はじめに
ぽけむらです。久しぶりにポケモンカードの投稿になります。
先日、全国各地で新レギュレーション初のシティリーグが開催されました。
一発目ということもあり、どんなデッキが結果を残しているのか気になる方も多いと思います。
今回はその中でも注目すべきデッキやカードを個別に取り上げていきたいと思います。
三神ザシアン、モルペコドールについて実際に結果を残された2名のインタビューが公式より掲載されています。合わせてチェックしてみてください。
シティリーグ 優勝インタビューを公開! | ポケモンカードゲーム公式ホームページ
三神ザシアン
ポケカシティリーグ終了いたしました!
参加人数は64名でした。
優勝はウル様の「モルペコマリィ」
準優勝はクラント様の「三神ザシアン」でした!
おめでとうございます!#ポケカ #シティリーグ #ソード #シールド pic.twitter.com/1gy9KFAeti— カードラボ秋葉原ラジオ会館本店@オンラインデュエルスペース稼働中! (@akihabara_labo) December 8, 2019
デッキ解説
拡張パック「ソード」に収録されたザシアンVを取り入れたアルセウス&ディアルガ&パルキアGXのデッキです。
前環境において大人気だった「三神ケルディオ」と構成こそ似ていますが
・オルタージェネシスGXを狙うために、先攻を選ぶ(相手が後攻を選んでも)アドバンテージがある。
・ザシアンVが非常に高HPかつ高打点。
・ザシアンVの「ふとうのつるぎ」が先攻1ターン目においてドローができるため非常に強力。
など、随所に違いがみられます。
従来通り水タイプのポケモンもデッキに入れられることから、ザシアンの弱点である炎タイプにも強く出られることもポイントです。
このデッキを中心に、メタゲームが展開されている印象を受けます。
注目カード
ゲノセクト
特性「こうそくひこうけいたい」により、相手の場にポケモンGXがいる場合は逃げるエネルギー0のポケモンとして扱えます。
そのため、メタルソーサーがベンチにしか鋼エネルギーを付けられない制限を解決でき、ザシアンVを育てやすくなります。
フリージオ
いわゆるグッズロックです。HPも心もとなく、打点も低いですが、グッズの使用を禁止することでカスタムキャッチャーを止めベンチポケモンを確実に守ったり、リーリエのピッピ人形を止めてモルペコドールの基本戦術を妨害することができます。
フィオネ
特性「ひきよせのうず」により相手のバトル場のポケモンを下げさせることができます。
有効な場面は多岐に渡り、相手のベンチが少ない場合に控えているTAGTEAMをひきずり出したり、リーリエのピッピ人形を下げさせたり、後述するガラルタチフサグマのブロッキングの効果を打ち消したりできます。
汎用性が高くグズマの様なカードが収録されるまでは様々なデッキに採用される1枚です。
モルペコドール
モルペコVをメインアタッカーにした新しいタイプのデッキです。
デッキ解説
基本戦術は、モルペコVのエレキホイールでダメージをあたえつつ、バトル場にリーリエのピッピ人形を出すことです。
150以上のダメージを与えつつベンチに下がる効果は、過去のカードだとグソクムシャGXのザンクロスGXやライチュウ&アローラライチュウGXのライトニングライドGXがありますが、いずれもGXワザであることを考えるとその強力さがわかると思います。
1エネルギーをトラッシュするデメリット効果こそついていますが、リサイクルエネルギーをトラッシュすることで最低限に抑えています。
また、環境的な追い風としてグズマの様なベンチポケモンを呼び出す汎用的な手段が、不安定なポケモンキャッチャーか2枚揃えて初めて呼び出せるカスタムキャッチャーくらいしか存在しません。
そのため、ベンチに下がったモルペコVを倒すのは簡単なことではなく、マリィを使用して相手の手札を減らすことでリーリエのピッピ人形を攻撃するしかない状況が生まれます。
リーリエのピッピ人形の数には限りがありますが、一部ではフラージェスを採用したデッキも存在し、こちらはコインこそ絡みますがリーリエのピッピ人形をトラッシュから山札の上に戻すことも可能です。
シティ三原 ベスト8
ペコドール
対戦レポはまたブログに書きます。 pic.twitter.com/dHE8UQdws1— ズン (@zunzun_doko) December 8, 2019
三神ザシアンに対しても、オルタージェネシスGXを使用していてもリーリエのピッピ人形には「サイドを取れない」と書いているためサイド+1枚の効果が発動しないのも注目ポイントです。
注目カード
オドリドリGX+しまめぐりのあかし
特性「たむけのまい」は前環境でも一定数使われていましたが、このデッキにおいてはリーリエのピッピ人形が倒された場合でも使用可能なため特に相性が良いです。
サイドを2枚とられてしまうデメリットは存在しますが、しまめぐりのあかしを採用することでそれを軽減しています。
ポケモンのどうぐを破壊する汎用的な手段がザオボーしか存在せず、効果が発動しやすいのも追い風となっています。
ポケモンのどうぐに関しては、しまめぐりのあかしに限らず様々なカードが今後注目されると思います。
メイ
こちらもリーリエのピッピ人形が倒された場合でも使用可能になります。
博士の研究を使用せず、デッキ内をサーチして必要パーツを揃える構成に拍車をかけています。
リーリエのピッピ人形をサーチするのはもちろん、カスタムキャッチャーの2枚目を揃える際にも役に立ちます。
ガラルタチフサグマ
最後は、ガラルタチフサグマです。
シティリーグで使用されたものではありませんが、今回は参考として以下のデッキを紹介します。
BOX争奪戦ご参加ありがとうございました!
見事優勝されたぺれぺれさんにデッキレシピとコメントをいただきましたので掲載させていただきます!!
『カスタムキャッチャー意味ない』
おめでとうございます!!17時間30分から第二部BOX争奪戦を開始しますので是非ご参加お待ちしています#ポケモン pic.twitter.com/MnPk50WnUV
— 福福トレカ秋葉原店(遊戯王/ポケカ/ヴァイスシュヴァルツ/高価買取中!) (@fukufuku_toreka) December 6, 2019
デッキ解説
ガラルジグザグマの特性「かんしゃくヘッド」や、ガラルタチフサグマの特性「あらくれシャウト」によりダメカンを相手ポケモンに乗せ、イベルタルGXのデスカウントGXやヤミラミVのマッドネイルで倒していきます。
デスカウントGXは非常に強力で、ダメカンが4つちょうど乗っているポケモンを悪エネルギー1枚で倒すことができます。
なるべくVMAXポケモンやTAGTEAMを倒し、サイドを3枚取りたいですね。
そして、ガラルタチフサグマはブロッキングによりたねポケモンからワザのダメージを防ぐことができます。既に紹介した2つのデッキも、たねポケモンがメインであることを考えると最悪詰んでしまう可能性もあります。
注目カード
ミミッキュ
ダメカンの乗っているポケモンGXの特性を止める効果が、ガラルジグザグマとガラルタチフサグマの特性と相性抜群です。
ミュウツー&ミュウGXのデッキはまだ存在するため、入れておくと安心できる1枚です。
しあわせタマゴ
シロナ4枚、マリィ3枚はドローサポートの数としては若干心もとないです。しかし、バトル場のポケモンにしあわせタマゴをつけておくことでそれを補うことが見込めます。特に、リーリエのピッピ人形につけた場合は相手はサイドを取れないうえにドローができるため相性抜群です。マリィによる手札減らしの解決にもつながります。
おわりに
早速、新レギュレーションを感じさせる結果となりました。
こういった結果からメタゲームが進んでいくため、今後どういったデッキが勝ち上がるのか非常に楽しみです。
他にも、特性が非常に強力なモスノウなどいつ結果を残してもおかしくないカードはまだまだ存在します。
環境の変化から目が離せませんね!