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はじめに
はじめまして、みず (@mizmiz_790)です。
今回はポケモンジャパンチャンピオンシップス2021 ゲーム部門 シニアカテゴリーにて使用した構築を紹介します。
結果としては4勝1敗で予選2位通過し決勝トーナメントにて3勝0敗 (内訳:top8 ルックさん○○ top4 そーかい君 ○○ 決勝ふゆばれ ○×○)
計10勝2敗で見事優勝することが出来ました。
昨年も運良く全国大会の決勝の舞台に上がることが出来ましたが、優勝できず本当に悔しい思いをしたので優勝できて嬉しかったです。
今年は決勝の相手でもあるふゆばれ(@Huyubare_Poke)と一緒に考察をし完成したPTなのですが1.2位を独占できたので、結論級の構築といっても過言では無いと思います。
構築経緯
まず、ライブ大会で使用する構築を決めるにあたり本戦の環境予想をする必要がありました。
僕は以下の3つが環境の中心になると予想しました。
➁トリックルーム+ブリザポス
➂カプ・レヒレ+メタグロス構築
ブリザポス構築が明らかに減っている中でなぜ環境入り予想をしたかというと、トップメタのフシギバナコータスに対して強いと思っていたからです。そして僕と同じ考えをしている人がブリザポスを持ってくるかなって感じで考えていたので切ることは出来ませんでした。
これら3つの構築に対して明確に強い要素が含まれている構築を持っていくのが今大会の正解だと思っていました。
そして僕は6月までエンテイロンゲ+後発珠ランドロス構築を調整していました。エンテイロンゲに辿りついた理由としてはPJCS本戦にてマリン君(@Yamyam_poke)とマッチングしボコボコにされたことから始まります。
当時はレイスポス構築も流行していた為それに強いのも魅力の1つでした
その時に僕が使っていたPTはこちら
エンテイ オーロンゲ カプ・レヒレ ランドロス ポリゴン2 メタグロス
実際に対戦を重ねていてフシギバナコータスをはじめとした環境に存在すると思っていた構築にはかなり強かったのですが、どうしてもレジエレキとウーラオスが入っている構築がかなりキツくコントロール構築も使い慣れている部類では無いので、練度の部分で不安だなと言った感じでしたが日数もあまりなかった為PJCSの延期が発表されずに6/12日に開かれるようであればこの構築を使う予定でいました。
ですが延期が発表されて少しほっとしました、明らかに自分の手に合っていない部類の構築だった為構築を考え直すことを決意しました。
一向に使う構築がないまま時間だけが過ぎ気づけば7月でした、何もいい感じの構築案が無かった為1周回ってこのルールでずっと使ってきていて本戦でも使用したレジエレキ+ランドロス構築を環境に合わせて改善し使い直してみることに
久々に使った感想としては、本戦の時よりもレイスポス+水ウーラオスゴリランダーのような所謂ランドロスをカモるような構築がかなり減少していて思っていたよりも戦いやすいなと感じました。
時間もないしレジエレキランドロスを軸とした構築は使い慣れてるため軸はこれにすることを決定しました。
前述の通り環境的にフシギバナコータスやブリザポスやメタグロスがいると考えていたためそれらに明確に強いヒートロトムはかなりシニアの環境に刺さっていると思っていました。
それをふゆばれに提案し使用感を確かめて3日ぐらい採用するか悩んだ末採用。
ガオガエンはメガネレジエレキとの初手のシナジーがいいというのと、相手のブリザポスにより強くする為に採用。
残り二匹に関しては僕は最初は悪ウーラオスとレジスチルを採用していました。
理由としては、ランドロスのダイマ技+レジスチルの相性がいい点と悪ウーラオスはドラパルト構築に強いのがかなり魅力的でした。
ですが流石に水タイプ舐めすぎ(水ウーラオス キングドラ カメックス等)と指摘されたので環境にいないとは思っていましたが一応考え直すことに。
そこでふゆばれに水ウーラオスとトゲキッスを提案されました。
水ウーラオスを採用してしまうとレジエレキや水ウーラオスが入っているドラパルト構築に不利を取ってしまうのですが、ライブ大会でドラパルト構築を持っていきそうな人がいなかったというのと、最悪マッチングしてもプレイングでケアできるかなと思い特に問題ないと言った感じでした。
正直水ウーラオスもトゲキッスも全く好きじゃないけど、ふゆばれが使うから信じてみるかって感じで本戦に持ち込む構築を決定しました。
構築が決まったのは本戦の4日前とかなのでランクマッチなどで少し練習をして本戦に挑みました。
個別解説
霊獣ランドロス
いかく | |
しろいハーブ | |
いじっぱり | |
167(20)-212(220)-111(4)-*-101(4)-143(252) | |
いわなだれ/じしん そらをとぶ/つるぎのまい |
HB:A216ランドロスのダイジェット15/16耐え
S:準速
このルールの最強ポケモン
ふゆばれは命の珠で使ってるけど、個人的に命の珠が好きではないのでしろいハーブにしました。
ランドロスミラーはしろいハーブのほうが強いと思います。
レジエレキ
トランジスタ | |
こだわりメガネ | |
おくびょう | |
156(4)-*-71(4)-151(244)-71(4)-277(252) | |
10まんボルト/エレキネット エレキボール/ボルトチェンジ |
このルールで一番強いレジエレキの持ち物はこだわりメガネです。
初手とのランドロスやガオガエンとのシナジーがよくこのルールでずっと使ってきたポケモンのひとつ。
インターネット大会の本戦ではSラインを準速+1の陽気暗黒強打(水流連打)とA194フィールド+強化アイテム持ちグラススライダー耐えまでBを降った個体を使用していたのですが、レジエレキのミラーになった際に素早関係をハッキリさせたかったので最速で使用しました。同速は勝てばいいです。
ヒートロトム
ふゆう | |
オボンのみ | |
ひかえめ | |
155(236)-*-128(4)-154(116)-128(4)-125(148) | |
オーバーヒート/10まんボルト わるだくみ/サイドチェンジ |
S:最速61族抜き
当日まで防塵ゴーグルだったのですが発動機会がかなり少ないというのが目立ったので大会開始3時間前にオボンのみに変更しました。
ダイマックスしたランドロスと並べてサイドチェンジする動きが強いのでサイチェンは必須。
直前までこのポケモンの枠を悩んでいましたがTop8とtop4の試合でめちゃくちゃ活躍したので採用してよかったです。他にもランドロスで倒すのが難しい避雷針+テッカグヤ構築に強いのもいいポイント。
ガオガエン
いかく | |
シュカのみ | |
しんちょう | |
200(236)-136(4)-119(68)-*-132(76)-96(124) | |
ねこだまし/フレアドライブ ちょうはつ/すてゼリフ |
相手のガオガエンよりも先に猫騙しを打てる上に相手のガオガエンに挑発を打つ動きが強いので、例年以上に速いガオガエンは強いです。
基本的に相手のダイマックスを弱くさせるという役割を持たせているので、攻撃技はあまり打たずに捨て台詞や挑発を打つことが多いです。
持ち物は地面タイプに捨て台詞を打てるシュカのみを持たせました。
ウーラオス(れんげきのかた)
ふかしのこぶし | |
きあいのタスキ | |
ようき | |
175-182(252)-120-*-81(4)-163(252) | |
すいりゅうれんだ/インファイト アクアジェット/まもる |
あんまり好きじゃないポケモン。理由は色々考えて見たけど多分アクアジェットが弱いから。
基本的に後発に位置すると強いポケモンなので後発に選出したいです。これもランドロスミラーの際に強いポケモン。
トゲキッス
きょううん | |
ピントレンズ | |
ひかえめ | |
191(244)-*-116(4)-174(148)-136(4)-114(108) | |
エアスラッシュ/マジカルシャイン このゆびとまれ/まもる |
S+1で最速103族抜き
基本的に指は打たずに技を打って盤面に圧力をかけてる方が強いです。
その為この指の枠はサイドチェンジでもどっちでもいいと思います(多分サイドチェンジの方が強い)。
どっちも採用していないトゲキッスは公開制もしくは技が全て判明した時にめちゃくちゃ弱いので無し。
選出・立ち回り
基本選出
後発:刺さってるポケモン2匹
フシギバナコータスポリゴン2
後発:+or
有利寄りだとは思いますが、ここまでメタを張っていても普通に負ける相手でもあるので1ターン1ターン丁寧に行う必要があります。
基本的に相手のポリゴン2さえ倒してしまえば勝てる相手です。
初手相手はフシギバナポリゴン2なので、 エレキランドロスの攻撃で集中してポリゴン2を倒したいです。
もし引かれても裏はウーラオスとコータスというのが多いので絶対に一体は倒せて有利になる事が多いです。
その他にも、初手エレキガエンと選出しサイドチェンジケアでポリゴン2に猫騙し+エレキボール集中でレジエレキ死に出しでランドロス出すみたいな感じでも勝てます。
直近の環境ではフシギバナコータスのポリゴン2のサイドチェンジはかなりトレンドだと思っていたので、当日当たった際は警戒する予定でいました。
メガネエレキが読まれないのかはわかりませんが、レート対戦などでは1度もポリゴン2を引かれませんでした。
サマヨール+ブリザポス+レヒレ構築
後発:+@1
めちゃくちゃ有利です、ガオガエンとヒートロトムのHPを大事にしてたらまず負けません。
カプ・レヒレ メタグロス構築
後発:or+
有利です、選出は周りのポケモンを見て考えます。
ポリゴン2がいればガオガエンを初手に置いておきたいです。
これも同様にヒートロトムのHPはかなり大事にしたいので、何かの死に出しもしくは後発捨て台詞とかで上手く出すのが理想です。
後はアドリブで考えてました。
総括
ポケモンを始めた2018年から全国大会は前年の成績を超えていて毎年のように成長を実感していたのですが、今年もそれを実感することが出来て本当に嬉しい限りです。
今年は環境読みやそれに対して強い構築の作り方などを良く理解できた年だと思います、仲のいい人も沢山増えたのでいい年だった!
そして何よりも今大会一緒に考察や調整に付き合ってくれたふゆばれにはめちゃくちゃ感謝しています。
実はふゆばれが世界大会を優勝した2年前ぐらいから僕は勝手にライバル視していたのですが、お互いラストシニアで2人で決勝で戦えて本当に嬉しかったです。
これでシニアカテゴリーは終わっちゃいますがもう思い残すことは無いです。
来年の世界大会はマスターカテゴリーのDay2から参加するのでとりあえずtop cut狙って頑張っていこうと思っています。
ここまで見てくれてありがとうございました。
レンタルチームID:0000 0000 5YP1 4Y
パーティ作成者
みず
ポケモン全国大会2021 優勝 | 全国大会2020 準優勝