【PJCS2023予選第2回最終117位】バンギラス+ルガルガン、災いの剣ネズミ斬採用型。

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はじめに

はじめまして。ふぉんでゅ。@torotorofondue)と申します。

このたびは幸運に恵まれてPJCS2023予選第2回を突破することが叶いましたので、その際に使用したパーティを(普段であれば自分のブログに記録するところではありますが)、せっかくの機会なのでリバティノート様に寄稿させていただく運びになりました。

よろしくお願いいたします。

構築経緯

まずはあらましから。

バンギラス+ルガルガン(まひるのすがた)という組み合わせから構築を開始。

バンギラスルガルガン

この組み合わせでは対処が厳しい相手を処理するイッカネズミ+コノヨザルを採用し、補完としてハバタクカミとパオジアンを据えて6匹完成。

イッカネズミコノヨザルハバタクカミパオジアン

非常に簡素ではありますが、全体構造はこのような流れになります。

それでは、スタート地点であるバンギラス+ルガルガンから。一応説明しておくと、バンギラスの『すなおこし』でルガルガンの『すなかき』を起動し、『いわなだれ』を軸に上からの制圧を狙う組み合わせです。以下、バンギルガンと略します。

自分はこの組み合わせを発売初期から愛用しており、その大きな理由は『いわなだれ』に付随する怯みの追加効果にあるのですが、さて、現在の環境を捉えてみると、そのような(ある意味よこしまな)考えを抜きにしてもバンギルガンは強いだろう、という判断に容易に至れる環境が形成されているのではないかと感じました。

カイリュー+パオジアン、ハバタクカミ+イーユイ、テツノツツミ、なんとこれら全てはバンギルガンの恰好の餌。また、『いかく』ポケモンとして採用されやすいウインディとギャラドスは『いわなだれ』で効果抜群を突けますし、とにかく面倒なモロバレルも2匹による『いわなだれ』連打でどうにでもなります。環境の中心にうじゃうじゃいるハバタクカミ、テツノツツミ、パオジアンといった高速ポケモンを上から処理できるのは『すなかき』ルガルガンの特権であり、それだけ見ても使用する価値は十二分にあると言えるでしょう。

とはいえもちろん、弱点もあります。

イッカネズミ+コノヨザル、シャリタツ+ヘイラッシャ、ディンルー、テツノカイナ、イダイナキバ、イルカマン、『はがね』タイプ全般(サーフゴー、ドータクン、ハッサム、ミミズズなど)……メジャーどころで厳しい相手はこのあたり。また、セグレイブについてもテラスタイプ『じめん』での採用率が高い現状では基本的に不利と言っていい。

「……あれ、弱点が多すぎるのではないか?」

そのとおり。その予想は全面的に当たりです。初手バンギルガンによる『いわなだれ』連打は、基本的に分の非常に悪い運ゲーになります。バンギルガンを採用すると、対策として上で記したようなポケモンたちがニヤニヤしながら先発にやってくる。みんな、バンギルガンの『いわなだれ』連打だけには負けたくないんですよね。良く分かります。

であればどうするか。こちらも先発でそれらを対策しましょう(つまり、バンギルガンは裏に置くことになります)
今回採用するに至った、やや歪んだ構成のイッカネズミ+コノヨザル、ハバタクカミ、パオジアンには、すべてそういった要請に基づくチューニングを施しています

さて、ここまでの流れを踏まえれば、この後、イッカネズミ+コノヨザル、ハバタクカミ、パオジアンのそもそもの採用経緯を記すのが当然とも思われましょうが、残念ながらそれは叶いません。

というのも自分は記録を取りながらパーティを組み上げないし、そもそもパーティを組み上げるという行為を最終産物に至るまでの手段としてもあまり捉えていないため、過程を経て結果に至るという方向性での経緯の言語化を厳密な形で行うことができないからです。

今回のパーティがこの形に纏まった理由は、試行錯誤の末、たまたまこの6匹が/構成が大会直前に集合し、それなりに妥当であるという判断を自らが下せたからというだけにすぎず、したがって、ここまでの流れも実のところほぼ後付け、虚構であります。よって構築経緯は早々に切り上げ、個別解説の方に移りたいと思います。なお言うまでもないことだとは思いますが、個別解説についてもほぼ後付けの理由になっています。どうかご了承くださいませ。

バンギラスルガルガンイッカネズミコノヨザルハバタクカミパオジアン

個別解説

バンギラス

特性すなおこしバンギラス
持ち物せんせいのツメ
テラスタイプくさ
性格いじっぱり
実数値(努力値)H175-A204(252)-B130-C×-D121(4)-S113(252)
いわなだれ/アイアンヘッド
けたぐり/てだすけ

『すなおこし』要因。ルガルガンと並べる都合上、カバルドンではメインウェポンの『じしん』を打ちにくいのが気になってしまいます(し、そもそもの数値が低いので使いにくいです)。

テラスタイプ:『くさ』
テラスタルの予定は基本的に無し。
最終的にイルカマンへのマークが薄くなってしまったので、せめてもの抵抗として『くさ』を採用しています。『じめん』弱点をカバーできますし、モロバレル対策にもなるので無難な選択肢だと思います。

○ 持ち物:『せんせいのツメ』
個人的にバンギルガンのバンギラスはコレ一択です

そもそもルガルガンというポケモンは「上から制圧しなければすぐにやられてしまうが相手を倒しきるパワーには欠ける」というポケモンであり、それとバンギラスという並びは、実際のところ、特性以外まるで相性が良くありません。どういうことか。足並みが合っていないのです。だから『いわなだれ』で怯ませないとバンギラスが動く前に相手が行動し、返り討ちにあってしまう。この問題を『こだわりスカーフ』バンギラスで解決することはできません。なぜならバンギラスの素早さがこの環境において低すぎるからです。

そこで『せんせいのツメ』。勝率の底上げに大きく貢献してくれます。もっとも分かりやすいところでは、ルガルガンの『いわなだれ』で怯ませれば勝てるという状況が、『いわなだれ』で怯ませる若しくは『せんせいのツメ』が発動すれば勝てるという状況になる。また、どれだけ絶望的な状況でも常に2割の可能性があり、その先には3割の可能性が眠っているということになる。もちろん他の持ち物でも勝率は上がりますし、自分も色々と試しましたが、結局、バンギルガンという構造が抱える根本的欠陥をある程度補える『せんせいのツメ』に勝ると実感できる持ち物は、何一つありませんでした。

○ 技構成
メインウェポンの『いわなだれ』、ディンルーを半分以上削る『けたぐり』、ハバタクカミの一発処理を狙う『アイアンヘッド』、ルガルガンの火力を底上げする『てだすけ』

ディンルーはバンギルガン最大の障壁なので、あらゆる状況において確実に削れるようにしておきたい。『アイアンヘッド』は後述するイッカネズミ(メインアタッカー)がハバタクカミに全く触れないため、厚く対策する必要があると感じての採用。『てだすけ』はyukiyaさんの【PJCS2023予選第1回最終42位】脳筋バンギルガンに感銘を受けたため、ルガルガンの構成と合わせて引用しています。

なお『かみくだく』は打ちたい場面がほぼ無く、『まもる』についても『せんせいのツメ』を発動させた方が強い場面が多いので不要です。

○ 努力値配分
・『いじっぱり』攻撃・素早さ全振り。
極振りで運用して困ったら調整しようと考えていましたが、現状困っていないのでこの形です。『せんせいのツメ』の発動に関係なく、カイリューやギャラドスなどの上を取れる可能性がそれなりにある点を評価しています。

ルガルガン(まひるのすがた)

特性すなかきルガルガン
持ち物こだわりハチマキ
テラスタイプいわ
性格いじっぱり
実数値(努力値)H151(4)-A183(252)-B85-C×-D85-S164(252)
いわなだれ/じゃれつく
インファイト/アクセルロック

パーティの主軸。構築経緯にて触れたように、後発起用で『いわなだれ』による一掃役を担ってもらいます。

○ テラスタイプ:『いわ』
火力を底上げするテラスタル。
持ち物、努力値配分と合わせて、ハバタクカミの一発処理を狙っています

○ 持ち物:『こだわりハチマキ』
火力を底上げする持ち物。
基本的に『いわなだれ』しか押さないので、デメリットはほぼありません。

○ 技構成
『じゃれつく』がやや珍しいでしょうか。テツノカイナやイダイナキバへの打点として極稀に役立ちます。

○ 努力値配分
・『いじっぱり』攻撃・素早さ全振り。
引用元では『ようき』で採用されていますが、ハバタクカミ(『ようき』パオジアンの『アイススピナー』耐え)を、『てだすけ』無しの『いわ』テラスタル『いわなだれ』で倒すためには『いじっぱり』の数値が必要だったため変更しました。ミラーでは不利になってしまいますが、火力に助けられるシーンは非常に多いです。

イッカネズミ

特性テクニシャンイッカネズミ
持ち物こうかくレンズ
テラスタイプゴースト
性格ようき
実数値(努力値)H159(76)-A126(244)-B102(92)-C×-D96(4)-S157(92)
ネズミざん/フェイント
てだすけ/まもる

バンギルガン対策として出てくる低速高耐久ポケモン(ディンルー、テツノカイナ、ヘイラッシャなど)を『ネズミざん』で処理します。『わざわいのつるぎ』による補正を乗せればテツノカイナとヘイラッシャは倒せますし、ディンルーに関しても隣に並べるコノヨザルとの集中で突破できます。

○ テラスタイプ:『ゴースト』
初手でコノヨザルやハバタクカミと並べる都合上『ねこだまし』がこちらに飛んできやすい、カイリュー+パオジアンと対峙する際にパオジアンの『せいなるつるぎ』で縛られてしまっている状況を打開したい、『ゴースト』テラスタルはこういった要請に対応できるので便利です。パーティ全体でテラスタル前提のポケモンを採用していないので、使用頻度は多めです

○ 持ち物:『こうかくレンズ』
『ネズミざん』を有効活用するために必須。

○ 技構成
試合中盤以降『ネズミざん』を打てない状況(上から縛られているなど)がかなりあるので、何かしらの手段で盤面に干渉できるようにしています。最終的に『いわなだれ』を連打するパーティなので、『ワイドガード』対策として使える『フェイント』の価値は高いでしょう。なお『まもる』は隣のコノヨザルが『じならし』で素早さ操作を行うため必須です。

○ 努力値配分
・S:最速90族抜き
・HB:A201イダイナキバの『ぶちかまし』耐え
・HD:『こだわりメガネ』持ちC187ハバタクカミの『フェアリー』テラスタル『マジカルシャイン』(ダブルダメージ)耐え
バンギルガンを通すうえで非常に厄介な対イダイナキバを強く意識しています。特殊耐久に関しては副産物のようなものですが、これくらいあればハバタクカミを前にしても大抵は動かせると思います。

コノヨザル

特性まけんきコノヨザル
持ち物とつげきチョッキ
テラスタイプくさ
性格いじっぱり
実数値(努力値)H217(252)-A148-B101-C×-D115(36)-S138(220)
ドレインパンチ/ふんどのこぶし
かみなりパンチ/じならし

発売初期から愛用しているサポート構成のコノヨザル。イッカネズミ+コノヨザルという並びの圧力が凄まじいので、それを盾にしてズラした行動を取っていくのが強力です。

○ テラスタイプ:『くさ』
『ほのお』『みず』あたりが定番ですが、パーティ全体で『じめん』耐性が絶無なため『くさ』を選択しています。モロバレル対策にもなるので自然と特性を『まけんき』にできます。ハバタクカミ+イーユイには手も足もでなくなりますが、バンギルガンを見せているのでほぼ問題ありません。

○ 持ち物:『とつげきチョッキ』
イッカネズミの特性が『フレンドガード』でないため、持ち物で耐久を補います。この場合の特殊耐久はあのゲンシカイオーガに並ぶほどで、これだけあれば『こだわりメガネ』持ちC205ハバタクカミの『フェアリー』テラスタル『マジカルシャイン』(ダブルダメージ)すら耐えてしまいます。明らかに狂っています。

○ 技構成
メインウェポンの『ドレインパンチ』『ふんどのこぶし』は言わずもがな。後者2つ、とくに『じならし』がポイントです。

一発受けて『じならし』して、S関係を逆転させてからの『ふんどのこぶし』で倒しきる。隣のイッカネズミやハバタクカミを守らせながら『じならし』して、次のターンに2匹で縛る。こういった動きがとにかく強力です。『かみなりパンチ』はオマケのようなものにも見えますが、ギャラドスやペリッパーの即処理を狙える貴重な技なので、それらが選出されやすいこのパーティにおいての有用性は大きいです。

○ 努力値配分
・S:『じならし』1回で最速テツノツツミ抜き
必要な素早さを確保した残りをすべて耐久に回しています。『じならし』で盤面を整える役割を担うため、できるだけ場持ちよくしておきたいという判断です。攻撃実数値に関しては足りなければ伸ばすつもりでしたが、現状足りているので補正をかけるのみに止めています(『しんちょう』で運用した際には火力不足を感じました)。

ハバタクカミ

特性こだいかっせいハバタクカミ
持ち物きあいのタスキ
テラスタイプほのお
性格ひかえめ
実数値(努力値)H131(4)-A×-B75-C205(252)-D155-S187(252)
シャドーボール/マジカルシャイン
マジカルフレイム/まもる

先発起用で削る、もしくは試合終盤のスイーパー。
【PJCS2023予選第1回最終42位】脳筋バンギルガンにおける対イッカネズミ+コノヨザルの項が大変参考になったため、それを取り入れています。(※取り入れたのは立ち回り部分のみであり、見てのとおり構成は異なります。)

(引用:先発で相手のコノヨザルにテラスタルを切ってもらいルガルガンで倒すルートをとります。ドレインパンチで回復をさせずに裏のルガルガンに繋げられるのでビルドアップを多少積まれていてもなんとかなります。)

○ テラスタイプ:『ほのお』
先発起用する際、バンギルガンが苦手とする『はがね』タイプと戦ってもらう必要があると感じたため『マジカルフレイム』を採用し、その火力底上げを狙えるテラスタイプを選択しています。ハバタクカミのミラーではフェアリー技を打ち合うケースが多いので、そういった場面でも有利に立ち回れる点で評価が高いです。

○ 持ち物:『きあいのタスキ』
一発耐える安心感のおかげで立ち回りが自由になります。パオジアンはその役割的に裏投げするケースが多いので、そういった意味でもココに持たせるのがちょうど良いでしょう。

○ 技構成
テラスタイプの項で触れていますが、『マジカルフレイム』がとても重要です。対『はがね』タイプのみならず、モロバレルやユキノオーなども纏めて睨むことが可能になります。『フェアリー』技の選択に関しては、削り役にしろスイーパーにしろ『マジカルシャイン』に分があると思います。

○ 努力値配分
・『ひかえめ』特攻・素早さ全振り。
『きあいのタスキ』を盾にして火力を重視。『マジカルシャイン』のダメージに安心感があります。対テツノツツミ、ハバタクカミ、パオジアンにおいては一方的に不利を被りますが、それらはバンギルガンが強く睨んでいるのでほぼ問題ありません。

パオジアン

特性わざわいのつるぎパオジアン
持ち物ロゼルのみ
テラスタイプほのお
性格ようき
実数値(努力値)H185(236)-A143(20)-B100-C×-D85-S205(252)
つららおとし/せいなるつるぎ
ふいうち/くろいきり

ほぼ後発起用。裏投げ『わざわいのつるぎ』で『ネズミざん』の射程範囲を伸ばす。あるいは合体した寿司(シャリタツ+ヘイラッシャ)対策を担います。

○ テラスタイプ:『ほのお』
パオジアンを選出する場合、枠の都合上、バンギルガンを選出できないケースがそれなりにあるのですが、その際にハバタクカミ、テツノツツミ、パオジアンあたりのポケモンをパオジアン+ハバタクカミの並びで対処しなければならない状況になりやすいです。このときハバタクカミの『フェアリー』技とパオジアンの『せいなるつるぎ』を同時に抑えられるテラスタルができると便利です。それだけを考えれば『どく』が理想ですが、イーユイまで纏めて対策できる『ほのお』の方が汎用的だと思います。

○ 持ち物:『ロゼルのみ』
『フェアリー』耐性を持たせるテラスタイプにはしてありますが、とはいえハバタクカミと対面するたびにテラスタルする予定ではあまりにも立ち回りが窮屈になってしまいます。持たせる価値の高い持ち物だと思います。

○ 技構成
まずは『こおり』技から。若干の命中不安と怯みの期待を天秤にかけ、今回は『つららおとし』を選択しています。耐久振りなのでそもそもの火力が低く、『アイススピナー』ではやってられません。当てればよいのです。そして怯ませれば良いのです。

その他『くろいきり』は寿司対策なので良いとして、『せいなるつるぎ』『ふいうち』については色々と試した結果として使用頻度の高かったものを2つ選択しているだけであり、深い理由はありません。『まもる』は自分の好む立ち回り的に一切打ちませんでした。

○ 努力値配分
・『ようき』HP・素早さ全振りベース
裏投げするケースが多いことから耐久重視の育成をしています。『きあいのタスキ』を持てず、ミラーで『せいなるつるぎ』を打ち合わねばならないことを考えれば、最速を捨てる選択肢は無いように思います。なお、攻撃に若干努力値を振っているのは、実数値143という数字が綺麗だから、という個人的な美徳に起因するものです。

選出と立ち回り

基本選出

先発:イッカネズミコノヨザルorハバタクカミ
後発:バンギラスルガルガン

バンギルガン対策がディンルー程度しかおらず、気持ち良く『いわなだれ』を打てそうな相手に対してはコレ。初手でディンルーを処理して後は試合が終わるまでAボタンを連打するだけです。

基本選出2

先発:イッカネズミコノヨザル
後発:ハバタクカミパオジアン

気持ち良く『いわなだれ』を打てなさそうな相手には無理しないのが鉄則。パオジアン投げを狙える状況での『ネズミざん』の突破力および、コノヨザルの『じならし』で盤面を整えたあとのハバタクカミが非常に強力なので、適当に攻撃しているだけでそれなりに戦えてしまいます。

対イッカネズミ+コノヨザル

先発:イッカネズミハバタクカミ
後発:バンギラスルガルガン

ハバタクカミの個別解説で触れたとおり、yukiyaさんのプランを引用しています。この場合、イッカネズミで『ゴースト』テラスタルを使用するのが基本的な動きになります。ハバタクカミに釣られてテラスタルしたコノヨザルを『ネズミざん』で刈り取る展開も多くあります。

対シャリタツ+ヘイラッシャ

先発:イッカネズミルガルガン
後発:パオジアンバンギラス

ヘイラッシャこそ厳しいものの、それ以外の取り巻きに対しては基本的にバンギルガンが有利を取れがち。であれば少し欲張りましょう。ルガルガンを見せると初手合体されにくいことから(おそらく『きあいのタスキ』で耐えられて『がむしゃら』されると困るため)、ルガルガン引きパオジアン投げ+『ネズミざん』が気持ち良く決まりやすいです。初手にヘイラッシャがいなければイッカネズミ引きバンギラス投げからAボタンを連打しましょう。

シャリタツ+ヘイラッシャは立ち回り/構成が人によって大きく異なるので、深く考えても仕方がないと思っています。

さいごに

ここまでお読みいただきありがとうございます。解説は以上になります。

自分はポケモンに取り組むにあたってのスタンスを、
構築(=事前準備):立ち回り:運=6:1:3の割合になるよう心掛けていて、このパーティはまさにその表れと言えるものになったと感じています。

(つまり、立ち回りに比重を置く方にとってみれば、おそらくこのパーティはまるで面白くない。できることはここに書いたとおりのことだけですし、柔軟性なんて欠片もあったもんじゃない。そもそも命中不安定技のオンパレードに渋い顔をする方も多いでしょう。)

対戦中、何も考えないで終始作業に徹したい人はぜひぜひレンタルして使ってみてください。コツはアルコールを摂取することです。強制的に理性が失われるので立ち回りという邪念が取り払われ、パーティ本来の力が発揮されることでしょう。余談ではありますが、自分は今回の予選期間中、常にそれを実践していました。酔っぱらってケラケラ笑いながら『ネズミざん』のヒット数を数え上げ、バンギルガンでひたすらにAボタンを連打していました。

なぜこのようなことを書くのか。そういう遊び方をしても良いだろうと思うからです。

以上。ありがとうございました。

(……外向きの文章に疲れたので、自分のブログ(fonduekakuri.blog.fc2.com)の方ではもっと砕けた表現・内容の記事を書きたいと考えています。いつ取り掛かるかは未定ですが、もしよろしければそちらもご参照ください。)

チームID:80GDVN

パーティ作成者

ふぉんでゅ。

ポケモンの伝説厨。櫻坂46の話をよくします。絵を描いたり同人誌を作ったりもします。投稿するアカウントはコッチ【@fondue3art】。なんか必要なときに誘ってください。
ブログ:
fonduekakuri.blog.fc2.com

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