はじめに
運営のシャンディです。
今回は2019年12月1日に開催されたDEXオフで見事に優勝されたななかさん(@nanakango)にパーティの掲載許可をいただきましたので紹介します!
イシヘンジンやラフレシアといった現在のランクバトルではあまり見かけないポケモンを採用した個性的なパーティとなっています。
ぜひご覧ください!
構築概要
新特性:パワースポットを持つイシヘンジンとサンパワーリザードンを組み合わせたパーティです。
イシヘンジンの特性パワースポットは味方の技の威力を1.3倍にする効果を持っています。
(12/7追記:「パワースポット」の強化倍率を1.33倍と記載しておりましたが、正しくは1.3倍であることが判明しました。お詫びして訂正いたします。)
↓パワースポットの威力倍率についてはこちら
軸となる動きは次の通りです。
①先発にイシヘンジンとイエッサン(♀)を出し、イエッサン(♀)の特性:サイコメイカーによりイシヘンジンのサイコシードが発動。極端に低い特防を補います。
②イエッサン(♀)が「このゆびとまれ」で相手の攻撃を引き寄せている間にイシヘンジンは「ロックカット」で素早さを2段階上昇させます。
③イエッサンが(♀)が倒れたところからリザードンを繰り出します。
④イシヘンジンをダイマックスさせ、「ダイバーン」の追加効果で天候を晴れ状態にし、そのままリザードンが晴れ+サンパワー+パワースポットで火力を強化した「ねっぷう」を打ちます。
このように上からの高火力で相手に攻撃される前に倒していけることが強みのパーティになっています。
また、このパーティには他にも強力なプランが用意されています。
他のプランの動きには後述する選出と立ち回りの項目で紹介します。
構成
ブリムオン
@リリバのみ なまいき マジックミラー
164(252)-*-116(4)-156-170(252)-30
サイコキネシス/マジカルシャイン/トリックルーム/めいそう
HD全振り
コータスを軸として戦う際にトリックルーム要因となるポケモンです。
ブリムオンはこのルールのトリックルーム要因の中でも火力が高く、エスパー技、フェアリー技を半減してくるはがねタイプに対してはコータスが強いため、
トリックルーム中にコータスと並ぶと止まりにくい点が強みです。
配分は耐久振りですが元のとくこうが高く、イエッサンがサイコフィールドを貼っているためかなり火力が出ます。
コータスが相手2匹を倒せる場面では、その隙にめいそうを積むことで相手の後続に備えることができます。
持ち物はリリバのみを持っており、すじがねいりジュラルドンにトリックルームを防がれないようになっています。
(※特性すじがねいり:相手のこのゆびとまれやサイドチェンジなどを無視して攻撃できる)
イエッサン(♀)
@いのちのたま おくびょう サイコメイカ―
161(124)-*-100(116)-117(12)-126(4)-150(252)
サイコキネシス/このゆびとまれ/てだすけ/まもる
HB:陽気ドリュウズの「ダイスチル」耐え
S:最速
C:あまり
このゆびとまれを使ってイシヘンジンの「ロックカット」やブリムオンの「トリックルーム」を確実に決め、
このパーティの勝ちパターンに持っていきます。
持ち物はいのちのたま。とくこうは低いですがサイコフィールドといのちのたまを合わせることで十分な火力を出せ、
イエッサン自身が相手を削りに行くこともできるようになっています。
コータス
@こだわりメガネ れいせい ひでり
177(252)-*-160-150(252)-91(4)-22
ふんか/ねっぷう/かえんほうしゃ/ソーラービーム
HC全振り
主に「トリックルーム」or「おさきにどうぞ」のサポートを受けて動かす第2のエースです。
晴れ状態のこだわりメガネ「ふんか」が非常に強力で、HP全振りのウォーグルをダブルダメージでも余裕で倒すほどの火力を相手2匹に打ち込みます。
「ふんか」で拘った場合はHPが削られると火力が出なくなってしまいますが、ダイマックスさせることで拘りを解除し、
「ダイバーン」や「ダイソウゲン」に切り替えて攻撃を続けることもできます。
(※ダイマックス中はこだわり系の持ち物の効果がなくなります)
リザードン
@こだわりスカーフ ひかえめ サンパワー
154(4)-*-98-177(252)-105-152(252)
ねっぷう/かえんほうしゃ/ソーラービーム/エアスラッシュ
CS全振り
このパーティのメインアタッカーです。
前述の通りイシヘンジンのサポートを受けて高火力で相手を1発で仕留めていきます。
基本的には「ねっぷう」を打つことが多いですが、場合によってはリザードンをダイマックスさせることで技を打ち分けたり
「ダイジェット」を打ったりと臨機応変な戦い方ができます。
イシヘンジン
@サイコシード ようき パワースポット
175-146(4)-155-*-72(252)-134(252)
いわなだれ/ヒートスタンプ/ダメおし/ロックカット
DS全振り
今回注目の新ポケモンです!種族値はこちら↓
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 |
100 | 125 | 135 | 20 | 20 | 70 | 470 |
とくこう、とくぼうがトップクラスに低く、それ以外は高水準な極端な種族値をしています。
そのため低いとくぼうを補うために配分はとくぼうに全振りし、サイコシードを持たせて並みのポケモンほどの特殊耐久になっております。
素早さは最速になっていて、ロックカット後にこだわりスカーフリザードンよりも先に動けるようになっています。
技構成が特徴的で、ダイマックス技での追加効果を重視した構成になっています。
ダイマックス技の効果はそれぞれ
「ダイバーン」(ヒートスタンプ)⇒天候を晴れ状態にする
「ダイアーク」(ダメおし)⇒相手2匹のとくぼうを下げる
となっており、どちらもリザードンと相性がいい追加効果を持っています。
リザードンが倒された場合は「ダイロック」で相手を攻撃できるようになっており、
追加効果ですなあらし状態になるためいわタイプのイシヘンジンはとくぼうが1.5倍になります。
ラフレシア
@きあいのタスキ おくびょう ようりょくそ
151(4)-*-105-162(252)-110-112(252)
ねむりごな/おさきにどうぞ/エナジーボール/ムーンフォース
CS全振り
特性のようりょくそを生かして「おさきにどうぞ」や「ねむりごな」を高速で使い、味方をサポートします。
くさ技はほのおが通らないみずタイプやいわタイプに対して有効で、攻撃範囲の面でも相性がいいです。
「ムーンフォース」はサザンドラやウオノラゴンなど、ほのお技が通らないドラゴンタイプに対しての打点になります。
持ち物がきあいのタスキなので「ねむりごな」などの技を複数回打ちやすく、相手にすると非常に厄介なポケモンです。
選出と立ち回り
選出は主に次の3パターンの中から選択します。
選出1:イシヘンジン+イエッサン(♀)
先発:
後発:
先発はイシヘンジン+イエッサンで初手は「ロックカット」+「このゆびとまれ」を選択。
イエッサンが倒れたところにこだわりスカーフを持ったリザードンを繰り出します。
素早さ2段階上昇イシヘンジン(こだわりスカーフリザードンよりも速い)とリザードンが並んだところで
イシヘンジンをダイマックスさせてダイバーンで天候を晴れ状態にしながらリザードンの晴れ+サンパワー+パワースポットで強化された「ねっぷう」で相手を一掃していきます。
次のターンに2匹とも残った場合は「ダイアーク」で相手の特防を下げながら「ねっぷう」を打ち続けることでほのお半減の相手も押し切ることができます。
選出2:ブリムオン+イエッサン(♀)
先発:
後発:@1
トリックルームからこだわりメガネコータスを動かしていく選出パターンです。
エルフーン軸の追い風パーティなどに対してはロックカットイシヘンジン+こだわりスカーフリザードンが上から攻撃されてしまうので、
トリックルーム選出をします。
先発イエッサン+ブリムオンでこのゆびとまれ+トリックルームをし、イエッサンが倒れた裏からコータスを繰り出します。
エスパー+フェアリー+ほのおの攻撃範囲が広く、サイコフィールドによる火力上昇もあるため相手にとってかなり受けづらいです。
ダイマックスは色々なポケモンに切る選択肢があり、
ブリムオン:相手のダイマックスドラパルトを倒すために「ダイフェアリー」を打ちたい場合
コータス:「ふんか」で拘っているが削られてしまい他の技に切り替えたい場合
リザードン:「トリックルーム」が切れた後に詰めのアタッカーとして「ダイジェット」や「ダイバーン」を打ちたい場合
と状況に応じて使い分けることができます。
選出3:ラフレシア+コータス
先発:
後発:
ようりょくそラフレシアの「おさきにどうぞ」や「ねむりごな」を使ってコータスの「ふんか」を通していく並びです。
アローラダブルをやったことがある人にはドレディア+コータスで馴染みのある戦法ですね。
選出1、選出2と違い1ターン目から高火力を出していける攻撃的な並びです。
先発にコータスを出しているため「ダイバーン」を打たなくても晴れ状態になっており、
片方が倒れた後はイシヘンジンではなくリザードンを先に繰り出しても最初のターンからサンパワーを活用して攻撃することができます。
さいごに
様々なプランから高火力を出せる、使って楽しいパーティになっています。
レンタルIDも公開して頂いているのでぜひ使ってみてください!
今回はイシヘンジン、ラフレシアといった珍しいポケモンを採用したパーティの紹介でした。
現在流行っていなくても実は強力なポケモンはまだまだたくさんいると思うので、これからどんなポケモン、どんな型が出てくるのか楽しみですね!
パーティ作成者
JCS2016 準優勝 WCS2016 Day2出場