チームID:CJY2HW
はじめに
ユウキ(@yuki_rotom)と申します。
シーズン9お疲れ様でした。この度最終11位を達成した構築を紹介します。
レギュレーションDもあと1ヶ月ですが、超前のめりで使っていて楽しい構築なので是非レンタルして使ってみて下さい。
コンセプト
①とにかく上から攻める
最速のポケモンであるレジエレキを軸に、上から攻める為の素早さ操作手段を多めに盛り込みました。
・「いたずらごころ」+「おいかぜ」
・「いたずらごころ」+「こわいかお」
・「トリックルーム」×2
これらを駆使してこちらが先制する盤面を常に維持し、高火力のポケモン達でビートダウンを狙うのがメインコンセプトです。
②全体技で攻める
長年インターネット予選やランクマッチの形式で意識しているコンセプトで、下記の通り全体攻撃技を多めに採用しました。
・レジドラゴの「ドラゴンエナジー」
・トルネロスの「こがらしあらし」
・ハバタクカミの「マジカルシャイン」
・リキキリンの「ハイパーボイス」
相手の交代や片方「まもる」に加え、テラスタルによる耐性変化を読む必要がなく一定のリターンを得られます。
これらを先制で撃てるようにすることでプレイヤーの負担を減らして連戦での勝率を確保します。
単体技ばかりの構築よりも試合時間が短く済む可能性が高いのもポイントです。
③初見殺し要素多め
ランクマッチのようなBo1形式ならではのコンセプトですが、この形式では楽して勝つ為の手段としては最有力と考えています。
具体的には下記に挙げる技やアイテムはシーズン9終了時点では採用率が低く、初見ならケアされずに通ることが多かったです。
上手く通せれば一気にイージーウィンが近づくものも多いので、クローズド環境ではやはり強力です。
・水ウーラオスのぼうじんゴーグル6.8%
・トルネロスの「こわいかお」6.2%
・ハバタクカミの「きあいのタスキ」11%+「トリックルーム」11.6%
・リキキリンの「サイコショック」8.4% 草テラス2.1%
実績
勝敗:93勝43敗
勝率:68.4%
レート:最高/最終2093.093
順位:最終11位/344901名
→ポケモンパラレルアリーナ2023本戦権利獲得
友人のアカバさん(@akiakaba)にも本パーティのレンタルを7月時点から渡したところ、今回もしっかり使いこなしてくれました。
(細部にアカバさん流のアレンジは多少入った模様ですが6匹の並びと基本コンセプトは同じ)
下記の素晴らしい実績もこのパーティの強さの説得力を増してくれます。
シーズン8 最終9位 レート2047.937
シーズン9 最終19位 レート2060.720
構築経緯
①レジエレキで爆発したい!
剣盾で一時期愛用していたレジエレキがレギュDから使用可能になり、久しぶりに使いたくなったのが最初のきっかけです。
今作から特性「トランジスタ」の倍率が1.5倍から1.3倍に下方修正されてしまいましたが、一方でノーマルテラスタルの追加により「だいばくはつ」の火力が強化されたのは非常に強力だと考えました。
単純にノーマルテラス「だいばくはつ」が楽しくて強そうという理由に加え、環境面から見てもこのポケモン自体が刺さっていることも軸とする大きな理由となりました。
・水ラオス増加でディンルーやランドロス等の地面タイプの数が抑えられている
・使用率1位のハバタクカミを上からワンパン可能(読まれにくいのもgood)
・追風ミラーでも圧倒的な素早さ+「エレキネット」で上を取り続けられる
これらの利点を活かせるように、レジエレキを軸に構築をスタートしました。
②相棒枠のウーラオス
最大火力の「だいばくはつ」をなるべく通したいので、特性「ふかしのこぶし」により相手の「まもる」「みきり」を実質的に使わせないウーラオスの採用はすんなり決まりました。
エレキウーラ自体が剣盾から使われていた汎用性が高く強い並びであり、そこに新たな崩しの手段が加わったのは良いです。
ウーラオスの型はレジエレキが苦手な地面勢に打点があり、エレキの火力が下がるランドロスやウインディ等の水弱点「いかく」勢を牽制出来る連撃の型を選択しました。
「すいりゅうれんだ」を半減にする水テラスが環境にかなり増えていますが、レジエレキが盤面にいると水テラスが切りにくくなるので結果的にウーラオスを通しやすくなるのもシナジーを感じます。
「だいばくはつ」無効のゴーストに強い一撃の型も勿論選択肢だとは思いますが、後述のトルネロスとの並びで「あまごい」の火力増強を乗せられる点も評価して水ラオスです。
③追風要員トルネロス
レジエレキの強みである高い素早さによるアドバンテージは、相手の先制「おいかぜ」や素早さブーストのパラドックス勢に上を取られると一気に失われてしまいます。
そこでこちらも先制で「おいかぜ」を貼れるようにすることは構築の早い段階で考えており、その中でも特にスペックが高いトルネロスを採用しました。
レジエレキの苦手な地面技を無効にしたり、ウーラオスの水技を「あまごい」で強化出来るのもポイントです。
④先制技対策要員
「おいかぜ」を主軸とした先制で攻めるパーティを使う上で一番注意したいのがパオジアン+カイリューのような先制技です。
レギュCで愛用していたハギギシリも試しましたが、水ウーラオスと攻撃範囲や苦手が被るのがイマイチで没に。エレキが物理なので「いかく」も面倒です。
そこで特殊アタッカーのリキキリンを投入しました。似たような性能にイエッサン♀もおり、後述のレジドラゴを「このゆびとまれ」で守れる点は高評価ですが、下記の点でキリンに軍配が上がりました。
・特性「テイルアーマー」は味方の先制技は阻害しない為ウーラオスの「アクアジェット」やトルネロスの「こわいかお」等は通せる
・特攻種族値が高くアタッカー性能にも期待出来る
⑤エース枠
キリンも「ハイパーボイス」によりある程度火力が出せますが、エースとしては少々不十分さがあります。
「おいかぜ」や「トリックルーム」下で相手を一掃出来る可能性のあるエースとして、レジドラゴを採用しました。
採用理由やメリットは以下の通りです。
・「いかく」で火力を削がれない
・ゴリランダーに強め
⑥補完枠
「だいばくはつ」レジエレキの強みを引き出せるゴーストタイプの採用も是非したいと考えました。
一般的にはレジドラゴの相方としてはフェアリーに強いサーフゴーが多く採用されますが、私はハバタクカミを選択しました。
・サイクルを回す構築ではないので連打で威力が下がらない全体技の方が撃ちやすい
・レジエレキと並べた時の「トリックルーム」が非常に強い
以上で6匹が決まりました。
以下に詳しい個別解説を行います。
個別解説
レジエレキ
トランジスタ | |
いのちのたま | |
ノーマル | |
いじっぱり | |
H169(108)-A167↑(252)-B84(108)-C108↓-D72(12)-S224(28) | |
ワイルドボルト/だいばくはつ エレキネット/まもる |
・A182悪ウーラオスのあんこくきょうだ耐え
・A182水ウーラオスのすいりゅうれんだ耐え
・A182ガブリアスの鉢巻じしん耐え(テラス時)
・A197ランドロスの鉢巻じしん75%耐え(テラス時)
・A172パオジアンのいのちのたまふいうち耐え
・A189パオジアンのつららおとし15/16耐え・C187ハバタクカミのムーンフォース耐え
・C187イーユイのねっぷう耐え
・C205ハバタクカミの眼鏡マジカルシャイン15/16耐え
・C203サーフゴーの眼鏡鋼テラスゴールドラッシュ耐え・S速スカーフウーラオス抜き
「おいかぜ」等で補える為素早さは最低限とし、耐久力を重視しました。
不意に上を取られても一発は耐えるようにしており、基本的にどんな出し方でも出オチすることはほぼないです。
相手の想定を崩して行動して勝ちに繋げるパターンも多かったです。
●技構成
・ワイルドボルト
メインウェポン。ハバタクカミを上からワンパンがあまりにも強いです。イーユイやニンフィアと言ったB<Dの相手を不意に縛れて便利でした。
反動は痛いものの体力が減ったらすぐに爆発するのであまり気にならず、「だいばくはつ」以外でも反動で自主退場出来る手段があるとゴーストタイプ入りにもスムーズに展開出来るメリットも。
・だいばくはつ
実質的なメインウェポン。ノーマルテラス込みでの火力指数は1匹あたり「61059」となります。
ちなみにA200ウーラオスの雨+「しんぴのしずく」持ち「すいりゅうれんだ」が「60750」なので、このレベルの火力をS224から2匹同時に押し付けることの強さが想像出来るでしょう。
基本通れば勝ちの盤面になるまでは慎重に機会を伺って行きますが、時には「まもる」を使われる可能性があっても雑に自主退場技として放つことも。
この用途の場合は「おいかぜ」や「トリックルーム」ターンを裏のエースに最大限回せるのが強いです。
・エレキネット
優秀な素早さ操作技として採用。特攻下降補正かつ無振りですが、特性と持ち物のお陰で臆病テツノツツミの「こごえるかぜ」以上の火力は出るので普通に強いです。
・まもる
「ねこだまし」を対策したり「だいばくはつ」のタイミングをずらす為採用。
●テラスタイプ:ノーマル
「だいばくはつ」を最高火力で使う為にノーマル。
●持ち物:いのちのたま
「だいばくはつ」さえ強化出来れば良いという考えもありノーマルジュエルも試しましたが、「ワイルドボルト」でハバタクカミをワンパン出来るメリットがあまりに大きい為いのちのたま。
ウーラオス(れんげきのかた)
ふかしのこぶし | |
ぼうじんゴーグル | |
みず | |
いじっぱり | |
H205(236)-A198↑(236)-B123(20)-C×↓-D81(4)-S119(12) | |
すいりゅうれんだ/インファイト アクアジェット/みきり |
●配分
・A211テツノカイナのワイルドボルト15/16耐え
・C205ハバタクカミのWマジカルシャイン確定耐え
・C205ハバタクカミの眼鏡シャドーボール耐え
・C205ハバタクカミの10まんボルト耐え
・C177トルネロスのこがらしあらし70%生存(命中込)
・D(-1)で水テラス時にC187ハバタクカミの眼鏡マジカルシャイン15/16耐え
・C176テツノツツミのフリーズドライ確定耐え・追風で最速スカーフランドロス抜き
・S(-2)で59
「おいかぜ」パにしてはかなり遅く、耐久重視の配分です。
自身の「トリックルーム」での運用と、vsトリパで味方「こわいかお」をする際の遅さを重視しました。
テツノカイナが重めなので物理耐久を高めているのがこだわりポイント。
●技構成
・すいりゅうれんだ
確定急所かつ連続攻撃が強力なメインウェポン。特にきあいのタスキパオジアンのワンパンを狙える点が偉過ぎます。
・インファイト
ヒスイヌメルゴンやトリトドン、ゴリランダーへの打点として本構築では重要性が高めです。
・アクアジェット
先制技。ミリ耐えやきあいのタスキにも屈しにくく、「まもる」で防がれずに確実に仕留められるのが偉いです。悪ラオスの「ふいうち」と異なり相手が「まもる」を選んでいても倒せるのは大きな利点でもあります。
・みきり
レジエレキの「だいばくはつ」に巻き込まないよう必須です。エースとしての性能を維持するだけでなく、特性の存在からも盤面に居続けることがメリットになります。
●テラスタイプ:水
耐性面では飛行やフェアリー弱点を消しつつ、メインウェポンと先制技の火力を増強出来る最強のテラスタイプ。
●持ち物:ぼうじんゴーグル
モロバレルの隣に「いかりのこな」を無視しつつ「すいりゅうれんだ」を撃ち込むとたまにバレル入りの構築が崩壊します。
「キノコのほうし」を受け付けずに済むので対モロバレル絡みの立ち回りの選択肢が格段に増えます。
化身トルネロス
いたずらごころ | |
オボンのみ | |
ゴースト | |
ずぶとい | |
H186(252)-A×↓-B133↑(244)-C146(4)-D101(4)-S132(4) | |
こがらしあらし/あまごい こわいかお/おいかぜ |
・A211テツノカイナのワイルドボルト75%耐え
・A200水ラオスの水テラス雨すいりゅうれんだ81.3%耐え
・A204カイリューの手助けノーマルテラス鉢巻しんそく耐え
・A172パオジアンのアイススピナー15/16耐え
●技構成
・こがらしあらし
命中不安こそありますが念願の一致範囲技で、かつ通りが良い飛行打点の為高いダメージ効率を誇ります。
自身で「あまごい」して必中にも出来るのでそこまで外しに泣かされる場面は多くありませんでした。
・あまごい
水ウーラオスの火力増強、自身の攻撃の命中UP、コータス入り等他天候への天候奪取手段として有用でした。
・こわいかお
追風ミラーで役に立つだけでなく、味方に撃つことでトリパへの対抗手段にもなるのが非常に偉いです。
この技の採用によりガチクレセのような構築にもトルネを選出出来るようになり、対応幅が拡がりました。
・おいかぜ
採用理由。「いたずらごころ」でいつでも先制で繰り出せるのが強いです。
●テラスタイプ:ゴースト
「ねこだまし」「しんそく」対策となりつつ味方エレキの「だいばくはつ」も無効化出来るゴースト。
ガチグマトリパに対しても地面技無効で「からげんき」で狙われるので、ゴーストテラスを合わせることでターンを稼げるのが強いです。
●持ち物:オボンのみ
ウーラオスの「すいりゅうれんだ」意識。純粋に行動回数を増やせそうで採用しました。
リキキリン
テイルアーマー | |
のどスプレー | |
くさ | |
ひかえめ | |
H197(12)-A×↓-B97(52)-C178(252)↑-D91(4)-S104(188) | |
ハイパーボイス/サイコショック てだすけ/トリックルーム |
・A182水ウーラオスの水テラスすいりゅうれんだ耐え
・C(+1)サイコショックで131-92ハバタクカミ確定
・Sおいかぜ時最速テツノツツミ抜き
・Sトリル時無振りゴリランダー抜き
●技構成
・ハイパーボイス
無難に強い一致範囲技のメインウェポン。音技なので「みがわり」貫通で、加えてのどスプレーを発動出来るのは優秀です。
・サイコショック
当初襷ウーラオスを貫通出来る「ツインビーム」を試していましたが、水ラオスの襷は稀な上に水テラスされるので、ハバタクカミやチョッキテツノカイナ意識でこちらを採用しました。
レジドラゴと組む時に優先して処理したいハバタクカミに一気に強くなれたり、「めいそう」ポケモンに強くなれるのが偉かったです。
・てだすけ
このポケモンより火力があるポケモンが横に並ぶことがほとんどなので、限られたターンで相手を倒し切る為に積極的に使います。
・トリックルーム
おいかぜ終了後も先手を取り続けたいので採用しました。追風最終ターンに相手が「まもる」をしたり、味方が相手を縛っている盤面でスイッチトリルを狙えるのが強いです。ガチトリパ相手にトリル返しの選択肢も生まれることでかなり立ち回りに余裕が出来ます。
●テラスタイプ:草
ハバタクカミが強化アイテムや水テラス「すいりゅうれんだ」で倒されてトリルを貼れなかった場合にこのポケモンでテラスを切りつつ切り返せるように水耐性テラスが欲しく、モロバレルが重めだった点から草を選択しました。
●持ち物:のどスプレー
メインウェポン使用後に火力が伸ばせるのが攻撃重視の構築とマッチします。
先発レジエレキが雑に「だいばくはつ」で削ってミリ耐えした相手を倒しつつ特攻を高め、次の死に出し相手に高火力を撃ち込めるのは強いです。
レジドラゴ
りゅうのあぎと | |
りゅうのキバ | |
はがね | |
ひかえめ | |
H277(12)-A×↓-B84(108)-C167↑(252)-D85(116)-S103(20) | |
ドラゴンエナジー/りゅうのはどう だいちのちから/まもる |
・A172パオジアンのアイススピナー9/16耐え
・A167(+2)ヘイラッシャのいっちょうあがり14/16耐え
・C187ハバタクカミのムーンフォース15/16耐え
・C203サーフの眼鏡鋼テラゴールドラッシュ13/16耐え
・Sおいかぜ時最速ハバタクカミ抜き
・Sトリル時無振りゴリラ抜き抜き(104の味方キリンより先に動く)
火力最大にしつつ、素早さはトリルとの兼ね合いで最低限にして耐久を重視した配分としました。
上を取れない盤面でも耐久の高さとタイプの優秀さで殴り合いを仕掛けられるのが強いです。
素早さはキリンとの同速を避ける為に103で、これは追風下で最速ツツミと同速になってしまいますが、ほとんどのツツミが素早さ上昇ブーストエナジーなことからそもそもツツミ入りにはトリル展開を選ぶので問題はないと判断しました。
●技構成
・ドラゴンエナジー
最強の範囲攻撃技。高威力で命中安定、かつ天候に威力を左右されないのでいかにこの技を通せるかを考えてプランを立てられます。
・りゅうのはどう
体力が削れた時や「ワイドガード」持ちと対面した場合のメインウェポン。こちらも命中威力安定で詰め筋になります。
・だいちのちから
サーフゴー、ヒードラン等の鋼タイプ意識で採用したサブウェポン。ハバタクカミを強打出来るテラバーストも選択肢ですが、テラスしないとハバタクカミに触れないデメリットを嫌って不採用としました。「だいちのちから」なら削れたハバタクカミをテラスせず倒し切ったり、ウーラオスやキリンとの集中で落とし切れます。
・まもる
エースであり大事にしたい点、素早さ操作のターンを待ってから攻撃に転じたい点から採用しました。
●テラスタイプ:鋼
抜群であるハバタクカミのフェアリー技やパオジアン、ユキノオー等の氷技、ミラーのドラゴン技への耐性獲得に有用な鋼にしました。
●持ち物:りゅうのキバ
メインのドラゴン技の威力をノーリスクで上げられるりゅうのキバ。特性と併せてかなりの火力になります。ドラゴン技以外の火力には期待していないのでこれで問題ありません。
ハバタクカミ
こだいかっせい | |
きあいのタスキ | |
フェアリー | |
ひかえめ | |
H135(36)-A×↓-B101(204)-C198↑(108)-D156(4)-S164(68) | |
シャドーボール/ムーンフォース マジカルシャイン/トリックルーム |
・A182水ウーラオスのすいりゅうれんだ98.2%耐え
・S最速ウーラオス抜き
いかなる展開でも火力はなるべく高くしたかったので特攻特化に近い所からスタートし、残りで配分を考えました。
素早さはトリル運用も考えて最低限とし、襷を貫通してくる水ラオスの攻撃意識で耐久を配分しました。
特殊方面は無振りでも硬く、サーフゴー等に対しては襷もあり不足を感じる場面はないのでB振り。
●技構成
・シャドーボール
特にサーフゴー、ハバタクカミを一致弱点で殴れる点がレジドラゴと組む上では外せない要素です。クレセの迅速な削りも出来るのが優秀。
・ムーンフォース
単体最高打点なので採用。少ないターンで相手を倒し切る選択肢としては持っておきたいです。
・マジカルシャイン
雑に削って裏の圏内に入れたり、素早さ優位から一掃を狙う場面で有用な全体技。
・トリックルーム
このポケモンが持つ技の中でもクローズドBo1で最強クラスの技。相手の想定外から決めると試合の流れを一気に引き寄せられます。特にトルネロス入りの追風パへのカウンターとして有効です。
●テラスタイプ:フェアリー
上を取って相手を殴れる場合の制圧力を重視した一致テラス。範囲技の「マジカルシャイン」と単体最高打点の「ムーンフォース」の縛り範囲拡大の為フェアリー。
●持ち物:きあいのタスキ
どんな攻撃も1発は耐える安心感から、多くの盤面でサポートなしでも「トリックルーム」を高い確率で決められる他、普通に上から殴る盤面でも相手からワンパンされないのが汎用性が高く強いアイテム。テツノカイナの「ヘビーボンバー」やサーフゴーの「ゴールドラッシュ」をテラスなしで耐えて行動回数を稼げるのは偉いです。
選出と立ち回り
①基本選出
後発:+or
追風で上からビートダウンを狙う基本の出し方です。
追風最終ターンに相手をレジドラゴで縛りながらリキキリンが「トリックルーム」を使うスイッチトリルの動きが強力で、常に上を取り続けられます。
場合によっては初手で追風ノマテラ爆発(トルネ巻き込み)から裏の2匹を死に出しして、追風最大3ターンを使ってそのまま試合を決め切る展開も取りますが、こちらも強力。
②爆発選出
後発:+ α
レジエレキの隣にウーラオスを出しておくことで「まもる」「みきり」の使用を躊躇させたところに「だいばくはつ」を通しに行く選出。
数的有利を取れたら裏のトルネロスと並べて雨or追風ラオスで確実に1匹ずつ倒して詰め切ります。
③vsトルネロス(追風ミラー)1
後発:+
レジエレキの「エレキネット」やトルネロスの「こわいかお」を駆使すれば追風ミラーや素早さブースト系にも中速アタッカー達が先手を取れます。
終盤息切れしないように後発にキリンを控えさせ、スイッチトリルの選択肢も残しておくと強いです。
たまに相手の初手トルネロス+ハバタクカミで追風フェアリーテラス眼鏡シャインを放とうとして来ますが、追風ワイルドボルトで上からワンパンした瞬間爆発もレジドラゴも止まらなくなりイージーウィンとなります。読まれない物理エレキは強いです。
④vsトルネロス(追風ミラー)2
後発:+or
相手の並びによってはカウンタートリルも有効です。
初手のレジエレキで圧を掛けて相手トルネに追風を撃たせ、その隙に襷トリルで切り返します。
上手く決まればその後3,4ターンは圧倒的素早さ優位を取れるのでそのまま攻め切ります。
⑤vs壁
後発:+
初手のオーロンゲを「ワイルドボルト」+「マジカルシャイン」で処理します。
初見なら「ひかりのかべ」しか貼られないので、その後ノマテラ爆発を通して相手の積みエースを破壊して、刈り残しもウーラオスで締めます。
⑥vsトリパ、イエアルマ
後発:+
イエッサンやクレセリアのトリルは爆発とハバタクカミの集中で防げるので、トリルを貼らせない動きが可能です。
最悪トリルを貼られたとしてもカミでのトリル返し、トルネの味方「こわいかお」でも切り返せるのでトリパに対しては柔軟に対応出来ます。
ガチトリパだけでなく追風や高速アタッカー入りのスイッチトリパに対しても同じ選出で対応出来るのがミソです。
動画
下記2名のYouTuberの方が当レンタルチームを使用した対戦動画をアップして下さいました。
どちらも構築の要点や対戦内容、立ち回りの意図を分かりやすくまとめて下さっているので、実際の対戦の様子を確認するのに是非ご覧下さい!
テルさん
【レジ×レジ】ランクマ最終11位獲得!上位帯で『大爆発』レジエレキが大活躍!!!|ダブルバトル【ポケモンSV】
Aaron “Cybertron” Zhengさん
This REGIELEKI set/team is GENIUS. • Pokemon Scarlet/Violet VGC Battles
最後に
11月に開催されるポケモンパラレルアリーナの出場権が欲しくてシーズン9に本気で取り組んだので、無事に結果を出せて非常に嬉しいです。
休日を丸々使うオフ会への遠征や土日両日に渡るオンライン大会への参加はかなりハードルが高かったので、家族に迷惑を掛けずに権利獲得を目指すならランクマしかない!と当初から意気込んでいました。
色々な参加者の都合に配慮した予選形式を取って下さったポケパラ運営様に感謝です。
本戦も頑張りたいと思います!
チームID:CJY2HW
パーティ作成者
ユウキ
関東のポケモントレーナー。二児の育児とポケモンの両立目指して奮闘中。シングル・ダブルの二刀流! 【公式実績】PJCS2018,2021,2022,2023本戦出場 WCS2018 DAY2 51位、WCS2022 DAY1 35位 【執筆】ポケフリーク、バトル奥義、GameWith【オフ運営】シングル厨、真皇杯