レンタルチームID: 0000 0003 3N9N P8
はじめに
はじめましての方ははじめまして。アクア(@Aquapo_w )といいます。
普段は仲が良い6~7人でインターネット大会やVGCルールに取り組んでいます。
スペレ塾、なんて単語に聞き覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は先日のINCFebにて共有し、
アクア 最終1841 戦績26-2
Shien( @OnjoujiToki_)最高1826 最高レート時戦績25-2
を達成した構築を紹介させて頂きます。
構築経緯
一緒に考察していたきの(@kinop_oke6)が持ってきた6体が完成度が高く、並びを変える必要性も感じなかったのでその中身と立ち回りを二週間弱で煮詰め、本番に臨んだ。
以下はきのから聞いた構築経緯をまとめたものとなります。
対応力が高く、実力差のある相手にプレイングで勝ちやすい、いのちのたまウォッシュロトム+トゲキッスという並びからスタート。
ロトムトゲキッスで対処が難しいキョダイリザードン、ジュラルドンやトゲキッス+ドラパルトを軸にした構築に対して有利を取ることができるじゃくてんほけん両刀バンギラスを加え、中速気味なパーティの素早さを補い、選出の幅を広げることのできるすなかきドリュウズも同時に組み込んだ。
ンギラスドリュウズに対して強く圧をかけられ、ロトムトゲキッスでも処理に時間がかかってしまうポケモンがローブシンなどのかくとうタイプだったので、
それらを睨むことが出来、エースにもなれるニンフィアが入り、最後にバンギラスやニンフィアを強く使うためにはトリックルームを利用することが一番と考え、隣のサポートに依存せずトリックルームを使うことが出来、バンギラスのじゃくてんほけん発動のトリガーにもなれるサマヨールを加えて並びが完成した。
結果として、ロトムやバンギラスのダイアークと噛み合い、若干パワーが足りないニンフィアの火力を底上げしてくれた。
バンギラス
特性 | すなおこし |
持ち物 | じゃくてんほけん |
性格 | れいせい |
実数値(努力値) | 207(252)-154-131(4)-161(252)-120-59 ※S個体値0 |
技 | いわなだれ/あくのはどう だいちのちから/まもる |
調整
H:最低限の耐久を確保するため全振り
C:Aに比べるとどうしても火力が控えめなため全振り
S:最遅
ジュラルドンに有利を取れ、鬼火などで突然機能停止しない両刀バンギラス。
特殊技は一致技であり、ダイマックス技にすると自身の与ダメやニンフィアの火力の底上げが出来るあくのはどう、D方面に厚いジュラルドンを落としきるためのだいちのちから。
岩技は悩んだが、怯み効果範囲攻撃であることを考えて、げんしのちからではなくいわなだれを採用した。
ジュラルドンに対して、だいちのちから(ダイアース)は過剰火力なところもあったので、かえんほうしゃ等にするのもありかもしれない。
ドリュウズ
特性 | すなかき |
持ち物 | きあいのタスキ |
性格 | ようき |
実数値(努力値) | 185-187(252)-81(4)-63-85-154(252) |
技 | 10まんばりき/アイアンヘッド ロックブラスト/まもる |
調整
A:持ち物の関係上、耐久を振る必要がないと考え火力を伸ばした
S:ミラーが多発するので最速を選択
一般的なきあいのタスキ持ちのドリュウズ。地面タイプが貴重であることもあり、バンギラスが並びに入っているなら優先的に入ってくるポケモンではないかと思っている。
技に関しては、鋼技はアイアンヘッド以外に選択の余地がなく、地面技はトゲキッスとロトムが浮いており、バンギラスのじゃくてんほけんを自発的に発動させることも可能になるのでじしんも採用の余地がある。
岩技に関して、いわなだれにすると怯みがないときあいのタスキを持ったバタフリーに誰かしらを眠らされてしまうので、ロックブラストを採用した。
両守るから砂ダメ込みで倒す立ち回りも検討したが、相手依存の動きになってしまうので対戦数、相手のレベルがまちまちなINCでは危険だと思い断念した。
実際にはバタフリーは一度しか当たらなかったが、その一試合をしっかり取れただけで採用価値はあったように思う。
ウォッシュロトム
特性 | ふゆう |
持ち物 | いのちのたま |
性格 | ひかえめ |
実数値(努力値) | 145(156)-63-127-165(196)-127-126(156) |
技 | 10まんボルト/ハイドロポンプ あくのはどう/わるだくみ |
調整
H:ダイマックス時A211ドサイドンの+2ダイロック耐え
C:11n
S:ロトムミラーを絶対上取る意識で過剰なくらい伸ばした
微妙に足りない火力をダイマックスといのちのたまで補い、相手を消耗させる役回りが多かった。
実はダイアークがとても強く、ウォッシュロトムへのメタで多かったトリトドンの後投げを受からなくさせたり、相手のダイマックスの隣に打ち続けた後に後ろのニンフィアを通す、という流れの試合がかなりの数あった。
わるだくみはもちろん安全に積めるチャンスには積極的に積むべきだが、積むターンはダイマックスできない=耐久面が不安だったり、無理に積むよりも二回攻撃した方が強い動きだったりすることが多かったので、相手の壁やバークアウトといった火力はないがこちらを消耗させる行動に対しての切り返しを意識した使い方をしていた。
Sに関して、ロトムトゲキッスを軸に使う以上、ロトムの同速で勝敗が決することが多いのでミラーを意識した配分になった。
実際こだわりスカーフを持った個体以外には先手を取ることが出来、かなり使いやすかった。
トゲキッス
特性 | きょううん |
持ち物 | リリバのみ |
性格 | ずぶとい |
実数値(努力値) | 191(244)-49-154(196)-140-135-109(68) |
技 | マジカルシャイン/このゆびとまれ あくび/まもる |
調整
H:16n-1
B:いのちのたまA172ドラパルトのてだすけ込みダイホロウを確定耐え
S:気持ちミラー意識でHBのあまり
サポートに特化したトゲキッス。
役割を遂行するためのこのゆびとまれは確定、次にきあいのタスキやばけのかわを削ったり、何かと便利な攻撃技としてマジカルシャイン、基本的にはトゲキッスが存命したターン数が長いほど試合に勝てる確率も上がるので大事に扱うためのまもるまですんなりと決まり、ラスト1枠を悩んでいたが、相手のダイマックス(主に相手のトゲキッス)や積み技に対してリスクをかけながら隣の行動を考えられるあくびが非常に強かったので採用した。
アイアントやナットレイが多い環境ならかえんほうしゃが技候補に入ると思う。
サマヨール
特性 | おみとおし |
持ち物 | しんかのきせき |
性格 | のんき |
実数値(努力値) | 147(252)-83-188(164)-80-162(92)-28 ※A個体値16-17、S個体値4-5 |
技 | ナイトヘッド/じならし サイドチェンジ/トリックルーム |
調整
H:種族値が低いのでぶっぱ
A:自分のバンギラスにじならしのダメージが最低の中で最高個体値
B:A90サマヨールのじならし+A211ドサイドンの+2ダイアース+砂ダメージ耐え
D:あまり
S:最遅サマヨール+1(ミラー意識、最遅ブリムオン抜かれ)
トリックルームを貼ったり返したりする役。
特性「おみとおし」を持っているため、相手の行動を絞りやすかった。
技は役割を遂行するためのトリックルーム、バンギラスのじゃくてんほけんを起動し、相手のこのゆびとまれに吸われないじならし、普通なら相手に安定択がある盤面から相手を崩すことができるサイドチェンジ、サマヨールを残されて負けることを防ぐナイトヘッドと決まった。
大会を終えた今もここから変える必要はないと思っている。
ニンフィア
特性 | フェアリースキン |
持ち物 | こだわりメガネ |
性格 | れいせい |
実数値(努力値) | 191(164)-85-99(108)-176(236)-150-58 ※S個体値0 |
技 | ハイパーボイス/はかいこうせん マジカルフレイム/でんこうせっか |
調整
H:16n-1
B:A204バンギラスのダイロック+砂ダメージ耐え
C:11n
S:最遅
こだわりメガネを持ったニンフィアのテンプレのような配分。
主力技のハイパーボイスとナットレイなどの鋼タイプを焼くためのマジカルフレイム、単体瞬間火力としてのはかいこうせんは確定とし、ラスト1枠を削りきれなかったドラパルトやきあいのタスキで残ったドリュウズに打つためのでんこうせっかとした。
Sラインに関して、トリックルーム下でバンギラスのダイアークの後にハイパーボイスを通す(ニンフィアのS個体値を上げる)ようにした方がいいのではないか?とも考えたが、相手の最遅ニンフィアに負ける方が嫌だったので最遅を選択した。
選出と立ち回り
対アイアント、ミラー
先発:
後発:
アイアント入りやバンドリキッスミラー、対応力の高さからよくわからない相手にも多く出していた。
ロトムをダイマックスさせ相手を消耗させた後サマヨールがトリックルームを貼り、最後にニンフィアで詰める。
対リザードン
先発:
後発:@1
特にサマヨールを1ターンで倒しきる手段がなさそうな相手に投げていた。
トリックルームを貼りながらバンギラスでダイマックスし、次のターンからはじならしでバンギラスを受けきれないようにしていく。
対エルフーンジュラルドン
先発:
後発:
エルフーンジュラルドンのようなサマヨールを1ターンで倒しきる手段がある場合はこう出していた。
動きはかなり分岐があるので具体的には割愛するが、基本的に相手はサマヨールをメタった初手を出してくるのでそのギミックをトゲキッスが倒れる前にバンギラスで崩し、サマヨールでトリックルームを貼るという流れが理想。
対ドラパルト、バタフリー、ロズレイド
先発:
後発:
ドラパルト絡みやいわゆるファントムビート、バタフリーやロズレイドといった素早さが求められる相手に多く投げていた。
初手のドラパルトギルガルド-バンギラスドリュウズ対面では、バンギラス引きトゲキッスと10まんばりきギルガルド方向を決め打ちしてなんとか勝つことが出来ていた。
さいごに
去年に引き続き最初の予選大会で抜けることができてとても嬉しいです。
スタンダードな並び故、ミラーを意識した要素を上手く散りばめられたかなと思います。
レンタルチームID: 0000 0003 3N9N P8
パーティ作成者
アクア
7 世代全国ダブル最高レート2006
INCNov日本9位・PJCS2019出場
INCFeb12位・PJCS2020出場権利獲得