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はじめに
こんにちは、ちゃんなー(@CHAN_naaa_CHAN)です。
今回は私がシーズン15ダブルで最終5位と10位を達成した構築について解説します。
構築経緯
使用する禁止伝説を考えたところ、ザシアンを詰めで使用する際にスイーパー性能の高さときょじゅうざんにより相手の後発ダイマックスを許さない点を評価し、ここから初手ダイマックスを軸とした構築を考えることにしました。
次に、初手ダイマックスにふさわしいポケモンとしてリザードンを採用しました。
リザードンを採用するにあたって
・キョダイゴクエンのスリップダメージで後発のスイーパーを補助できる
この2点を評価しています。
続いて、リザードンを補助なしで使うのは心許ないためヤミラミを採用することでリザードンに行動保証を持たせました。
ヤミラミはリザードンの補助ができるだけでなく、他の詰めポケモンの補助ができる点も優秀です。
そして、後発の詰めとして強力な先制技がつかえて火力もあるために対面性能の高いいちげきウーラオスを採用して上記の4体を基本選出に組み込むこととしました。
ここまででカイオーガ絡みや雨パがキツいのでそこに対して強く出ながらキョダイベンタツで同じコンセプトを実現できるフシギバナをもう一つのダイマックスエースに置くことにしました。
最後の一枠はいろいろ試しましたが、最終的にトルネオーガに対してごまかせるボルトロスに落ち着きました。
余談ですが、私はリザードン+ヤミラミを軸とした構築を使って昨年のINC Aprilにて全国大会の出場権を獲得できたのですが、その際にこちらの構築を参考にしていました。
リザードン+ヤミラミの軸を使い慣れていたこともあり、今回の構築コンセプトもこの構築になるべく寄せるように考えていました。
コンセプト
・初手ダイマックスで相手の残数を減らしながらキョダイゴクエンかキョダイベンタツを設置し、後発のスイーパーで締める
構成
リザードン
サンパワー | |
ソクノのみ | |
おくびょう | |
153-*-99(4)-161(252)-105-167(252) | |
ブラストバーン/ぼうふう げんしのちから/まもる |
技構成について、初手ダイマックスを前提としているため、タイプ一致技はダイマックス時最高威力となるブラストバーンとぼうふうとしています。
げんしのちからはリザードンミラーで有利に立てるようにするために採用していますが、ダイロックで相手のダイマックスリザードンをワンパンできないのが悩ましいところ。
持ち物は環境に多いボルトロスやレジエレキに対して強く出られるようにソクノのみにしていますが、火力が足りないことがしばしばあるため、メンタル強い人はいのちのたまを持たせてもいいと思います。
運用としてはコンセプト通り、初手からダイマックスして相手の残数を減らしながらキョダイゴクエンを設置することで、後発のザシアンとウーラオスを通しやすくしてもらいます。
ASザシアンに対して一回キョダイゴクエンのスリップを入れればこちらのザシアンのきょじゅうざんで倒せるようになるなど、非常にいい働きをしてくれます。
フシギバナ
ようりょくそ | |
バコウのみ | |
ひかえめ | |
175(156)-*-104(4)-167(252)-121(4)-112(92) | |
ハードプラント/ヘドロばくだん だいちのちから/ねむりごな |
技構成について、こちらもダイマックス前提の個体なので草技は最高威力のハードプラントを採用しています。
ヘドロばくだんかだいちのちからのどちらかをウェザーボールにすれば、後述のヤミラミのにほんばれと併せてザシアンに強く出られるので一考の余地あり。持ち物は相手のいのちのたまランドロスに対して行動保証を持たせたいのでバコウのみ。
リザードンよりも通りがいいときに初手ダイマックス要員として選出し、相手の残数を減らしながらキョダイベンタツを設置することで、後発のザシアンとウーラオスを通しやすくしてもらいます。
ヤミラミ
いたずらごころ | |
メンタルハーブ | |
わんぱく | |
157(252)-95-111(44)-*-112(212)-70 | |
サイドチェンジ/さきおくり にほんばれ/ねこだまし |
技構成について、ダイマックスエースの生存を助けられるサイドチェンジ、隣のアタッカーに行動保証を持たせられるさきおくり、リザードンの火力補強やフシギバナのs操作ができるにほんばれ、最後にリザードンにデバフをかけてくるガオガエンやオーロンゲのようなポケモンの行動を封じられるようにねこだましの4つとしました。
他にもてだすけ、ちょうはつ、おにび、トリックなど欲しい技がありますが、今回の技構成が最も勝てる構成だと思い、どれも抜けませんでした。
運用としてはダイマックスエースの補助をメインに行いますが、さきおくりが相手のダイジェットエースやレジエレキに対して強いので必要な場面を見極めて温存するべきかどうか考えるのが大切です。
化身ボルトロス
まけんき | |
いのちのたま | |
ようき | |
155(4)-168(252)-90-x-100-179(252) | |
ワイルドボルト/そらをとぶ ばかぢから/まもる |
初手ダイマックスをメインに運用しますが、キョダイ技によるスリップダメージを持てない分火力が欲しいので持ち物はいのちのたま。
主にトルネオーガに対して出していきますが、通りが良ければ他にも出していきます。
このポケモンをダイマックスで運用する場合は本来のコンセプトと少し離れるため、隣にザシアンやウーラオスを置いてダイナックルやダイジェットのバフを載せるような動きが強いです。
ザシアン
ふとうのけん | |
くちたけん | |
ようき | |
167-222(252)-135-*-136(4)-220(252) | |
きょじゅうざん/インファイト みがわり/まもる |
基本的に後発においてスイーパーとしての役割を果たしてもらいます。みがわりとまもるによってキョダイゴクエンやキョダイベンタツのスリップダメージを稼ぎやすいのも強いところ。
ダイマックスできない禁止伝説なので立ち回りの柔軟性には欠けますが、あらかじめ行動パターンを決めているこの構築では特に気にならず、むしろダイマックスせずに強いポケモンとして非常に評価しています。
ウーラオス
ふかしのこぶし | |
きあいのタスキ | |
ようき | |
175-182(252)-120-*-81(4)-163(252) | |
あんこくきょうだ/インファイト ふいうち/まもる |
特筆することのないテンプレ構成ですが、前述の通り強力な先制技がつかえて火力もあり、対面性能が高くて非常に信頼できるポケモンでした。
選出と立ち回り
基本選出1
後発:+
基本選出2
後発:+
リザードンが苦手な雨パ、一部カイオーガ絡みに対して
基本選出3
後発:+
主にカイオーガ軸に対して
対ミミッキュガオガエン白バドレックス
後発:+
初手はほぼミミッキュガオガエンなので、ヤミラミでガオガエンにねこだましをしながらリザードンはげんしのちからをミミッキュに打って皮を剥がしつつワンチャン能力上昇狙います。
トリルを貼られてからはリザードンでダイマしながら2ターン連続でサイドチェンジをして両方の生存を確保し、リザードンはその間ガエン方向にダイロックを打ってガオガエンを削り、最終ターンにヤミラミでにほんばれをしながらキョダイゴクエンをミミッキュへ。
この動きをした時点でトリルターンが残り1ターンとなり、まもるなどでトリックルームを枯らして後発のウーラオスザシアンで締めます。
きつい相手
・セキタンザン軸
環境的に数が少なかったため、あまり対策をしていませんでした。
・バナコータスポリ2オーガ
トリルオーガやコータスをうまく通されやすいのでとてもキツいです。
・初手レジエレキ+ランドロス
非常にキツいですがキョダイゴクエンとねこだましをレジエレキに集中してせめてキョダイゴクエンを設置します。そのあとになるべくザシアンで相手のランドロスを処理したいところ。
さいごに
この環境ではリザードンの通りが非常に良く、思い入れのある並びでランクバトル最終1桁順位を取れて非常に嬉しいです。
採用する禁止伝説によって有利不利がはっきりと出てしまうので本当に難しいルールですが、その分考察しがいのある深いルールだと感じています。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
レンタルチームID:0000 0001 JM3P YM
パーティ作成者
ちゃんなー
Fit Boxing2と筋トレを日課にしています。