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はじめに
はじめまして。コウヘイ(@keima1212ab)と申します。
「エレメンタルリザピッピ」、「エンテイロンゲ A to Z」に続き、リバティノート様に構築記事を寄稿して頂くのは、これで3回目となります。
今回は、WCS2022Day1を6勝1敗で突破した構築を紹介します。最後までご覧になってもらえると嬉しいです。
構築経緯
このルールで1番重要視していたこと
自分は、「ほとんどの対戦において、ダイマックス(以下、ダイマ)を禁止伝説(以下、禁伝)ポケモンに使用する」ことを意識していた。一般的にダイマ中のポケモンは、相性が極端に悪くない限りダイマしていないポケモンに不利を取ることは少ない。そのため、種族値の高い禁伝ポケモンにダイマを使用させることで、3ターンの間は絶対的な存在になると考えたからである。
ゆえに、少なくとも1体の禁伝ポケモンは、「ダイマができない」または「ダイマを使用せずとも、一般ポケモン(あわよくば、禁伝ポケモン)のダイマの攻撃を凌ぐことができる」という条件が必要となる。
このことから、相手のダイマに圧力をかけることができ、自身はダイマができないザシアンをPJCS2022に繋がる全4回の予選で使用したのだが、惨敗。
WCS2022に向けて、ザシアンを使用せずに上記の条件を満たす構築を探すことになった。
「白バド+パルキア」構築との出会い
PJCS2022の結果から、1の条件を満たすのはダイマを使用せずとも「耐性の多さや耐久の高いパルキア」と「強力な全体技であるブリザードランスを覚え、特性の白の嘶きで絶対的な存在と成り得るバドレックス(白馬上の姿) (以下、白バド)」の組み合わせである「白バド+パルキア」構築だと考えた。なぜなら、「エレメンタルリザピッピ」構築の経験から、ダイマへのカウンターがトリックルーム(以下、トリル)であることを理解していたからである。
それにも関わらず、PJCS2022の予選で1度も「白バド+パルキア」構築を使用しなかった。その理由は、「トリルを成功させるまでの過程が消極的のため、序盤は後手に回る構築だということ」と、「トリルのターンが有限であるため、場合によっては2回以上のトリルの成功(再び後手に回ること)が要求されること」が個人的に抵抗があったからである。
逆に、上記の課題を解決できれば、納得して「白バド+パルキア」構築をWCS2022で持ち込むことができると考えた。そこで考えたのが、「白バド+パルキア」構築を見て、トリルを警戒しないプレイヤーがいないということを利用した思考誘導である。
例えば、こちらの先発が「パルキア+ガオガエン or モロバレル」だったときに、1ターン目にトリルを選択しなかったとする。相手は、1ターン目のトリルを想定して「トリルを成功されても良い」選出やプレイングで5ターン目までを全力で耐え凌げばよいと思っているため、この行動は非常に苦しいはずである。
なぜなら、スタンやビート構築にとって、トリル4・5ターン目がトリル構築に崩されるか崩されないかの勝負の場面なのに、トリルの終了ターンが6ターン目やそれ以降になると、トリル構築の方に分が良い結果になる。
しかし、1ターン目にトリルを選択しないと、当然2ターン目も上からの行動を許してしまうので、こちらは相手にトリルと同等な圧力をかける行動を1ターン目に選択する必要がある。自分は、「トリルの対義語はダイマ」と解釈していたため、1ターン目のトリルを想定している相手にダイマで致命傷を負わせることで、1ターン目にトリルを選択しないことに対する裏目を無くすことに成功した(選出の方でも詳しく解説します)。
以上より、「相手にトリルを警戒させながら、本当に必要なタイミングでトリルを決める」というコンセプトが一番の強みであると考えたため、「白バド+パルキア」構築をWCS2022で持ち込むことに決めた。
取り巻きのポケモンの選択
汎用性のある優秀なサポーターであるガオガエンとモロバレルの採用は確定として、生半可な攻撃ではビクともしない第3のトリル使いのポリゴン2、パルキアが苦手なドラゴンタイプやトリル構築の天敵である状態異常技を対策することができるカプ・レヒレを採用した。
カプ・レヒレの枠は、レジエレキとの選択であるように思えるが、以下の理由により、この構築ではレジエレキは不適だと考えた。
・ 催眠の対策がレジエレキのダイサンダーのみになり(パルキアに電気技を採用する意味がないため)、フシギバナのねむりごなに無防備になる。
・ 本来「ザシアン+カイオーガ」構築に有利であったはずのレジエレキが、crystal(@crystal_0302)さんのカイオーガの登場で返り討ちに遭う。
・ ディアルガやムゲンダイナ等のドラゴンタイプの禁伝ポケモンへの勝率が絶望的になる。
・ カプ・レヒレの方がトリルに寄せている見た目になるため、思考誘導がしやすい。
また、カプ・レヒレは構築相性が1:9や2:8を4:6にするポケモンで、レジエレキは、構築相性が5:5を6:4や7:3にするポケモン(1:9や2:8の構築相性はそのまま)だと個人的に解釈しており、「白バド+パルキア」というメタの対象となっている構築を使用する上で、相性時点で大きな不利を取る構築をできるだけ作りたくなかったというのも大きな理由であった。
以上で使用する6体が決定し、ランクバトルや対戦会等で細かな調整を何度も行い、自信に満ち溢れてWCS2022に臨んだ(余談だが、4年前に参加したWCS2018では、使用する6体のポケモンが決まったのが出国前日であったことを強く後悔していたので、今回は1ヶ月前から使用する6体のポケモンが決まっていたのが良かったと思う)。
個別解説
ポリゴン2
しんかのきせき | |
なまいき | |
トレース | |
191(244)-85-119(68)-*-154(196)-58 ※A個体値0、S個体値0 | |
イカサマ/じこさいせい サイドチェンジ/トリックルーム |
H:白バドのダイアイスによる霰等の各種定数ダメージを意識
B:A196までのソルガレオのA+2ダイスチル(メテオドライブ)を確定耐え
D:いのちのたま持ちC222カイオーガの雨状態のダイストリーム(しおふき)を確定耐え。いのちのたま持ちC217黒バドのサイコフィールド状態のダブルダメージワイドフォースを2耐え
S:最遅。S実数値59の白バドを意識(トリル中のS実数値58のガオガエンやポリゴン2の攻撃で弱点保険を発動させるプレイングを咎めるため)
・トレース
相手の優秀な特性をコピーするため。天候やフィールドの書き換えという裏目は、プレイングで対応するようにした。
・イカサマ
禁伝ポケモンのA実数値の高さにより火力が保証されている技。白バドやバドレックス(黒馬上の姿) (以下、黒バド)に対して、大きな圧力になる。
・じこさいせい
ガオガエンやトリトドン、モロバレルなどのサポートに寄せているポケモンで、このポケモンを突破させないようにする技。試合展開によっては、TODも勝ち筋に入ってくるため、必須級の技。
・サイドチェンジ
このルールでは、強力な全体技によりヌケニン以外でこの技を使用するメリットが薄かったのだが、トリルの強力な圧力から実用的になる技。このポケモンには後述する「怪電波」の採用が一般的であるため、相手は対応することが非常に困難である。
読まれないサイドチェンジは強い!!!
・トリックルーム
このポケモンの最大の採用理由。
<採用しなかった技>
・かいでんぱ
「白バド+パルキア」構築を使用し続けていくうちに、この技の恩恵をあまり受けていないことを実感した。この技の対象であるポケモンとその代替策は以下の通り。
・ カイオーガ・・・パルキアの雷で削った方が早い。
・ 黒バド・・・ポリゴン2のイカサマで削った方が早い。
・ ルナアーラ・・・被ダメージを1/2にするより、サイドチェンジでダメージを0した方が良いのは自明。
・ ディアルガ・パルキア以外の特殊ドラゴンタイプの禁伝ポケモン・・・カプ・レヒレで詰ませるか白バドで殴り勝つ。
・ ディアルガ・・・喉から手が出るほど怪電波が欲しい!!!
以上より、ディアルガのためだけにこの技を採用するのが馬鹿馬鹿しいと考えたため、採用には至らなかった。
トリルを覚えるポケモンとして、耐久が非常に高く、黒バドに圧倒的に強いことから、パルキアや白バドの負担を削減することに成功した暗躍者。特に、ここぞという場面でのサイドチェンジが非常に強く、WCS2022のDay1では、このポケモンに何度も救われました。
パルキア
プレッシャー | |
いのちのたま | |
ひかえめ | |
195(236)-*-121(4)-220(236)-141(4)-124(28) | |
ハイドロポンプ/かみなり かえんほうしゃ/トリックルーム |
H:総合耐久意識でできるだけ高く
C:11n。HPの方が優先だと考えていたため、努力値を振り切らなかった
S:最速ガオガエン(S実数値123)抜き
・プレッシャー
カイオーガやグラードンの特性発動順からS関係が把握できるため。パルキアより遅いと、後述するこちらのガオガエンより遅い可能性が高いことも分かる。
・いのちのたま
仮想敵を一撃で倒すため。
・ハイドロポンプ
ダイマを使用せずにガオガエンを一撃で倒したり、雨状態でのダイストリームでザシアンやダイマボルトロスを倒すため。
・かみなり
ダイマを使用せずにカイオーガやカプ・レヒレのHPを大きく削ったり、ダイサンダーで耐久のないカイオーガやダイマリザードンを一撃で倒すため。また、ダイサンダーによるエレキフィールドの展開により、催眠耐性の付与やフィールドの書き換えが可能になる。
・かえんほうしゃ
無天候状態でのダイバーンでザシアンを一撃で倒したり、ヌケニンやナットレイ、ソルガレオ等の白バドに対するメタポケモンを対策するため。
・トリックルーム
このポケモンの最大の採用理由。
<採用しなかった技>
・あくうせつだん
カプ・レヒレと役割が被る上に、ミストフィールドとのシナジーが悪いため。トリトドンに有効打が無くなってしまうが、モロバレルを駆使して、白バドやカプ・レヒレで強引に突破する手段を取る。
・だいちのちから
上記の3つの攻撃技の性能が高すぎるため、採用には至らなかった。
WCS2022でもトリルを警戒させながらの攻撃が通用することができ、この構築のMVPでした。「ザシアン+カイオーガ」構築に対して、基本的に相性が有利なのも使用していて安心感がありました。
モロバレル
さいせいりょく | |
ウイのみ | |
なまいき | |
219(236)-90-112(172)-105-124(100)-31 ※A個体値0、S個体値0 | |
かふんだんご/キノコのほうし いかりのこな/まもる |
H:さいせいりょく意識の3n
B:A244ザシアンのA+1きょじゅうざんを確定耐え
D:いのちのたま持ちC217黒バドのダイホロウ(アストラルビット)を確定耐え
S:最遅。最遅トリトドン(S実数値39)を意識して
・ウイのみ
A222ザシアンのA+1巨獣斬とC222カイオーガの雨状態ダブルダメージ潮吹きを高乱数で耐えるため(実際には、これより数値の低い個体が多いため、基本的には確実に耐えることができる)。
また、オボンの実だった場合、HPが1/2のときに発動すると3/4になり、再生力で1/3回復したとき、回復できない1/12分がもったいないのが気になったため。ちなみに、この持ち物系統は、発動範囲が狭いことが気になると思うが、特性の再生力でリカバリーすることができるため、デメリットとは感じたことがない。
・かふんだんご
トリル使用後または、相手のポケモンとの殴り合いで削れた味方のHPを回復する優秀な技。また、攻撃技でもあるため、気合の襷を潰すことができるのも優秀である。
・キノコのほうし
このポケモンの採用理由の1つ。この技の圧力により、味方の行動を通しやすくなる最強の技。
・いかりのこな
このポケモンの採用理由の1つ。キノコの胞子と同様、味方の行動を通しやすくなる優秀な技。
・まもる
キノコの胞子や怒りの粉という優秀な技によって、このポケモンにヘイトが溜まりやすいため。
今までこのポケモンを使うことが苦手でしたが、花粉団子のお蔭で少しは克服することができましたが、使われることも苦手でしたので、もうこのポケモンの顔は見たくないです…
ガオガエン
いかく | |
きあいのタスキ | |
ようき | |
201(244)-136(4)-111(4)-*-111(4)-123(252) | |
フレアドライブ/DDラリアット すてゼリフ/ねこだまし |
H:このポケモンに攻撃力は求めていなかったので、総合耐久意識でできるだけ高く
S:最速。耐久の高いカイオーガやグラードン、ルナアーラに先制できる可能性が高くなるため
・きあいのタスキ
カイオーガやパルキア、ルナアーラ、レジエレキ等の本来一撃で倒されるポケモンに対して、行動を保証するため。
・フレアドライブ
一致打点技。
・DDラリアット
無条件で威力の一番高い悪技。能力ランクを無視できるのも優秀。
・すてゼリフ
このポケモンの採用理由の1つ。構築全体の耐久力を底上げする最強の技。
・ねこだまし
このポケモンの採用理由の1つ。ダブルバトルにおいて非常に圧力の高い技。
<採用しなかった技>
・じごくづき
基本的にガオガエンに選択するため、半減の技を選択することに違和感を覚えたため。加えて、音技以外を選択された場合のリスクも少なからずあるため、欲張らず捨て台詞で逃げた方が良いと判断した。
気合の襷のお蔭で、あらゆる盤面をコントロールすることができた優秀なサポーターでしたが、モロバレルと同じく、もうこのポケモンの顔は見たくないです…
カプ・レヒレ
ミストメイカー | |
たべのこし | |
ひかえめ | |
177(252)-*-139(28)-156(212)-152(12)-106(4) | |
ムーンフォース/だくりゅう めいそう/まもる |
H:たべのこし意識の16n+1
B:A244ザシアンのA+1きょじゅうざんを確定耐え
C:めいそうによってアタッカーになり得るため、可能な限り高く
D:めいそうのランク上昇意識の2n
S:サポート型のカプ・レヒレ(S実数値105以下が一般的)意識の努力値4振り
・たべのこし
回復木の実の存在を考慮して、ある一定ラインまでじわじわと削られた後に、一気に倒されるポケモンであると解釈していたので、その戦略を否定するため。また、長く居座れば居座るほど、回復木の実の回復量を上回ることが可能なポケモンであるため。
・ムーンフォース
一致打点技。追加効果も優秀。
・だくりゅう
一致打点の全体技。追加効果も優秀。
・めいそう
この技のおかげで、パルキアや白バドに引けを取らないアタッカーになることができる。持ち物の食べ残しとの相性も抜群。
・まもる
瞑想によって、このポケモンにヘイトが溜まりやすいため。このルールでは珍しい技であるため、読まれにくいことも優秀。
相手の構築によっては、パルキアまたは白バドが選出できないときのアタッカー不足を解消することができた第3の禁伝ポケモンだと考えています。
実は、WCS2022直前まではサポート型での使用を考えていましたが、バルドル(@barudoru)さんから瞑想型の方が強いとのアドバイスを頂き、この型に変更しました。実際、この選択は大正解でしたので、本当に感謝しています。
バドレックス(はくばじょうのすがた)
じんばいったい | |
しろいハーブ | |
いじっぱり | |
207(252)-232(204)-170-*-157(52)-S57 ※S個体値4 | |
ブリザードランス/10まんばりき トリックルーム/まもる |
H:総合耐久を意識して最大
A:11n。努力値を振り切ってもA±0ダイアースをガオガエンに耐えられるため、特殊耐久の強化に努力値を回した方が良いと判断した
D:いのちのたま持ちC217黒バドのダブルダメアスビを87.5%で耐え、ダイマックス時は92.2%で2耐え
S:最遅ガオガエン(S実数値58)-1。最遅ではない理由は、ミラー対面でトリルをせずにブリザードランスを撃ち合うため
・しろいハーブ
裏から繰り出されるガオガエンの特性である威嚇を無効化するため。8世代は、デバフ中心の環境であったため、相手の予想だにしない場面でこのアイテムが発動するのも優秀。
リリバのみは、ガオガエンの特性である威嚇によってザシアンの攻撃ランクを下げることができれば、巨獣斬を耐えることができるため、不採用。
弱点保険は、このポケモンがダイマしないという選択を消す結果となるため、不採用。
・ブリザードランス
このポケモンの採用理由の1つ。一致打点の全体技。
・10まんばりき
ブリザードランスが半減のザシアンやガオガエンに選択する技。ダイアースのバフも優秀。
・トリックルーム
このポケモンの採用理由の1つ。
・まもる
このポケモンにヘイトが溜まりやすいため。
ブリザードランスが強力すぎて、ダイマをしなくても戦うことができる最強のポケモン。ダイマが正義だと考えていた自分を良い意味で裏切ってくれた最高のポケモンでもありました。
基本選出
※ BO3想定で記述します。
基本選出1
後発:+
ガオガエンのねこだましや特性のいかくが有効である構築に対して行う選出です。
1戦目は、トリルを安易に選択せず、パルキアのダイマやガオガエン、モロバレルのサポートで盤面を荒らしてから、止めを刺すようにトリルを決めます。
2戦目以降は、相手が1戦目を踏まえて1ターン目のトリルに対して甘めな選出をしてきたと判断できた場合は、トリルを決めにいきます。それでも、1ターン目のトリルに対して厳しい選出をしてきた場合は、1戦目と同じスタイルを貫きます(もちろん、盤面の荒らし方は異なってくると思います)。
基本選出2
後発:+or
ガオガエンのねこだましや特性のいかくが有効ではないような構築に対して行う選出です。
基本的には、基本選出1と同じスタイルを取りますが、相手のちょうはつやみがわり等のこちらにとって不都合な行動を誘ってしまう可能性があるため、その場面でのアドリブや経験則が問われる選出です。
基本選出3
後発:+or
相手の構築に状態異常で行動を抑制するポケモンやパルキアを一撃で倒し得るポケモンがいて、安心してトリルが決められないときに行う選出です。
1戦目は、意地でもトリルを成功させて白バドで殴り勝つことを目指しているので、ポリゴン2のサイドチェンジが輝きます。
2戦目以降は、状態異常が飛び交う対戦になることが予測できるため、カプ・レヒレの特性のミストメイカーを駆使して、意地でもトリルを成功させていきます。
なので、この選出においては、常に受け身な状況になってしまいますが、トリルを使用するプレイヤーとしてこの試練を打破しなければ、高みを目指すことはできないと考えています。
ちなみに、この構築に対して、相手のフシギバナが1戦目に眠り粉を選択することは考えにくいです。理由は、1戦目でねむりごなを選択してしまうと、ねむりごなが当たろうが外れようが2戦目以降もねむりごなを頼らざるを得なくなり、結果的に自分で自分の首を絞める結果になるからです。
対ミラー
先発:+
後発:+or
先発:+
後発:+
1戦目と2戦目を踏まえて、どちらかの選出を選択(2戦目の選出が多い)。
ミラーでは、1戦目にお互いが白バドで削り合い、2戦目にお互いがパルキアでお互いのガオガエンを倒すゲームです。
基本的にダイマを我慢した方が優勢になると解釈していますが、レジエレキと対面したときは、積極的にダイマを使用する必要があります。詳しくは、第19回南白オフのダブル決勝(41:10~)を見て頂けると幸いです。
ミラーの対戦においての一番のポイントは、1戦目のガオガエンが先発に繰り出されていたら、ほぼ確実にきあいのタスキを持っており、繰り出されていなかったら、ほぼ確実にそれ以外の持ち物を持っていることが分かった後のガオガエンに対するプレイングの変化です(基本的にはきあいのタスキ持ちが多い)。
例えば、きあいのタスキ持ちに対しては、ねこだましへの対応を甘めにし、それ以外の持ち物に対しては、ねこだましへの対応をやや厳しめにします。
他にもミラーにおけるお互いの約束事だったり、上記の動画でもあったように、構築の理解度が高いからこその1点読みだったり等があるのですが、語り尽くすと日が暮れてしまいますので、ここまでとします。本当に奥深い構築です。
苦手なポケモン
ナットレイ
パルキアの選出を強制されてしまいます。このポケモン単体なら、パルキアを大事に扱えば勝機があるのですが、ディアルガと一緒に組まれているのは厳しいです…
ムゲンダイナ
ダイマックスほうとヘドロばくだんの組み合わせが構築の全てのポケモンに一貫します。ポリゴン2のサイドチェンジの成功を祈りましょう。
ブラッキー
ぼうじんゴーグルを持っていると、トリルを確実に阻止されます。パルキアやカプ・レヒレで強引に突破するしかありません。
さいごに
いかがだったでしょうか。
今回は、目標としていたWCSDay2に進出することができて、とても嬉しかったと同時に、WCSDay2の壁の高さを知ることができ、さらに強くなる必要があると痛感しました。
来年は、世界大会のトップカットを目指すと共に、今年叶わなかった全国大会の出場が再びできるように頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします。
レンタルチームID:0000 0006 3J4G FK
パーティ作成者
コウヘイ
・PJNO2020準優勝
・全国大会:2018(ベスト16)、2019、2020(20位)、2021(24位)
・世界大会:2018(Day1)、2022(Day1→Day2)
・南白オフ(@nanpaku_off)スタッフ