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はじめに

初めまして!私の名前はSantino Tarquinio(@supah_santi)で、Santiという名前でも知られています。私は北米のVGCプレイヤーで、今まで約4年ほどプレイしています。Pokémon Players Cup Iの優勝者として最もよく知られています。

今回は、先日行われたGlobal Challenge 2021 Winterで最終30位となったパーティを紹介します。最終結果は28勝10敗のレート1755で、北アメリカ地域でTOP4に入ったと信じています。

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構築経緯

この構築は、Nick Navarre(@NailsOU)がPokémon Players Cup II Global Finalsで使用し、TOP6になったパーティから着想を得ました。

特に、彼が使用していたブリザポス+サマヨールの組み合わせに惹かれました。Nickは多くのプレイヤーがブリザポスをどのように対処するかを理解していました。1つは防御的なサイクルを回し、トリックルーム下のブリザポスの攻撃を受け切ること。そしてもう1つはいかくを回すことです。

これらに対する彼の回答は、ブリザポスにしろいハーブを持たせることと、サマヨールのしめつけるで相手の交代を封じることでした。これらのおかげでブリザポスの攻撃対象を交代されてしまうことにおびえることがなくなり、いかくによって攻撃を下げられることもありません。私はこれに似たようなアプローチを試したいと思いました。その唯一の別の手段が、特性かげふみでした。

ゴチルゼルはトリックルームを起動することができてかげふみを持つ唯一のポケモンです。耐久ではサマヨールに劣りますが、代役として完璧なポケモンでした。

ブリザポスゴチルゼル

次に考えたのはゴチルゼルとガオガエンを組み合わせてトリックルーム展開を補助することでした。ガオガエンはスムーズにブリザポスへと交代することができ、ゴチルゼルの隣でブリザポスを暴れさせることができます。ブリザポスは相手を倒してこうげきを上げることで大ダメージを与えることができ、ダイマックスターンを存分に活かすことができます。さらに、相手はゴチルゼルを倒すか、ブリザポスにポケモンを倒されるまではいかくを使ったり交代することができません。

ガオガエン

ここで、かげふみをより活かすためにほろびのうたが使えるポケモンを採用したいと考えました。マリルリは優れた耐久とタイプ、そして特性そうしょくのおかげでその役に適任であると考えました。その水うさぎはアクアジェットも覚えるので、キョダイマックスセキタンザンのじゃくてんほけんとじょうききかんを発動させることができます。セキタンザンは第二のダイマックスポケモンとして、トリックルームに依存しない高速展開をこのパーティにもたらしてくれました。また、セキタンザンとマリルリの組み合わせは、アクアジェットをセキタンザンに使って能力を上昇させて攻める展開と、セキタンザンをゴチルゼルに交代しながらほろびのうたを使う展開の2つを柔軟に選択できます。

キョダイセキタンザン

キョダイマックスゴリランダーはパーティの攻撃範囲をうまくカバーするために採用しました。ねこだましによるサポート、グラスフィールドによる回復効果も相性が良いです。

こうして6体が決まり、このパーティはマリルリのほろびのうたで勝つことをメインに据えたものとなりました。基本的なゲームプランはブリザポスまたはセキタンザンで相手のポケモンを素早く倒し、残ったポケモンをほろびのうたで倒すことです。もしくは、相手の先発2体をかげふみ+ほろびのうたで処理してから、残ったポケモンをこちらのダイマックスで倒すプランもあります。後者のプランは相手がこちらのダイマックスを耐久の高いポケモンやデバフで凌ごうとしている場合に特に有効です。

また、中国のプレイヤーがシリーズ5で似たようなパーティを使っていたことからも、この6体の完成度に自信を持つことができました。

ブリザポスゴチルゼルガオガエンセキタンザンゴリランダー

構成

マリルリ

特性そうしょく
持ち物オボンのみ
性格なまいき
実数値(努力値)207(252)-55-105(36)-*-140(220)-49 ※A個体値0、S個体値0
うたう/ほろびのうた
アクアジェット/まもる

マリルリとほろびのうたはこのパーティの中心で、ほぼ全ての試合で選出されます。高い耐久、優秀なタイプ、特性そうしょくの組み合わせで非常に場持ちが良いです。試合の終盤でマリルリを使って締めることを意識します。ウーラオスのメインウエポンをいちげき・れんげきどちらであっても全て半減できるのは、ウーラオスがまもるを貫通してくることを考えると非常に重要です。

発動のしやすさを考えて、ピンチベリーではなくオボンのみを選択しました。回復量が8%多いことにはそれほど価値がないです。

アクアジェットはセキタンザンのじゃくてんほけんとじょうききかんを発動させて、セキタンザンが相手を倒すために使います。マリルリはその後でほろびのうたで試合を締めます。うたうは不安定な技ですが、当てることができれば試合を一気に有利にすることができる技です。マリルリはゴチルゼルやガオガエンの隣にいることが多いので、てだすけよりもうたうを優先して採用しました。

ダメージ計算

  • C167レジエレキの10まんボルトが182~216ダメージ(87.9~104.3%)の低乱数1発(18.8%)
  • A182ウーラオスのあんこくきょうだ(急所)が59~70ダメージ(28.5~33.8%)で、超高乱数3発耐え
  • A182ウーラオスのこだわりハチマキ+あんこくきょうだ(急所)が88~104ダメージ(42.5%~50.2%)で、超高乱数2発耐え

ゴチルゼル

特性かげふみゴチルゼル
持ち物きあいのタスキ
性格なまいき
実数値(努力値)177(252)-*-124(68)-*-169(188)-63 ※S個体値0
てだすけ/ねこだまし
トリックルーム/まもる

サマヨールやポリゴン2は耐久の高さや汎用性ではゴチルゼルより優れているかもしれませんが、ゴチルゼルはそれらにはないかげふみを持っています。かげふみとほろびのうたと組み合わせることで、ゴチルゼルが場に残るだけで相手を倒すことができます。耐久が高くゴチルゼルを素早く倒すことができないポケモンに対しては、このおかげでアドバンテージを取ることができます。

きあいのタスキはゴチルゼルが確実に耐えるための非常に重要なアイテムで、レイスポスのダイホロウやウーラオスのあんこくきょうだを受けるために必要でした。

さらに、かげふみは元々強力なトリックルーム下のブリザポスをさらなる脅威にすることができます。相手の交代を封じるということは、すなわち相手はいかくを使うことができず、交代でダイマックス技を受けることもできないということです。てだすけは火力アイテムを持っていないブリザポスの突破力を上げることができ、限られたトリックルームターンを有効に使えます。これらの理由から、サイコキネシスなどの攻撃技よりも優先して採用したいと考えました。

ダメージ計算

  • A136ガオガエンのフレアドライブが75~88ダメージ(42.3~49.7%)で、確定3発
  • A1段階下降のA136ガオガエンのDDラリアットが72~86ダメージ(40.6%~48.5%)で、確定3発

ガオガエン

特性いかくガオガエンの画像
持ち物シュカのみ
性格わんぱく
実数値(努力値)201(244)-136(4)-125(28)-*-128(140)-92(92)
フレアドライブ/ねこだまし
すてゼリフ/まもる

ガオガエンはトリックルームの始動だけでなく、ほろびのうた展開においても非常に優秀なサポート役です。ねこだましいかくすてゼリフの全てが完璧で、相手にデバフを撒きながら盤面をコントロールすることができます。まもるは相手に考慮されにくいのが特に素晴らしく、自身を生存させることができます。

トリックルーム前ではほとんどのガオガエンよりも先にねこだましを使用し、トリックルーム後には相手よりも遅くすてゼリフを使うために素早さを最速モロバレルを抜くこともできる高めの数値に設定しました。シュカのみは相手のフシギバナやブリザポスに対して有効で、相手のダイアースでガオガエンが処理されにくくなります。

ダメージ計算

  • A1段階下降のA216霊獣ランドロスのダイアースがシュカのみ込みで84~100ダメージ(41.7~49.7%)
  • C216レイスポスのいのちのたま+てだすけダイアースがシュカのみ込みで169~200ダメージ(84~99.5%)の確定耐え

ブリザポス

特性しろのいななきブリザポス
持ち物ラムのみ
性格いじっぱり
実数値(努力値)207(252)-216(252)-150-*-131(4)-35 ※S個体値0
つららおとし/10まんばりき
インファイト/まもる

このルールで最も脅威的なダイマックスポケモンの1匹です。ブリザポスはその高い攻撃力、耐久力、特性しろのいななきによる全抜き性能のおかげでベストなトリックルームアタッカーです。ゴチルゼルのかげふみと組み合わせることで、相手の交代を考える必要なく自由に攻撃することができます。

しろのいななき、てだすけ、かげふみの組み合わせのおかげでブリザポスは相手のポケモンを安定して2体以上倒すことができ、マリルリのほろびのうたで締める展開を作ることができます。

ブリザポスを選出する場合はパーティの攻撃役を担うことを考え、ねむりややけどで妨害されるのを防ぐためにラムのみを持たせました。ミストフィールドがパーティにない場合は、ラムのみがベストな持ち物だと考えています。ブリザポスをやけどさせることでしか対処できないパーティも存在するためです。

性格をいじっぱりにしたのは、相手のゆうかんブリザポスに対して非トリックルーム状態で先に動くためで、これでも他の多くのポケモンよりは十分遅くなっています。

セキタンザン

特性じょうききかん
持ち物じゃくてんほけん
性格おくびょう
実数値(努力値)185-*-140-132(252)-111(4)-90(252)
ねっぷう/メテオビーム
だいちのちから/まもる

私のお気に入りのポケモンです。じょうききかんじゃくてんほけんの組み合わせで素早さを4倍にしてから威力140の強力なキョダイフンセキを使うことができるので、このルール全体で見てもセキタンザンは強力なポケモンの1体であると言えます。いわとほのおの攻撃範囲の相性も良いです。

このパーティの軸ではないですが、高いパワーで相手を素早く倒し、キョダイフンセキの定数ダメージを与えることで後発のマリルリやゴリランダーで締めやすくする役割を担っています。

だいちのちからは、シリーズ7ではウツロイドやヒードランが存在することからより重要な技であると感じています。いろいろな相手に遭遇するインターネット大会では、相手のおいかぜ状態のポケモンなどできるだけ多くのポケモンを抜きたいので、性格をおくびょうにしました。

ゴリランダー

特性グラスメイカーキョダイマックスゴリランダー
持ち物きせきのタネ
性格いじっぱり
実数値(努力値)192(132)-190(220)-114(28)-*-91(4)-121(124)
グラススライダー/ウッドハンマー
ねこだまし/まもる

このパーティをまとめる、接着剤のようなポケモンです。

相手のいわタイプ、じめんタイプ、みずタイプを見ることができるためセキタンザンと攻撃面での相性が非常に良いだけでなく、ほろびのうた展開においてもねこだましやグラスフィールドによる回復でサポートができます。さらには、キョダイマックスを使うことで攻撃的な役割をこなすこともできます。問題になりやすいレイスポスやウツロイドなどのポケモンに対しては、キョダイコランダの狂った火力をぶつけることで速やかに処理できます。キョダイコランダはフレンドガードの効果を無視できます!

ほろびのうた展開においてまもるが必要だったため、持ち物はゴリランダーの火力を高めつつまもるを使うこともできるきせきのタネとしました。HPはグラスフィールドの回復効率を考えて16n、素早さはだいたいのカプ・レヒレにフィールドを取られても先制で攻撃できるようにしました。

ダメージ計算(火力)

  • H177-B136カプ・レヒレに対してグラスフィールド+きせきのタネ込みグラススライダーが174~206ダメージ(98.3~116.3%)で、87.5%で1発
  • H352-B81ダイマックスレイスポスに対してきせきのタネ+てだすけ込みキョダイコランダが372~438ダメージ(105.6%~124.4%)で確定1発
  • H352-B81ダイマックスレイスポスに対してグラスフィールド+きせきのタネ込みキョダイコランダが331~390ダメージ(94%~110.7%)で、62.5%で1発(いのちのたまの反動ダメージ込みで確定)

ダメージ計算(耐久)

  • A182ウーラオスのこだわりハチマキ+あんこくきょうだ(急所)が163~193ダメージ(84.8~100.5%)で、93.8%で耐える
  • A136ガオガエンのフレアドライブが162~192ダメージ(84.3~100%)で、93.8%で耐える

選出と立ち回り

選出1

先発:ゴチルゼル + ガオガエンorゴリランダー
後発:ブリザポス +

トリックルームを使う場合の選出です。ねこだまし+トリックルームから、ブリザポスをできるだけ早く展開します。ガオガエンを選出した場合は、すてゼリフで速やかにブリザポスを出すことができます。

ゴチルゼル+ゴリランダーは相手にレイスポスがいる場合などにゴリランダーで攻撃する展開を視野に入れた選出で、ねこだまし+トリックルームの後ゴリランダーが生き残った場合はてだすけ+キョダイコランダでダイマックスレイスポスを一撃で倒すことができます。レイスポス+ピッピが選出された場合はゴチルゼルでピッピにねこだましを打ち、キョダイコランダでレイスポスを倒しにいきます。ピッピがこのゆびとまれを選択するターンにキョダイコランダで倒すことができれば、後発のマリルリで締めて勝ちです。

選出2

先発:セキタンザン +
後発:ゴリランダー + ガオガエンorゴチルゼル

高速展開する選出です。セキタンザンを展開してもいいし、セキタンザンを交代してほろびのうた展開に持ち込んでもいいです。相手が高耐久のポケモンを選出してセキタンザンのダメージを抑えようとしてきた場合は、滅び展開が刺さります。

ガオガエンは相手に霊獣ランドロスやブリザポスがいる場合はできるだけ選出したいです。相手の霊獣ランドロスを処理するベストな方法は、マリルリ・ガオガエン・ゴリランダーで相手のダイマックスを凌いでからセキタンザンを展開することです。

選出3

先発:ゴチルゼル + ブリザポス
後発: + ガオガエンorゴリランダー

やや限定的な選出です。この選出はフシギバナ+コータスを完璧に相手にできる選出で、ねこだましをコータスに選択しながらフシギバナにダイアイスを選択します。ブリザポスはラムのみを持っていてねむりごなを気にしなくて良いので、次のターンにコータスにダイアースを選択することで2体持っていくことができます。

この展開はガチトリルパーティや、ラッキー入りの構築を相手にする場合にも有効ですが、相手にガオガエンがいる場合はこの選出はおすすめできません。

選出4

先発:ガオガエン +
後発:ゴチルゼルorゴリランダー + ブリザポスorセキタンザン

相手の選択に合わせて柔軟に展開していきたい場合の選出です。

ガオガエンがねこだましを使うことでマリルリがうたうを使う隙を生み出したり、すてゼリフでゴチルゼルを出しながらほろびのうたを使ったりできます。相手のポケモンに合わせて、ブリザポスかセキタンザンのどちらかをダイマックスエースとして選びます。

苦手な相手

テラキオン+ドラパルトテラキオンドラパルト

ドラパルトがきあいのタスキを持っていた場合、より対処が難しくなります。最も安全な方法はセキタンザンとマリルリを選出し、テラキオン方向にダイアースを選択することです。グラススライダーでテラキオンを倒しにいってもいいですが、その場合はドラパルトのサイドチェンジを読む必要があります。1ターン目にドラパルトを狙っても大丈夫なのは、相手のドラパルトがきあいのタスキを持っていないと確信できる場合のみです。

ちょうはつレイスポスレイスポス

レイスポスのちょうはつでトリックルームを容易に防がれてしまい、セキタンザンもレイスポスがダイアースを持っている場合は出しづらいです。相手がサポート型だとわかる場合はセキタンザンを出していくことができますが、そうでない場合はゴチルゼル+ゴリランダーを出してキョダイマックスゴリランダーで迎え撃つ構えをします。

テッカグヤ入りのキングドラ+ニョロトノキングドラニョロトノテッカグヤ

相手の選出を完璧に読む必要があります。キングドラ+ニョロトノの組み合わせはセキタンザンの天敵で、ダイマックステッカグヤはブリザポスを止めることができます。

セキタンザンセキタンザン

対処法は2つあります。1つはセキタンザンの同速に勝つことで、もう1つはブリザポスのダイアースです。相手がドラパルト+セキタンザンの場合は、セキタンザン+マリルリを出すのが良いでしょう。

最近は多くのセキタンザンの性格はひかえめなので、同速になるのは相手もアクアジェットとセキタンザンを出してきた場合だけだと思います。

さいごに

このレポートを最後まで読んでくれてありがとうございます。楽しんでもらえたなら嬉しいです。Global Challengeではベストな結果を出すことができて満足しています。

この構築は使っていて面白い点がたくさんあり、残りのシリーズ7期間中にぜひ試してもらえると嬉しいです。

それでは、シリーズ8環境と、Players Cup IIIの地域大会でまたお会いしましょう!✌️

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パーティ作成者

Santino

ツイッター

24, he/him. Penn State alum. Pokemon VGC Player’s Cup I Champion.


English Version

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Introduction

Hello everyone! My name is Santino Tarquinio (@supah_santi), otherwise known as Santi, and I am a VGC player from North America. I have been playing VGC for about four years now, and I am most notably known as the winner of the Pokémon Players Cup I.

Today I will be going over the team that I used to place 30th in the most recent 2021 January International Challenge, otherwise known as the Players Cup III Online Qualifier. My final record with the team was 28-10 and I achieved a final rating of 1755, which I believe puts me at 4th place in the North American region for the tournament.

Teambuilding Process

My inspiration first came from the team Nick Navarre (@NailsOU) used to achieve Top 6 in the Pokémon Players Cup II Global Finals.

I was most intrigued by his Glastrier and Dusclops sets. Nick recognized the two most common ways players would play around Glastrier. The first was by defensively cycling Pokémon in and out to resist Glastrier’s powerful max moves under Trick Room, and the second was cycling Pokémon with the Intimidate ability. His solution was a Glastrier holding a White Herb and a Dusclops knowing Bind to trap in opponents, allowing Glastrier to attack into Pokémon without fear of its targets switching, nor having its attack lowered. I wanted to try a similar approach, only with a different tool: Shadow Tag.

Gothitelle is the only Pokémon with Shadow Tag that is capable of setting Trick Room, making it an excellent substitute for Dusclops despite its inferior bulk.

ブリザポスゴチルゼル

The idea was to pair Gothitelle with an Incineroar to aid in setting Trick Room, then Incineroar could pivot into Glastrier so it could start wreaking havoc next to Gothitelle. Glastrier could fire off large amounts of damage into slots incapable of dancing around its attacks, making the most of its power and Dynamax turns. Additionally, opponents could not cycle their own Intimidate Pokémon until after Glastrier already took a knockout, or until Gothitelle was removed from the field.

ガオガエン

From here, I knew I wanted a Perish Song user to further compliment Shadow Tag. Azumarill stood out as the best user of the move thanks to its fantastic bulk, typing, and Sap Sipper ability. The aqua rabbit also learned Aqua Jet, which made it capable of activating the mighty Gigantamax Coalossal’s Weakness Policy and Steam Engine. Coalossal is another powerful user of Dynamax that could give the team a fast mode so it did not have to rely solely on Trick Room. The Coalossal and Azumarill combination also gave the team a more flexible lead option; either you have Azumarill use Aqua Jet into Coalossal to activate its stat boosts, or you switch out the Coalossal for Gothitelle and trap the opponent in before using Perish Song with Azumarill.

キョダイセキタンザン

Gigantamax Rillaboom was then added to round out the team’s offenses and type coverage while also providing additional Fake Out support and gradual recovery through Grassy Terrain.

With the final six assembled, the team became much more focused on winning games through Azumarill and Perish Song. The team’s primary game plan revolves around taking two knockouts quickly, either with Dynamax Glastrier or Gigantamax Coalossal, and then using Perish Song to take down the opponent’s remaining two Pokémon. Alternatively, you can Perish Song and trap the opponent’s first two Pokémon with Gothitelle and Azumarill, and then finish the game with your Dynamax Pokémon of choice. The latter mode is preferred when the opponent’s plan is to stall out your Dynamax with bulky support Pokémon and stat debuffs.

A similar composition was piloted in Series 5 by a Chinese player known as Jolly Breloom, which gave me further confidence that these six Pokémon would work well together.

ブリザポスゴチルゼルガオガエンセキタンザンゴリランダー

The team

Azumarill

AbilitySap Slipper
ItemSitrus Berry
NatureSassy
Stats(EVs)207(252)-55-105(36)-*-140(220)-49 *0 Atk IV, 0 Spe IV
MovesSing/Perish Song
Aqua Jet/Protect

Azumarill and its Perish Song are the centerpiece of the team; it is brought to almost every match for this reason. Its combination of great bulk, typing, and Sap Sipper lets it stick around throughout the duration of a match. This is important considering that successful endgames are usually reliant on Azumarill. Shrugging off attacks from both Urshifu variants is especially important considering their ability to hit Azumarill through Protect. Sitrus Berry was chosen over a pinch berry due to the higher rate of activation; the extra 8% recovery is not worth it.

Aqua Jet is used to activate the Weakness Policy and Steam Engine on Coalossal, which in turn takes the knockouts needed to set up for Perish Song later in the match. Sing is a move that while inconsistent, can push the game largely in the team’s favor should it find its mark. It was partially chosen over Helping Hand due to Sing having more use when Azumarill is on the field next to Gothitelle or Incineroar.

Defensive Damage Calculations:

  • 252+ SpA Transistor Regieleki Thunderbolt vs. 252 HP / 220+ SpD Azumarill: 182-216 (87.9 – 104.3%) — 18.8% chance to OHKO
  • 252 Atk Urshifu-Single-Strike Wicked Blow vs. 252 HP / 36 Def Azumarill on a critical hit: 59-70 (28.5 – 33.8%) — 1.1% chance to 3HKO
  • 252 Atk Choice Band Urshifu-Single-Strike Wicked Blow vs. 252 HP / 36 Def Azumarill on a critical hit: 88-104 (42.5 – 50.2%) — 0.4% chance to 2HKO

Gothitelle

AbilityShadow Tagゴチルゼル
ItemFocus Sash
NatureSassy
Status(EVs)177(252)-*-124(68)-*-169(188)-63 *0 Spe IV
MovesHelping Hand/Fake Out
Trick Room/Protect

Dusclops and Porygon2 may outshine Gothitelle with their impressive bulk and sustainability, but Gothitelle has one thing they do not: Shadow Tag. When coupled with Perish Song, Gothitelle is capable of trapping and removing Pokémon simply by staying on the field. This lets the team take advantage of bulkier teams and leads that cannot knock out Gothitelle fast enough. Focus Sash was crucial in letting Gothitelle survive huge attacks; it needed to take both Max Phantasm from Spectrier and Wicked Blow from Single Strike Urshifu.

Additionally, Shadow Tag lets the already terrifying Glastrier become an absolute menace under Trick Room. Preventing switching means you not only stop Intimidate cycling, but it also means you are free to fire off safe max moves into slots with almost no drawbacks. Helping Hand further compounds the damage that can be dealt and allows for swifter knockouts, which is important given the limited number of Trick Room turns and the fact Glastrier is not holding an attack-boosting item. Helping Hand was chosen over an offensive move such as Psychic for this reason.

Defensive Damage Calculations:

  • 4 Atk Incineroar Flare Blitz vs. 252 HP / 68 Def Gothitelle: 75-88 (42.3 – 49.7%) — guaranteed 3HKO
  • -1 4 Atk Incineroar Darkest Lariat vs. 252 HP / 68 Def Gothitelle: 72-86 (40.6 – 48.5%) — guaranteed 3HKO

Incineroar

AbilityIntimidateガオガエンの画像
itemShuca Berry
NatureImpish
Stats(EVs)201(244)-136(4)-125(28)-*-128(140)-92(92)
MovesFlare Blitz/Fake Out
Parting Shot/Protect

Incineroar has an incredible set of qualities that make it well suited for supporting not only Trick Room setup but Perish Song endgames as well. Fake Out, Intimidate, and Parting Shot are all excellent disruption tools that help momentum while also debuffing the opponent. Protect was an especially good option considering most players do not expect Incineroar to be capable of protecting itself.

Incineroar is trained faster than most Incineroar in order to get the faster Fake Outs outside of Trick Room and the slower Parting Shots inside Trick Room, as well as outspeeding max speed Amoonguss. Shuca Berry on Incineroar allows for much better matchups into Venusaur and opposing Glastrier, which are both Pokémon that rely on Max Quake to remove Incineroar quickly.

Defensive Damage Calculations:

  • -1 252+ Atk Landorus-Therian Max Quake vs. 244 HP / 28+ Def Shuca Berry Incineroar: 84-100 (41.7 – 49.7%) — guaranteed 3HKO
  • 252 SpA Life Orb Spectrier Helping Hand Max Strike vs. 244 HP / 140 SpD Incineroar: 169-200 (84 – 99.5%) — guaranteed 2HKO

Glastrier

AbilityChilling Neighブリザポス
ItemLum Berry
NatureAdamant
Stats(EVs)207(252)-216(252)-150-*-131(4)-35 *0 Spe IV
MovesIcicle Crash/High Horsepower
Close Combat/Protect

One of the scariest users of Dynamax in the format. Glastrier is the best Trick Room sweeper available thanks to its incredible offense power, stunningly good bulk, and its ability to snowball Attack boosts through Chilling Neigh. When paired next to Gothitelle and its Shadow Tag, Glastrier can attack freely into slots with no prediction required. With the combination of Chilling Neigh, Helping Hand, and Shadow Tag, Glastrier is more than capable of taking two knockouts and paving the way for Azumarill to come in and seal up games with Perish Song.

Considering Glastrier carries most of the team’s offense when it is brought, it cannot afford to be incapacitated by sleep or burn. For this reason, I believe Lum Berry is the best item for Glastrier if Misty Terrain is absent from a team. Some teams rely solely on burning Glastrier as their only way of beating it. An Adamant nature was chosen over Brave so it could outspeed opposing Brave Glastrier outside of Trick Room, while still being slow enough in Trick Room.

Coalossal

AbilitySteam Engine
ItemWeakness Policy
NatureTimid
Stats(EVs)185-*-140-132(252)-111(4)-90(252)
MovesHeat Wave/Meteor Beam
Earth Power/Protect

One of my favorite Pokémon to use in tournaments. A Weakness Policy boost combined with Steam Engine’s 4x speed multiplier and a devastating 140 base power G-Max Volcalith make Coalossal one of the most terrifying sweepers in the entire format. Rock and Fire are two especially good offensive types that pair well together. While not the star of the team, its role is to take knockouts quickly through its tremendous power and Volcalith residual damage, paving the way for either Azumarill or Rillaboom to clean up in the late game. Earth Power feels more necessary in Series 7 due to the popularity of Nihilego and Heatran. A Timid nature was chosen to outspeed as many Pokémon in Tailwind as possible, given the huge variety of Pokémon encountered in an International Challenge.

Rillaboom

AbilityGrassy Surgeキョダイマックスゴリランダー
ItemMiracle Seed
NatureAdamant
Stats(EVs)192(132)-190(220)-114(28)-*-91(4)-121(124)
MovesGrassy Glide/Wood Hammer
Fake Out/Protect

The glue that holds the team together. It is the perfect offensive partner for Coalossal and takes care of any Water, Ground, or Rock-types that stand in its way. Additionally, Rillaboom supports the team during Perish Song endgames through Fake Out support and gradual recovery granted by Grassy Terrain. Finally, it is capable of Gigantamaxing and taking a more offensive role against some Pokémon more problematic for the team such as Spectrier and Nihilego. The crazy power of G-Max Drum Solo in Grassy Terrain lets it cleanly deal with these threats; the G-Max move even ignores Friend Guard!

Protect was required on Rillaboom due to Perish Song’s role on the team, so a Miracle Seed was chosen to give Rillaboom’s attacks extra “oomph” while still letting it protect itself. The HP stat was chosen to optimize the amount of hit points Rillaboom recovers through Grassy Terrain, while the speed stat was chosen to outspeed the common Tapu Fini when Misty Terrain is active.

Offensive Damage Calculations:

  • 220+ Atk Miracle Seed Rillaboom Grassy Glide vs. 252 HP / 4 Def Tapu Fini in Grassy Terrain: 174-206 (98.3 – 116.3%) — 87.5% chance to OHKO
  • 220+ Atk Miracle Seed Rillaboom-Gmax Helping Hand Wood Hammer vs. 4 HP / 4 Def Dynamax Spectrier in Grassy Terrain: 372-438 (105.6 – 124.4%) — guaranteed OHKO
  • 220+ Atk Miracle Seed Rillaboom-Gmax G-Max Drum Solo vs. 4 HP / 4 Def Dynamax Spectrier in Grassy Terrain: 331-390 (94 – 110.7%) — 62.5% chance to OHKO (KOs after Life Orb recoil)

Defensive Damage Calculations:

  • 252 Atk Choice Band Urshifu-Single-Strike Wicked Blow vs. 132 HP / 28 Def Rillaboom on a critical hit: 163-193 (84.8 – 100.5%) — 6.3% chance to OHKO
  • 4 Atk Incineroar Flare Blitz vs. 132 HP / 28 Def Rillaboom: 162-192 (84.3 – 100%) — 6.3% chance to OHKO

Common Leads

Example 1

Lead: ゴチルゼル + ガオガエンorゴリランダー
Back: ブリザポス +

The standard Trick Room lead. Use Fake Out to set up Trick Room and get Glastrier in as soon as you can. Incineroar can pivot out to the mighty horse if chosen as the lead. Gothitelle + Rillaboom is a more offensive option that should be led if the opponent has Spectrier. Rillaboom can knock out Dynamax Spectrier with a Helping Hand boosted Wood Hammer in Grassy Terrain, which can be performed if Rillaboom is still on the field when Trick Room goes up. If Clefairy and Spectrier are led, Fake Out the Clefairy with Gothitelle and G-Max Drum Solo the Spectrier for a knockout. G-Max Drum Solo the Clefairy the following turn and then bring in Azumarill for the cleanup.

Example 2

Lead: セキタンザン +
Back: ゴリランダー + ガオガエンorゴチルゼル

The fast mode. You can either go straight for the Coalossal setup, or you can swap out Coalossal to a more defensive Pokémon and use Perish Song or Sing with Azumarill. If the opponent leads with a bulky duo of Pokémon in hopes of reducing Coalossal’s damage output, swap to Gothitelle and go for the easy Perish trap. Incineroar should always be brought if Landorus-Therian or Glastrier are present on the opponent’s team. The best way to deal with Landorus-Therian is to stall out its Dynamax with Azumarill, Incineroar, and Rillaboom before setting up Coalossal.

Example 3

Lead: ゴチルゼル + ブリザポス
Back: + ガオガエンorゴリランダー

A less common that comes out under specific circumstances. It is the perfect lead vs Venusaur and Torkoal; Fake Out the Torkoal as you fire off a Max Hailstorm into Venusaur. Glastrier does not care about Sleep Powder. You can then Max Quake the Torkoal the following turn for a double knock out. This is also the ideal lead versus Hard Trick Room oriented teams, as well as teams centered around Chansey. I would not recommend this lead if Incineroar is present on the opponent’s team.

Example 4

Lead: ガオガエン +
Back: ゴチルゼルorゴリランダー + ブリザポスorセキタンザン

A more reactionary lead that allows for repositioning based on what the opponent chooses to do. Incineroar can either Fake Out to give Azumarill a chance to Sing a Pokémon sleep, or it can Parting Shot out into Gothitelle while Azumarill goes for Perish Song. Either Glastrier or Coalossal can work as the Dynamax Pokémon depending on the opponent’s team.

Difficult Matchups

Terrakion + Dragapultテラキオンドラパルト

If the Dragapult is holding Focus Sash, things become incredibly difficult. The safest option is to lead Coalossal + Azumarill and Max Quake the Terrakion slot. That should put it in range of Grassy Glide the following turn; however, you then have to call an Ally Switch from Dragapult. Only attack Dragapult on Turn 1 if you are confident it does not have the Focus Sash.

Spectrier with Tauntレイスポス

Taunt from Spectrier shuts down Trick Room setups easily, and Coalossal is unreliable if they are offensive with Mud Shot. You can lead Coalossal into Spectrier if you are confident they are support oriented and do not have Mud Shot. Otherwise, lead Gothitelle and Rillaboom and prepare to Gigantamax the monkey if need be.

Kingdra + Politoed with Celesteelaキングドラニョロトノテッカグヤ

This matchup is all about calling their lead. The combination of Kingdra and Politoed ruin Coalossal, while a Dynamax Celesteela can make it tough for Glastrier to sweep.

Coalossalセキタンザン

You have two options; go for the Coalossal speed tie or set up Trick Room and power through their Coalossal with Max Quakes from Glastrier. Coalossal + Azumarill is the better lead against Coalossal and Dragapult. Most Coalossal appear to be Modest nature nowadays, so going for the “speed tie” may work out should they lead Coalossal and an Aqua Jet user.

Conclusion

Thank you very much for making it to the end of this report; I hope you enjoyed reading it as much as I enjoyed writing it! This was my best International Challenge performance to date and I am immensely proud of my tournament run. This team is a lot of fun to use and I hope you can give it a try for yourself in the little time we have remaining in Series 7. See you in Series 8 for the Players Cup III Regional Qualifiers! ✌️

Rental Team ID: 0000 0007 4L8L 4N

Author

Santino

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24, he/him. Penn State alum. Pokemon VGC Player’s Cup I Champion.

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