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はじめに
こんにちは、にゃーくん(@neko2_315)です!
セイムダブルビートで最高レート1804、最終レート1773の19位を記録した構築を紹介します。
リバティノート様に投稿させて頂くのは今回で3回目です。是非最後までお読み頂ければと思います。
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構築経緯
みなさんは構築を組む時にまず何から考え始めますか?
好きなポケモン、使いたいポケモン、環境に強いポケモン、様々だと思います。そう、多くのプレイヤーはポケモンから考え始めるのです。私がPJCS2021でベスト8を記録した時の構築もそうでした。まず、何をダイマックスエースとして使うのか、そこから構築作りが始まります。そこで、1つ疑問が生まれました。
構築をポケモンから考えることは”正解”なのか
確かに多くのプレイヤーがなんのポケモンを使うかから考察を進め、数々の結果を残してきました。では、ポケモン以外の視点から構築を考えた場合、勝つことは難しいのでしょうか。それを検証すべく、私はポケモンではなく、ポケモンの技から構築作りを進めることにしました。
あなたが思うポケモンの技で一番強い技はなんですか?考えてみてください。
私が考える最強技は、“だいばくはつ” です。
これぞまさに男のロマン。威力は脅威の250。この数値を超える技は現段階では存在しません。
しかし、残念なことに最強の技”だいばくはつ”には以下のデメリットがあります。
・ノーマルタイプの技のため、ゴーストタイプで受けられたり、”まもる”を選択されてしまうと自分だけがひんし状態になって悲報。
よって”だいばくはつ”を採用することを断念いたしました。
“だいばくはつ”の次に威力の高い技は、威力150の“はかいこうせん””ハードプラント”ブラストバーン””ハイドロカノン”まさに究極技です。これらの技はひんし状態にはなりませんが、技を選択した次のターンは反動で動けないというデメリットがあります。
超高火力技で相手ポケモンだけを倒したい!
でも反動で動けないのは嫌だ!
そう思ったあなた、実は今作ではデメリット無しで最高威力の技を撃つことが可能なんです。
それは、剣盾で与えられた機能、ダイマックスすることで初めて選択することのできる技、その名もダイマックス技です。数あるダイマックス技の中で最も威力のある技は、ガラル地方の御三家であるゴリランダー、エースバーン、インテレオンの各専用キョダイマックス技”キョダイコランダ””キョダイカキュウ””キョダイソゲキ”です。これらの技は、なんと威力160を反動無しで撃つことができます。
よし、それでは、この中から使うのを選ぼう!!!
待て待て、決めつけるのはまだ早いです。
果たして、これら3つの技は本当に”最強”なのでしょうか?確かに威力160の技を反動無しで最高3ターン撃てるのは強いです。ですが、これらを超える真の”最強”技があるんです。
それは、、、
カントー地方の御三家であるフシギバナ、リザードン、カメックスの各専用キョダイマックス技“キャダイベンタツ””キョダイゴクエン””キョダイホウゲキ”です。これらは、威力150を反動無しで撃つことができるだけでなく、さらに4ターンの間、相手ポケモン2体に最大HPの1/6のダメージを与え続けます。これによって”きあいのタスキ”や絶妙に耐えられてしまったポケモンも倒しきることができます。もっと言えば、”まもる”を選択していてもダメージが与えられますし、ダイマックスが切れたあとも効果は続くので、とにかく”最強”なんです。
前置きが長くなってしまいましたが、結論を言うと、ポケモン剣盾で1番強い技は”キョダイベンタツ””キョダイゴクエン””キョダイホウゲキ”ですので、本大会では、これらの技を使っていきます。
さて”フシギバナ””リザードン””カメックス”のどれを使うかですが…
フシギバナは、特性”ようりょくそ”による晴れ下すばやさ2倍や”ねむりごな”が使えるためダイマックスせずとも強いのが魅力的です。
リザードンは、特性”サンパワー”による晴れ下とくこう1.5倍で、『威力150×タイプ一致×晴れ×サンパワー×いのちのたま』がとても魅力的なので、絶対使いたいと思いました。またダイジェットが使え、味方のすばやさ上昇ができる点も素敵です。
カメックスは…ごめんなさい。
今回は、フシギバナとリザードンを軸とした”晴れパ”を使うことにしました。
持ち物は、フシギバナには効果抜群の飛行技を半減できる”バコウのみ”を持たせ、リザードンにはダイマックス時の火力を最大限まで上げられる”いのちのたま”を持たせました。
次に、晴れパを使うに当たって『にほんばれ』状態にする必要があるわけですが、選択肢として
②特性”ひでり”のポケモンを出す。
の2つが挙げられます。
①では、特性”いたずらごころ”によって先制で”にほんばれ”を打つことのできるヤミラミ、エルフーンなどが挙げられます。天候を変えられてもすぐに天候を書き換えられるという点では優れているのですが、技スペースを1つ取られてしまったり、技を使うのに1ターン消費してしまったりするのが勿体無いと思い、②の方がいいと考えました。
特性”ひでり”はコータス、キュウコン、グラードンの3体いますが、今回は禁止級伝説ポケモンは使用不可のため、必然的にコータスかキュウコンということになります。
or
コータスは、すばやさは致命的に遅いものの、物理耐久がとても高いので、相手のダイマックス技を耐えてからの”あくび”や”しっとのほのお”がとても協力です。また、『にほんばれ』状態にするため、特性”すなおこし”のバンギラスを誘いやすいのですが、バンギラスより遅いため先発で出された際に天候をとれる点や、後出しされてもバンギラスに対して”ボディプレス”が4倍で入る点でとても魅力的です。トリックルームをされてしまった際に、先に動くことができるのも評価が高いです。
キュウコンは、すばやさが高く、強力な全体技”ねっぷう”だけでなく、”おにび””うそなき””さいみんじゅつ”といった変化技も使えるのが魅力的です。それくらいですかね…(キュウコン派の方すみません)
以上のことをふまえ、コータスの方が強いと思い、晴れ要員はコータスを採用することに決めました。
持ち物は、相手の攻撃を耐えて”あくび”や”しっとのほのお”を打つことを目的とするので、フシギバナ、ドリュウズあたりの”ダイアース”を耐えるために効果抜群の地面技を半減できる“シュカのみ”を持たせました。”きあいのタスキ”でない理由は、先程も述べたように非常にバンギラスを呼びやすいポケモンであるため、砂ダメで落ちるのが嫌だからです。
次に、ダイマックス技を3回使えるように”このゆびとまれ”を、使えるポケモンであるピッピ、ピクシー、トゲキッス、イエッサン♀の中から一体を決めます。
正直どれでもよかったのですが、フィールドを書き換えることができ、ダイジェットで素早さが上昇した時の恩恵が受けられるイエッサン♀を採用しました。持ち物は必ず1耐える”きあいのタスキ”を持たせました。
こうして基本選出フシギバナ、リザードン、コータス、イエッサン♀が出来上がりました。
問題は、あと2匹を何にするか…
簡単ではありますが、イエッサン♀と一緒に構築に入れられていることが多く、トリックルームが使えて、ダイマックスしてもしなくても強い”いのちのたま”『ブリムオン』と、バンギラスに対して”ばかぢから”、リザードンに対して”いわなだれ”、が使え、特性”パワースポット”により味方の火力を上げてくれる『イシヘンジン』を採用しました。
リザードンのすばやさがそこまで速いわけではないので、すばやさが1.5倍になる”こだわりスカーフ”を持たせ、先に”じならし””がんせきふうじ”といった相手のすばやさを下げる技を打つことにより例えば、ダイマックスエースバーンに対してじならし+ダイジェットで何もさせることなく倒すことができるようにしました。
こうして、大会で使う6匹が決まりました。
2ロムあるので、最初に潜る方のロムは、フシギバナ、リザードン、コータス、イエッサン♀、ブリムオン、イシヘンジンで参加しました。
以下が最終結果となります。
・ねっぷう、いわなだれ、ワイドフォースといった強力な全体技が多く、ブリムオンがトリックルームを使う前に倒されてしまう
・イシヘンジンは技を使い分けられる方が強い
・”とつげきチョッキ”持ちヌメルゴンが突破できない
上記で述べたことをふまえ、イシヘンジンの型と、ポケモンラスト1匹を考え直しました。
先発リザードン+コータスの、初手コータス下げてイシヘンジンを出す動きが強かったので、イシヘンジンの採用を続けます。ただ、技は使い分けられる方がいいと思ったので、“きあいのタスキ”を持たせることにしました。また、トリックルームをされてしまった時に”いわなだれ”や”ワイドフォース”を打たれてリザードンが倒されてしまい、負けた試合が何戦かあったので全体技を無効にできる”ワイドガード”を採用することにしました。
ラスト一匹は、とても悩みましたがマンムーを選択しました。リザードン、フシギバナでは突破できない”ヌメルゴン”に対してタイプ一致氷技を打つことができますし、リザードンと並べて”ダイジェット+じしん”という動きが強いと考えました。また、自身のタイプが地面、氷であることから、あられや砂ダメを受けないという点でも優れており、本大会3匹目の”きあいのタスキ”を持たせての採用という形になりました。
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このような流れで、本ロムではフシギバナ、リザードン、コータス、イエッサン♀、イシヘンジン、マンムーの6匹での参加を決めました。
個別解説
すばやさの高い順での記載となっております。
リザードン
サンパワー | |
いのちのたま | |
ひかえめ | |
153-*-99(4)-177(252)-105-152(252) | |
まもる/ブラストバーン ねっぷう/ぼうふう |
この構築の絶対的ダイマエース。火力を最大限まで上げるために、ひかえめCぶっぱで”いのちのたま”を持たせました。
この構築の名前でもある『晴れ+サンパワー+パワースポット』を通した動きが非常に強力でした。キョダイゴクエンでダイマラプラス、ダイマしていないラッキー、バンギラスをワンパンした時は、強すぎて震えました。
炎技は、最高打点である“ブラストバーン”、強力な全体技である“ねっぷう”の2つを採用。ねっぷうが2体に当たることはほとんどなかったので、素直にダイマックスしていればよかったと思った試合がちらほら。飛行技は晴れと相性は悪いのですが、ダイマックス時に飛行技の中で1番火力の出る“ぼうふう”を採用しました。
また、トリルターンや相手のダイマターンを凌ぐことのできる“まもる”も入れました。
イエッサン♀
サイコメイカー | |
きあいのタスキ | |
ひかえめ | |
145-*-86(4)-161(252)-125-137(252) | |
まもる/ワイドフォース てだすけ/このゆびとまれ |
超強力なダイマックス技を3回打つための“このゆびとまれ”要員。
“きあいのタスキ”を持たせているので耐久に振る必要はなく、ひかえめCSぶっぱ。フィールドを乗せたタイプ一致全体技ワイドフォースがとても強力で”ダイジェット+ワイドフォース”の動きが無難に強かったです。イエッサン♀を取っておきたい場面が多いと思ったので、“まもる”を採用。
また、”てだすけ+ダイマックス技”で大抵のポケモンはワンパンできるため、“てだすけ”を採用しました。特性サイコメイカーで、サイコフィールドを展開し、フィールドを書き換えられたり、先制技を無効にできたりする点でも非常に優秀でした。
イシヘンジン
パワースポット | |
きあいのタスキ | |
ようき | |
175-177(252)-156(4)-*-40-134(252) | |
がんせきふうじ/ワイドガード いわなだれ/ばかぢから |
いじっぱりだと遅すぎると思ったため、ようきASぶっぱでの採用。
隣のポケモンの火力を上げてくれます。いるだけで隣ポケモンに追加で“いのちのたま”を持たせるような感覚です。
実は、これはとても大きくて、倒すまであと一押しといった相手を不意に倒し切ることができて強力です。メインウェポンの“いわなだれ”、バンギラスに対して“ばかぢから”が使えるので、リザードンと相性がいいです。また、がんせきふうじで相手のすばやさを下げたり、ワイドガードで意表を突いて全体技を防ぐことができ、とても器用なポケモンだと思います。
場にいるだけで効果を発揮するポケモンですし、集中されていなければ行動できる、“きあいのタスキ”を採用しました。
マンムー
あついしぼう | |
きあいのタスキ | |
いじっぱり | |
185-200(252)-101(4)-*-80-132(252) | |
つららばり/じしん ばかぢから/こおりのつぶて |
攻撃種族値が高いのを活かすため、いじっぱりASぶっぱ。リザードン、フシギバナでは突破できないヌメルゴンに対して強く出られます。氷技は命中90威力85の”つららおとし”より、命中100で、運次第では”つららおとより”火力の出る“つららばり”を採用しました。
4回以上当たれば、つらら落としを超えますし、相手のきあいのタスキをケアできるので優秀です。リザードンが飛行タイプなので、じしんとも相性がいいですし、バンギラスに対して有効なばかぢからも使うことができます。さらに先制技も覚えるため、すばやさで負けてる相手に対して縛れたり、”きあいのタスキ”で1耐えたあと、最後の詰めとして強いです。
特性は、”いかく”のランドロスやガオガエンがいないので”いかく”無効の”どんかん”ではなく、炎、氷技を半減できる”あついしぼう”で使ったのですが、今思えば、ウインディがいるので”どんかん”の方がよかったと後悔しています。最終戦では、”いかく”を入れられていたため、『てだすけ+じしん』を選択して、”シュカのみ”持ちウインディに耐えられて負けてしまったので、”どんかん”であれば倒せていた、もしくは他の選択が取れていたので、どんかん一択でした。ただ、あられダメ、砂ダメ共に受けないため、“きあいのタスキ”がしっかりと機能し、安定して強かったです。
フシギバナ
ようりょくそ | |
バコウのみ | |
ひかえめ | |
183(212)-*-103-165(236)-120-107(52) | |
ねむりごな/ハードプラント ヘドロばくだん/だいちのちから |
すばやさは晴れ下最速ドラパルト抜きで、Cは補正効率の良い11の倍数、残りはHPに振っています。
このポケモンは、ダイマックスしてもしなくても、とにかく強いです。雨パなどリザードンがダイマックスしづらい時にダイマックスすることがありますが、基本的にはダイマックスせずに使います。
先発コータスと共に選出することが多く、ねむりごなや3ウェポンで場を荒らしていきます。飛行技をよく打たれるので、持ち物は飛行技半減の“バコウのみ”です。
ダイジェットを耐えて“ねむりごな”を入れることができた時はほぼ勝ちを確信します。相手視点”ねむりごな”をケアしないといけないため、先発で出てくるトゲキッスやイエッサン♀は大抵このゆびとまれを選択するということがわかっているので、相手の行動が読めるという点においても強かったです。
コータス
ひでり | |
シュカのみ | |
のんき | |
177(252)-*-B211(252)-105-91(4)-22 ※S個体値0 | |
まもる/あくび しっとのほのお/ボディプレス |
本構築の『ひでり』要員。先発でフシギバナと並べて出し、あくびを選択することが多かったです。
相手の物理ダイマックス技を耐えて”あくび”や”しっとのほのお”が打つためや、リザードンに強く、天候を書き換えてくるバンギラスに対して4倍弱点を突けるボディプレスを最大火力で打つためにHBぶっぱ。フシギバナや、ドリュウズのダイアースもよく見受けられるので、確定で耐えられるように持ち物は地面半減の“シュカのみ”を持たせました。
トリックルームをされたとしても最遅なので、大抵先に動くことができます。ラストの詰めとして”あくび”からの”まもる”で相手ポケモンを寝かせてから削っていくという立ち回りもできて強かったです。
選出と立ち回り
基本選出
後発:@1
この選出では、基本的にはリザードンをダイマックスさせます。やることはいたってシンプルです。
①”ねむりごな””あくび”で寝かせます。
②死に出しリザードンで、寝ている間にキョダイマ
ックスして暴れます。
③横を控えのポケモンに引いたりしてダイジェットを乗せつつ、イエッサン♀の場合、”てだすけ”や”このゆびとまれ”ができるようにしておきます。
④気づいたら勝ってます。
選出1
・このゆびとまれ構築
・しんかのきせき持ちの全体的に遅いポケモン入りの構築
後発:@1
この選出では、リザードンもしくはフシギバナをダイマックスさせます。
コータスを下げて、イシヘンジンを出しながらのリザードン”ねっぷう”または”キョダイゴクエン”で暴れます。気づいたら勝ってます。
基本選出と異なり、裏にコータスが控えているのでいつでも天候を取り返すことができます。
晴れ+サンパワー+パワースポット+いのちのたまが強すぎました。
選出2
・対エルフーン+何か(リザードン、ドラパルト)
後発:+or
先発2匹が”きあいのタスキ”を持っているため、おいかぜ+ダイマックス技であれば、パワースポットが乗ったつららばり+いわなだれorばかぢからでダイマポケモンを倒すことができ、大きく有利な天界へ持っていくことができます。
あとは裏のリザードンかフシギバナをキョダイマックスさせ、イエッサン♀でサポートしながら暴れれば気づいた頃には勝ってます。
選出3
対味方弱点保険や、ふくろだたきパ
ただひたすらにこのゆびとまれをしながらダイジェットをすれば、気づいた頃には勝っていることでしょう。
さいごに
最後までお読み頂きありがとうございました!いかがでしたか?少しでも構築作りの参考になれば幸いです。本大会を通じて、ダイマックス環境の楽しさを改めて実感しました。リバティーポイントを獲得できる30位以内を目指していたので、最終19位で嬉しいです。途中瞬間レート1800を超え、1位を目指せるかもしれない!と思ったのですが、現実はそんなに甘くなかったです(笑)
仲間と大会の近況を報告し合いながら、ポケモン対戦をするということが本当に楽しい時間でした。これからも大会があれば積極的に参加していきたいと思います。ポケモンが本当に大好きなので、ポケモン好きの方々に、『にゃーくん』という存在を少しでも認知していただければ幸いです。
ここまで読んでくださった方々、本当にありがとうございました。それでは、次はランクバトルでお会いしましょう。じゃあね!ばいばい!
レンタルチームID: 0000 0007 MJCX 82
パーティ作成者
にゃーくん
グッネス!私が来たあああ‼︎どうも、にゃーくんです!
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2022年世界大会DAY2の権利獲得/セイムダブル19位
YouTube.2017.3.15〜
世界大会出場とポケんちに出るのが夢。めたもんめたもん