レンタルチームID:0000 0001 CWPF 9L
はじめに
初めまして、やきいも(@yakiimo_poke)と申します。
今回は先日開催された「PJNO2020」のソード・シールド部門Day1で35位になった構築を紹介します。
惜しくもTop32には残れませんでしたが、初めてこのような大型大会に参加させていただいたので記念として記事を書かせていただきます。シーズン8から環境も大きく変わるでしょうしDay2出場とはならなかったので需要はないかもしれませんが読んでいただけると嬉しいです。
構築経緯
元々はLCQで使用した構築()をBO3用に改良したものを使うつもりでしたが、DLCの配信に伴い大会のルールが変更となってしまったので「せっかくだから何か新要素を取り入れた構築を使いたい」と思い、新技「うっぷんばらし」を新たに習得したバンギラスを使うことに決めました。
しかし、大会開始までの期間で新しい構築を組んで戦い慣れるのは自分のプレイングスキル的にも難しいだろうと考えたため、過去に使用していた経験がある6体の並び()をベースにして構築を決めることにしました。
ガオガエンを続投するか同じほのおタイプでいかく持ちのウインディに変更するか悩みましたが、比較的高いすばやさからおにびやバークアウトといった相手を妨害するような技を使うことができるといった理由からウインディの採用に至りました。相手のかたやぶりドリュウズやバンギラス・ドリュウズのカウンターになりうるルカリオ、バンギラス・ロトムに強いゴリランダーの上からおにびを打てるという点も意識しました。
以上のようにして6体の並びが決定しました。
構成
バンギラス
特性 | すなおこし | |
持ち物 | じゃくてんほけん | |
性格 | ようき | |
実数値(努力値) | 201(204)-161(52)-130-*-120-124(252) | |
技 | いわなだれ/うっぷんばらし ばかぢから/まもる |
調整
HB: 特化ミミッキュのいのちのたまじゃれつく耐えHD: 砂嵐下で特化ブリムオンのキョダイテンバツ(マジカルシャインベース)耐え
ラプラスや準速キリキザンの上から行動できる点を評価して最速にしました。じゃくてんほけん発動を前提としているので火力は抑えめになっていますが、その分耐久力があるので行動回数が増え威力の高いダイマックス技を打つ機会が多くなります。
タイプ一致技としていわなだれとうっぷんばらし、ダイマックス技の貫通でじゃくてんほけんの発動が狙えるまもる、そして相手のバンギラスやキリキザンへの打点となるばかぢからを採用しました。
本戦でのダイマックス率7/18
ドリュウズ
特性 | かたやぶり | |
持ち物 | こだわりスカーフ | |
性格 | ようき | |
実数値(努力値) | 185-187(252)-81(4)-*-85-154(252) | |
技 | 10まんばりき/じならし アイアンヘッド/いわなだれ |
最速ドラパルトの上からじならしを打って横のトゲキッスのダイフェアリーで致命傷を与えるという動きができるので最速にしました。
じしんでこだわると味方が動きづらくなると思ったので10まんばりきを、タイプ一致技としてアイアンヘッドを採用しました。最後の技はリザードンへの打点になり、またどうしようもないときに怯みにかけることができるという点からいわなだれにしました。
基本的にダイマックスしないポケモンですが、予選最終戦の3戦目で相手のトリックルームを凌ぎきれそうになかったので先にダイマックスをして味方の耐久を上げ相手の攻撃を耐え切ってなんとか勝利しました。
本戦でのダイマックス率1/18
ドラパルト
特性 | クリアボディ | |
持ち物 | いのちのたま | |
性格 | おくびょう | |
実数値(努力値) | 163-*-96(4)-152(252)-95-213(252) | |
技 | りゅうせいぐん/シャドーボール かえんほうしゃ/まもる |
バンドリで厳しいこだわりスカーフウオノラゴンの上を取ることができるので最速にしました。
また、ウインディが出せない相手(主に雨パーティなど)に対して出したときにナットレイへの打点が欲しかったのでかえんほうしゃを採用した特殊型になっています。物理型と違ってダイマックスさせなくてもシャドーボールなどで相手を安定して削っていけるのもいいと思いました。
本戦でのダイマックス率4/18
トゲキッス
特性 | きょううん | |
持ち物 | ピントレンズ | |
性格 | おくびょう | |
実数値(努力値) | 161(4)-*-115-172(252)-135-145(252) | |
技 | マジカルシャイン/エアスラッシュ このゆびとまれ/まもる |
同系統の構築に入っていることが多いのはサポート型ですが、いきなりダイマックスをして意表をつける点やきょううん+ピントレンズによって上振れが狙える点を評価してアタッカー型にしました。
ねっぷうではなくこのゆびとまれにしたのは炎打点が足りていたことと、BO3の2戦目以降にこのゆびとまれをしてサポート的な動きに切り替えるといった柔軟なプレイができると思ったことが理由です。急所に当てていなかったら落としていた試合もあるのでこの選択は間違いではなかったと思います。
本戦でのダイマックス率4/18
ウインディ
特性 | いかく | |
持ち物 | マゴのみ | |
性格 | おくびょう | |
実数値(努力値) | 197(252)-*-101(4)-121(4)-104(28)-157(228) | |
技 | かえんほうしゃ/バークアウト おにび/まもる |
調整
最速90族抜き、あまり耐久
採用理由にもある通りドリュウズ・ルカリオ・ゴリランダーを意識したすばやさ調整になっています。
相手の妨害をしたいのでバークアウトとおにび、ダイマックス技の貫通できのみの発動を狙いにいけるまもるを採用しました。相手のこのゆびとまれを気にせずダメージを与えられるねっぷうでなくかえんほうしゃを採用したのは、ワイドガード持ちに何もできなくなってしまうことと役割対象であるポケモンに技を外してしまって負けるのを避けるためです。
本戦でのダイマックス率0/18
ウォッシュロトム
特性 | ふゆう | |
持ち物 | オボンのみ | |
性格 | ひかえめ | |
実数値(努力値) | 157(252)-*-127-152(108)-127-125(148) | |
技 | 10まんボルト/ハイドロポンプ わるだくみ/まもる |
H: 特化
C: あまり
S: 最速61族(バンギラス)抜き
相手のバンギラスに上を取られているといわなだれの怯みやハイドロポンプの外しで倒せる確率が下がってしまうので、それを避けるためにバンギラス抜きとしました。ただ、相手のギャラドスが辛かったのでギャラドス抜きまですばやさを伸ばしてもいいと思いました。
本戦ではあまり決められませんでしたが、ウインディで相手の能力を下げたりトゲキッスですばやさを上げたりしながらわるだくみをして攻撃していく動きが強いと思いました。
本戦でのダイマックス率0/18
選出と立ち回り
基本選出
先発:+
後発:+@1
または
先発:+
後発:+@1
基本的にはほとんどこのどちらかの選出です。(@1は相手の構築に有利なポケモン)
1戦目と2戦目はあまり同じ攻め方はしないように意識していました。
相手の先発ドラパルトに対してはトゲキッスを、対ラプラスや対トリルではバンギラスを、それ以外の構築にはドラパルトをダイマックスさせることが多いです。相手によってダイマックスさせるポケモンを変えて対応できるのがこの構築の強いところであり立ち回りが難しいところであると感じました。
前者の選出時には、ドリュウズとトゲキッスで裏のポケモンの障害になりうるポケモンを倒しに行ったり相手をひたすら削ったりして裏のダイマックスエースの通りをよくする、またはトゲキッスでダイマックスをして一気に畳み掛けるといった動きをします。
後者の選出時にはバンギラスのじゃくてんほけん発動が狙えるので、ダイマックスさせずにいわなだれやうっぷんばらしで相手に負荷をかける、またはダイマックスさせてじならしの被弾ダメージを抑えつつ裏からウインディやトゲキッスを出してバンギラスのサポートをするといった動きをします。
対ミロサマヨ、アシレサマヨ
先発:+or
後発:or+@1
ミロカロスがいたら先発ロトム、そうでなければウインディといった感じです。バークアウトやマジカルシャインで削りを入れつつトリックルームのターンを稼ぎます。ドサイドンやアシレーヌがダイマックスしてくることが多いのでロトムをダイマックスさせて応戦します。
さいごに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
冒頭でも触れましたがこのような大型大会に参加したのが初めてなのでTop32には残れなくとも4勝3敗で勝ち越せたのはとても自信につながりました。
予選敗退かつ構築の並び自体もメジャーなものであることから記事を書くか迷いましたがせっかく機会が与えられているのならば記念に残そうと思い、今回寄稿させていただきました。
PJNOに参加されていた選手のほとんどが8月の公式大会の権利を持っている中自分は権利を得られなかったのがとても悔しいので、来年のJCS予選を突破することを目標に今後もダブルバトルに取り組みたいと思います。
レンタルチームID:0000 0001 CWPF 9L
パーティ作成者
やきいも
PJCS2019予選25位(本戦出場権獲得)
名大ポケモン研究所1年