レンタルチームID: 0000 0007 8VR5 BX
はじめに
こんにちは、ぐれーとむた(@muTakAmhpoke)と申します。構築記事を書くのは初めてになり、拙い文章になるかもしれませんがよろしくお願いします。
今回、PJCS予選80位(レート1758、31勝10敗)を達成いたしましたので記念に投稿させていただきました。最後まで読んでいただけたら幸いです。
構築経緯
予選開催前に流行していたのはオーロンゲでの壁展開や晴れザシアンであり、予選もそのパーティが圧倒的に多いのではないかと考え、晴れザシアンに勝てるパーティを構築しようと考えました。
まずは、どのような構築でも立ち回り次第で五分以上に戦っていける伝説枠として、ザシアンを採用。
次はダイマックスエースとして、ザシアンの苦手なガオガエンやランドロスなどの主流な威嚇ポケモンに対し、水タイプのダイマックスが強いと考え、スリップダメージも期待できるカメックスを採用しました。
カメックスの強みは耐久力であり、ダイマックスすることで弱点技を打たれても基本的に一撃死が少なく、キョダイホウゲキを安定して打てることです。ザシアンとの攻撃の保管も良好です。
次にカメックスとザシアンをサポートするポケモンが必要と考え、いたずらごころ化身ボルトロスを採用しました。かいでんぱ、電磁波、あまごいによるサポートでカメックスと組み合わせることで流行している晴れパーティへの回答になります。
次にカメックスやザシアンをいかくで間接的にサポートしつつ、スペックの高い霊獣ランドロスを採用、カメックスとの相性保管も優秀で、安易な電気技を許しません。
残りの2枠は、カイオーガ軸への回答になるポケモン、カメックスやザシアンを守りながら柔軟に動けるポケモンを求めました。
柔軟に動ける5枠目としてイエッサン♀を採用しました。
サイコフィールドの展開により壁以外のオーロンゲの選出を抑制できます。何よりイエッサンを採用することで、相手視点ではまけんきボルトロスに見えるのではないかと考えました。いたずらごころボルトロスと相性が悪いように見えますが、一緒に選出しなければ問題ないと思い、採用に至りました。
最後の枠はカイオーガ対策であり、ダイマックス枠として圧力が強いポケモンが欲しいと思い、
パッチラゴンを採用しました。
はりきりの技外しの運要素をインターネット予選に持ち込むのは怖いと思いましたが、先手で当てればどんなカイオーガでも一撃粉砕できる火力は魅力で、ダイマックスでカイオーガに圧力をかけれることから、カイオーガが多い環境では採用する価値が十分にあるポケモンだと思います。
こうして6匹が決まりました。
何度かランクバトルに潜り、自身で考えていた動かし方も問題がなかったため、予選に持ち込みました。
構成
カメックス(キョダイマックスのすがた)
げきりゅう | |
いのちのたま | |
ひかえめ | |
171(132)-*-120-150(252)-125-114(124) | |
ハイドロカノン/ふぶき ねこだまし/あくび |
C:キョダイホウゲキ(150)で晴れ下のH252コータス確定1発(最低182ダメージ)、雨下で特防1ランク上昇の無振りダイマックスランドロスを確定1発(最低335ダメージ)、HDガオガエンを確定1発(最低213ダメージ)
S:最速61族+1
H:余り。
本構築のエースポケモン。
火力が足りないのでいのちのたまを持たせています。
かいでんぱ込みでレジエレキやフシギバナの最大打点を耐えるため、ほぼすべての局面でキョダイホウゲキを打てます。ダイマックスが終了した後、放置をしてくる相手にはあくびが刺さりました。
あくびをうつことで、ザシアンの降臨やみがわりの設置をサポートでき、ダイマックスが終わっても腐りません。ねこだましの枠は、あれば便利ですが好みでこごえるかぜやからをやぶる、ねっとうでも面白いと思います。
ザシアン
ふとうのけん | |
くちたけん | |
いじっぱり | |
187(156)-224(108)-136(4)-*-148(100)-186(140) | |
きょじゅうざん/せいなるつるぎ みがわり/まもる |
A:できる限り高め
D:C177サンダーの珠ダイバーン(130)耐え(最大182ダメージ)、C202カイオーガの強化アイテムしおふき(150)を耐え(最大184、ダブルダメージ)、C217黒バドレックスの珠ダイアース(110)を最高乱数以外耐え、レジエレキの命の珠140ダイサンダー最高乱数以外耐え
S:S+1で最速レジエレキ抜き
このルールにおいて最強のポケモン。
耐久振りで壁を使用せずとも多くの攻撃を耐えることができ、本当に強いポケモンであると思いました。
剣盾伝説戦を象徴するポケモンであると思います。わざ構成に関しては、きょじゅうざんは確定。格闘技ですが、ナットレイやダイスチル対策としてせいなるつるぎにしましたが、ほとんどナットレイとのマッチアップがなかったため、インファイトでもよかったと思っています。格闘技を打ちたいガオガエンはカメックスで倒せるので、この枠はじゃれつくでもよいかもしれません。パルキア、ゼクロムなどのドラゴンに対する打点になります。
耐久ザシアンの素早さに関しては、先手を取られたこともありましたが、先行できたことも多かったため、何ともいえません。必要な耐久ラインと相談し、振っても189くらいまでだと個人的には思います。
攻撃力を落としたくなかったため、今回はこの調整にしましたが、特防にもう少し努力値を割いてレジエレキやバドレックスの攻撃を確定で耐えるラインにするのもありだと思います。
化身ボルトロス
いたずらごころ | |
オボンのみ | |
ずぶとい | |
185(244)-*-121(156)-145-114(108)-131 | |
10まんボルト/かいでんぱ あまごい/でんじは |
HB:A222+1ザシアンのきょじゅうざんを確定3発(最大92ダメージ)
D:余り
本構築の要。このポケモンがどれだけ仕事できるかに全てがかかっています。生存確率を少しでもあげるため、オボンのみを採用しました。
フシギバナ、レジエレキ、ディアルガ、黒バドレックス、ラプラスなどに打つかいでんぱは必須で、打ち続けることでカメックス、ザシアンが倒されにくくなります。素早さ操作はでんじはを採用。レヒレがいない環境であるため、非常に通りがよく、麻痺という不確定要素が非常に強いです。
序盤はかいでんぱで相手のエースの火力を削ぎ、終盤に出てきやすいザシアンに対して電磁波を入れることで、こちらのザシアンが通しやすくなります。
あまごいはグラードンと対面した際に便利で、カメックスの火力増強になります。また、試合の終盤ではザシアンに対する炎技のダメージを減らすことができるため、最後っ屁に打つわざとしても強いです。
相手のオーロンゲの多くが初手リフレクターから入ってきたため、選出画面でまけんき択がある時点で非常に厄介です。同じく上位入賞者の多くもいたずらごころボルトロスを使用していたため、この予選では非常に刺さっていたと思います。
霊獣ランドロス
いかく | |
とつげきチョッキ | |
いじっぱり | |
244(195)-198(116)-115(36)-*-106(44)-120(68) | |
じしん/そらをとぶ ばかぢから/がんせきふうじ |
B:A222ザシアンの+1きょじゅうざん確定耐え
D:C217黒バドレックスの手助けダイホロウ確定耐え
S:S+1で最速化身ボルトロス抜き
がんせきふうじが強く、終盤のザシアンランドロスミラーに強く出れたのはこの技のおかげです。
いわなだれはSが遅いため、必要性を感じず、こちらのザシアンが上をとれる場面を作った方が良いと思ったため、このわざにして正解でした。
基本はカメックスですが、このポケモンにダイマックス権を譲ることもあるので、そらをとぶとばかぢからは必須でした。
ダイジェットとダイナックルでザシアンを強化しながら攻撃する動きが単純ながら強いです。
イエッサン♀
サイコメイカー | |
きあいのタスキ | |
おくびょう | |
146(4)-*-85-147(252)-125-150(252) | |
ワイドフォース/マジカルシャイン まもる/このゆびとまれ |
C:最大
S:最大
本来であれば耐久に厚く振ったサイコシードイエッサンを使用する予定が連れていく個体を間違え、まさかの臆病CSで予選に突入。本予選の最大のミスになりました。
しかし、選出した試合では大活躍。襷を盾にマジカルシャインでウーラオスを削り、また、多くのフシギバナより素早かったため、ワイドフォースでフシギバナを削ってくれました。
居座り性能は落ちましたが、襷を盾にこのゆびのサポートも十分でき、役割自体は果たしてくれたと思います。
パッチラゴン
はりきり | |
たつじんのおび | |
いじっぱり | |
165-167(252)-110-*-100(76)-118(180) | |
でんげきくちばし/じだんだ つばめがえし/まもる |
A:ダイサンダー(130)でH252B4ダイマックスカイオーガを68.7%で倒せる。後攻でんげきくちばしでA-1の状態でも耐久無振りカイオーガ確定1発(最低175ダメージ)
D:C222カイオーガの強化アイテムなし冷凍ビームを確定耐え(最大162ダメージ)
S:余り
基本はダイマックスでカイオーガ軸を蹴散らしていきます。ダイマックスをしない場合でもHCベースのカイオーガには先手をとれ、CSベースのカイオーガに対しても冷凍ビームを耐えるので、1回は動けます。
選出率は多くないですが、刺さる試合にのみ選出していたため、活躍してくれました。
選出と立ち回り
基本選出
後発:+
基本はこの選出になります。大会では7割はこの選出でした。
対晴れザシアン
例)
後発:+
選出:基本選出
フシギバナに対しては多くがキョダイマックスをしてくるためボルトロスは初手フシギバナ方向にかいでんぱ、カメックスはオーロンゲ方向にキョダイホウゲキを打ちます。
オーロンゲが壁を展開してきても次のターンでオーロンゲは倒せるため、問題ありません。後発で出てきたコータスに対し、ボルトロスがあまごいをし、キョダイホウゲキを打ちます。初手でコータスに交換してきた場合は、コータスをそのままキョダイホウゲキで倒せるため、有利になります。
ボルトロスをうまく残せたら相手のザシアンにはでんじはをうち、こちらのザシアンとランドロスで縛れるように立ち回ります。
対グラリザバナ
例)
後発:+
選出:基本選出
基本的には有利マッチです。
リザードン、フシギバナはかいでんぱと電磁波で弱らせることができるため、グラードンを優先処理します。初ターン、相手がフシギバナで来た場合はかいでんぱをフシギバナ方向、リザードンから入ってきた場合は、あまごいを打ちます。カメックスはグラードン方向にキョダイホウゲキを打ちます。
グラードンさえ倒してしまえば、後発ザシアンで有利な展開に持ち込めます。
対白バドレックス軸(バドレックス+ミミッキュ+ガオガエン+カプレヒレ)
例)@2
後発:+
初ターンはカメックスがガオガエンにねこだまし、ザシアンが身代わりをします。トリルは展開されますが、ザシアンの身代わりを残しながら、トリルターンをしのぎ、カメックスはミミッキュ方向にあくびを打ちます。
あくびをされたミミッキュは安易に動けず、レヒレへの交代を余儀なくされます。カメックスが削れなければカメックスにダイマックスを、カメックスが削れたらトリル終了後にランドロスにダイマックスを切るプランで戦います。相手のプレイングにもよりますが、ザシアンをうまく残しつつバドレックスに弱点保険を起動させない立ち回りが大事です。
トリルターンをしのいだら一気にこちら側が有利になります。五分五分のマッチだと思います。
カイオーガ軸
後発:+
早い展開のカイオーガ(おいかぜやダイジェット)に対してはボルトロスは初手カイオーガに電磁波、トリル展開のカイオーガに対しては、ボルトロスはかいでんぱを打ちカイオーガを弱らせます。
カメックスはこの場合ダイマックスせず、あくびでパッチラゴンの降臨をサポートします。ダイマックスカイオーガにあくびを入れることができれば、相手はダイサンダーであくびを解除するか、引くしかないためパッチラゴン展開が楽にできます。
苦手な相手
ゼクロム
ボルトロスが刺さらず、こちらのポケモンがすべてワンパンされます。ランドロスでうまく立ち回るしかないですが、ゼクロムのダイドラグーンでランドロスの攻撃をうまく下げられたら、ほぼ負けです。
さいごに
去年は予選突破に惜しくも届かず、今年は何としてもと思っていたため、この結果にはとても満足しています。カメックスはフシギバナやリザードンに比べ、使用率は低いですが、可能性があるポケモンですので、伝説ありルールも残りわずかになりますが、一度皆さん使ってみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。記事で気になるところがありましたら、いつでもツイッターでお尋ねください。
レンタルチームID: 0000 0007 8VR5 BX
参考文献
上記構築のカメックスを参考にさせていただきました。
パーティ作成者
ぐれーとむた
社会人で働きながら、子育てもしながらポケモンを頑張っています。好きなポケモンはメタグロス、ヤドン、サンダース。今年から、ポケモン関連のツイッターを始めましたので、興味のある方は、ぜひご覧ください。