
相手は単体技がメインの構築ため、なるべくバドレックスに触れさせないように立ち回ります。

対ミライドン+白バドレックス(ウルガモス無し)

先発:ザマゼンタパオジアン
後発:黒馬バドレックスモロバレル

ザマパオで削ってバドレックスで一掃する形を目指します。

対ミライドン+白バドレックス(ウルガモス入り)

先発:黒馬バドレックスオーガポン(いしずえのめん)
後発:ザマゼンタモロバレルorパオジアン

ウルガモスに隙を見せないようにします。
オーガポンのツタこんぼうが通らなさそうなら、ゴーストテラスでゴリ押しします。

対白バドレックス+カイオーガ

先発:ザマゼンタパオジアン
後発:黒馬バドレックスモロバレル

カイオーガがきたタイミングでザマゼンタにテラスを切って立ち回ります。

対黒バドレックス+ザマゼンタ(おいかぜ無し)

先発:ザマゼンタパオジアン
後発:黒馬バドレックスイーユイ

イーユイで一掃する形を目指します。

対黒バドレックス+ザマゼンタ(おいかぜ有り)

先発:黒馬バドレックスザマゼンタ
後発:パオジアンモロバレルorイーユイ

相手のバドレックスをパオジアンの先制技圏内に入れて、モロバレルやイーユイで締めることを目指します。

対晴れ

先発:イーユイ黒馬バドレックスorザマゼンタ
後発:ザマゼンタor黒馬バドレックスパオジアンorオーガポン(いしずえのめん)

きあいのタスキハバタクカミが「こごえるかぜ」や「でんじは」を持っていると好き放題されてしまうため、パオジアンを選出して早めに処理したいです。
相手にイーユイがいるとザマゼンタでテラスを切らないときついですが、いなければバドレックスできってゴリ押しも狙えます。

さいごに

剣盾からダブルバトルを本格的に初めて、一つ大きな結果を残せたことは本当に嬉しいです。
また、OTS BO3は本当におもしろいので、公式の場でもやれる機会が増えるといいなと思います。

構築は対応力の高いチームに仕上がったと思います。
ランクバトルでも7/18の段階ですが、13連勝して1桁順位にいけたので、CTSでもカスタマイズ次第では十分戦える構築だと思います。

度々やれない期間もありマイペースな活動となってしまいますが、時間作って少しでもオフに参加できるよう、活動していけたらと思います。

以上です。
ありがとうございました。

チームID:1FDHKD

パーティ作成者

ゆー

ゆーさんのプロフィール

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PJCS2023年全国出場/ポケパラ本戦出場/てるフェス×ビエラ杯優勝

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