はじめに
おひさしぶりです!運営のやなぎ(@yanagiT_poke)です!
今回はほぼすべてのポケモンが覚えることができ、ダブルバトルで最も採用数が多い技の一つ、まもるについて解説していきます!
第2回 まもるってどう使う?
基礎知識編:まもるの性質って…?
まもるという技をうまく使いこなすためには、まずまもるという技についてよく理解する必要があります!
ポケモンSVには今のところZワザ、ダイマックスは存在しないためこれを要約すると
となります。しかし、これだけではまもるの本質を理解したことにはなりません。一見すると相手の技をすべて防ぐことができるとても強い技に思えますが、まもるには上記の効果に加えて「それ以外のことは何もしない=はねるとほぼ一緒」という欠点が存在します。
この欠点を補わない限りまもるを強く使うことは不可能です。
それではいったいどのように欠点を補うのでしょうか。答えは、隣のポケモンの動きによってです。
具体的に考えてみましょう。
・素早さ順はマスカーニャ、ウルガモス、ウェーニバル、ヤヤコマ。
・マスカーニャがウェーニバルを一撃で倒せる。
・ウルガモスがマスカーニャを一撃で倒せる。
マスカーニャの攻撃をウェーニバルがまもるだけでは何も解決しませんが、その間にウルガモスがマスカーニャを倒すことでウェーニバルが自由に動けるようになります!
次に、こんな対面はどうでしょうか。
・素早さ順はタイカイデン、ウェーニバル、クワッス、ニャオハ、モロバレル。
・タイカイデンがウェーニバルを一撃で倒せる。
タイカイデンの攻撃をウェーニバルがまもるだけでは何も解決せず、かといってクワッスがその間に状況を変えられるわけでもありません。しかし、ウェーニバルがまもるを使っている間にクワッスをモロバレルに交換すれば、次のターンタイカイデンの攻撃をいかりのこなで吸ってウェーニバルが自由に動くことができます!
これはモロバレルがイッカネズミなどのこのゆびとまれが使えるポケモンでも同じことができます。
まもるをうまく使うにはその間に隣のポケモンが相手に攻撃する、または交換して有利な対面を作ることの2つが大事だと理解していただけたでしょうか?
言うならば、まもるは横の動きと連動したダブルバトル最小のコンボなのです。
まもるのリスク
ここまでまもるの上手い使い方について解説してきましたが、まもるを打つことにはリスクも存在します。上のようにまもるを使って打開したい場面においては、相手もそれを理解している場合があります。先ほどの場面で考えてみましょう。
・素早さ順はタイカイデン、ウェーニバル、クワッス、ニャオハ、モロバレル。
・タイカイデンがウェーニバルを一撃で倒せる。
・タイカイデンがモロバレルを一撃で倒せる。
ここで先ほど説明したようにウェーニバルがまもるを使いながらクワッスがモロバレルに引くとします。しかし相手もウェーニバルがまもるを使うであろうことは分かっているため、ひこうタイプの技をクワッスの方向に打ってきたとしましょう。
その場合モロバレルは倒されてしまい、はじめよりももっと悪い状況に陥ってしまいました…
このようにまもるは何も相手に影響を与えない技であるがゆえに、読まれると相手に大きなアドバンテージを与えてしまいます。
参考:【ダブルバトル入門】「縛り」の考え方について元世界チャンピオンが解説【ポケモンSV 初心者向け解説】
バルドルさん(@barudoru)の動画ではまもるに関連する「縛り」の考え方をわかりやすく解説しています!こちらも合わせてご覧ください。
応用編:まもるを使って有利な展開を作る
「基本編:まもるの特性って…?」ではまもるの上手い使い方についてを紹介しました。
ここではまもるとのコンボが強い技、動きについて具体的に紹介していきます!
まもる+おいかぜ
基礎知識編ではまもるの間に相手を攻撃する技だけを考えていましたが、まもるを使いながら横で素早さ操作をするのもとても強い動きです。上の写真の例ではサーフゴーがガブリアスの地震で倒されてしまいますが、まもる+おいかぜの組み合わせを使えば逆にゴールドラッシュでガブリアスに大ダメージを与えることができます。
現環境では主に追い風を使うのはヤミカラス等のおいかぜの優先度を上げて使えるポケモンや
タイカイデン等の素の素早さがとても高いポケモンが多いため、意表を突くこともできます。
まもる+フレンドガード
ここまでまもるを使うときは横の動きが大切という話をしてきましたが、実はまもるを使うことに価値がある状況も存在します。
上の写真のイッカネズミはフレンドガードという特性を持っています。
(ポケモン徹底攻略様の説明文より)
上の効果の通り、フレンドガードを特性としたイッカネズミは倒されないことだけでも価値を持つポケモンです。したがってイッカネズミのまもるはフレンドガードの持続を1ターン伸ばすことができ、それだけで価値があるのです。
ターン稼ぎのまもる
同じようにまもる自体に価値があるものに、ターン稼ぎのまもるがあります。
・たべのこしやどく、しおづけなどのターン終了時回復・ダメージを稼ぐ。
・相手のテラスタルを様子見する。
・ねこだましなど出たターンにしか使えない技を防ぐ。
上のような状況でまもるはそれ自体に価値がでてきます。
集中攻撃とまもる
ダブルバトルの特徴の1つとして1ターンに2体のポケモンを行動させることができます。
したがって、耐久をかなり高めたポケモンであっても1ターンの間に集中攻撃をされると行動できずに倒されてしまうことがあります。
そこでまもるを使って集中攻撃を防ぐことができれば1ターンで大きなアドバンテージを稼ぐことが可能です。
逆にまもるを持ったポケモンに集中攻撃をするのには2体のポケモンの攻撃を防がれてしまうリスクが存在します。これにより、まもるを見せることで相手側は集中攻撃をしづらくなり、まもるを見せたポケモンの行動を通しやすくすることができます。
また、まもるを使っている間に隣のポケモンに集中攻撃をされるリスクがあることも覚えておくとよいでしょう。
まとめ
まもるについて紹介してきました。
ねこだましをうまく使えば自分の今持っているアドバンテージを失わないようにゲームを進めたり、逆境を跳ね返したりすることができるため、うまく使うことができればもっと勝てるようになるはずです!
さいごに
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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