【S8ダブル最終21位】シュカコータス+フシギバナ/スカーフテラキ軸

はじめに

はじめまして。こう(@st_chame)と申します。ポケモン剣盾では「パトリシア」という名前でプレイしております。

お前誰だよという方、よければ自己紹介もお読みいただけますと幸いです。

ポケモン剣盾シーズン8にて目標としていたレート2000、30位以内である、21位とレート2019を達成できました。グダグダ書いており、読みにくいと思いますがお許しください。

構築経緯

まず、このパーティには勝手ながら参考にさせていただいたベースの構築があります。以下をご参照ください。

フシギバナはプラチナ以降各世代ずっと対戦で使ってきたポケモンでこの構築を見たときに直感で行けると思いました。

また、サブにいれる構築としてシーズン8より解禁されたテラキオンを使うことを考えました。ORAS時代でメインで使って全国ダブルで最終6位を記録したスカーフテラキエルフーンの成功体験からでした。結果論ですが、バナコータスと相性が良い考察となりました。

テラキオン

天地魔闘スタンのベースとなるのは、フシギバナコータスをフィニッシャーに添えた先発サマヨールバンギラスです。基本はサマヨールとバンギラスで相手全体に削りを入れつつダイマックスするフシギバナへ繋ぐのが単純に強いです。

バンギラスサマヨールフシギバナコータスのアイコン

また、もう一つこの構築で目を引くのはドラパルトのふくろだたきからのA4段階上昇のテラキオンの火力です。ドラパテラキは先発で出てくる構築が大分め、先方から警戒してくれます。この「見せ」の構築が前者のフシギバナコータスを引き立ててくれます。

ドラパルトテラキオン

構成

フシギバナ

特性ようりょくそ
持ち物いのちのたま
性格ひかえめ
実数値(努力値)167(92)-*-103-167(252)-120-121(164)
リーフストーム/ヘドロばくだん
だいちのちから/まもる
調整
S:晴下で最速スカーフヒヒダルマ抜き

ダイマックス率70%。キョダイマックス個体です。

キョダイベンタツは火力のみならずスリップダメージが非常に優秀で前シーズンまでのダイソウゲンのグラスフィールドの火力アップはなくなるものの、今シーズンは異常に増えたゴリランダーのおかげで結構グラスフィールド下で打てるシーンもありました。

後述しますが、ミラー意識のだいちのちからはD上昇を積極的にしたいので、ヘドロばくだん(ダイアシッド)はほぼトゲキッスピンポイントでした。

ねむりごなは外すのでNG。

コータス

特性ひでり
持ち物シュカのみ
性格れいせい
実数値(努力値)177(252)-*-160-150(252)-91(4)-22  ※S個体値0
ふんか/しっとのほのお
だいちのちから/まもる

ダイマックス率25%。キーはシュカのみです。

ミラーマッチすることも多いと予想したため、相手のフシギバナやコータスのダイアースを耐えてしっとのほのおで削り+火傷をいれることができます。

今シーズンで増えた十万馬力持ちのゴリランダーやあまり多くなかったですが、ドリュウズに対してもダイアースを耐えて火傷を入れられるシーンが結構ありました。

ウォーグルやルチャブルのダイジェット物理勢にも火傷を入れにいきます。

基本先発となるサマヨールによるトリックルームからの手助け噴火も何回か打てました。(ダイマックスのおかげでワイドガードすごく減りましたよね)

また、非トリックルーム下のフシギバナコータスの並びにおいてもコータス側がダイマックスするシーンが全体の20%ほどありました。

立ち回りの項目にも書きますが、サマヨールバンギラスの時点で挑発、封印等でトリルが封じられた状態でダイジェット、追い風を作動されるとフシギバナが上をとられ、集中狙いされるシーンがありました。その際、コータスが放置される場面も多く、あえてコータスをダイマックスさせることで3枚抜きできるなどのシーンもありました。

バンギラス

特性すなおこし
持ち物きあいのタスキ
性格ようき
実数値(努力値)176(4)-186(252)-130-*-120-124(252)
いわなだれ/イカサマ
ばかぢから/かわらわり

陽気ASぶっぱです。

後続のフシギバナコータスで全抜きができるように雑に岩なだれで削りをいれる役割です。

後述のテラキドラパの影響か相手先発にこのゆびトゲキッス、イエッサン、ダイマックスするドラパルトなどが出てくる率が非常に高く、てだすけ+いわなだれ、てだすけ+イカサマで数体持っていくこともできます。サマヨールで弱点保険を確認しつつの立ち回りが必要です。

かわらわりはラプラスやオーロンゲの壁割りに使います。

サマヨール

特性おみとおしサマヨール
持ち物しんかのきせき
性格なまいき
実数値(努力値)147(252)-*-151(4)-*-200(252)-27  ※S個体値0
ナイトヘッド/てだすけ
サイドチェンジ/トリックルーム

サイドチェンジでかわすことができる神。

てだすけのサポートがメインで相手の動き次第でバンギをわざと生かす/殺すの動きをサイドチェンジでやっていきます。ダイジェ積まれ始めたらトリルをします。

おみとおしは相手の道具を2つも見れて動きが読めますので神。

テラキオン

特性せいぎのこころ
持ち物こだわりスカーフ
性格いじっぱり
実数値(努力値)186(156)-199(252)-110-*-110-141(100)
いわなだれ/インファイト
じしん/てだすけ
調整
S:こだわりスカーフ込みで最速ドラパルト-1

ORASの成功体験の塊。隣のドラパルトでふくろだたきをすることでA+4のいわなだれを打ち込めます。

非ダイマックスで相手に圧力をかけていけるポケモンとして採用しました。そのためダイマックスすることはほぼありません。

エルテラ時代はエルフーン-1の調整をして素早さ種族値114族抜き(ランドの地震耐え+ボルトロスの上を取れる素早さ)にしていましたが、今作では最速のふくろだたき使いであるドラパルトのおかげでS140族まで抜けます。

このおかげでエースバーン、インテレオンを初め最速77族、準速88族までのスカーフ勢、まで上を取れます。おそらく素早さ調整、耐久調整はまだまだやることが多く、可能性の塊ですが一旦「できるだけ速く」で努力値を振りました。ボルトランドが出てきたあたりでもう一度考えたいと思います。

今シーズンはあまり出番はありませんでした。レート序盤の叩き無警戒なパーティに対して楽するために出したりしていましたが、トゲキッス、イエッサンのこの指勢、非常に数の多かったゴリランダーの前には特殊な動きをせねばならず、上記のバンギラスサマヨールの方が対応力は上でした。

ただ、見せポケとしては非常に優秀で上記ポケモンがホイホイ先発で出てきます。そのためシーズン最終まで外すことはありませんでした。

ドラパルト

特性すりぬけドラパルト
持ち物カシブのみ
性格おくびょう
実数値(努力値)164(4)-*-95-152(252)-95-213(252)
シャドーボール/かえんほうしゃ
ふくろだたき/サイドチェンジ

主に叩き役。トゲキッスに対してエルフテラキでどうしても対応したときはダイマックスしてダイホロウ+岩なだれでこのゆびとまれしたトゲキッスを飛ばします。

ダイマックス率5%。こいつがダイマックスするときは負け試合濃厚。

かえんほうしゃはナットレイやアーマーガアに対して打つシーンがありました。

選出と立ち回り

基本選出

先発:バンギラスサマヨール
後発:フシギバナコータスのアイコン

先発は相手に削りを入れて先にダイマックスをさせること、ダイマックスターンを稼ぐことを意識します。相手の2匹を倒せなくてもOKです。相手より後にダイマックスすることでフシギバナ、コータスの動きが強くなります。威嚇持ちのポケモンと先発が対峙しても手助けで補完しつつとにかく削ります。

キョダイセンリツや壁を貼られた際には、死際になるようなタイミングで瓦割りを入れておきます。

裏選出のテラキオン、ドラパルトの影響でトゲキッスやイエッサン、ゴリランダーを呼びますが、バンギのタスキのおかげで確実に2ターンは動けますので、怯まずにいきましょう。2試合に1回はバンギラスが岩なだれで相手を怯ませてくれます。爆アドです。

後発のフシギバナは先発の2体のどちらかが倒された後先に出します。巨大マックス+非晴で相手の一致炎技も耐えることが多いので、砂嵐のまま動くことも考えています。キョダイベンタツはスリップダメージで倒すことも多いので、まもるを適宜挟んだ立ち回りをします。

あまりないかもしれませんが、相手にトゲキッス、イエッサン、モロバレル、ゴリランダーらがいなければラッキーです。先発テラキオン+ドラパルト、後発フシギバナ+コータスで圧をかけていきます。

対ブリムオン+イエッサンブリムオンイエッサンの画像

先発:バンギラスサマヨール
後発:フシギバナコータスのアイコン

ワイドフォースを連打してサマヨール処理から動かれる場合は助かります。てだすけ+いわなだれでOKです。

キョダイブリムオンのキョダイテンバツで混乱運ゲーに入ると苦しいです。トリルを打たれたらコータスを軸に動くように切り替えます。

対サマヨール+バンギラス、フシギバナ+コータス(ミラー)サマヨールバンギラスフシギバナコータスのアイコン

先発:バンギラスサマヨール
後発:フシギバナコータスのアイコン

初手からジャンケンです。馬鹿力+サイドチェンジを打ち込みます。

相手も同じことをしてくる可能性があり、岩雪崩の方がたすきが潰せる分安定行動かもしれません。裏のフシギバナコータスはこちらのシュカコータスで対応します。

対フシギバナ+コータス+リザードン入りフシギバナコータスのアイコンリザードンの画像

先発:バンギラスサマヨール
後発:フシギバナコータスのアイコンorテラキオン

相手の軸がコータス入り前提なのでバンギラス+サマヨールから入り、後発をブシギバナ+コータスorテラキオンにします。

リザードンはテラキオンで処理するので、相手のフシギバナを先にフシギバナとバンギラスで処理する必要があります。上位陣はこちらのパーティを見てリザードンを入れてくる可能性は低いようでした。

対バンギラス+ドリュウズバンギラスドリュウズ

先発:バンギラスサマヨール
後発:フシギバナコータスのアイコン

相手のバンギラスに手助け馬鹿力から入ればダイマックスバンギでも倒せます。ドリュウズは裏のフシギバナ+コータスで対応します。

対ドラパルト+エルフーンドラパルトエルフーン

先発:バンギラスサマヨール
後発:フシギバナコータスのアイコン

バンギラスの手助けイカサマでA振りのドラパルトならダイマックス込みで倒せます。倒せない場合は削りのみでOKです。

裏から出すフシギバナで守りつつ、バンギラス2手目で処理します。

対ドサイドン軸ドサイドンの画像

先発:バンギラスサマヨール
後発:フシギバナコータスのアイコン

あまり意識していません。

トリルの奪い合いに負けなければ、フシギバナで対応します。トリル下で動かれると負けます。

対アーマーガアアーマーガア

先発:バンギラスサマヨール
後発:フシギバナコータスのアイコン

バンギラスの死際にトリックルームを打てる立ち回りを目指します。

トリックルームが打てれば手助け噴火で対応します。万が一トリルできない場合でもコータスで対応します。晴下であれば水技を耐え、地面技もシュカで耐えてしっとのほのおやダイバーンで対応します。隣にダイマックスしたバンギラス等の岩技を打ってくるパーティは諦めます。

対ラプラス軸ラプラスのアイコン

先発:バンギラスサマヨール
後発:フシギバナコータスのアイコン

弱点保険がなければ岩雪崩から入って削ります。

キョダイセンリツを打たれた後はタイミングを見て瓦割りしておきます。

選出と立ち回りまとめ

立ち回りはサマヨールのサイドチェンジとトリックルームで相手の動きに合わせてダメージとS反転を調整しつつ、バンギラスで1体、もしくは倒せなくとも半分くらい削るくらいのイメージの立ち回りです。

バンギラスサマヨール

また相手が先手ダイマックスの場合確実に2ターン以上消費させる立ち回りです。(この辺の感覚がシーズン終盤になるに従って噛み合い、かなり連勝できました)

この2体で整地した場で裏のフシギバナかコータスのどちらかをダイマックスさせて動いていきます。

フシギバナコータスのアイコン

コータスの読まれにくいシュカのみのおかげで相手の有利体面や非トリル下でも1ターン以上攻撃できる場面が多く、削ったりやけどを入れたりと便利でした。

もっとテラキオンを通せる試合もあったと思いますがトゲキッス、イエッサンらのこの指を嫌って出せずにいました。

ウォーグル+エースバーンのような先発であればスカーフのおかげで上をとれて2体くらい持っていくことが選出の目安にしていました。

またテラキオンドラパルトの並びで後発のフシギバナコータスが動きにくい選出を少しは牽制できたと感じる試合も結構あったと思います。

さいごに

とにかくサマヨールとバンギラスの対応力が豊かすぎて連敗しないパーティにできたと思います。

使い続けることで慣れてきたこともありますが、特にレート1800を超えてからは勝率80%近く維持でき、終盤のレート2000チャレンジは壁を感じることなく一発で乗り越えることができました。耐久調整等まだまだなところはあるので無駄な火力は抑えつつ耐える側の調整の余地があると考えています。

以下の記事は筆者の備忘録を兼ねているので、調整しつつ体裁とボリュームを付け加えていきたく思います。

ポケモン剣盾ランクマッチシーズン8 21位 レート2019達成パーティ考察(シュカコータス+フシギバナ/スカーフテラキ軸)|こう|note

謝辞
noteやはてなブログをはじめ、いろいろな人の記事を読ませていただき参考にさせていただきました。ありがとうございます。この場を借りてお礼を言わせていただきます。

なお本記事の考察は勝手に使用していただき構いません。

パーティ作成者

パトリシア

ツイッター
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