レンタルチームID:0000 0007 8W8G T8
はじめに
こんにちは!ふゆばれ(@Huyubare_poke)です。
INC Februaryで最終レート1892、最終7位を達成し予選を抜けたので記事を寄稿させていただきます。
構築経緯
この構築はザシアンカイオーガサンダーガマゲロゲゴリランダーガオガエンorオーロンゲという海外で結果を残し流行っていた並びを自分で試していたときにダイマオーガ+ゴリランダー+ガオガエン+ザシアンという4体がなんとなく強いなあ。というところから始まりました。
具体的には
カイオーガ
味方のねこだましと合わせて「しおふきを撃てるなら撃つ」無理なら「ダイマックスさせて殴る」をしているだけで敵がどんどん死んでいくことに気が付きました。ダイマしたときの技に能力のバフ、デバフ効果はないですが
ダイストリーム:天候を雨に変えられる、しおふきと撃ち分けられる
ダイアイス:天候をあられにできる、それによってきあいのタスキを削れる
ダイサンダー:場のポケモンに催眠耐性をつけられる、次のターン電気タイプの威力が上がる
とそれぞれそれなりに偉く、何より火力がお化けなのでこのポケモンをメインのダイマアタッカーにしても強かったです。
ザシアン
このポケモン1体でダイマと同等のパワーがあるためカイオーガが倒れたあと2体目のエースとして動かすことができるのがとても強かったです。またじゃれつくやせいなるつるぎがカイオーガのきついイベルタルやパルキア、カミツルギやナットレイにそれぞれ強く相性が良いのも高評価でした。(逆にザシアンの弱点である炎や地面にはカイオーガの水が強いのも良い)
ガオガエン
タイプ、技、種族値、どこを見てもやっぱり強い。このルールではねこだましでザシアンやオーロンゲ、ライチュウ、トルネロス、エルフーン、メタモンなどのポケモンの攻撃を1ターン止めることのメリットが大きいことやいかくと炎タイプが環境トップのザシアンに強いことを特に評価していました。この2つの技のおかげでカイオーガを動かしやすくなります。
ゴリランダー
技、特性、耐久が優秀でサイクルをする性能も高いポケモンです。環境トップのカイオーガにはグラスライダー、ザシアンにはねこだましが強く、またグラスフィールドで相手のフィールドを書き換えられるという点(vsイエッサンやダイマレジエレキに抵抗することができる)がこのルールで高評価でした。
結局この4体の何が強いかというと、4体それぞれのシナジーがとてもいいこと。カイオーガのしおふきorダイマ+味方の猫2枚のサポートが最強なこと、カイオーガを倒されたあともザシアン+猫2枚のサイクルができる。こんなかんじです。
残りの2体の遷移
上の4体できつかったのが、ゴリランダーとガオガエンでサイクルができなかったりガオガエンで相手のダイマをいなすのが難しいポケモンでした。主にダイマしてくるレジエレキ、ボルトロス、ディアルガで、残りの2枠で解決することを目指します。
①ライチュウメタモン
エレキもボルトロスもディアルガもカイオーガの隣にライチュウを置けば解決しそう、
初手オーガライチュウの裏にザシアンと置いて一番強いのはメタモンかなぁみたいなかんじでメタモンを採用しました。悪くはなかったですが本番が近くなるにつれて相手のvsメタモンに対する練度が上がってきており通すのが難しいと感じることが増えたのでメタモンはすぐに没になりました。
またこのあたりから上位帯でグラードン+ザシアン+電気ジェット(レジエレキ、ボルトロス、サンダーなど)が流行りだしたことでライチュウの枠に疑問を感じ始めます。電気タイプの技は防げるものの、エレキネットやほっぺすりすりが通らない相手のダイジェットによるS操作がきついことやカイオーガのサポートがねこだましでしかできず2ターン目で倒されてしまうことが多いことが気になっていました。
②ランドロス+ミミッキュ
エレキやボルトロスにはミミッキュのトリックルームで対抗、ランドロスはレジエレキに強くしろいハーブを持たせることでディアルガにワンチャン勝てないかなーみたいな気分で採用しました。ランドロスの感触はかなり良く上記役割を果たせることが分かったのですが、使っていくうちにミミッキュが微妙だなとなりました。レジエレキやボルトロスに対して常に下からなせいで集中でカイオーガを倒されるかミミッキュを倒されるかの択になることが多く、択に負けた後の展開はかなり頑張らないとはいけないので安定させるのが難しかったです。
③ランドロス+オーロンゲ
くろいてっきゅうを持たせてトリックを採用したオーロンゲならレジエレキにもボルトロスにも上から対抗できると思ってミミッキュの代りに採用したところいいかんじにはまりました。ダイマボルトロスに対してトリックをしながらいのちのたまカイオーガでダイストリームを撃つとよほど固くない限り一撃で倒すことができます。またレジエレキに対してもトリックをすることで上から縛れる場面ができたりいのちのたまを取ることでカイオーガやザシアンを動かしやすくなります。ねこだましという技もやはりこの構築にあっていること、覚える変化技が優秀なだけでなく地味にAが高いので基本的に腐らないのも良かったです。
この2体(霊獣ランドロス、オーロンゲ)を採用した形が一番感触いいなと思ったので本番にはこれは持ち込みました。結果抜けることはできましたが納得のいっていないことがあります。それはオーロンゲカイオーガと選出したとき相手のボルトロスの型がまけんきダイマ型かいたずら心でこちらの展開を妨害してくる型なのかの読みを外したとき不利な展開になってしまうことです。相手のメンツや投げ方で判断し、INC本番では積極的に読みにいっていました。(本番ボルトロスの型を読み間違えて負けた試合は1試合のみでした)
個別解説
カイオーガ
あめふらし | |
いのちのたま | |
おくびょう | |
176(4)-*-110-202(252)-160-156(252) | |
しおふき/かみなり れいとうビーム/まもる |
構築の核であるため1ターン1ターンの選択がとても大切です。相手の行動と自分が取ることができる行動を常に考えながら動かしていました。
相手のフシギバナやカイオーガの上から攻撃したかったため臆病で採用しました。
臆病で採用した都合上少しでも火力がほしかったので持ち物はいのちのたま、水技はこんげんのはどうではなくしおふきで採用しました。
ザシアン
ふとうのけん | |
くちたけん | |
いじっぱり | |
191(188)-223(100)-136(4)-*-136(4)-195(212) | |
きょじゅうざん/じゃれつく せいなるつるぎ/まもる |
H…8n-1,16n-1
S…ジェット1回で特性「ようりょくそ」発動中の最速フシギバナ抜き抜き
第2のエースポケモンです。このポケモンを使うときは常にこのポケモンで倒さないといけないの相手とそのポケモンを倒すために残さないといけないHPを意識していました。
素早さに関して→相手のザシアンより早く動きたいが最速にすると耐久or火力が少し足りない。ならできるだけいじっぱりザシアンには抜かれないようにとかなりラインを上げましたが相手のザシアンより早かった記憶がほとんどないのであまり意味がなかったかもしれません。
技に関して→相手のパルキア、イベルタル、サンダーを意識してじゃれつくを採用しました。せいなるつるぎはソルガレオやナットレイ、ガオガエンに撃つ技として重宝しました。
ガオガエン
いかく | |
シュカのみ | |
わんぱく | |
202(252)-136(4)-132(76)-*-132(172)-80 | |
フレアドライブ/DDラリアット すてゼリフ/ねこだまし |
もう飽きるぐらい採用したポケモン、技と特性とタイプが偉すぎて今回も採用しました。
DDラリアットは中盤から終盤に黒バドレックスやソルガレオに、またカイオーガの雨でフレアドライブの火力が下がっているときに撃つ技として採用しました。
ゴリランダー
グラスメイカー | |
とつげきチョッキ | |
ゆうかん | |
204(228)-194(252)-111(4)-*-93(20)-95(4) | |
グラススライダー/10まんばりき とんぼがえり/ねこだまし |
vsカイオーガで特に活躍します。
初手に投げたときイエッサンとのフィールドの取り合いに勝ちたかったので勇敢で採用しましたがS個体値を28あたりにして実数値104で使っても良かったと思います。
10まんばりきは終盤ザシアンやガオガエンに撃てる技として採用しました。
オーロンゲ
いたずらごころ | |
くろいてっきゅう | |
しんちょう | |
202(252)-140-86(4)-*-139(252)-80 | |
ふいうち/トリック うそなき/ねこだまし |
vsボルトロスやレジエレキ、vsトリックルームに選出します。体感特殊技を受ける機会がとても多い(+物理技はだいたいきょじゅうざんだから耐えない)と思ったのでHDで採用しました。
カイオーガのパワーを最大限活かす+インターネット大会なので相手が意図していない可能性のある技は採用し得ということで嘘なきを採用しましたが、トリックが相手のザシアンに対して通らないので怖い顔と選択だと思います。
霊獣ランドロス
いかく | |
しろいハーブ | |
ようき | |
165(4)-197(252)-110-*-100-157(252) | |
じしん/いわなだれ そらをとぶ/つるぎのまい |
vsレジエレキ、グラードン、ディアルガにアース潮吹きから入りたかったのでしろいハーブで採用。
ダイアースが通る+しおふきでオーロンゲをきあいのタスキまで削ることができるのでいい感じの盤面になります。またカイオーガ構築にレジエレキが入っていてもゴリランダーがいるおかげで初手カイオーガゴリランダー、裏ザシアンランドロスという選出がかなり強いです。
選出と立ち回り
ある程度構築を組む段階から一部の構築には選出は決めていましたが基本的にかなり自由に選出をすることができます。相手のメンツを見てどう選出すると刺さるかを常に考えていました。
決めていた構築だけ紹介します。
対カイオーガザシアントルネロス+レジエレキ
後発:+
ゴリランダーで相手のカイオーガに圧をかけつつこちらのポケモンを通していきます。カイオーガを倒せればランドロスがかなり通ります。
対カイオーガザシアン+ライチュウorオーロンゲ
後発:+
ゴリランダーガオガエンでサイクルをしながらカイオーガとザシアンを通していきます。相手のカイオーガダイマックスに合わせてゴリランダーをダイマックスさせる選択肢もあります。
対黒バドレックスザシアン+ボルトロス
後発:+
ボルトロスに対して鉄球トリックを狙っていきます。(トリトドン引きを考慮してトリックダイアイス→次のターンふいうちで倒すというような動きも取れます)
対ディアルガオーロンゲ+ザシアン
後発:+
既に書きましたがダイアースしおふきから入ります。
初手でディアルガの方向からカイオーガを投げれたらかなり有利です。
対グラードンザシアン
後発:+
カイオーガかランドロスのどちらかを通すことを狙っていきます。
さいごに
マスターの予選を抜けることができて嬉しいです。この部類の構築はまだまだ開拓できると思うので良かったら使ってみてください。
YouTubeで普段ランクマの配信や動画を投稿してます。この構築を使った対戦動画なども上げようと思うので良かったらチャンネル登録お願いします!
レンタルチームID:0000 0007 8W8G T8
パーティ作成者
ふゆばれ
ポケモン 世界大会2019年優勝🏆 2020全国3位 2021全国準優勝