レンタルチームID:0000 0001 FP0B 22
はじめに
リバティノート運営のシャンディ(@ChandyHolmes609)です。
今回はシーズン14ダブルで最終30位を達成したパーティを紹介します。
また、同じパーティでてるチャレ王者決定戦でベスト4、てるチャレ#8でベスト4などの成績も残すことができました。
構築経緯
原案は日韓戦で自分が使用したこちらのパーティです。
電気無効がいないパーティに対してレジエレキをダイマックスさせることでイージーウィンできる試合が多いと感じ、ダイマックスレジエレキからパーティを考えました。
ダイマックスレジエレキの通りが悪い相手は主に霊獣ランドロス、ライチュウ、フシギバナ、ドラパルトがいるパーティですが、これらに対してはブリザポスが有利を取ることができるため、レジエレキとブリザポスのどちらかを通すコンセプトにしました。
レジエレキを軸に戦う場合はてだすけ、ブリザポスを軸とする場合はトリックルームが欲しいです。そこでその両方を覚え、数値が信頼できるクレセリア、サマヨールの2匹のうち、霊獣ランドロスへの打点を意識してれいとうビーム持ちのクレセリアを採用。
スイッチトリル選出の場合はサイクル戦になりやすいので、いかくをパーティに入れたいこと、電気の一貫を切りたいことから霊獣ランドロスを採用。
ブリザポスで厳しいほのおタイプやトリックルームの天敵であるモロバレルに強くするためにカプ・レヒレ、メタグロスやナットレイへの打点としてほのお打点が欲しかったのでヒードランを採用。
上記のパーティをしばらく使用していたのですが、
①エルフーン系統への勝率が悪い。
②ダイマックスレジエレキが簡単に通る相手は少なく、これをメインに据えるのは微妙。
③ヒードランは特殊アタッカーであるがダイアースを打たれやすく、ダイマックス同士の打ち合いに弱い。
という欠点が見つかりました。
①は中速スイッチトリパなのにガオガエン等のねこだまし持ちが不採用でおいかぜやちょうはつを止められない上にきあいのタスキ持ちがいないことが原因です。
また、②からレジエレキにダイマックスを切る展開はあくまでサブプランとしてとどめておいた方が良いと感じました。
そこでレジエレキの持ち物をきあいのタスキに変更しました。きあいのタスキを持たせることで初手エルフーンのおいかぜに対してエレキネット+ランドロスのダイジェットを打つことで素早さ有利を維持することができます。
③については、ヒードランの役割であったブリザポスで厳しいポケモン()の相手をすることができ、地面耐性があるポケモンへの変更を検討し、テッカグヤを採用しました。
ダイマックスレジエレキを主軸としなくなったことでてだすけの必要性が薄れたため、少し重いカプ・レヒレに厚くするためにクレセリアをかいでんぱ持ちのポリゴン2に変更。
そして細部を見直し、完成したのが今回のパーティです。
構成
レジエレキ
トランジスタ | |
きあいのタスキ | |
ひかえめ | |
155-*-70-167(252)-71(4)-252(252) | |
10まんボルト/ボルトチェンジ エレキネット/まもる |
このパーティの軸となるポケモン。主に先発で出し、きあいのタスキを盾にエレキネットで隣のサポートをします。
テッカグヤやカプ・レヒレなどレジエレキで倒したいポケモンが相手にいる場合はボルトチェンジで引き、レジエレキを大事にすることも大切です。
電気の通りがいい相手にはダイマックスさせることもあります。
霊獣ランドロス
いかく | |
とつげきチョッキ | |
いじっぱり | |
191(212)-195(100)-112(12)-*-101(4)-134(180) | |
いわなだれ/じしん ばかぢから/そらをとぶ |
H:16n-1
A:残り
B:陽気ウーラオスのこだわりハチマキあんこくきょうだ14/16耐え
いじっぱりドラパルトのいのちのたまダイホロウ(130)15/16耐え
S:ダイジェットorエレキネットで最速130族抜き
先発、後発どちらに置いても強く、選出率も1番高いです。
とつげきチョッキはダイマックス時のタイマン性能、非ダイマックス時のクッション性能のどちらも上げることができ、ランドロスの強さをぐっと引き上げられる持ち物だと思います。
ばかぢからはエレキネットと合わせて悪ウーラオスを倒すことができ、先発レジエレキ+ウーラオスの並びに強くなることや削ったポリゴン2を倒しやすくなる点が強みで、とんぼがえりを切ってでも採用する価値があると思います。
カプ・レヒレ
ミストメイカー | |
たべのこし | |
ひかえめ | |
176(244)-*-135-140(100)-150-126(164) | |
ムーンフォース/めいそう ちょうはつ/まもる |
H:16n(たべのこしの回復効率最大)
C:+1ダイフェアリーでD4振りダイマックスドラパルトを15/16で落とせる
S:最速テッカグヤ+2
かいでんぱポリゴン2が流行しているため、よくある水技/フェアリー技/めいそう/まもるの構成では戦いづらくなっていると感じ、水技を切ってちょうはつを採用しました。
鋼タイプはテッカグヤで倒したいため、ちょうはつがないとかいでんぱポリゴン2+鋼タイプの並びが厳しく、その対策としても機能します。
ワンウェポンとなったことでダイマックスを切る割合が減ったこと、ミラーは上からちょうはつを打てた方が強いことから特攻を削り、素早さを高めに設定しました。
テッカグヤ
ビーストブースト | |
パワフルハーブ | |
おくびょう | |
173(4)-*-124(4)-156(220)-124(20)-124(252) | |
ラスターカノン/かえんほうしゃ メテオビーム/まもる |
D:レジエレキと並べた時にダウンロードがA上昇になるように調整
S:エレキネットと合わせて化身ボルトロスやカミツルギを抜ける最速
元々はブリザポスで勝てない相手へのサブプランとして考えていましたが、攻撃範囲が広く不利を取る相手が少ないため、テッカグヤを選出することの方が多かったです。
化身ボルトロス、カミツルギ、テラキオンなど110族付近に弱点を突ける相手が多いため、エレキネットと合わせてこれらの上を取れる最速にしました。
メテオビームで特攻を上げてからのダイマックスが強力なため、持ち物はパワフルハーブ。
ダイジェットを打てるようになるエアスラッシュも欲しいところですが、このパーティでのテッカグヤの役割を考えるとこの4つの技が必要だったためエアスラッシュは不採用となりました。
ポリゴン2
ダウンロード | |
しんかのきせき | |
おだやか | |
191(244)-*-124(108)-126(4)-146(140)-82(12) | |
トライアタック/かいでんぱ じこさいせい/トリックルーム |
H:16n-1
B:ブリザポスの+1いのちのたまダイナックルを高乱数耐え(15/16)
D:控えめキングドラの雨+てだすけ+いのちのたまダイストリーム(140)を乱数耐え(11/16)
S:ミラー意識で12振り
テッカグヤにダイマックスを切った場合はダイスチル+かいでんぱでポリゴン2詰めをする勝ち方も強力です。
シーズン14終盤は雨パーティが増えてきていたため、キングドラを意識して特防を高めに設定しました。
Cが上がった時にポリゴン2にダイマックスを切る選択肢が生まれる点が強力なので特性はダウンロード。
ブリザポス
しろのいななき | |
いのちのたま | |
いじっぱり | |
207(252)-202(148)-151(4)-*-137(52)-57(52) | |
つららおとし/10まんばりき インファイト/まもる |
H:16n-1
A:H252B4振りダイマックスフシギバナをダイアイスで確定1発
D:カプ・レヒレと並べたときにダウンロードでAが上がるように調整
S:最遅60族-1、エレキネット込みでSにあまり振っていない60族を抜ける
いのちのたまはガオガエンを倒しやすくなること、相手を1発で倒せる機会が増えて特性の発動が狙いやすいことからブリザポスと相性がいいと思います。
素早さを高めに設定したことでブリザポスミラーでほぼ先制できるほか、エレキネットと合わせて素早さにあまり振っていないガオガエンやポリゴン2を抜くことができます。
つららおとしとつららばりのどちらを採用するかは一長一短だと思うので難しいところ。
選出と立ち回り
基本選出
後発:+or
レジエレキのエレキネットを軸にテンポを握っていきます。
基本的にはテッカグヤかランドロスにダイマックスを切るプランですが、レジエレキやカプ・レヒレをダイマックスさせるのが正解な場合もあるので常に選択肢に入れておきたいです。
ダイマックスのタイミングは威嚇がいない相手には初手からランドロスをダイマックスさせることが多く、テッカグヤはメテオビームを打つことに成功したあとそのままダイマックスさせることが多かったです。
対ポリ2ブリザポス
後発:+
ミラーは難しくて大変です。ガオガエンをダイナックル圏内まで押し込めると勝ちが近づくのでガオガエンを半分削ることが大事。
カプ・レヒレではなくモロバレルを採用しているタイプの場合はレジエレキではなくカプ・レヒレを選出します。
対ポリ2メタグロス
後発:+or
カプ・レヒレのちょうはつでポリゴン2のかいでんぱやトリックルームを封じて、テッカグヤを通す展開を目指します。
テッカグヤのダイスチルでポリゴン2のBを上げて要塞化し、長期戦を狙う場合もあります。
対フシギバナコータスポリゴン2ウーラオス
①相手に威嚇持ちがいない場合
後発:
②相手に威嚇持ちがいる場合
後発:
バナコーポリ系統は先発フシギバナ+ポリゴン2を出してくることが多く、相手に威嚇がいない場合はダイマックスフシギバナを1発で倒せるブリザポスを前に置き、初手からダイマックスを合わせていきます。
相手に威嚇がいる場合はかいでんぱやそらをとぶを使ってフシギバナのダイマックスをしのぎ、ランドロスが落ちてから死に出しでブリザポスにダイマックスを切っていきます。
対レイスポスピッピ
後発:
エレキネット+ダイジェットを連打します。レイスポスの上を取り続けることが重要なので耐久を上げるダイアースよりもダイアタックをケアできるダイジェットを優先したいです。
対エルフーン
後発:+
このパーティはねこだましやこのゆびとまれを持つポケモンを採用していないためエルフーン相手に初手からトリックルームをすることができないため、初手はエレキネット+ダイジェットでおいかぜを上回る素早さをキープして戦います。後発でトリックルームを決められるように攻撃する対象を選んでいきたいです。
対雨パーティ
先発:+or後発:ランドロス以外から選択
キングドラ、ほろびのうた、さいみんじゅつに耐性があるカプ・レヒレとキングドラやゴリランダーと殴り合えるブリザポスの組み合わせを選出。
かいでんぱが刺さりそうな場合はポリゴン2を選出します。
ほろびのうたを決められないようにカプ・レヒレのちょうはつをうまく使っていきたいです。
苦手な相手
マンムー:レジエレキとランドロスを中心に立ち回るパーティなので、そのどちらにも強いマンムーは苦手です。エルフーンや化身ボルトロスと組み合わせてる場合がめちゃくちゃ厳しいです。一番きついポケモン。
化身ボルトロス:負けん気なのでエレキネットやランドロスの威嚇に強く、その他の4体は弱点を突かれるので厳しい。エレキネット+メテオビームで無理やり削るかブリザポスで倒したいところ。
ゴリランダー:レジエレキ、カプ・レヒレ、ダイマックスができない状態のランドロスはゴリランダーに弱いため、終盤に出てくるゴリランダーが倒せなくて負けるパターンがよくあります。テッカグヤやブリザポスのHP管理を意識しておきたいです。
さいごに
今回は自分好みのパーティを組むことができたので、普段よりも長く1つのパーティを使い続けました。その結果このパーティの練度が上がり、選出や立ち回りのミスを少なくできたことがランクバトルやてるチャレで勝てた要因だと思います。なので次のルールでもこの経験を活かして取り組んでいきたいなと思います。
また、リバティノートをこれからもよろしくお願いします!
レンタルチームID:0000 0001 FP0B 22
パーティ作成者
シャンディ
ポケモン ダブル 日本一決定戦2020優勝/WCS2017 Day2/WCS2019 Day1/リバティノート運営/ClariS