レンタルチームID: 0000 0003 YXMT KR
はじめに
はじめまして、今回リバティノートに初投稿のジキル(@jekyll335)と申します。
自分は6世代で一時期ポケモンから離れましたが、2020年の11月から某サイトで剣盾環境での対戦を始め、実機を12月に買いました。
今回はダブルバトルのランクマッチ(S13)で24位を取った構築を紹介していきたいと思います。自分は構築を作るのが下手なので改善の余地は多いと思いますが、参考程度に読んでいただけると嬉しいです。
構築経緯
剣盾環境での対戦においてまず初めに悩まされたのがダイマックスの仕様です。相手のポケモンの耐久値、火力が突然大幅に増え、択ゲーが多くなるのでとても苦戦していました。
6世代の時に自分は高火力で攻め立てるパーティを好んで使用していたのですが、ダイマックスのHP2倍の効果によってその戦術を通すのが難しくなり、最初のうちは全く勝てませんでした。
ですが、ある程度対戦回数を積むと、相手のダイマックスポケモンにデバフをかけることでダイマックスの脅威を減らすことができ、択ゲーを減らすことに繋がるのではないかと考えるようになりました。
そこで強力だと思った技がかいでんぱです。威嚇で攻撃力を下げることのできない特殊アタッカーを弱体化できる数少ない技であり、この技を使おうと考えました。
そして、かいでんぱを先制で打てるポケモンとしていたずらごころボルトロスが目に留まり、このボルトロスを使った構築を考えようと思いました。
次に採用しようと思ったのがランドロスです。冠環境はとにかくレジエレキが強力で、地面タイプを入れたいと考え、威嚇持ちであり強力な地面タイプのポケモンであるランドロスを使おうと決めました。
3体目に考えたのはカプ・レヒレです。瞑想で詰める動きが強力だと感じ、状態異常をケアできる部分も優秀で、是非使いたいと思って採用しました。
4体目はガオガエンです。トリル下のブリザポスが非常に強く、使ってみたところガオガエンがとてもキツく感じたので使おうと思いました。ランドガエンの2枚威嚇で相手の物理アタッカーを弱体化させていく動きも強力でした。
次に採用したのがウーラオスです。あまり考えずに入れたのですが、後発のウーラオスの詰め性能の高さに魅力を感じたのでずっと使っていました。
最後の枠はとても悩みました。ここまでの5体では全体的に素早さが遅く、相手のポケモンに上から殴られ続けて負ける展開があり得ると思いました。そして、ガオガエンを入れてもやはりブリザポスが重く困っていました。
そして、ある時某サイトでハッサムを使っている人とマッチングし、自分の構築にとても刺さっていて苦戦しました。そこで、ハッサムなら前述の問題点を解決できるのではないかと考え、ハッサムを採用しました。
構成
ボルトロス
いたずらごころ | |
オボンのみ | |
おくびょう | |
186(252)-*-102(92)-146(4)-119(148)-146(12) | |
10まんボルト/かいでんぱ こわいかお/にらみつける |
H-D:珠臆病レイスポスのダイホロウ耐え
B、C:余り
S:最速マンムー抜き
この構築で使うなら10万かいでんぱこわいかおは確定だと思いました。最初は攻撃技をエレキネットにしていたのですが、10万の方が欲しい場面が多かったので10万にしました。
4枠目はとても悩ましかったです。イカサマ、挑発など様々な技で試してみましたが、ダイマックスしたランドロスに威嚇を入れられた際に火力を補えるにらみつけるの使用感がとても良かったのでこの技構成になりました。
トリル下でブリザポスのダイアイスを受けられる身代わりなども面白いかもしれません。かいでんぱで瞑想レヒレや悪巧みロトムを弱体化させられるのが非常に強く、こわいかおによってこの構築の全体的なすばやさの低さを補えるのも優秀でした。
余談ですが、ランドロスのダイジェット(アース)+10万で大体のピッピを一撃で倒すことができます。
霊獣ランドロス
いかく | |
いのちのたま | |
ようき | |
169(36)-197(252)-115(36)-*-101(4)-147(180) | |
じしん/そらをとぶ いわなだれ/まもる |
H-B:陽気マンムーの氷の礫最高乱数以外耐え
S:最速マンムー抜き抜き
この構築のメインのダイマックスエースです。
火力がとにかく高く、威嚇が入っても相手のポケモンに相当なダメージを与えることが出来ます。タイプ一致のダイジェットがとにかく強力でした。
この構築で重いマンムーに対して確実に削りを入れられるように耐久を上げ、性格を陽気にしましたが、マンムー入りのパーティに遭遇した回数より意地っ張りの火力が欲しい場面の方が多かった気がするので、意地っ張りの方が強いかもしれません。
4枠目の技は元はとんぼがえりにしていたのですが、まもる、ダイウォールが欲しい場面が多かったのでまもるに変更しました。
カプ・レヒレ
ミストメイカー | |
たべのこし | |
ひかえめ | |
176(244)-*-135-140(100)-150-126(164) | |
ねっとう/ムーンフォース めいそう/まもる |
H:16n
C:余り
S:素早さ1段階下降エースバーン抜き
この構築のメインの詰ませポケモン。
最初は水技をだくりゅうで使用していたのですが、外して負けることが多く悩んでいました。
そこで、ライさん(@Ripex_)がねっとうレヒレを使っていたのでそれを真似してねっとうに変更しました。この変更は大正解で、このパーティにおいては「だくりゅうなら勝ってた」というような試合は全くなく、むしろ「ねっとうだから勝てた」試合が非常に多かったです。レヒレのねっとうはとてもオススメです。
配分については、エースバーンが重く感じたのでこわいかお+ダイジェットでSが1段階下がったエースバーンを抜けるように、Cに関しては瞑想を積まずにダイマックスを切りたい場面が見受けられたのでなるべく厚く振ろうと考えました。ランドロスにダイマックスを切れない時は基本的にこのポケモンに切ります。
ガオガエン
いかく | |
シュカのみ | |
わんぱく | |
201(244)-136(4)-127(44)-*-125(116)-93(100) | |
フレアドライブ/ねこだまし すてゼリフ/ちょうはつ |
H-B:珠エースバーンの飛び膝高乱数耐え
H-D:控えめ眼鏡レジエレキの10万確定耐え
C:172ロトムのハイドロポンプ確定耐え
S:最速レジエレキのエレキボール威力80調整
最速モロバレル抜き
対トリルパでよく選出するポケモン。調整はファイツさん(@faitu_wcs_poke)のものを使いました。
フレドラ捨て台詞挑発までは確定で、4枠目はしっとのほのおやDDラリアットを使っていたりしたのですが、やはり猫騙しが一番有用だと思いました。
耐久がとにかく高く、クッションとしての役割を果たすことができ、威嚇を撒くこともできる非常に強力なポケモンです。
最速タスキバレルが重いのでちょうはつは必須だと思います。攻撃技がフレドラと猫騙ししかないのですが、117戦のうちこのポケモンに5回ほどダイマックスを切りました。
ウーラオス
ふかしのこぶし | |
こだわりスカーフ | |
いじっぱり | |
175-200(252)-121(4)-*-80-149(252) | |
あんこくきょうだ/インファイト ふいうち/コーチング |
詰ませポケモンその2。最初は持ち物をタスキにして使っていましたが、ランドロスのダイロックで襷が潰れたり、この構築で重いサンダーに上から殴られる点が気になったのでこだわりスカーフにしました。その結果使いやすくなり、選出率が上がりました。相手のウーラオスを安心して上から殴れるのもとても強力です。あんこくきょうだ、インファイト、ふいうち以外の攻撃技を撃ちたい場面がなかったのでコーチングを入れました。
ランドロスにコーチングを乗せてダイジェットを連打する戦術は積極的に狙っていくような強い戦術ではありませんが、刺さる相手にはとにかく刺さり、これのおかげで拾った試合も少なからずありました。ボルトロスのにらみつけると合わせて攻撃するのが非常に強力でした。
また、あまりこのような立ち回りはできませんが、かいでんぱを入れられすぎて引っ込んで再び出てきたサンダーをボルトロスのにらみつける+あんこくきょうだでH252振りでも上から確定1発で倒すことができます。
ハッサム
テクニシャン | |
こだわりハチマキ | |
いじっぱり | |
176(244)-192(196)-125(36)-*-104(28)-86(4) | |
バレットパンチ/とんぼがえり ダブルウイング/アイアンヘッド |
H-B:鉢巻きウーラオスのあんこくきょうだ耐え
A:ボルトの10万+バレパンでHB特化ピッピを確定で倒せる
D、S:余り
この構築の最後に入ってきたポケモンです。あまり使用率は高くありませんが相当なパワーを感じました。
優秀な耐性、とんぼがえりでサイクルを回しやすく、高火力の先制技を持っているポケモンはやはり強いです。基本的にバレットパンチととんぼがえりとダブルウイングしか撃たないですが、アイアンヘッドが欲しい場面もあったので4枠目はアイアンヘッドにしました。
ボルトロスのにらみつけるとバレパンのシナジーが強力で、H252非ダイマブリザポスを中乱数で確定1発に出来る位の火力が出ます。調整はこの構築で重いハチマキウーラオスのあんこくきょうだ確定耐えまでHとBに振りました。D振りはあまり生きた場面がなく感じたので、Aに回した方が良いと思います。
個人的にはハチマキハッサムのAはなるべく高い方が強いと思います。ダイマックス適性はあまりないですが、一度だけダイマックスを切って勝ったことがあるのでダイマアメをちゃんとあげておきましょう。
選出と立ち回り
基本選出
先発:+
後発:他4体から2体
後発には刺さってそうなポケモンを2体選出していました。一番多かった選出はレヒレハッサムで、二番目はウーラハッサム、三番目にガエンレヒレです。
立ち回りが複雑になるのでゴリランダー入りにはレヒレを基本出さないようにしていました。出さざるを得ない時はハッサムと同時選出し、サイクル戦に持ち込んでゴリランダーを処理していました。
ウーラハッサムの選出はとても強かったですが、ランドロスにダイマックスを切ることを半強制させられるのが弱点だと思いました。
対ブリザポストリルパ
先発:+
後発:+(アシレーヌやイエッサン入りにはどちらかの代わりにレヒレを選出)
基本的にはサイクルを回してトリルを枯らします(ガオガエンに挑発がありますが、基本トリルを止められないイメージがあります)。
先発にブリザポスが来ない場合はにらみつける+地震で削りを入れ、先発にブリザポスが来た場合はボルトとランドの両方をそれぞれ後発のポケモンに交換し、サイクルを回してダイマックスを枯らします。(枯らすのが難しいと感じた場合はハッサムまたはガエンにダイマックスを切るのが良いかもしれません)。
ボルトロスは相手の特殊アタッカーの火力を下げられるので対トリルでもよく選出していました。
対コータスフシギバナポリ2
先発:+
後発:+
相手の先発によって行動を変えます。フシギバナ+ポリ2が先発にきた場合、フシギバナ方向にこわいかお+ダイアースを撃ちます(コータスバックねむりごなをケアするため)。
フシギバナ+コータスがきた場合、フシギバナにかいでんぱ、コータスにダイアースを撃ちます。この場合のねむりごなのケアについてですが、自分はこの選出をする相手にねむりごなを撃たれたことがありません。
フシギバナにこわいかお+ダイアースを撃った際にフシギバナにダイマックスされ、コータスにしっとのほのおを撃たれると一気に不利になってしまいます。ねむりごなを撃たれたら最速起きするか躱しましょう。そのどちらかが起こる確率は割と高いです。
相手にレジエレキがいる場合はHPがどれだけ減っていてもいいのでランドロスを残しましょう。
重いポケモン
メタグロス
れいとうパンチを持っていることが多く、ランドロスもボルトロスもすぐに一撃で倒されてしまいます。
トリル下でなければウーラオスとランドロスのゴリ押しでなんとかなることも多いのですが、トリル下のメタグロスは上からダイスチルを撃たれるため非常にキツいです。
こだわりハチマキウーラオス
あんこくきょうだで非ダイマランドロス、ボルトロスが一撃で倒されてしまいます。選出画面で相手のパーティに追い風要因がおらずウーラオスが見えている時、ウーラオスを先発に持っていくことがよくありました。
主観ですが、ハチマキウーラオスは先発から出てくることが多いように感じました。先発ボルトウーラの強い点は、ランドロスが攻撃する前に最低でも2回補助技を撃てるところです。これによりランドロスの超火力を通しやすくなり、勝ちやすくなります。弱い点はウーラオスを雑に扱うため、詰めが弱くなるところです。
霊獣ランドロス
ボルトロスから打点がなく、ランドロスの火力を下げられてしまいます。
にらみつけるで防御を下げて早々に処理したいところです。
さいごに
剣盾の環境や立ち回り、構築の組み方について色々アドバイスをくれたライさんには本当に感謝しています。
まだプレイ歴が浅くこのゲームの理解度も低いですが、これからもポケモンを楽しんでいきたいと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました。
レンタルチームID: 0000 0003 YXMT KR
パーティ作成者
ジキル
6世代復帰ダブル勢 S13最終24位