レンタルチームID:0000 0002 1BKT FR
はじめに
はじめまして、ゆー(@yu_yan_poke)と申します。
今回はシーズン12で最終6位になった構築を紹介します。
構築経緯
シャロン杯に参戦しつつ、いろんなポケモンを試していたところ、対戦したチョッキブリザポスの強さに驚きました。
流行っていたバナコーポリ2に強そうだなと思い、ブリザポスを軸で構築を組むことを決めました。
当初はの並びでした。ブリザポス以外の意識した役割は下記です。
・ガオガエン:威嚇による耐久の底上げ。レヒレとのサイクル。
・サマヨール:トリル役。
・レジエレキ:高速アタッカー。スイーパー。
・ウーラオス:対面性能の高さ、メタグロスへの打点。
1900半ばはいけましたが、以下の点が気になりました。
②サマヨールが動かしづらく、トリルを必ずしも展開するわけではないため役割が薄い。
③ウーラオスの襷が霰で削られてしまう。
④ブリザポス以外ダイマ適正が低い。
上記の課題からサマヨール、ウーラオス、カプレヒレを変更することを決め、特にブリザポス以外のダイマ枠とサマヨールの代わりを探しました。
ブリザポス以外のダイマ枠は流行ってもいた、フシギバナが適任と考えました。
ブリザポスがきつい威嚇サイクルにキョダイベンタツもあり、ダメージレースで有利に運べるためです。
サマヨールの代わりは、フシギバナと相性が良いと証明されており、トリルができサマヨールよりも柔軟性があるポリゴン2になりました。
最後はここまできたら、コータス以外無いだろって感じで決まりました。
長々と書きましたが、既にバナコーポリ2は流行っていたおかげで気付けて、この3体を迷いなく入れることができました。
先人の方々、ありがとうございます。
構成
ブリザポス
特性 | しろのいななき | |
持ち物 | とつげきチョッキ | |
性格 | いじっぱり | |
実数値(努力値) | 207(252)-216(252)-150-*-130-51(4) | |
技 | つららばり/10まんばりき ヘビーボンバー/インファイト |
環境にいるほとんどのブリザポスは最遅だと思いますが、最遅にしてもコータスやツンデツンデなどは下を取れないことと、30族ミラーやその他鈍足ポケモンの上を確実にとれていることの方が重要と思い、無補正4振りで使用しました。
中速以上で固まる構築相手にはトリルで下を取れるため、使用感はかなり良かったです。
持ち物も特性のおかげでAを上げていけることから、火力UPアイテムよりも場持ちがよくなるとつげきチョッキを選択しました。
氷単タイプでヒードランと殴り合える数値は異常です。
相手を倒していけなくても、ダイスチルやダイアースでポリ2を要塞化できるため、そこの見極めはかなり重要でした。
正直言うと最遅厳選が全く終わらず、一生ブリザポスを使って対戦出来ないと思ったため、最遅じゃなくても良い理由を必死探した結果です。
ガオガエン
特性 | いかく | |
持ち物 | バンジのみ | |
性格 | わんぱく | |
実数値(努力値) | 200(236)-136(4)-143(156)-*-116(44)-89(68) | |
技 | フレアドライブ/ねこだまし すてゼリフ/バークアウト |
H:4n
A:あまり
HB:いかく込みでA182ウ―ラオスのインファイト+あんこくきょうだ(急所)耐え
HD:C200ヒードランのダイアース(130)が85%~100%
S:70族抜かれ
この構築の影のMVPです。VGC2020の環境と比べ、バンドリやアシレーヌが少ないため、動かしやすい環境だったと感じました。
ボルトロスなどの威嚇耐性がある相手も、ブリザポスやレジエレキで縛れていることが多いため、気になりませんでした。
技はバークアウトの枠が選択だと思いますが、この構築においてはポリ2の要塞化を助ける点やブリザポスの行動回数を増やせるため重要でした。
地味にコータスへの打点になることも大きかったです。
調整はウーラオス意識でBに多めに振りました。
Sは好みだと思いますが、Sに振ったガエンの方が好きなため、70族を意識してここまで振りました。
基本後発ですが、トリパやロンゲ入りなど先手を打っていきたい相手には、先発させることもありました。
レジエレキ
特性 | トランジスタ | |
持ち物 | こだわりメガネ | |
性格 | ひかえめ | |
実数値(努力値) | 175(156)-*-73(20)-165(236)-74(28)-229(68) | |
技 | 10まんボルト/エレキネット ボルトチェンジ/エレキボール |
H:16n-1
BD:あまり(ダウンロード意識)
C:11n
S:準速100族×1.5抜き(ダイジェット意識)
他が中速以下のため、S操作なしに上から動け、スイーパーになれるこのポケモンは非常に重要でした。
地面に全く打点がありませんが、ブリザポスがそこには強いため、電気技に特化した形になりました。
調整は特に意図はありませんが、耐久に振った方が使いやすかったです。
催眠対策にもなれるカプコケコも試しましたが、素の速さとダイマせずに高火力を出せる点が唯一無二で、この構築では替えが効かないと感じました。
ポリゴン2
特性 | ダウンロード | |
持ち物 | しんかのきせき | |
性格 | おだやか | |
実数値(努力値) | 191(244)-*-128(140)-126(4)-143(116)-81(4) | |
技 | トライアタック/じこさいせい トリックルーム/サイドチェンジ |
H:16n-1
B:あまり
C:あまり
D:11n
S:ミラー意識で4振り
クッションやトリル始動、詰ませと多くの役割を持ってもらいました。
具体的な調整先はありませんが、レジエレキにワンパンされないようDを重視し、頻発するポリゴン2ミラーでS関係を分かりやすくするために4振りました。
Cも振りたかったですが、トライアタック1ウェポンでは攻撃性能は知れているため、耐久重視となりました。
ランドロスの処理がブリザポスに頼り切っているため、れいとうビームも持たせたいところでしたが、サイドチェンジの方が有用な場面が多く、択を一方的に押し付けられる点が優秀で、れいとうビームの採用は見送りました。
フシギバナ
特性 | ようりょくそ | |
持ち物 | バコウのみ | |
性格 | ひかえめ | |
実数値(努力値) | 175(156)-*-103-165(236)-120-115(116) | |
技 | ハードプラント/ヘドロばくだん だいちのちから/まもる |
H:16n-1
C:11n
S:レヒレ意識
調整はSにほとんど振っていない時もありましたが、コータスと同時選出しない場合も多く、レヒレに上を取られて負けた試合があったため、115まで振りました。一応ようりょくそ発動でレジエレキ+1のため、ダイアシッドでレジエレキを強化したりもできます。
技構成は草タイプの技は要検討ですが、少しでも威力が高い方が良いと思い、ハードプラントにしました。
持ち物はダイジェット相手にはブリザポスやレジエレキが強く出れるため、バコウのみである必要が無く、最終日の途中までミラー構築(ブリザポス入りのバナコー)を意識して、ブリザポス相手にも選出しやすいヤチェのみでした。
ただ全くそのような構築には当たらず、他の場面では発動すらしないため、最終的には無難なバコウのみにしました。
炎がきついため、オッカのみの方がよかったかもしれません。
主にガエンでサイクル回されそうな、ブリザポスが出しづらい相手に選出していました。
キョダイベンタツさえ打ててしまえば、ほぼ仕事完了と言ってもいいぐらい強力な技なため、結構雑に扱っていました。
コータス
特性 | ひでり | |
持ち物 | もくたん | |
性格 | れいせい | |
実数値(努力値) | 177(252)-*-160-150(252)-91(4)-22 ※S個体値0 | |
技 | ふんか/ねっぷう だいちのちから/まもる |
一番最後にほとんど考え無しに入れたため、あまり語れることはありませんが、選出するときはフシギバナを暴れさせたいときや、トリルさえ貼れば勝てると選出段階で判断できた時、後発から暴れてもらいました。
Bを厚くさせて重いメタグロスに強く出れる型にしてもよかったかもしれません。
トリルに頼らないのが構築の強みのため、最遅ブリザポスの上を取れる調整にしてもよかったかなと思います。
選出と立ち回り
基本選出
先発:+
後発:+
大半はこの選出です。
初手から高火力で圧力をかけていきます。
ポイントはブリザポスの行動回数を増やすことと、レジエレキを即落ちさせない選択をし、終盤に再登場させることです。
相手を倒すことを優先するのか、倒されないことを優先しポリゴン2で詰ませるのか、見極めが非常に重要です。
対バナコーポリ2ミラー
先発:+
後発:+
こちらは基本選出でいきます。
ただ、相手にもブリザポスがいた場合はブリザポスに変えてフシギバナを出します。
ブリザポスがいない相手の場合、先発は『ポリゴン2+フシギバナ』か『レジエレキ+ランドorウーラオス』で来ることがほとんどです。
ポリゴン2+フシギバナの場合、フシギバナ側にボルトチェンジとダイアイスを重ねます。ポリゴン2の選択が人によって違いましたが、フシギバナが守って来ることはないため、これが安定だと思います。
レジエレキ+ランドロスの場合、ランドロス側にダイアイスでレジエレキ側には10まんボルトをします。相手のレジエレキをなるべく早く仕留めておきたいためです。
ウーラオスが先発できた場合はレジエレキでボルトチェンジを当てて、隣にダイアイスをして霰ダメで落ちるようにします。
相手の後発は人によって違うため、次のターンからは攻めるのか詰ませるのか見極めながら、立ち回りました。
相手にもブリザポスがいた場合は、フシギバナを大事にしつつ、レジエレキでスイープを狙います。
ブリザポスがいるバナコーはランドロスがいないため、レジエレキの通りが良いです。
長丁場の試合になりやすいため、ガオガエンの使い方が重要なのと、ポリゴン2を大事にしましょう。
対トリパ
先発:+
後発:ororから選択
ツンデツンデがいるとかなりきつい相手です。
サマヨールがトリル始動だった場合、初手からねこだまし+エレキボールでサマヨ倒しにいきます。
それでも、トリルを張られた場合は頑張ってポリゴン2で切り返しましょう。
対サイクル(ガエン+レヒレなど)
先発:ororから選択
後発:+上3体のどれか
サイクルしてきそうな構築にはブリザポスをあまり出しません。
フシギバナを通していきたい相手ですが、それも厳しい場合は先に相手のガオガエンをねこだましで止めて、ボルトチェンジを当てておきます。
それができれば、フシギバナのだいちのちからやレジエレキの2回目のボルトチェンジで倒せるため、サイクルがかなり有利になります。
フシギバナが通しやすい相手にはキョダイベンタツでの定数ダメとダイアースでポリゴン2を要塞化し、最後レジエレキでスイープできると思います。
対レイスボスピッピ
先発:+
後発:+
対戦回数が少ないため、あまり説明はできませんが、基本選出でいいと思います。
相手の初手はレイスポスピッピしか来なかったと思うので、レイスポス側にボルトチェンジとダイアイスを重ねておきましょう。
ボルトチェンジでポリゴン2を出しておけば、レイスポス側は有効打は無くなるため、行動を制限できます。
対ファイヤー+避雷針
先発:+
後発:+
これも基本選出でいいと思いますが、電気無効が複数いたらさすがにレジエレキは出さず、トリル展開を狙います。
トリルできなくてもファイヤーの攻撃でブリザポスやポリゴン2、ガオガエンは倒されないので、ファイヤーの隣をひたすら倒していけば問題ないと思います。
対オーロンゲ
あまり対戦していないため、よくわかりませんが、オーロンゲを早めに処理して、ポリゴン2を要塞化させるのがいいと思います。
対レジロック
あまり勝てなかった相手ですが、フシギバナを非ダイマで後発に置くようにしてから勝てるようになりました。
さいごに
新環境ですぐ結果を残せたことはとても嬉しいです。
ブリザポスとレジエレキは頭ひとつ抜けた強さがあると感じました。
その2体を基本選出に組み込めた構築なったため、良い結果が出たと思います。
この構築はラスト4日間回しました。
レート2000行けた時や最終日2位まで上がった時は10連勝以上し、試運転してた某サイトでもトップ3にいけたため、運も良かったと思いますがシーズン12の環境では非常に安定した勝率を残せる構築になったと思います。
構築紹介は以上です。
質問などありましたら、Twitterで直接聞いてください。
長い記事になりましたが、ありがとうございました。
レンタルチームID:0000 0002 1BKT FR
パーティ作成者
ゆー
剣盾ではダブルやってます/ランクバトルシーズン3最終3位、シーズン4最終4位