【WCS2022シニアトップ8】ロンゲモロバレザシオーガ

はじめに

初めまして、mizuna(@R_R0713)です！

先日のポケモンWCS2022にてシニアカテゴリTop8に入ることができましたので使用構築を公開します！

構築経緯

２月からpjcsまでずっとディアルガ+カイオーガを使ったのですが、ディアルガにダイマを切る展開が多くなる以上

という弱点があったため、BO3では使いづらいなと思いました。幅広い相手に対応できて絶対に負けるような構築がないパーティを考えた時、

の三つが自分の答えでした。

この中から選んでいくのですが、トリルは苦手意識があり使いこなせる自信がなかったので却下。

グラザシとザシオーガは悩んだのですが、幅広い構築に柔軟な立ち回りが出来そうなのはザシオーガだと感じたのでザシオーガを選択。

色々なザシオーガの構築記事を読んだなかで一番しっくり来たのがアカザさんのオザシカグヤだったのでこの構築を使ってみたらめっちゃ強い。

勝てると確信したのでこの構築をベースに考えていくことに。
ランクマッチで練習していくうちに

という課題が見えてきたのでどちらの役割も持てるモロバレルを採用することにしたのですが…
どのポケモンも必須すぎて誰も抜きたくないという事態に…
それでもそこそこいるであろうトリルパは対策したかったのでレジエレキとテッカグヤのどちらかを抜くことに。めっちゃ悩んだ結果テッカグヤを解雇することに

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しかし結果論ですがモロバレルよりテッカグヤのほうが欲しい場面が多かったです…
それでもトリル軸へは安定したので一長一短だと思います。(幅広く選出できるのはテッカグヤ)
テッカグヤを抜いたことでヌケニンがめっちゃ重くなったので、レジエレキにげんしのちから、オーロンゲにイカサマを入れて少しでも抗うことにしました。

個別解説

オーロンゲ

特性	いたずらごころ
持ち物	リリバのみ
性格	しんちょう
実数値(努力値)	204(252)-141(4)-90(36)-*-134(212)-81(4)
技	イカサマ/ひかりのかべ リフレクター/こわいかお

参考にした記事の調整だけ少し変えたオーロンゲです。

壁も貼れてS操作も出来てそこそこの火力で殴れる万能ポケモンです。

カイオーガ

特性	あめふらし
持ち物	とつげきチョッキ
性格	ひかえめ
実数値(努力値)	191(124)-*-125(116)-220(236)-161(4)-114(28)
技	しおふき/こんげんのかどう かみなり/れいとうビーム

昔どこかの構築記事で見た配分をちょっと変えただけです。火力、耐久ともに最強。トリトドン以外に無類の強さを誇ります。

オーロンゲにこわいかおを撃ってもらう事で、対トリル時に個体値を下げてない白バドに有利になります。

ザシアン

特性	ふとうのけん
持ち物	くちたけん
性格	いじっぱり
実数値(努力値)	199(252)-222(92)-135-*-135-184(164)
技	きょじゅうざん/じゃれつく でんこうせっか/まもる

竜王戦ルールからずっと使ってる個体です。個人的にでんこうせっかはとても評価していていたずらごころやきあいのタスキレジエレキなどに強く出れます。

素早さですが、ザシアンミラーでほぼ勝てなかったのでもっと振るべきだったなと思います。

レジエレキ

特性	トランジスタ
持ち物	きあいのタスキ
性格	ひかえめ
実数値(努力値)	155-*-70-167(252)-71(4)-252(252)
技	10まんボルト/エレキネット げんしのちから/まもる

個人的最強電気ポケモン。びっくり技として対ヌケニン専用のげんしのちからを採用しています

大体のザシアンを２発で倒せる火力、黒バドより早い素早さからのエレキネットで素早さの足りないザシアン、カイオーガをサポートしてくれました。性格がひかえめの理由はおくびょうだとザシアンが２発で落ちないことが多かったからです。

汎用性が高くどんな構築にも出せる可能性があるポケモンです。

モロバレル

特性	さいせいりょく
持ち物	バコウのみ
性格	なまいき
実数値(努力値)	221(252)-*-111(164)-105-123(92)-31 ※S個体値0
技	いかりのこな/かふんだんご キノコのほうし/まもる

諸説ありのポケモン。主に対トリルに出します。

いかりのこなとキノコのほうしでトリルを貼られてもこちらのポケモンを動かせるのが強いです。めっちゃ刺さってたら他の構築に出すこともあります。

霊獣ランドロス

特性	いかく
持ち物	いのちのたま
性格	ようき
実数値(努力値)	165(4)-197(252)-110-*-100-252(252)
技	じしん/いわなだれ そらをとぶ/くさむすび

第2のダイマ役。割とどんな構築にも出せますが、主に対グラードンで使います。グラードン、リザードン、フシギバナ、ザシアン全部に強いとかいうバグポケモンです。くさむすびでトリトドンにも打点があるためグラザシ構築のほぼすべてに有利が取れます。

HPの消耗が激しいので最初は耐久に振ることも考えましたが、90族が多いのでSは下げづらく耐久に振るより相手を早く削る事の方が大事だと思ったのでASに振り切りました。

選出と立ち回り

基本選出

先発：＋
後発：＋

ザシオーガミラー、黒バドザシアン、ディアルガ軸、イベルタル軸、ソルガレオ軸などに出します。相手のカイオーガ対策が、ゴリランダーやサンダー、レジエレキなら壁ダイマカイオーガでゴリ押し出来ます。

ディアルガは一見不利に見えますが、カイオーガが硬すぎて打ち勝てます。

トリトドンがいなくて伝説にカイオーガが通る構築ならこの選出で勝てると思います。

対グラザシ(Rinya sun)

先発：＋or
後発：＋or

オーロンゲで壁を貼った後にザシアン、ランドロスで殴っていきます。立ち回りで一番意識することは、ランドロスとカイオーガのHPを出来るだけ残しながら数的有利を取り、終盤に２体を並べて総攻撃することです。なるべく数的有利を取ったり、ランドロス、カイオーガの攻撃圏内に入れるように心がけます。

また、BO3限定ではありますが、相手のグラードンがこちらのカイオーガよりも早いことが分かったら、２戦目以降は初手からカイオーガを投げるようにしていました。その場合、オーロンゲが後発に回ります。

対トリル

先発：＋or
後発：or＋@1

モロバレルで時間を稼ぐ間に伝説で暴れます。出来れば相手の伝説を1体持っていきたいです。

初手の決め方は相手の妨害役とトリル役をどっちが多く削れるかで変えていました。

トリルパの伝説はザシアンが刺さっていることが多いので、HPを温存しながら行動回数を増やすことを意識していました。@1の枠はオーロンゲを出すことが多かったですがあまり刺さってなかったら他のポケモンを出すこともあります。

苦手な相手

トリトドン

ザシオーガの宿命ですが、トリトドンが重いです。ですがカイオーガを見たら大体オーガに不利なポケモンがトリトドンに交代してくるので、交換読みはしやすかったです。交換読みなどを駆使してなるべく早く倒すことを意識します。

きあいのタスキフシギバナ

襷を貫通して一撃で倒せるポケモンがいないので一回は眠り粉を撃たれます。なるべく眠り粉を撃たせない立ち回りを意識します。wcs day1では３回眠り粉を撃たれ、全員最長眠りで負けた試合もありました。

レジギガス

構築段階ではあまり意識していなかったのですが、wcs当日、ランクマッチで当たった時に完敗しました。初手ギガスドガスと並べられると受けられないのでダイマを切る、守る、交代してタイプでごまかすかのどれかを取ります。

ザシオーガを初手に出すとザシアン方面にダイアースが飛んでくることが多いので、ランドロスに交代してカイオーガで殴るようにしていました。カイオーガにダイアタックを撃たれても耐えれるのでまだ何とかなります。なかなかの不利構築です。wcs本番で当たらなかったことが不幸中の幸いです。

さいごに

ここまで読んでいただきありがとうございました！

この構築は有利構築は安定して勝てますが、５分程度の相性の構築と当たった途端に難易度が上がります。しかしどんな構築にも立ち回りで何とか出来た試合も多かったので最初に考えた「幅広い構築に柔軟な立ち回りが出来る構築」になれたのかなと思います。

ポケモンを始めた時は世界大会どころか全国大会にも出れるとは思ってなかったので、ここまで勝ててとても嬉しいです！来年からはマスターカテゴリですが、また世界大会に出れるように頑張ります！

パーティ作成者

mizuna

来年からマスターカテゴリの男子高校生　いつも宿題に追われてる人
日本一決定戦2020、PJCS2021、PJCS2022本戦出場 WCS2022 DAY3 TOP8　(シニアカテゴリ)