【S5ダブル最終11位】晴れスイッチ

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はじめに

ユウキ(@yuki_rotom)と申します。

この度、シーズン5ダブルにて最終11位を記録したパーティについて書かせて頂きます。

シーズン4瞬間9位、INC April瞬間1位を取ったものを原形として改良を加え、今回の形に落ち着きました。

とてもパワーの高い構築で気に入っています。最後までお読み頂けると幸いです。

尚、以下本文は常体にて失礼します。

コンセプト

・「キョダイゴクエン」を軸にしたゴリ押し
・高速「ねむりごな」の誤魔化し性能
・「ねむりごな」の圧力を逆手に取ったDMバナ展開
・リザコータスで選出誘導したバンギラスに刺さるドサイドン軸
・従来のバンギ入りスタンを崩し得る「じゅうりょく」+ドサイドン
・「ダイジェット」〔ようりょくそ〕の高速展開とトリル展開の二択

構築経緯

フシギバナが強いのでは?

シーズン4から解禁されたキャラの中にフシギバナがいる。特性〔ようりょくそ〕により晴れ時に素早さ2倍になり、上からの「ねむりごな」で相手を荒らせる。

フシギバナ

催眠キャラとして非常に噛み合ったタイプをしており、催眠対策を考える上でこれまでメジャーだった「ダイサンダー」「ダイフェアリー」が自身に半減で、タイプ一致で撃てる電気やフェアリーの多くに対面有利を取れるのが偉い。

サブウェポンで持たれていた場合も、一般枠のフシギバナで有効打ではない不一致大マックス技を撃たせている次点でアドをかなり取っているので問題ないという構図になる。

また攻撃範囲も優秀で、草+毒の2つに加えて「だいちのちから」「ウェザーボール」を習得し隙がない。

特にタイプ一致「ダイアシッド」使いで、自身と隣の火力を上げながら殴れるのでDM適正も高い。

「ねむりごな」の圧力により「ねこだまし」や「このゆびとまれ」「しんぴのまもり」等の保守的行動を誘うため、そこに対してDMが刺さるというのがフシギバナの性能を引き上げている。

理論上は強いだろうということから、これら新要素の強みと弱みを実戦で把握するため、まずは自分でフシギバナを使ってみることにした。

組むなら晴れ

フシギバナの特性〔ようりょくそ〕を最大限活かすために晴れパーティでの運用を考えたい。
特性〔ひでり〕はキュウコンコータスの二択。

キュウコン

HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ
73 76 75 81 100 100
・そこそこ速い
・特殊耐久が高め
・さいみんじゅつ、わるだくみ等の補助技も

コータスコータスのアイコン

HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ
70 85 140 85 70 20
・非常に遅い
・物理耐久が高め
・ふんかの火力が高い

単純に横に並べるだけならキュウコンの方が足並みを揃えやすく強そうであるが、一旦保留にして取り巻きを決定してから考えることにする。

晴れの真のエース

ここで気を付けたいのは、ようりょくそ〕は素早さが2倍になるだけで晴れによる火力増強の恩恵はほぼない点。ここが雨パとの突破力の違いになるので、晴れパにはそこそこ速い炎タイプのエースアタッカーが欲しくなる。

キュウコンでもある程度の素早さと火力があり条件を満たせそうだが、火力が低めなのと、シーズン4から解禁されたガオガエンへの打点が乏しいのが痛い。
コータスは火力は充分だが素早さ操作なしでは遅過ぎるので「おさきにどうぞ」や「トリックルーム」が欲しい。

ここで高速・高火力エースとなる〔サンパワー〕リザードンをエースとなるDM枠として採用することでパーティパワーを上げる。非常に火力が高い上に「ダイジェット」で素早さ操作も可能なのが偉い。

リザードンの画像

リザードンの採用を受けて、晴れ要員に関してはリザードン、フシギバナが高速アタッカーのためトリパ耐性をつけたいのと、圧倒的な火力の高さを買ってコータスを選択することに。

手動晴れ要員

特性〔ひでり〕だけでなく手動での「にほんばれ」サポートも加わると天候の取り合いにおいて非常に有利になるため、是非入れたい。

特に汎用性が高い〔いたずらごころ〕での「にほんばれ」要員の候補をまとめる。

エルフーンエルフーン

・おいかぜ
・うそなき
・晴れと相性の良いフェアリー打点

ヤミラミヤミラミ

・ねこだまし
・さきおくり
・サイドチェンジ
・一致イカサマ
・ねこだまし無効

レパルダスレパルダス

・ねこだまし
・うそなき
・でんじは
・あくび
・まねっこ(トリルとの相性○)
・一致イカサマ
・バークアウト

ニャオニクスニャオニクス♂

・ねこだまし
・うそなき
・でんじは
・あくび
・トリックルーム

どれも相性が良さそうだが、今回は自身が「ねこだまし」無効でガオガエン入りに対しても展開しやすく、「さきおくり」で対「おいかぜ」「トリックルーム」両方に対応した器用な素早さ操作が出来るヤミラミとした。

ヤミラミ

ここまでの課題点

フシギバナコータスのアイコンリザードンの画像ヤミラミ

フシギバナ、コータス、リザードン、ヤミラミを確定として、残り2枠には以下の課題点に強い要素を持たせたい。

課題
・バンドリ
・ドラパルト(りゅうのまい)+トゲキッス
・ガオガエン
・ピッピ+リザードン、パッチラゴン等DMエース
・〔いたずらごころ〕「でんじは」

ドラパキッスや砂ドリュ等の高速アタッカーとの対戦を考えると、リザの「ダイジェット」で張り合うのは難しそうなのでトリルを軸にした方が良さそうである。

トリル軸を用意することのメリットは案外多く、ヤミラミとの親和性も非常に高いのでぜひ取り入れたい。

トリルのメリット
・高速展開とトリル展開の2パターンで攻められるので選出段階で的を絞られにくい
・ヤミラミの「ねこだまし」「サイドチェンジ」「さきおくり」でのトリル始動サポート性能が高い
・「さきおくり」でのトリルサポートは「ふういん」「ドラゴンテール」に強い
・『だっしゅつボタン』ヤミラミがトリパと相性抜群
・初手で発動した場合→2ターン目にエースをスムーズに着地して攻められる
・放置された場合→相手に「トリック」で『だっしゅつボタン』を押し付けながら全体攻撃で有利に展開
・トリル切れ後にも「さきおくり」で腐らずに鈍足アタッカーのサポートが可能

さて、残り2枠トリル軸を組む場合に欲しい要素としては以下の2匹となる。

トリル要員

・バンギラス、ドリュウズから致命傷を受けない
・耐久がある程度高く「さきおくり」だけで充分にトリルが狙える
・味方エースの火力補助が出来るor自身が高火力
・バンギラスやドラパルトへの打点があると尚良い

鈍足エース

・バンドリに強い打点が欲しい
・取り巻きにいるキッス、ロトム、ドラパにも打点が欲しい
・ガオガエンに強い
・「このゆびとまれ」+リザードン、パッチラゴンに強い
・〔いかく〕に弱くないと尚良い

補完枠の決定

リザードンや〔かたやぶり〕ドリュウズがいても安定してトリルを貼れるトリル要員として、耐久が高いサマヨールを採用。
「ねこだまし」が無効でガオガエンにテンポを崩されないのも偉い。

 

エースにはバンドリとリザードン、パッチラゴンにしっかりと強いドサイドンを再起用。
一度ガオガエンの〔いかく〕「すてゼリフ」に屈して没になったドサイドンだが、「つるぎのまい」を採用することでその対策となるのではないか?と考えてリベンジすることにした。

ドサイドンの画像

また、Wロトムに若干弱いという問題点に関してはサマヨールに「じゅうりょく」を採用することで解決。

実際に回してみるとガオガエンやウインディを回すパーティは交代が読みやすく「つるぎのまい」が役立つ場面が多々あり、〔いかく〕に屈することなくドサイドンを暴れさせることが出来た。

バンドリ+ロトムキッスに対しても「じゅうりょく」が刺さっており、読み放棄しながらドサイドンが4匹(味方サマヨールも倒すので5匹)倒す試合も頻発する程だった。

サポート枠の見直し

リザードンの画像ヤミラミフシギバナコータスのアイコンドサイドンの画像

INC April終了までは「リザードン/ヤミラミ/フシギバナ/コータス/サマヨール/ドサイドン」の6匹で回していたが、いくつかの課題を感じた。

課題
・リザードン軸が全然出せない(ドラパバンギが多過ぎるのと一発勝負でヤミラミを頼るのが怖い場面が多かった)
・トリルドサイドン軸の方が選出率、勝率ともに高く、補完のつもりがこちらが主軸になっていた
・ドラパ+ミミッキュのダイホロウ連打(ファントムビート)が重め
・トリル始動を狙う際にヤミラミ+サマヨールとするとあまりに圧力がない
・トリル成功後にヤミラミ、サマヨールが生存した場合に攻めのテンポが遅い(脱出しないと能動的にエースを出せない)
・サマヨールへの集中攻撃を回避する手段が「サイドチェンジ」しかなく不安定
・「さきおくり」でトリル始動だけ成功してサマヨールが倒れてもドサイドンの『じゃくてんほけん』が起動出来ない
・そもそもバンギラスやガオガエンに「さきおくり」が無効
・フシギバナ+サマヨールだと圧力はある代わりにトリル始動の安定感が下がる

晴れが主軸であればヤミラミはかなり適任なのだが、晴れパよりもトリパとして見た場合はサポート性能に不安が残る。

これらの課題とトリル軸の選出が多い背景を踏まえて、トリル始動の安定性を高めるため「このゆびとまれ」要員の採用を検討した。

・ゴースト技を無効に出来るためファントムビートに強い
・〔サイコメイカー〕がトリパとの相性が良い(「ねこだまし」でコータス他を止められない)
・初手の「ねこだまし」+「ちょうはつ」にも対応可能(ピッピやトゲキッスだと両方に「まもる」を入れないと止まる)
・ある程度の攻撃性能があり「ちょうはつ」を吸っても動ける
・相手の「いたずらごころ」による妨害も全てシャットアウト出来る

などのメリットがあるイエッサン♀が候補となった。

イエッサンの画像

実際にヤミラミをイエッサン♀に変更して回してみると、ストレスなく多くの相手にトリル展開が出来て期待以上の性能だった。

シーズン5の後半はこの形で潜り、上位をキープして最終11位を達成出来た。

リザードンの画像イエッサンの画像フシギバナコータスのアイコンドサイドンの画像

構成

キョダイマックスリザードン

特性 サンパワー
持ち物 いのちのたま
性格 おくびょう
実数値(努力値) 154(4)-*-98-161(252)-105-167(252)
ブラストバーン/ねっぷう
ぼうふう/ソーラービーム

当初は火力重視の控え目だったが、ドリュウズ、ウインディに対する立ち回りが窮屈になったため臆病に変更。

臆病の火力でも充分であると感じた。

「ブラストバーン」はキョダイゴクエンの威力を最大にするため採用。晴れゴクエンで大体のサマヨールも一撃で飛ばせる超火力が出る。

「ぼうふう」も同じくダイジェットの威力を最大にするため採用。

持ち物の『いのちのたま』を含めてとにかく打点を意識し、技範囲を広げることで選出した場合のパワーを最大限にした。

イエッサン♀

特性 サイコメイカー
持ち物 きあいのタスキ
性格 おくびょう
実数値(努力値) 146(4)-*-85-147(252)-125-150(252)
このゆびとまれ/サイコキネシス
しんぴのまもり/いやしのねがい

「しんぴのまもり」での催眠対策をするにあたり最速バタフリーやフシギバナ、ミロカロスの上を取れないと意味がないので最速

後述の理由で持ち物は『きあいのタスキ』になったため、「ちょうはつ」された際のリターンや殴る際の性能を考えてC全振り。

耐久に振ることのメリットも勿論あるが、耐久はアイテムに任せて火力に振ることのメリットが想定以上に大きく、予想外の削りで相手を崩した試合が多かった。特にリザードンとの並びでダイジェット展開する場合に活きる。

「いやしのねがい」はトリルターンを無駄にしないよう自主退場技として採用。ごくまれに本来の用途で味方を回復する動きも取れるが、積極的には狙わずあくまでダメージのない「じばく」のような感覚で撃ち、トリル3ターン目までにサマヨール+ドサイドンの並びを作る。

持ち物は「トリックルーム」始動の安定性を最優先に考えた結果『きあいのタスキ』に落ち着いた。

耐久に全振りしてもイエッサンがワンパンされる技がある程度存在するため、上からイエッサンをワンパン+サマヨールに「ちょうはつ」とされた場合に展開が失敗して負けになってしまう。その対策として最も有効なのが『きあいのタスキ』イエッサンであり、これによりほぼ初手のトリル失敗パターンを心配せず展開が可能になった。

イエッサン♀+サマヨールの初手は催眠技を通されると攻めのテンポが崩れるため「しんぴのまもり」は欲しく、トリパのイエッサン♀の型は耐久振り+『ラムのみ』『ぼうじんゴーグル』か素早さ振り『きあいのタスキ』のどちらかが良いと思っている。

フシギバナ

特性 ようりょくそ
持ち物 こうかくレンズ
性格 ひかえめ
実数値(努力値) 156(4)-*-103-167(252)-120-132(252)
ギガドレイン/ヘドロばくだん
だいちのちから/ねむりごな

火力を取りつつ晴れバナミラーもある程度考慮した配分。メインウェポンは「ギガドレイン」としており、DM前提なら威力重視の「リーフストーム」「ハードプラント」「ソーラービーム」等も選択肢だが、非DMで動かすことが多いのと他天候と殴り合うことが多いため安定感重視の選択。「エナジーボール」より威力が下がるが、回復により延命するのが強いと考えてこちらを採用。フシギバナが良く刺さっている時に倒されずにしっかり盤面に維持できたので正解だった。

「ねむりごな」は最強の誤魔化し技として採用。序盤から積極的に撃つことはしないが、多少不利でも試合をひっくり返すだけの可能性があるので厳しい相手への対抗手段としては非常に強い。特にDMに対して有効で、上から眠らせてDMターンを稼いだり、「ねむりごな」の圧力で相手のDMを渋らせることで味方の行動を通しやすくなる点が強力。サマヨールと並ぶことも多く「じゅうりょく」下であれば安心して合法的に連打出来るようになる。

持ち物は当初『きあいのタスキ』だったがイエッサン♀に譲ったため、「ねむりごな」の命中を上げる『こうかくレンズ』。素で「ねむりごな」を撃つ場合にも多少の心の余裕が出来るが、過信は禁物なため撃つ回数は必要最小限に留める。

コータス

特性 ひでり
持ち物 こだわりメガネ
性格 れいせい
実数値(努力値) 177(252)-*-160-150(252)-91(4)-22
ふんか/ねっぷう
だいちのちから/ソーラービーム

トリルを本筋としているため最遅。制圧力を高める『こだわりメガネ』型にしている。

「ふんか」で拘るのが最高だが、トリルターンが切れる前に決めきれないと判断して「ねっぷう」を選ぶことも多い。その際、技外しを「じゅうりょく」でカバーすることが出来るととても強い。

サマヨール

特性 おみとおし サマヨール
持ち物 しんかのきせき
性格 のんき
実数値(努力値) 147(252)-90-187(156)-*-163(100)-27
ナイトヘッド/じならし
じゅうりょく(てだすけ)/トリックルーム
調整
HB:A172ドラパルトの「てだすけ」「Dゴーストダイブ」耐え
HD:C152ドラパルトの「てだすけ」『こだわりメガネ』「シャドーボール」14/16耐え
C177リザードンの「てだすけ」『いのちのたま』「Dブラストバーン」耐え

バンドリに出すことから物理耐久を重視。特殊耐久はリザピッピに出すことを考えてもこれだけあれば充分。

リザードンの晴れ〔サンパワー〕「Dブラストバーン」は耐えないが、単体攻撃なら隣のイエッサンで吸える他、隣にフシギバナを置くことで晴れ時に上から「ねむりごな」の圧力を掛けられるため、晴れが絡んだリザードン入りにも充分戦える。

防御寄りにしておくことで味方ドサイドンの「じしん」の巻き込みダメージも抑えられる。

「てだすけ」は味方エースの制圧力を上げるため採用。物理特殊問わず誰と並んでも仕事が出来る。特に全体技との相性が良く制圧を狙いやすい。

「じゅうりょく」はドサイドンをエースに添えた場合にトゲキッスやロトムが非常に邪魔に感じる場面が多かったので、地面技を一貫させるため採用。後ろから地面技をスカしに出てくる場合や「このゆびとまれ」「サイドチェンジ」で思うように地面技を通せなくなる場合に刺さる。特にこの技の存在によりコータスにも強く厄介なWロトムとの相性関係をひっくり返せる。

また、命中UPの効果もパーティにかなりの恩恵をもたらし、特に必中「ねむりごな」フシギバナは非常に強力。また、詰めの場面で「ねっぷう」「いわなだれ」外しに怯えずに済むのもありがたい。命中不安技を多く採用しているが合法的に撃てる仕掛けを仕込んでいるため、パーティに安定感をもたらしてくれた。

また、このポケモンは特性〔おみとおし〕が本当に強力。相手の先発が強化アイテムを持っているかどうかを見て、サマヨールがワンパンもしくは集中で倒される可能性が高ければサマヨールを交代する等、持ち物に応じて適切な立ち回りが可能になるのが利点。

他にも『きあいのタスキ』や『じゃくてんほけん』に気を付けながら攻めて行けたり、『ラムのみ』『ぼうじんゴーグル』持ちに「ねむりごな」を選ばなくて済んだり、『とつげきチョッキ』持ちにノーリスクで攻撃を重ねたりと、裏目や初見殺しを防いだ上で先の展開まで意識して立ち回れる。この特性のお陰で勝率が5%は伸びていたと思う。今後も積極的に採用したい。

ドサイドン

特性 ハードロック
持ち物 じゃくてんほけん
性格 ゆうかん
実数値(努力値) 191(4)-211(252)-150-*-107(252)-42 ※S個体値4
じしん/いわなだれ
かみなりパンチ/つるぎのまい
調整
AD:全振り
S:S(-1)で味方のサマヨール-1

「トリックルーム」下で「じならし」をした次のターンにもサマヨールの「じゅうりょく」→ドサイドンの地面技という行動順にしたいため、素早さを最遅より少し上げている。

トリパミラーにおいて同速を回避して素早さ関係をはっきりさせられる点も魅力で、非トリル状態で相手の最遅ドサイドンの上を取れると便利な場面は多い。

メインウェポンを「じしん」としているのは全体技で相手の「まもる」「サイドチェンジ」の択を回避出来るのが優秀なため。相手2匹に地面が一貫するバンギラス+ドリュウズ等に対し、裏から飛行や〔ふゆう〕が出てくる可能性、どちらかが「まもる」をする可能性まで含めてどちらに地面技を撃つかの択を回避しつつ打点を持てる。味方を巻き込むデメリットは単体技を撃ちたければDMすれば良いためそこまで感じないどころかメリットとなる場面も存在し、味方サマヨールを敢えて巻き込んで倒してしまうことで、トリル下でドサイドン+コータスの並びを早い段階で能動的に作れるのが強い。また「このゆびとまれ」にも強く、ピッピ+パッチラゴンやトゲキッス+バンギラスのような並びに対して「このゆびとまれ」を無視しながら地面弱点を突けるのが偉い。

「かみなりパンチ」はドサイドン、コータスが苦手とする水対策。ミロカロスやアシレーヌにDMされてもA(+2)からならワンパンが狙える火力が出るのが強い。また催眠対策にもなるため「あくび」等に対して余裕のある立ち回りが可能になる。

そして「まもる」を切ってまで採用している「つるぎのまい」は環境に多いガオガエンの〔いかく〕サイクルへの対抗策。上手い人ほどガオガエンの〔いかく〕「すてゼリフ」と隣の「まもる」「ダイウォール」交代等でドサイドンの攻撃をいなしながら火力を下げて無力化を狙ってくるため、そこに刺すことで有利を維持する。「じならし」『じゃくてんほけん』は1回限りなので、〔いかく〕2回や〔いかく〕+「すてゼリフ」で帳消しなってしまうため制圧力を維持しにくいが、「つるぎのまい」があれば〔いかく〕で止まりにくくなる。

使用タイミングとしてはトリル下で相手が交代等で後手に回る隙を突いて積むイメージだが、フシギバナの「ねむりごな」やイエッサン♀の「このゆびとまれ」で能動的に狙って行くことも出来る。DM中は「ダイウォール」になるため、「まもる」がないことの弊害をある程度はカバー可能。

選出と立ち回り

基本選出

先発:イエッサンの画像
後発:ドサイドンの画像コータスのアイコン

初手から「このゆびとまれ」+「トリックルーム」を狙う王道のトリパ選出。ほとんどのパターンでこの選出が可能になるように構築した。

リザードンを見せると必ずリザードンに強いバンギラスやパッチラゴン等は選出されるため、そこにドサイドンが良く刺さる。

サポート2枚なのでパーティパワーが落ちやすいのが難点だが、トリルを通す安定感は非常に高く、理想的な流れで試合を運べれば後発二匹で決めきれる。

特にドサイドンの制圧力が非常に高く、「じならし」「じゅうりょく」でサポートを受けると4タテもザラ。

「じしん」「いわなだれ」の全体技が強いため必要に迫られない限りはなるべくDMを温存して戦いたい。「じゅうりょく」状態ではWロトムやトゲキッスにも「じしん」が当たるため、「このゆびとまれ」や「サイドチェンジ」による択を回避出来るのが最大の強み。

「いわなだれ」「ねっぷう」を命中安定で連打出来るのも打ち漏らしが許されないトリパとの相性が良い。

トリル選出2

先発:フシギバナ
後発:ドサイドンの画像コータスのアイコン

イエッサン♀では「トリックルーム」発動がサポートしきれない場合の選出。

または相手にトリトドンやミロカロス等の水タイプがおり草打点が欲しいが、晴れ選出は難しい(バンギラスと同居等)場合にする選出。

フシギバナは「ねむりごな」の圧力により「ふういん」「ドラゴンテール」DM技を絡めた集中攻撃等を妨害出来るため、邪道ではあるが「トリックルーム」補佐としても優秀だった。「ねむりごな」を当てないとサマヨールが集中で倒れる場合や相手2匹がフシギバナより早く行動する場合はサマヨール→コータスと交代しながら〔ようりょくそ〕で上から行動を通す動きが強い。

この動きの強い点はサマヨールが遅いため同時に交代したとしてもほぼ確実に天候を取れる点と、サマヨールを狙った「ちょうはつ」や「トリック」等をコータスが食らっても全く問題がない点。DMしてサマヨールを集中攻撃で倒そうとしたキャラに「ねむりごな」が当たれば一気にアドバンテージを得られ、外れたとしても相手のDMターンをバナコータスで充分稼いでからサマヨールを再度着地させることで、しっかりと耐えながら「トリックルーム」に繋げて行ける。

展開によっては「じゅうりょく」「ねむりごな」を振り回せるのがこの選出での強み。

また、相手が「ねむりごな」を意識して「ねこだまし」や「しんぴのまもり」「ちょうはつ」のような保守的な行動をして来ると読める場合は初手でコータスを投げながらバナでDMを切ると劇的に有利な盤面を生み出せる。特に無償で「ダイアシッド」が決まったバナコータスの並びの制圧力は凄まじく、これらの有効な選択肢へと分岐出来るフシギバナ+サマヨールの先発はかなり対応範囲が広い。

フシギバナが「ねむりごな」のせいでかなりヘイトを集めるため、初手に集中で処理されて「トリックルーム」が決まることも多い。このパターンだとトリルターンが4ターンフルに使えるので後ろのトリルエースが暴れやすい。

フシギバナとドサイドンの縦の相性の良さから、時にはフシギバナ→ドサイドンへの交代+「トリックルーム」も視野に入れて戦う。フシギバナ→ドサイドンの交代は、フシギバナの弱点の飛行技や炎技、「ねこだまし」を半減で受けられる上に、ドサイドンの4倍弱点である水・草技がフシギバナに飛んで来る可能性は低いことから、多くの場面でローリスクで決められる。これが決まりフシギバナを温存したままドサイドンを暴れさせられると、トリルが切れた頃に今度は〔ようりょくそ〕フシギバナを立てられるので攻めの隙がない理想的な展開が可能。

晴れ選出

先発:イエッサンの画像リザードンの画像
後発:フシギバナコータスのアイコン

晴れリザードンを通せそうな場合の基本選出。

イエッサンの「てだすけ」やコータスの晴れでリザードンの火力を強化しながらダメージレースを有利に進めて行く。「このゆびとまれ」でリザードンの行動回数を稼いだりコータスでトリパに対して切り返したりと対応範囲は広い。

イエッサン自身もそこそこの攻撃性能があり「ダイジェット」から攻撃に加われるのがピッピ等にはない利点。

対トリパ(イエッサン+ブリムオン、サマヨール等)

先発:リザードンの画像コータスのアイコン
後発:フシギバナドサイドンの画像

「このゆびとまれ」+トリル要員の並びには初手リザコータスと並べて「ねっぷう」「ふんか」と選べば、連撃を耐えてトリルを貼れるキャラはほぼいない。

トリルの発動を防げば上から殴っているだけで大体勝てる。特にこちらのドサイドンが相手の最遅ドサイドンの上を取っているのも大きい。

技外しや択負けでトリルを通された場合でもこちらの最遅コータスがかなりの圧力を掛けてくれるため極端に不利にはならず、後続のフシギバナやドサイドン、そしてコータスのうち有効なキャラを適宜ダイマックスさせて殴り合うことで応戦可能。

さいごに

解説は以上になります。

晴れパーティは非常に火力が高く、爽快感があるためオススメです。是非一度使ってみて下さい。

トリルドサイドンで4タテしたり、晴れリザードンで高耐久やダイマックス枠をワンパンしつつ定数ダメージを入れて詰める動きは今世代を象徴する動きだと思います。

鎧の孤島解禁以降はイエッサン♀が「ワイドフォース」という超高性能な攻撃技を手に入れたため、晴れ+イエッサン♀のこの形は純粋に強化されたと言えるでしょう。

代わりに「グラススライダー」を手に入れたゴリランダーはトリルドサイドンに先手で4倍弱点を突いてくる天敵ですが、リザードン、コータス、フシギバナがいずれも非常に有利なので戦えそうです。

とはいえ非DM時のメインウェポンである「じしん」半減が痛かったりもするため、全力でドサイドンを活躍させるパーティにとっては若干向かい風であることは否めません。新環境で使う場合は見直しが必要ですね。いずれこの構築を新環境に適応させた形で再度使いたいと思っているので、これからも考察を続けて行きたいです。

それでは最後までお読み下さり、ありがとうございました。

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パーティ作成者

ユウキ

ツイッター

関東のポケモントレーナー。シングル63オフ「シングル厨のつどい」、非公式シングル全国大会「真皇杯」運営。シングルとダブルの二刀流。【公式実績】PJCS2018 36位、WCS2018 DAY1突破→DAY2 世界51位【執筆】対戦攻略同人誌「ポケフリーク」「ポケストラ」、三才ブックス出版「真・バトル奥義」シリーズ

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