レンタルチームID:0000 0002 1H6P KD
はじめに
こんにちは、みなみん(@poke_minamin)です。
今回はシーズン29で10位と13位、PJCS2022予選で54位だったパーティを紹介します。
白バドとパルキアは色々な組み方があるので一つの参考になればと思います。
構築経緯
2月のIncで白バドパルキアで2位になっていたMeLuCaさんのパーティ(白バド、パルキア、モロバレル、ガオガエン、サマヨール、レジエレキ)を見て強そうだと自分の中で話題に。自分なりに技構成を考えて同じパーティで3月のIncに臨むも全然勝てず。
3月は2月に話題になった影響か白バドパルキアを使って抜けている人が多く、それらのパーティを参考にさらにパーティを考察。
4月のIncはレジエレキをカプレヒレに変えて挑むもあと1勝というところで勝ちきれず。
4月のIncでは黒バド入りの構築が結果を出していたため、5月は黒バドが増えるだろうと予想して対策することに。
レジエレキで対策しようとすると相手のスカーフエレキ+黒バドに一方的に殴られて終わるので候補から外すことに。
そこで候補に出てきたのがオーロンゲ。
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最初は鉄球トリック+ダイマパルキアで対策を考えてましたがそもそもこちらがトリパなので鉄球トリックとの相性はあまり良くないのと結局パルキア以外は黒バドの上を取れないのでこうこうのしっぽに変更。これがパーティの白バドやモロバレルとも相性が良く、黒バドをほぼ置き物にできるので強かったです。
この構築で4月のランクバトルでいい成績を収めることができたのでそのまま5月の予選に持っていくことに。
オーロンゲの活躍のおかげで5月のPJCS予選は26-6の54位で抜けることができました。
個別解説
バドレックス(はくばじょうのすがた)
じんばいったい | |
じゃくてんほけん | |
いじっぱり | |
207(252)-224(148)-181(84)-*-151(4)-73(20) | |
まもる/トリックルーム ブリザードランス/10まんばりき |
S:ミラー意識で少し振り
B:火力アイテム無しイベルタルのイカサマ耐え
構築のエース、ダイマックスしなくても強いので積極的にダイマックスを切るポケモンではない。
壁やダイマ技で耐久を補強すれば大体の攻撃を耐える。イカサマに弱いので攻撃を下げ、防御に振っている。
きょじゅうざん、フレアドライブ、イカサマなど物理技を受ける機会が多いので防御を厚くするのは正解だった。
じゃくてんほけんはサマヨールのかげうちで自主的に発動できるが相手の攻撃で発動する場面も多かった。
ザシアンに一回いかくを入れればきょじゅうざんを耐えるのでザシアンに弱点保険を発動してもらいながらトリックルームを張れたりする。
生きてさえいればモロバレルのかふんだんごで復活できる。
パルキア
プレッシャー | |
いのちのたま | |
ひかえめ | |
194(228)-*-121(4)-220(236)-141(4)-125(36) | |
あくうせつだん/かみなり だいちのちから/トリックルーム |
S:最速60族+2
C:11n
残り耐久
第二のエース。予選では白バドよりも多くダイマックスした。
白バドパルキアの構築が出始めた3月ごろは耐久に振ってサポート寄りの型がメジャーだった。しかしパルキアは耐性が優秀で晴れパや雨パに対して強く、ダイマックスして場を荒らして白バドの通りを良くするのが強いと考え、アタッカー寄りの型にした。オーロンゲやモロバレルでサポートしながら攻撃するのが強い。
いのちのたまを持たせることで多くのポケモンを一撃で倒すことができる。
大会中素早さを124にしていたがパルキアミラーで2回同速になったので1増やした。白バドパルキアミラーはパルキアが速い方が有利なので素早さは下げない方が良いと思う。
・あくうせつだん
優秀な専用技、たまに外す。
ダイドラグーンで相手の攻撃を下げることでパーティの物理耐久を補えるのが強い。
みがわり持ちのザシアン(じゃれつくを持っている可能性が低い)の隣のポケモンを攻撃して残数を減らしながらザシアンを弱体化させたり、グラードンやゴリランダーに打つことが多かった。ダイマックスすることが多いのでダイドラグーンの威力上げるためにりゅうせいぐんでも良いかと思います。ダイドラグーン読みのザシアン引きには注意が必要。
・かみなり
採用率10%くらいの技なので警戒されにくかった。
カイオーガと殴り合うことが多いのと、無いとカプレヒレが重すぎたので採用した。
ダイサンダーでチョッキじゃないカイオーガには190〜224ダメージほど入るのでほぼ倒せる。ダイマされてもフィールド補正込みで確2。
ダイマリザードンも62.5%の乱数で倒せる。
トリトドンのあくびやモロバレルのキノコの胞子を防げるのも強かった。
・だいちのちから
ダイアースでザシアン、ガオガエン、レジエレキなどに弱点をつきながら特防を上げられるのが強い。H振りザシアンは確一。ダイマレジエレキもチョッキじゃなければ確一。味方の白バドやモロバレルの特防を上げる動きも強い。
かえんほうしゃと選択の枠だがメジャーなポケモンに多く弱点をつけるのでだいちのちからを採用とした。
そのせいでナットレイやドータクン、ヌケニンが重い。
・トリックルーム
アタッカー振りなので初手から積極的に使う技ではない。
ダイマックスが切れた後に体力が残っていれば使うことが多い。
ダイウォールとしてもよく使う。
ハイドロポンプは今回不採用とした。晴れパ相手には結局晴れで半減されるのでダイドラグーンで攻撃を下げられた方が良い、というのと炎タイプにはだいちのちからで十分だったため。そのせいで相手のオーロンゲが重かった。
ガオガエン
いかく | |
オボンのみ | |
わんぱく | |
201(244)-136(4)-138(124)-*-124(108)-84(28) | |
ねこだまし/すてゼリフ DDラリアット/フレアドライブ |
B:A229までのA+1ザシアンのせいなるつるぎ耐え
S:少し振って相手のガオガエンより先にねこだまし、トリル下で相手のガオガエンより後にすてゼリフを打てるように。
D:あまり
普通のガオガエン。
ザシアン相手にはほぼ選出。トリックルームのサポート役として一番の功労者。
ザシアンと撃ち合うことが多いので防御寄りの努力値配分としている。
発動機会が一番多いオボンのみを持たせたが何を持たせても強い。
たまにダイマックスする。
・DDラリアット
防御が上がったドータクンやソルガレオ相手に打つために採用したが火力が足らなかった。
この技は別の技の方がいいかもしれない。
モロバレル
さいせいりょく | |
きあいのタスキ | |
なまいき | |
219(236)-*-105(116)-105-132(156)-31 ※S個体値0 | |
まもる/キノコのほうし かふんだんご/いかりのこな |
H:3n(さいせいりょく回復量最大効率)
配布モロバレルをそのまま使ってたので特に調整していない。
物理技も特殊技も受けることが多いのでどちらかに特化はしなかった。
きあいのタスキを持たせることで初手から強気に動かしていけるが発動する機会は少なかった。
ただパルキアやサマヨールに挑発されながらトリックルームを張れずにモロバレルを一撃で倒されるとほぼ負けなので保険として持たせている。
・まもる
集中攻撃されやすいのであると便利。守りながら隣でダイドラグーンやダイアースで耐久を上げられる。
・キノコのほうし
便利な催眠技だが防塵ゴーグルやみがわりに注意。
最短起きも考慮しながら使わないといけないのであまり頼りすぎないようにしないといけない。
・かふんだんご
キノコのほうしが打てない時に味方に打つ。
相手の挑発やダイサンダー読みで味方に使うことがある。
高耐久のパルキアやバドレックスと相性がいい。
・いかりのこな
これを使わなくても集中攻撃されやすいのでトリックルームを張れれば勝ちの場合に使うことが多い。
サマヨール
おみとおし | |
しんかのきせき | |
なまいき | |
147(252)-90-151(4)-*-200(252)-27 ※S個体値0 | |
トリックルーム/ちょうはつ いたみわけ/かげうち |
S:最遅
HD特化、ディアルガの手助けいのちのたまダイドラグーン(威力150)耐え
主にパルキアが苦手なディアルガやホワイトキュレムに対して選出し、トリックルームを展開するのが仕事。
ダブルダメージなら黒バドの眼鏡アストラルビットも耐える。
おみとおしで相手の持ち物が分かるので予選では重宝した。
特に黒バドがきあいのタスキかいのちのたまかこだわりメガネか判定できるのが強い。
・ちょうはつ
トリル下でいち早く動けるのでモロバレルのキノコのほうしやトリトドンのあくび、ガオガエンのすてゼリフを封じられるのが強かった。
相手のまもるも封じられるので限られたトリルターンを有効活用するのにも役立つ。
・いたみわけ
貴重な回復技。単に回復するだけでなく相手のHPを削れるのが大きい。
ザシアンやガオガエンを少しでも削れればこちらのバドレックスのダイアース圏内に入れられる。
・かげうち
白バドの弱保始動に使う。黒バドも5割ほど削れる。
オーロンゲ
いたずらごころ | |
こうこうのしっぽ | |
しんちょう | |
202(252)-140-98(100)-*-126(156)-80 | |
トリック/こわいかお ひかりのかべ/イカサマ |
D:黒バドのいのちのたまダイフェアリー耐え
B:あまり
黒バドや弱点保険ソルガレオが重かったので同時に対策するためにこうこうのしっぽトリック型で採用。
同じことはヤミラミでもできるが耐久が足りなかったのでオーロンゲにした。
・トリック
相手のエースにこうこうのしっぽをトリックする。ポリ2からしんかのきせきを奪う時にも使える。
・こわいかお
ザシアンにトリックが効かないので採用した。パルキアのダイアースと合わせて使う。
使いどきが限定的なのでリフレクターでも良いかもしれない。
一応白バドの素早さが73なのでこわいかおと合わせて最速80族まで抜くことができる。
・ひかりのかべ
サイコフィールドがある時でも腐らないように採用。
・イカサマ
黒バド、ソルガレオに主に選出するので採用。黒バドがA0でもほぼ倒せる。
選出と立ち回り
基本選出
後発:+or
ダイマパルキアを隣のガオガエンやモロバレルでサポートしながら白バドが動かしやすい盤面を作る。
ダイマックスが終わった後にトリックルームを張ってブリザードランスで締めるのが理想。
対ザシアン+カイオーガ
後発:+
ほぼ先発でカイオーガが出てくるのでダイマパルキアで応戦する。
相手のカイオーガを倒せればガオガエンでサイクルが回しやすくなる。
逆にザシアンを早めに倒せればパルキアが動きやすくなる。
相手の一般枠を見てどちらのプランを通しやすいか事前に考えておく。
対ザシアン+グラードン
後発:+or
相手の先発はグラードン+リザードン、後発ザシアン+ガオガエンが多い。
ダイマパルキアのダイサンダーでリザードンを倒せればあとはパルキアがザシアンのとなりにダイドラグーンを打ちながら
攻撃を下げつつ残数を削っていき、後発の白バドがトリックルームを打てるような盤面作りを心がける。
対ザシアン+黒バドレックス
後発:+
先発から黒バドがくることが多い。黒バドにこうこうのしっぽを押し付けながら隣をダイマパルキアで攻撃するのが基本。
先発がザシアン+黒バドの場合はパルキアをガオガエンに交代するかザシアンにこわいかおとダイアースを集中する。
対ザシアン+イベルタル
後発:+or
先発イベルタル+サポート、後発ザシアンでくることが多い。
イベルタルは初手ダイマックスで攻撃してくることが多く、ダイアークを連打されるとダイマパルキアも耐えられないので
イベルタルの隣にダイアースを打ったりガオガエンのすてゼリフでダイマターンを稼ぎ、ダイマターン終了後にトリックルームを張って切り返す。
対ディアルガ等のドラゴン禁伝
後発:+or
先発ドラゴン禁伝+サポートでくることが多いのでサマヨールでトリックルームを張りにいく。
相手は初手ダイマしてくることが多いので凌いだ後にバドレックスで切り返していく。
バドレックスが倒されるとパワーが足りなくなるのでHP管理に注意。
対白バドパルキアミラー
後発:or+
トリックルームは張らずに戦うため、モロバレルは基本的に選出しない。
こちらのパルキアの方が速いことが多いのでダイドラグーンとブリザードランスを連打して残数を削っていく。相手にカプレヒレがいればダイサンダーで倒す。
さいごに
3月から6月まで白バドとパルキアの組み合わせで戦ってきたので一区切りとして構築記事を書かせていただきました。
海外の大会でも白バドとパルキアを使っている人がいたり、まだまだ考察の余地があるかと思います。質問があればDMをくれれば答えます。
予選の時の試合を何戦か振り返ってる動画です。パーティ使い方の参考までに。
レンタルチームID:0000 0002 1H6P KD
パーティ作成者
みなみん
赤緑キッズ、バトレボからダブル勢。最高順位10位(S29)最高レート1982(S12)。pjcs2022予選54位、本戦110位。てるオフ#1 ベスト8
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