ハバタクカミの基本ステータス
種族値 | 各種データ | ||
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特徴
ハバタクカミはHP・攻撃・防御種族値が55、特攻・特防・素早さ種族値が135と尖った数値を持つシリーズ2使用率トップのパラドックスポケモンです。
特殊耐久がとても高く特殊技での撃ち合いに強い性能を持っていますが、物理耐久は極端に低いです。
ゴースト技とフェアリー技の通りが良く、フェアリー技はマジカルシャインだけでなくムーンフォースを使うことができます。
また、サブウェポンと変化技が充実していて、パワージェムやマジカルフレイム、ちょうはつやトリックルームなど優秀な技を覚えます。
技、特性、持ち物、テラスタイプの解説
ハバタクカミの対戦でよく使われる技、選択肢となる技や特性、持ち物、テラスタイプを解説します。
攻撃技
わざ | 解説 |
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シャドーボール | 2割で特防ダウンの追加効果が優秀なタイプ一致技。基本的に採用される。 |
マジカルシャイン | 相手2体を攻撃できる強力なタイプ一致技。 |
ムーンフォース | 高火力で特攻ダウンが強力なタイプ一致技。マジカルシャインと同時採用することも多くみられる。 |
マジカルフレイム | 確定で特攻を下げることができるほのおタイプの技。 |
パワージェム | ウインディなどのほのおタイプに有効な技。 |
こごえるかぜ | 素早さ操作できる優秀な全体技。 |
エナジーボール | みず/じめん/いわタイプのポケモンにより多くのダメージを与えたい時に。 |
10まんボルト | みず/ひこうタイプのポケモンにより多くのダメージを与えたい時に。 |
変化技
わざ | 解説 |
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まもる | 柔軟な立ち回りができるダブルバトルで優秀な汎用技。 |
トリックルーム | 相手の素早いポケモンに対抗したり、味方の遅いポケモンの攻撃を通しやすくしたりできるS操作。 |
ほろびのうた | 特性「かげふみ」ゴチルゼルと組ませてほろびのうたで相手を倒したい場合に。特殊なコンボ系のパーティでの採用がみられる。 |
ふういん | 主にトリックルーム対策として。ハバタクカミのミラーでふういんが決まれば相手は攻撃できず有利な盤面になることも。 |
ちょうはつ | キノコのほうしやトリックルームなど、ハバタクカミを妨害する変化技を止めたい時に。 |
みがわり | キノコのほうしを無効化できる。相手のまもるや交代に合わせてみがわりを貼ると有利に進めることができる。 |
めいそう | 特攻と特防を上げることで特殊技で突破されにくくなり、高火力のダメージを出せるようになる。 |
特性
特性 | 解説 |
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こだいかっせい | ブーストエナジーの発動もしくは晴れで一番高い数値を強化できる。晴れで特性を発動させるためににほんばれを覚えたポケモンやコータスを採用する構築もある。 |
テラスタイプ
テラスタイプ | 解説 |
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フェアリー | 多くのプレイヤーが採用するテラスタイプ。ハバタクカミミラーで打たれるシャドーボールの弱点を消して、あくタイプの技を半減に抑えることができる。自身のフェアリータイプの火力増強にも。 |
ほのお | 弱点のはがねタイプの技を半減できる。マジカルフレイムの火力も上がる。 |
はがね | 弱点のはがねタイプの技を半減できる。11のタイプを半減以下にできる耐性が優秀なタイプ。 |
ゴースト | タイプ一致であるゴーストタイプの技のダメージを伸ばせる。フェアリータイプを消すことではがねタイプの技を等倍で受けることも可能。 |
持ち物
持ち物 | 解説 |
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きあいのタスキ | 低い物理耐久を補えるメジャーな持ち物。 |
こだわりメガネ | 上から高火力で攻めていきたい場合に。 |
いのちのたま | 火力を高めつつ打ち分けたい時に。 |
ブーストエナジー | 特性「こだいかっせい」で特攻が上がるよう数値調整をしていることが多い。いのちのたまが構築内で競合している時やいのちのたまの反動ダメージを嫌う場合に。 |
型の紹介
きあいのタスキ型
シャドーボール/マジカルシャイン ムーンフォース/まもる |
採用率が高いきあいのタスキを持たせた型です。
シャドーボールは確定で、フェアリータイプの攻撃技は選択枠です。マジカルシャイン、ムーンフォースのどちらかを他の技にすることも考えられます。
きあいのタスキでどんな攻撃も一発は耐えるため、テラスタイプは技のダメージを増やせるフェアリーやゴーストが基本です。
いのちのたま型
シャドーボール/マジカルシャイン ムーンフォース/まもる |
いのちのたまを持たせた火力特化の型です。
きあいのタスキ型と異なる点はHPの個体値を28,29にして実数値129にすることでいのちのたまの反動の効率が良くなる10n-1調整をしているところです。
HP個体値Vの実数値130では攻撃をするたびに130、117、104、91…と減っていきます。HP実数値を129に調整するとHPは129、117、105、93…と減少していきます。実際の対戦では攻撃を2回以上すると最大HP129の方がより多くのHPが残るようになり、攻撃を受けて生存する可能性が高まります。
テラスタイプはタイプ一致のフェアリー、ゴーストだけでなく、ほのお、はがねのようなタイプ受けできるテラスタイプを採用するケースもあります。
ブーストエナジー型
シャドーボール/マジカルシャイン パワージェム/まもる |
・A211テツノカイナのワイルドボルト確定耐え
・特性「しれいとう」で合体したS87準速ヘイラッシャ抜き
ブーストエナジーを持たせ、「こだいかっせい」で特攻が1.3倍になるよう調整した型です。
物理耐久を上げているので様々な攻撃を耐えるようになります。
ブーストエナジーで特攻が上がれば型として成り立つため、特攻が一番高い数値になるようにしつつ物理耐久と特攻、素早さを欲しいラインに合わせて調整していくことができます。
こだわりメガネ型
シャドーボール/マジカルシャイン ムーンフォース/パワージェム |
・A201イダイナキバのぶちかましを最高乱数以外耐え
・最速95族(主にウインディ)抜き
物理耐久を厚くしたこだわりメガネを持った型です。
ブーストエナジー型と同様に、欲しい物理耐久、特攻、素早さのラインに合わせて実数値を調整していくことが望ましいです。
ハバタクカミとの主な組み合わせ
ウインディ
シリーズ2で最強格の「いかく」要員です。
ハバタクカミの低い物理耐久を「いかく」でサポートし、ハバタクカミに弱点を突くはがねタイプに有利を取ることができます。
ハバタクカミが削りきれなかった相手に対しては先制技のしんそくで縛ることができ、攻撃面でも相性が良いです。
イダイナキバ
ハバタクカミでは一撃では倒せず、有効な攻撃技があるドドゲザン、テツノカイナ、キョジオーンなどにタイプ一致で弱点を突ける攻撃面で相性が良いポケモンです。
タイプ一致技のインファイトとぶちかましは威力120と高水準で、物理のエースアタッカーとしての運用が可能です。
素早さ種族値は87と中速ですが、同じく中速のサーフゴーのS種族値84より速く、こごえるかぜ等のS操作を合わせることで高い攻撃性能を活かすことができます。
コータス
コータスの特性「ひでり」でハバタクカミの「こだいかっせい」を発動させることができます。
こだいかっせいで特攻を上げ、更にいのちのたまやこだわりメガネを持たせることで凄まじい火力を出すことができます。
また、ハバタクカミ+コータスの横の並びが強力で、ハバタクカミの上からの圧力とコータスのふんかやあくび等無視できない強力な技を相手に押し付けます。
ハバタクカミでトリックルームを展開して素早さが遅いコータスのふんかを通したり、コータスがハバタクカミにてだすけして更に火力を上げて攻撃し続けたりと様々な立ち回りを選択することができます。
ハバタクカミの対策
ハバタクカミは高火力の物理技や物理先制技を持つポケモン、特殊耐久が高いポケモンを対面させて倒すことを目指したいです。
また、ハバタクカミは非常に素早いポケモンですがおいかぜ、こごえるかぜ、トリックルームなどのS操作を絡めた攻撃も有効です。
ドドゲザン
耐久が高く、ゴーストを半減しフェアリーが等倍でハバタクカミの攻撃を受けることができるポケモンです。
ハバタクカミに抜群のアイアンヘッドや、先制技のふいうちで大ダメージを与えて倒すことができます。
ハバタクカミが持つドドゲザンへの有効な打点であるムーンフォースやマジカルフレイムは特攻ダウン効果があり、特性「まけんき」の発動を狙える点も強力です。
おいかぜ
おいかぜを使って隣のハバタクカミに打点のあるポケモンで先制して攻撃する立ち回りも有効です。
おいかぜを展開するポケモンはテツノカイナ等のねこだましで展開を止められないようにまもるやおんみつマント、ゴーストテラスタルをうまく使っていくことが大切です。
ハッサム
特性「テクニシャン」により、タイプ一致先制技のバレットパンチを強く使えるポケモンです。
先制のバレットパンチでハバタクカミを行動させずに突破できるポテンシャルがありますが、きあいのタスキやテラスタルで耐えられてマジカルフレイムで返り討ちにあうこともあることには注意が必要です。
今作では相手にほのおタイプのポケモンがいてもみず/いわテラスタルのテラバーストで反撃できる点も優秀です。
さいごに
シリーズ2ダブルバトルのハバタクカミの育成論と対策について紹介しました!
みなさんのパーティ考察や育成の参考になれば幸いです。