レンタルチームID: 0000 0007 9KR2 MT
はじめに
初めましての方は初めまして、S4の時に寄稿したドラパセキタンザンの構築を見てくれた方はお久しぶりです。
アル(@arubrakki)と申します。
今回は剣盾S6ダブルバトルランクマッチ、最終23位、レート2009を達成した構築を紹介させていただきます。
構築経緯
ランクマッチで強い並びの内の1つである、ドラパルト+トゲキッスに強い構築が作りたいと考えました。その場合、トゲキッスの「このゆびとまれ」の影響を受けずにドラパルトを倒すことができるポケモンのジュラルドンを軸にすることにしました。
この時、5月16日に行われた日独交流戦にてカ・エール(@hirosipoke)さんが弱点保険トゲキッス+命の珠ジュラルドンを使用していたのを見て、 参考にさせていただきました。
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そして、威嚇+ねこだまし要因のガオガエン、水タイプへの打点と耐性が少ないと思い水ロトムを投入。
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この4体を見ると、トリックルームPTとバンギラス+ドリュウズに弱いと考え、 それに対抗できるバンバドロとトリックルームが使えるサマヨールを6匹目に入れて完成です。
構成
ガオガエン
特性 | いかく |
持ち物 | マゴのみ |
性格 | いじっぱり |
実数値(努力値) | 202(252)-183(252)-110-*-110-81(4) |
技 | ねこだまし/フレアドライブ DDラリアット/とんぼがえり |
安定と信頼のガオガエン。
調整はHA、余りの4は無振りガオガエンが抜ければいいなと思いSに振りました。
ガオガエンは耐久振りも存在しますが、今回は炎枠のアタッカーとしても使いたかったのでHAになりました。
技に関しては、ねこだましとフレアドライブは確定。残りの2つは耐久積み対策のDDラリアット、捨て台詞と違い相手のタスキを削りながら交代できるとんぼかえりを採用しました。 選出率としてはそれほど高く無く、いかくサイクルができる相手かエルフーンのようなねこだましが必要な相手に出すのが主です。
【選出率 6位】
トゲキッス
特性 | きょううん |
持ち物 | じゃくてんほけん |
性格 | ひかえめ |
実数値(努力値) | 191(244)-*-121(44)-176(156)-143(60)-101(4) |
技 | まもる/このゆびとまれ ねっぷう/マジカルシャイン |
調整
HB:トゲキッスダイマックス時、A205ダイマックスドリュウズの珠ダイスチルを乱数一発調整耐え(6.2%)
HD:C172ウオッシュロトムの珠10まんボルト確定耐え
C :余り
S :4振
この指要員。
ヘイトがたまりやすいポケモンであり、まもるとこのゆびとまれを両立させることで、じゃくてんほけんを発動させやすく、相手に圧を掛けることができます。
マジカルシャインは確定技として、残り一つの候補としてエアスラッシュ、かえんほうしゃなどもありますが、鋼タイプに打点が欲しいと思い、相手のこのゆびに影響されないねっぷうを選択しました。 初手選出する場合が多いです。
【選出率 1位】
ジュラルドン
特性 | すじがねいり |
持ち物 | いのちのたま |
性格 | ひかえめ |
実数値(努力値) | 155(76)-*-135-179(180)-70-137(252) |
技 | ソーラービーム/ラスターカノン りゅうせいぐん/あくのはどう |
調整
H:ジュラルドンダイマックス時、C195ダイマックス珠アシレーヌのダイフェアリー乱数一発耐え調整(6.2%)
C:余り
S:準速
構築の主軸ポケモン。
調整は最低限の耐久と準速振り、余りはCにぶっぱです。ジュラルドンはS種族値が85ですが、このS種族値85付近は激戦区であり、S努力値の振り方でかなり左右されます。 そのため、トゲキッスやロトムを上から殴れるように準速にしました。
技構成は少しでも技範囲を広げるためにフルアタック構成。りゅうせいぐん、ラスターカノンは確定として、 サマヨールなどのゴーストタイプに弱点がつける&Dダウンも狙えるあくのはどう、残り一つの候補として10まんボルトもありましたが、トリトドンや水ロトムに打点が欲しいと考え、ソーラービームにしました。
催眠対策をしたい方は、このソーラービームを10まんボルトに変更するのが良いと思います。
【選出率 同率3位】
ウオッシュロトム
特性 | ふゆう |
持ち物 | オボンのみ |
性格 | おくびょう |
実数値(努力値) | 154(228)-*-127-129(28)-127-151(252) |
技 | 10まんボルト/ハイドロポンプ おにび/かいでんぱ |
調整
H:A172ダイマックス珠ドラパルトのダイホロウ確定耐え
C:余り
S:最速
まず初めに、このウォッシュロトムはポッドさん(@Pod_iPhoneSE2)からアイディアを教えていただきました。
影のMVPと言っても過言ではないほど活躍したポケモン。
おにびとかいでんぱを両立させた妨害役です。 調整はほぼHS、最低限の火力欲しさにCに余りを振りました。 Sは上からおにびとかいでんぱを打つために最速にしました。 かいでんぱは主にラプラスやアシレーヌ、ジュラルドンやウオッシュロトムに使ってました。 持ち物は、オボンのみを持たせることで場持ちします。
このロトムの役割はおにびとかいでんぱを駆使することで、相手のダイマックスターンを無駄にすることです。
【選出率 同率3位】
サマヨール
特性 | おみとおし |
持ち物 | しんかのきせき |
性格 | のんき |
実数値(努力値) | 147(252)-*-195(220)-*-155(36)-27 |
技 | ナイトヘッド/サイドチェンジ いたみわけ/トリックルーム |
調整
HD:C194ダイマックスサザンドラのダイアーク確定耐え
B :余り
トリックルーム要員。
調整はサザンドラのダイアーク耐え調整を過去に作ったので、今回はそれを流用しているが、最近見なくなったので変えるものあり。
技構成はナイトヘッド、トリックルームは確定。いたみわけはサマヨールの回復技となるため、よほどの理由が無ければ入れるべき。 最後の技は、くろいきりも候補ではあるが、くろいきりはバンバドロと相性が悪く、使用頻度も高くないと考えたため、最強の択ゲーに迫れるサイドチェンジにしました。 もともと、ヘイトと耐久が高いポケモンなのでサイドチェンジはとても相性がいいです。 また、エルフーンと対峙した場合、相手のちょうはつを避けてエルフーンを倒す行動もできます。
前回のセキタンザンドラパルト構築もそうですが、サイドチェンジは一度嵌るとやめられない恐ろしい技です。
【選出率 同率2位】
バンバドロ
特性 | じきゅうりょく |
持ち物 | とつげきチョッキ |
性格 | ゆうかん |
実数値(努力値) | 207(252)-194(252)-120-*-106(4)-36 |
技 | 10まんばりき/アイアンヘッド ボディプレス/いわなだれ |
バンドリ&トリルPT対策ポケモン。
この構築の主軸はジュラルドンですがバンバドロは裏エース的な役割を持っています。
注目すべきは特性のじきゅうりょくにより、バンバドロは物理型ポケモンに対して強く出ることができる点です。
さらに、持ち物にとつげきチョッキ、ダイマックス時にダイアースを打つことでD方面にも厚くなり、難攻不落の要塞へと変化します。 また、S実数値36はトリルアタッカーとしても活躍でき、逆に他のトリルアタッカーよりは微妙に速いのでトリルメタ要員としても活躍が可能です。 調整はHA、特に細かい調整はいらないポケモンだと思っています。ダイマックスしなくてもある程度戦えるのも良いですね。
技構成は単体に打てる地面技の10まんばりき、フェアリー打点のアイアンヘッド、リザードン対策のいわなだれ。4つ目の技にインファイトではなくボディプレスを採用した理由は2つあります。
1つ目は、耐久の減少阻止→せっかく上げた耐久を下げる行為はしたくないため
2つ目は、いかくサイクルを受けても火力を出す手段がある→ボディプレスは自分の防御と防御ランクを参照してダメージを与える技なので、いくらAが下がろうとも、特性のじきゅうりょくでBが上がれば火力を出すことができます。また、打点のないウオッシュロトムに対し、B6段階上昇のボディプレスでH157ウオッシュロトムに72.6%~85.9%もダメージを与えることができます。 同じ格闘技のインファイトだと43.9%~52.2%≒B3段階上昇ボディプレスです。
【選出率 同率2位】
選出と立ち回り
基本選出
この構築は先発ダイマックスか後発ダイマックスの2パターンで基本選出が変わっています。
先発ダイマックス
先発:+
後発:(+)or( +)
後発ダイマックス
先発:or +
後発:+
VSバンギラス+ドリュウズ
先発:or +
後発:+
バンドリに対しては初手ガオガエン+ロトムがベストではありますが、相手のPTを見てトゲキッス+ロトムを出すこともあります。
動きは、ロトムでおにびを撒いて準備が整ったら裏からサマヨール+バンバドロで蹂躙します。
VSドラパルト+ルカリオ
先発:+
後発:+
最近流行り始めたペア。 この並びに対し初手トゲキッス+ジュラルドンは不利です。
ドラパルトを倒すだけなら可能ですが、その後、襷ルカリオを倒さないといけない部分や、Bが下がってしまうジュラルドンでは相手の裏のポケモンにやられてしまう可能性が高いからです。
そのため、この並びに対しては相手のドラパルトのダイマックスが切れるのを耐えつつバンバドロで逆転を狙うのが一番安定します。
初手はトゲキッス+ロトム、裏にサマヨール+バンバドロです。最初の行動はトゲキッス守る+ロトムがルカリオかドラパルトに「おにび」を行います。
大抵相手はトゲキッスかロトムにダイホロウ、ルカリオがトゲキッスにコメットパンチをします。次のターンではトゲキッスこの指+ロトムのおにびを当てることで、両方機能停止すると思います。
もし、1ターン目でトゲキッスに集中されずロトムが倒されてしまっても、裏からサマヨールを出してこの指+トリルでトリックルームを安定して行えます。
相手の裏によってはバンバドロでも勝てないかもしれませんが、パワーでごり押しできるかもしれないので頑張りましょう。
(ちなみに、ごく稀に「ドラパルトふくろだたき+せいぎのこころルカリオ」のコンボに当たります。正直厳しいので頭の片隅にこのパターンも入れておいてください)
VSフシギバナ+コータス+トリル
先発:+
後発:+
こちらも最近流行りだした構築。
今までの選出方法とは違います。初手トゲキッス+バンバドロ、裏にサマヨール+ガオガエンです。
1ターン目はトゲキッスダイバーン(フシギバナ)+バンバドロ10まんばりき(コータス)です。
この対面になった場合、80%くらいで相手のフシギバナがダイアシッドをトゲキッスに撃ってきます。これはバンバドロにダイソウゲンを撃つことは、この指を考えるとリスクが高いからです。トゲキッスはダイマックスしていないと倒されますが、逆にダイマックスすれば余裕で相手の攻撃を耐えることが可能であり、弱点保険も発動させ返り討ちにできます。
バンバドロが10まんばりきをコータスに撃っている理由はダイアシッドでCが上がった状態のふんかを防ぐためです。 バンバドロのほうが速いのでコータスに6~7割程度ダメージを与えれます。たとえ、相手がねっぷうを使ってきても、ふんかされるよりはマシなので強気に攻めましょう。
また、相手がフシギバナ+コータスではなく、裏のトリル展開できた場合は逆にバンバドロをダイマックスしてごり押せば勝てます。 このゆび、ねこだまし、サイドチェンジを駆使してバンバドロを生かしましょう。
さいごに
拙い文章でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
前回、「またリバティノートに投稿できるように頑張ります」と言って、速くも実行できたことが嬉しく思います。
今回も前回と同様、自分のブログにも構築記事を載せているので見ていただけると嬉しいです。ここでは載せきれなかった選出パターンや苦手ポケモンなども記載しています。
(また、構築記事の中でダブルバトルBO3大会の情報も載せています!!)
【剣盾ダブルS6】 トゲキッスジュラルドン+バンバドロ 【最終23位、レート2009】|トリル使いの日記
レンタルチームID: 0000 0007 9KR2 MT
パーティ作成者
アル
トリックルーム大好きな奴、最高レートシングルoras1983・SM19xx・ダブルusm1965、剣盾s4最終22位(2023) 、s6最終23位(2009)ポケカのメインデッキは水です。