レンタルチームID:0000 0006 7J75 LT
はじめに
つな(@tuna_pokemon)と申します。
今回アルティメットファイナルにて最終17位(レート1802)を達成できたので、構築を投稿させていただきます。
構築経緯
伝説フル解禁環境では上を取って殴ることが何よりも重要なので、使い慣れているおいかぜトリルスイッチ構築を模索することにしました。
主なおいかぜ要員にはイベルタルとエルフーンがいますが、おいかぜ後に自身がダイジェッターになれるイベルタルを選択。最初の構築の軸としました。
イベルタルを使う上でザシアン対策が最重要なので、相方にガオガエンを選択。ねこだましで確実においかぜを決め、ねこだましの必要が無い盤面であればすてゼリフ+おいかぜから一気にイベルオーガビートを仕掛けることも狙えるよう、ガオガエンは最遅としました。
おいかぜ下での制圧要員としては最強の範囲技持ちであるカイオーガを選択。ダイアーク潮吹きで破壊しやすいようスカーフオーガを抜く調整とし、おいかぜ最終ターンまでにダイジェットかこごえるかぜを押しておくことで、おいかぜ後に再度おいかぜを張ることもできるようにしました。
しかし6匹ルールなのとエルフーンの採用率が高いこともあり、おいかぜだけでは上を取り続けることが困難でした。そのため全体技に強いトリル要員も採用して、初手でガエンと並べてトリルを押すか、イベルタルの横に置いておいかぜ最終ターンにトリックルームを決めるかいずれの立ち回りも可能なポケモンとしてシュカディアルガを採用しました。ディアパルやレシラムといったC150族の珠ダイアースもシュカで耐えられるため、ほぼ全ての試合の初手や中盤でトリックルームを張ることに成功しました。
他方、トリル展開の場合にメインアタッカーとなるポケモンはカイオーガだけでは耐えられません。そのため、天候が何であっても安定した全体/ダイマ火力を出せる高耐久のチョッキグラードンを採用しました。ディアガエンの猫/すてゼリフ+トリル展開から安定したダイマエースとなってくれるだけでなく、相手のカイオーガを弱体化させてディアルガのHPを温存しつつ、そのままダイサンダーでカイオーガを突破出来るため、ミラー戦では大活躍でした。ただしSは遅い方が良いです。
続いてイベルオーガ展開では相手のグラードンが重く、半分程度は削れてもその後のダイアースにはグラードン横のザシアンへの対応も求められるため対策が必須でした。
そこでザシアンのソーラーブレードに着目。意地特化に近い水準であればH252グラードンすら一撃で突破できるため、グラードンが出てきた時の削りや最後のグラカイ処理を任せることができました。こちらもグラードンを採用しているため、相手のカイオーガを見た上でグラードンを後投げしてスカーフ潮吹きをケアしつつ、ソーラーブレードでカイオーガを突破できることになります。きょじゅうざん・守るは確定として、@1枠にせいなるつるぎ・じゃれつくのどちらを採用するか考えたところ、グラードンの打点範囲でせいなるつるぎは不要となる上にドラゴン系統が重いため、じゃれつくを優先しました。
以上によりガオガエン/イベルタル/ディアルガ/カイオーガ/ザシアン/グラードンの6匹が完成しました。
個別解説
ザシアン
ふとうのけん | |
くちたけん | |
いじっぱり | |
387(248)-476(228)-269(12)-*-266-337(20) ※Lv100の数値 | |
きょじゅうざん/じゃれつく ソーラーブレード/まもる |
A:+1ソーラーブレードでH252B4グラードンを確定一発
B:意地特化-1グラードンのダイアースを確定耐え、±0グラードンのダブルダメ断崖を確定耐え
S:余り。+1でひかえめレジエレキ抜き
イベルタル
ダークオーラ | |
イアのみ | |
おくびょう | |
394(4)-*-227(4)-360(248)-232-326(252) ※Lv100の数値 | |
バークアウト/デスウイング ねっぷう/おいかぜ |
B:意地特化+1ザシアンのきょじゅうざんを93.75%耐え、イアのみが確定で発動して回復分で同ザシアンのでんこうせっかを確定耐え
C:晴れダイバーンでH252D4ザシアンを確定一発
S:ミラー意識で最速
ディアルガ
プレッシャー | |
シュカのみ | |
ひかえめ | |
404(252)-*-276-416(172)-255(76)-218(8) ※Lv100の数値 | |
ラスターカノン/りゅうせいぐん だいちのちから/トリックルーム |
B:意地特化+1ザシアンのせいなるつるぎを確定耐え
C:りゅうせいぐんでH252レシラム・パルキア・ゼクロム、ムゲンダイナ等を確定一発、チョッキゼクロムを81.25%一発
D:臆病いのちのたまイベルタルのダイアークを確定耐え
S:おいかぜで最速ザシアン抜き、通常時-1最速イベルタル抜き
カイオーガ
あめふらし | |
とつげきチョッキ | |
ひかえめ | |
397(224)-*-249(132)-396(96)-316-230(56) ※Lv100の数値 | |
しおふき/こんげんのはどう かみなり/こごえるかぜ |
B:陽気特化+1ザシアンのワイルドボルト耐え、陽気±0ザシアンじゃれつくを96%二発耐え、意地特化グラードンのダブルダメ断崖を98%で二発耐え
C:かみなりでH252カイオーガをほぼ二発、チョッキオーガであれば三発
S:おいかぜでスカーフ90族抜き
グラードン
ひでり | |
とつげきチョッキ | |
いじっぱり | |
401(240)-438(252)-316-*-216-220(16) ※Lv100の数値 | |
だんがいのつるぎ/がんせきふうじ ほのおのパンチ/かみなりパンチ |
A:特化。ダイアース→-1ダイアースでダイマH252ディアルガを確定ダイサンダーでH特化カイオーガを62.5%一発、晴れほのおのパンチでHB特化ナットレイを確定一発、がんせきふうじでASホウオウを確定一発
D:晴れ下でカイオーガの特化ダブルダメしおふきを確定二発耐え(捨て台詞から引けば1/3までのダメージなので十分ダイマ可能)
S:おいかぜで最速黒バドレックス抜き、がんせきふうじで最速100族抜き
ガオガエン
いかく | |
きあいのタスキ | |
のんき | |
394(252)-266-306(252)-196-217(4)-112 ※Lv100の数値 | |
フレアドライブ/バークアウト すてゼリフ/ねこだまし |
HB特化。ザシアンのせいなるつるぎを二発耐えることもある。基本的にはタスキでカイオーガの攻撃等を耐えつつ物理方面には何度も受け出せるように最大限堅くした
S:最遅。相手のガオガエンやマギアナにトリル下で上を取るため
選出と立ち回り
【初手パターン】
①ガオガエン+ディアルガ
本来は裏初手だったものの結果的に上位で渡り合うためには基本初手に落ち着いた。後半は9割この初手選出で、ガオガエンを削れるポケモンにねこだまし+トリックルーム。すてゼリフからグラードンかカイオーガを出して、ディアルガはダイマグラカイの横で削りを対応。トリル残り2ターンのタイミングでディアルガ引きイベルタル、トリル最終ターンにおいかぜを打ち、ザシアン+グラカイの残りでスイープ
②ガオガエン+イベルタル
当初の基本初手。理想の動きはおいかぜ+すてゼリフカイオーガからアークビートを仕掛ける。出来なくともねこだまし+おいかぜから後攻すてゼリフorバクア切りから後発につなぐ。
③イベルタル+カイオーガ
一部ガチトリパなど、受け身に回ることができない相手に初手からイベルオーガのアークビートを仕掛けるプラン。
S操作が切れる前にこごえるかぜやがんせきふうじを打ち、おいかぜを張ることが出来る状況を作る意識も必要なので難しいですが、基本的にはS有利を取りつつ確定火力を押しつけるプランです。
序盤はガオガエン+イベルタルが通る構築も多かったのでイージーウィンを量産できました。1700中盤以降はイベルザシアングラカイ@2という(個人的には結論の)構築と当たることが増えたので,ミラーしていないディアガエンの並びからスタートしてトリルグラを押しつけつつイベルタルのおいかぜを狙いますが,多くの構築のカイオーガはグラードンより遅く,すぐに落ちてしまう試合もありました。グラードンはS個体値を下げるか性格で下降補正を欠けるべきだったと思います。
さいごに
剣盾最後のネット大会も2ROM両方17連勝からスタートし、1800台で終えることができたので満足しています。SVも引き続き上位を目指して考察していきます。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
レンタルチームID:0000 0006 7J75 LT
パーティ作成者
つな
アルティメットファイナル17位、レート1802
チャンピオンリーグ29位、レート1757
ピカチュウたいせんチュウ!20位、レート1805
S23ダブル23位、レート1946
セイムダブルビート:8位、レート1801
S9ダブル:15位、レート2003
PJCS2019:ベスト16、WCS2019 day1出場
INC2018 nov.19位 (日本14位)
第88回DEXオフ優勝